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旧東海道ランニング「東海道走膝痛シ」・・・川崎~戸塚・その1(麦の街道)

2012年10月15日 | 東海道走膝痛シ(旧東海道ランニング)
昨日、天気が良いということでしたので30kmほど走ってきました。
日が出て暑くなると思い、短パンに半袖Tシャツという軽い出で立ちにて出発!
(これが、のちのち辛い思いに…)

朝、早く出るつもりが昨晩のトリスのハイボールの飲みすぎで起きられず、京急川崎を9時に出発しました。


前回、ストップした宗三寺までウォームアップを兼ねて歩いて行き、走りにくい傾斜のついた石の旧東海道の歩道を走り始めました。

この川崎宿あたりは私の住む新宿と変わらない街の雰囲気で飲食街、遊興街といった感じでした。
ユックリ走っていたら後ろからきた自転車のオッサンに「早く脇に寄ってどけ!」と言わんばかりに激しくベルをならされ、おまけに通りすぎる間際に横目で睨まれました。

車道はガラガラなんだから、「車道を走れよ」と言いたかったのですが、朝から怒っても疲れるだけなので、川崎の呆れた記念に後ろから写真だけ撮っておきましたけど、暮らしにくい街だなぁと思いましたね。



走る時、歩行者が多い時は私もよく車道を走ります。
ちょっと危険なんですけどね。
日本は、まだまだ車が優先の道路が多くて、歩道は狭いですから、ランナーは市街地を走る時は気をつけなければなりません。

今回、この旧東海道ランでも、驚くべき狭さの歩道がありました。
それが、コレ

幅50cmくらいの歩道です。(ブリジストン横浜工場そばにて)
これは、先の話なんで、また川崎宿の話に戻ります。








川崎宿の関札の標識
(江戸時代、大名・旗本などが宿泊する本陣や脇本陣の門または宿の出入り口に、宿泊者の名を書いて掲げた札
で、関札を抜取り踏付にした乱暴ものの武士が獄門になったらしい。)


これは、1964年、江戸深川の庵を発ち、郷里・伊賀へ帰った俳聖芭蕉は、川崎宿で同道してきた門弟たちと別れ、
麦の穂をたよりにつかむ別れかな
の句を詠んだことを記した碑です。

門弟たちは、体力的にも衰えが目立つ芭蕉を慮って、また別れが辛くて離れがたくなったこともあり、多摩川を越して川崎宿まできてしまったらしいです。

当時は、あたり一面が麦畑で、そこにあった茶屋(八丁畷(はっちょうなわて)駅の踏切ちかく)で、芭蕉は、弟子たちに惜別の句を送ったとのこと、そんな芭蕉の気持ちがとても良く表れていますね。

5月の麦畑の中で、麦なんてヒョロヒョロでつかんでも頼りにはならないですが、そのあたりの表現が、今度の旅の不安さ、弟子たちと別れるせつなさが出ていて、自然と芭蕉と弟子たちの辛い別れの映像が目に浮かぶようです。
(この年に芭蕉は亡くなっています。)



とにかく、今回のランニングでは「麦」が大変関係しているのことに気づきました。
生麦事件、ビール発祥の地、芭蕉、パン工場、…
このあたりは、「麦の街道」なのですね。


途中で見かけた、狭い土地を有効に活用した家、下がお店でした。

<お詫び>
ココまで書いてきて、今回、撮った写真が、ちょっと全体に暗いことに気づきました。
デジカメの使い方がわかっておらず、感度調整あたりが間違っているかもしれません。
パンフレットなんぞは、全く見ない主義なんで、次回のランニングまでに、実験撮りをして、感度調整しておきます。



珍しいと思うのですが、境内に木々がまったくない寂しい限りの丸裸な熊野神社(灯篭だけが素晴らしかったのですが、真っ暗でよくみえません。)



鶴見川橋を渡ると生麦が近づいてきます。



JR鶴見線のガード
なんとなく、遠くから見て感じの良さそうな雰囲気の景色だと思っていたら、ガード下には次の様な風景が…


レトロですねぇ。
かつては、居酒屋が沢山あったんじゃないでしょうか?
お土産をもった酔っ払いが向こうから歩いてきそうな、そんな雰囲気です。


生麦魚河岸通り
ガードをくぐると生麦の旧街道沿いには魚介を扱う仲買人の店がずらりと並んでおりました。
パッと見ですが50件ぐらいはあるでしょうかね?
早朝ではないので、お店はシャッターが閉まってましたが、朝に来て、その賑わいをみてみたいですね。
お寿司や天ぷらなどの良いお店もありそうです。
おまつりみたいなのがあるらしく、ネットで調べたら

というような写真がありました。
アメ横みたいです。

(つづく)


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