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旧東海道ランニング「東海道走膝痛シ」・・・三島~富士川駅・その5(常夜灯)

2013年07月02日 | 東海道走膝痛シ(旧東海道ランニング)
(写真は常盤家の五右衛門風呂)

<常夜灯の東海道>


富士川を渡ると突如として旧東海道がどこにあるのか不明となる。
まったく、案内となるものはないのだ。
ガイドブックも、肝心なところが詳しくかかれていなかった。
(あとで、書店でも案内本を調べたが、みな不明瞭な記載だった。)

だが、橋から約100メートルほど富士川を遡ると常夜灯が見つかる。
すなわち、そのあたりが渡しのあった場所であろう。



だから、国道を挟んで反対側が旧東海道の入り口になるはずである。

(狭いが旧道への入り口と判断した。)


道は、極端に狭いが、途中に常夜灯が設置されていた。
間違いない。


旧東海道で頼りになるのは、設置された案内もさることながら、古い常夜灯があるところは旧東海道である。
迷っても、常夜灯が見つかればほぼ間違いないのである。
また、家並もなんとなく、それなりの古さを感じる道が旧東海道だ。

次々に常夜灯がみつかる。

走っていたら、黒塀の中に見事な木がある。
富士川渡船の名主、常盤家のもので国の有形文化財、旧小休本陣という建物だった。


門で掃除をしている方がいたが、無料で中を見学できるという。
しかも、そのオジサンが案内をしてくれた。






実に素晴らしい家だった。
女優の常盤貴子さんのお父様の実家だということだ。


そして、あの見事な木(イヌマキ)はコレだった↓



この辺は実に常夜灯が多い場所である。
常夜灯には秋葉山と書かれているが、ネットで調べてみた。
 

 

静岡の天竜川を遡ったところに秋葉山という山があり、秋葉山信仰というのがあって、その庶民の信仰は、江戸時代に盛んになり、秋葉詣でのため関西や関東、東海では秋葉講が組織され、秋葉山へ参詣する人々が多くなったということである。

秋葉山詣でには、旧東海道を利用して掛川宿から分岐して秋葉山へ入ったようだ。



大きな榎の一里塚にも出会ったところで、今日のランニングはやめにすることにした。
富士川も手前で道に迷ったことでドッと疲れが出た。
蒲原まで行けなくもなかったが、帰りたかった。

ここから富士川駅はすぐなので、そこから帰京することにした。
時刻は3時をまわっていた。
駅のトイレが綺麗だったので、体を拭いて、着替え。
サッパリしたところでビールが飲みたかったが、駅の周りには店など1件もない。
あるのは、自動販売機のみ。
だから、コーラ一気飲みにて我慢した。

帰りは、ユックリ東海道本線鈍行列車である。
これまた、寝ているうちに東京に着いたのだった。

MEMO

42km(道に迷ったり、寄り道したので、想定距離を大幅に上回った。)
8時間21分

コンビニ・自動販売機などで約1500円ぐらいかな。
JR大久保~JR三島 2210円
JR富士川~JR大久保 2520円

なお、富士川駅の駅員さんは新大久保は知っていたが、大久保は知らなかった
大久保は東京にはないと思っているらしい。



(終わり)



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