銀河夜想曲   ~Fantastic Ballades~

月が蒼く囁くと、人はいつしか海に浮かぶ舟に揺られ、
そして彼方、海原ワインのコルクに触れるを夢見、また、眠りにつく……

潮の満ち干き

2014年07月18日 01時27分17秒 | その他ジブリ作品
ハープの弦を弾くように
だれか私を迎えに来て
湖面に静かな心のさざなみ立てて



ハープの弦を撫でるように
あなた私を抱きしめて
夕陽の一瞬を髪留めに見立てて



ねぇ
指先に絡めた約束を
いつまでも
炎のように灯し続けて



どこかからか聴こえてくる寝息に
あなたを重ねて今日も眠る
私の帆船
心の随意に進んでゆくの
潮の満ち干きのように
あの日の
命の幻影のように



ハーピストの指をもった
繊細なあなた
湖面にきらめく永久の契りに
今もなお

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