マルタ日記

感謝な出来事。聖書からのみことば。
思いのまま吹く風と共にきらきら輝くキリストの花嫁の日々

受験のトラウマ

2007-03-12 | 日々の出来事
先日、甥っ子の東大合格に沸いた我が家だったが、
ただ単に「東大」に合格したということよりも大きな「こと」を感じていた。

実は、今回受かった甥っ子、兄の長男だけれど、次男も高校受験だった(彼も希望の高校に無事受かった)。
このめぐり合わせは、およそ30年ほど前、私の高校受験と兄の大学受験と同じだ。
そしてその時二人とも落ちてしまったのだ。
大学はともかく、公立高の受験に落ちてしまった私は、
絶対大丈夫といわれていたので私立の滑り止めも受けていなかった。
行くところがないという恐ろしい事態に陥っていた。
私立の二次募集でなんとか最低の私立高校に入る事になったのだけれど、
最悪の高校生活を送ることとなった。

自分は自分のことを許せないしそれ以上に、母親の落胆振りはひどかった。
教育ママゴンだった母は、私にピアノを3歳から習わせ、
自宅でフラッシュカードで音符のレッスンをしたりもしていた。
小学生の頃から塾通いをし習字のお稽古もこなしていた。
だから・・・。

高校に落ちて同じ私立の高校に行った友達の中の一人が、
兄のお嫁さんになっている。
家族全員、受験のトラウマがあったのだ。

自分の長男の高校受験の時も私の精神状態はひどかった。
ほとんど気が狂いそうだった。
兄のお嫁さんも長男の東大より、次男の高校受験のほうがきつかったと言っていた。

今回、甥っ子の合格を聞いて母は涙が出たそうだ。
私も実は涙が出そうなほどうれしかった。
私が母を喜ばす事ができなかった分、甥っ子が母を喜ばせてくれたという感じがして。

今日、母と話しをしていてトラウマが払拭されたのを感じた。

その母、たまたまその頃東京に行く用事があるので東大の入学式にも行くらしい
十分浮かれたらいいさ。
こんな快挙もう二度とはないから