旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

メッセージ from グランドキャニオン

2009-11-14 01:17:45 | 言葉
グランドキャニオン国立公園から少し離れた場所にハバスパイ族というアメリカ先住民の居留地がある。
国立公園内ではないが、そこもグランドキャニオン。
実際に行けばわかるが、「この谷の底に人が住んでいるのか!」
というような場所に人が暮らしている。

4年ほど前に日本人女性がグランドキャニオン内で水死体で発見されたという事件があったが、それはこの居留地内での事だった。

そこに友人が二人住んでいる。
ドラックが好きで本当にどうしようもない奴らだ。
そんな二人の友人のうちの一人からメッセージがあった。

「 True everything around you talks to you,
listen to the wind and the water.
There are secrets there...
Everything is awesome here.  」

大事な事はインディアンに聴け!!

さあ。森とつながろう!

2009-11-14 00:52:23 | イベント
11月はチャールストンのイベント月間なので、僕もお願いして17日の火曜日にイベントをさせてもらうことになった。
今回は最南端2号目にも載せさせてもらった「森の蘇り」の大西さんにお願いして
お話&交流会をするつもりだ。

田中優さんの話も凄いが大西さんは”熱い”。
寒くなってきたこのごろだけど、当日はTシャツで来てもらえればちょうど良いくらいだと思う。

僕も時間があったら「つながり」(インディアンタイムの話)について話をしようと思っている。

今回は森をテーマにした話になるけど、大西さんの視野の広さ、そしてエゴではない本当のエコとは何かを話の中から感じ取ってもらえればと思う。

まだ席に余裕があるので時間のある方遊びにきてほしい。

キャンドルとリズム

2009-11-14 00:04:05 | 素晴らしき日々
疲れたときや、一人になりたいとき、ちゃんと向き合って話がしたいとき。
そんな時は焚き火をして、ただじっと火を眺める。
ほんの少しのあいだ眺めているだけで、僕の中は満たされていく。

水曜日いつもお世話になっている手作りキャンドルのお店 ほのまのイベントがチャールストンであって僕もキャンドルを作った。

人が考え出したものの中でもっとも不必要なのは時間だと思っている。

線と線が交わるところに時間がやどるなんて話もあったっけな。

そんな僕らが”時間”と呼んでいるものは、本来どこにも存在などしない。
この地球にあるのは”時間”などではなく”リズム”なのだから時間に追われていると疲れるのはあたりまえだ。
僕らは時間の中にいるのではなくて、本来はリズムの中にいるのだから。

そんな内側に鳴り響くリズムを取り戻すためにも、君に火の持つ不思議に触れてみることをおすすめする。
そういうものこそ”癒し”と呼べると思うんだけどね。

ケンジュウの会

2009-11-09 21:34:09 | 最南端
最南端2号目で記事を依頼してあった人がいた。
それは高尾山のトンネル工事反対の活動をしているケンジュウの会の坂田さんだ。エコ議員つうしんぼなどで、ハードすぎるスケジュールの為に倒れてしまい文章の締め切りに間に合わず2号目に載せる事ができなかった。

実は、みのる座でイベントをやろうと思ったのも坂田さんとの会話からアイデアが浮かんだものだった。

88(ライスペーパー)の特集で載っていたり面白いイベントを企画したりしている。
スポンサーがPatagoniaだったのには驚いた。
今まで受けた依頼をすっぽかした事のない坂田さんが初めてすっぽかしてしまったのが、我らの最南端。

そんな坂田さんが今回こそは!と、記事を書いてくれるそうなので
お楽しみに!!

僕もそろそろ文章を書き始めなきゃならなくて、
毎日パソコンと向かい合う日々を思うと少し気が重いが楽しんでやるとする。

ケンジュウの会のイベントのフライヤーが届いたので興味のある人どーぞ!

最南端

2009-11-06 00:28:27 | 最南端
「人と地球を再び繋ぎ合わせる」という、とてつもなく大きなテーマで
4回の発行を目標としているフリーペーパー最南端。
そのブログとして書き始めてから一年がたった。

僕らがどれだけテーマに近づき、表現できているのかには、あまり満足してはいないが、完全自費というスタイルで、この田舎から何かを発信する意味は十分にあると思っている。
なぜなら、発信する人間がいるなら、その先には必ず受け取る人間がいるからだ。


これからも「人と地球を再び繋ぎ合わせる」という無謀とも思える大きな
テーマで、このブログを少なくとも最南端の4号目で完結するまでは書き続けたいと思う。


Struggle (もがく)

「なにの為に」

ある日、名古屋のお寺で雨宿りをしていた。
隣にいる友人がいう。

「きみのすることはほとんど無意味だが、それでもやらなくてはならない。
なぜならそれは世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためだからだ。By ガンジー」

目で見て、耳で聴く

2009-11-01 23:17:32 | 音楽
最近i-podを8Gbから120Gbに買い換えた。
8Gbじゃなんの役にもたたなかったからだ。
これで映像も音楽も写真も持ち運ぶ事ができるようになって気合を入れて
動画を入れている。
その中で、特にお気に入りなのが高木正勝。



高木正勝の作品を見ていると、いまから3年ほど前のある日を思い出す。
グランドキャニオンの真っ赤な岩に囲まれた世界で一人、大きな岩の上に
僕は座っていた。
その赤い岩に見とれて何時間すわっていたのかわからない。

人とは決して目で見て、耳で聴くだけの生き物ではないという事を僕はそこで初めて経験した。

映像と音の境界線がいったいどこにあるというのだろうか。
どこにもありはしない。

星と対話する男

2009-11-01 00:55:19 | 編集長の本棚
最南端も置かせてもらっているのだけれど、下北沢に気流舎という変わった本屋がある。
カフェのような、本屋のような。
オーナーの加藤さんと神奈川のひかり祭りで会った。
駅まで一緒に行ったが終電を逃してどうやって帰ったのか非常に気になる。

行ってみる価値はあると思うので東京に行く予定の方は是非!

「もし、あなたが心底好きな本を手にすることができたなら、
それは、この地球の上を上手に歩む地図を手に入れたということだ。」

そんな感じで、本紹介!

星川 淳「星の航海師 ナイノア・トンプソンの肖像」幻冬舎

ホクレア号やハワイの歩んできた道を現代に蘇らせた人物の物語。

沖縄出身のボクサー具志堅が昔、記者会見のなかで「海を歩く」と言って、
記者に笑われた事があったそうだ。
沖縄では海を歩くという方言がある。

もちろん海を徒歩で歩いていたわけではない。
海が道の終わりに見えてしまうわれわれと、海を遠くまで歩くように自由にすすめる道に見える人たちの違いは大きい。

その道を取り戻したハワイのたち。
そして、これから取り戻そうと動き始めたカマクラ号がどれだけ価値のあることなのか。
本を読み、改めて考えさせられた。