銀河夜想曲   ~Fantastic Ballades~

月が蒼く囁くと、人はいつしか海に浮かぶ舟に揺られ、
そして彼方、海原ワインのコルクに触れるを夢見、また、眠りにつく……

青の慈しみ

2014年07月10日 03時51分25秒 | 散文(覚書)
夜の雨音はやさしくて
わたしの心のどこかにも
咲き遅れたあじさいが青にも紫にも重なって
雫の子たちと游んでるといいな



朝は必ずくるけれど
わたしの葉先に夢のカケラが残っていたら
きっとまたきっと夜に雨は降る



木漏れ陽が雫の中でささやくのは
憂いのあじさいが吐息の結晶のようだから

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