僕、先生の夢を見たよ
毎日育てていた朝顔の中に
いくつもの花と
背の高いツルの中に
先生が、にっこりまぶしく立っていてね
キラキラ、キラキラって
薬指が光っていたよ
夜の間から
しんしんと聴こえていたんだ
朝顔の伸びてゆく声に枕が応えて
僕に教えてくれたんだ
先生が、また来年来るんだって
どうして朝は
こんなにあっという間に
こんなにまで胸の奥に
光って小さな１つになるんだろう
指にツルをからませて
虹色の雫が地面に落ちた時
まるでね、真珠みたいだった
露に濡れた葉っぱから
そぞろ、そぞろとこぼれてね
生まれたての瞳が
真珠みたいだった
どうして夕方は
こんなにあっという間に
こんなにまで胸の奥に
泣いて大きな１つになるんだろう
僕を抱き寄せて
先生の頬が耳に当たった時
良かったなって、思ったよ
この土手に一緒に座っていられて
この窓辺から一緒に海を拾えて
とても
とても嬉しかったよ
あぁ、もう
赤も、紫も、青も
みんなみんなどの朝顔も
もうすぐ
真っ赤な雲の中にとけていきそうだよ
先生の緑の指に
また、会いたいな
夢で会えると知っていても
僕はまだ眠れないよ
だって明日から
違う先生が来るのだもの
風にはさよならって言えるけれど
風が運ぶ全てにさよならって
僕はいやだ
でも
川が流れていくように
暑い空に生まれた風船が涼しさへ飛んでいくように
住むところが、変わるだけだよね
僕も明日から
夢布団が１枚増えるんだから
コップの中の氷が
カラッ、って
鳴ったよ
さようなら
先生
きっとまた
きっと、ね
毎日育てていた朝顔の中に
いくつもの花と
背の高いツルの中に
先生が、にっこりまぶしく立っていてね
キラキラ、キラキラって
薬指が光っていたよ
夜の間から
しんしんと聴こえていたんだ
朝顔の伸びてゆく声に枕が応えて
僕に教えてくれたんだ
先生が、また来年来るんだって
どうして朝は
こんなにあっという間に
こんなにまで胸の奥に
光って小さな１つになるんだろう
指にツルをからませて
虹色の雫が地面に落ちた時
まるでね、真珠みたいだった
露に濡れた葉っぱから
そぞろ、そぞろとこぼれてね
生まれたての瞳が
真珠みたいだった
どうして夕方は
こんなにあっという間に
こんなにまで胸の奥に
泣いて大きな１つになるんだろう
僕を抱き寄せて
先生の頬が耳に当たった時
良かったなって、思ったよ
この土手に一緒に座っていられて
この窓辺から一緒に海を拾えて
とても
とても嬉しかったよ
あぁ、もう
赤も、紫も、青も
みんなみんなどの朝顔も
もうすぐ
真っ赤な雲の中にとけていきそうだよ
先生の緑の指に
また、会いたいな
夢で会えると知っていても
僕はまだ眠れないよ
だって明日から
違う先生が来るのだもの
風にはさよならって言えるけれど
風が運ぶ全てにさよならって
僕はいやだ
でも
川が流れていくように
暑い空に生まれた風船が涼しさへ飛んでいくように
住むところが、変わるだけだよね
僕も明日から
夢布団が１枚増えるんだから
コップの中の氷が
カラッ、って
鳴ったよ
さようなら
先生
きっとまた
きっと、ね
この作品は、『僕』の年齢が若い設定で書いてみました。六ちゃんさんのコメントは嬉しい限りです☆でも、完敗だなんて事はないですよ♪
これからも驕らずに、慎ましくも自分の色が溢れた作品を創っていければと思います。
たくさんの人の心と人生に、（受け止められ方はそれぞれ異なるでしょうが）そっと寄り添ってくれる詩です。
だから、私も六ちゃんさんと同じ意見です。
いくつか作品をまとめられたら、出版を強く希望します
はい～アテクシは過去に２冊本をふんがふんが・・絶版； で、今は社報にコラムを掲載中。音楽アーティストになれなかったので、作家で金持ちになろうと挫折した慣れの果ての姿が、このアテコシです(^o^)
原稿用紙代と原稿郵送料のほうが高くつきます。
そうあれば本当に何よりですし、書き手冥利に尽きますね☆
本音を言えば、こうして散文を掲載していく事に怖さを感じてもいるのです。決してどれもが長い時間をかけては創り上げていないので、その出来具合をいつまでも訝ったりしてしまうんですよね。ブログで公開する程、そんな大層な代物ではないんじゃないか、と。ある程度自分の中では納得して、とりあえず完成としているんですが…。
とにもかくにも、僕が今しばらくすべき事は書いて書いて書きまくる、それだけですね。
これからも感想を寄せて下さいね♪辛口でも構いません（笑）。
ミイさんも六ちゃんさんも、この散文にコメントを書いて頂けた事が本当に嬉しいです。何か一言でもいい、それを求めてしまうのが創り手の性ですから（笑）。
詩情の雪が降ってきたら、また載せると思います。