◆『瞑想の心理学―大乗起信論の理論と実践
可藤豊文』(法蔵館)
私は、 大乗起信論という仏典に興味が深いのだが、これはその単なる解説書・注釈書ではなく、この仏典を手掛かりとして現代に生きる人間の根本問題を解明し、再検証しようとしたとのこと。ときに現代心理学や物理学の知見も参照され、わかりやすい。著者の熱気や真摯な語り口が伝わり、自分自身に覚りへの道を強く呼びかけられたような読後感が残る。
私は、 大乗起信論という仏典に興味が深いのだが、これはその単なる解説書・注釈書ではなく、この仏典を手掛かりとして現代に生きる人間の根本問題を解明し、再検証しようとしたとのこと。ときに現代心理学や物理学の知見も参照され、わかりやすい。著者の熱気や真摯な語り口が伝わり、自分自身に覚りへの道を強く呼びかけられたような読後感が残る。