サドルピラーは、サカエロイヤルP1ESL(EXTRA SUPER LETHTの略)になります。
このサカエロイヤルP1 ESLはもともとは、ロードレーサー用に軽量化のために開発された部品のひとつになります。
そのピラー本体上部には、ワールドチャンピオンのレインボーカラーがあしらわれその下側からわずかばかりの軽量化とデザインせいからみぞが掘られています。
さらに当時としてはとても珍しいこれもわずかばかりの軽量化のためにレアメタルのチタンボルトまでもが使われていました。
このサドルピラーは、先にロードレーサー用として発売されたカンパニョーロが先行して作られ世界的に広まり有名になります。
そのカンパニョーロの1970年代製レコードが手元にあります。それと比べるて見ると栄輪業がそのカンパニョーロを超えようとした意気ごみが感じられる素晴らしい仕上がりになります。
いかんせん、当時の日本製の自転車部品の評価は日本国内では低く、輸出先の自転車ロードレース先進国ヨーロッパよりその評価が低かったくらいでした。
唯一評価されたのは、しがらみの無いアメリカになり栄輪業に限らずシマノ工業は一定の評価を受けていました。
このサカエロイヤルのサドルピラーP1ESLは、発売された1970年代にはとても高価な物でした。月日がたちそれをあらため目にした世紀末には最高にカッコ良く見られ後先考えずに衝動買いしてしまいました。
そのサドルピラーとル・サドルのサドル、マラードとの韓日の組み合わせたポタリング自転車になりました。
残念ながらこの栄輪業は、時代の流れから取り残されすでに存在しない会社になります。




