教室では、楽器を習うのでなく
音楽の勉強をするためだけに通っている中学生が2人います。
第一の目的は、内申重視の4教科のうちの音楽の成績をよくするため
なんですが、
第二の目的は、音楽を教養としてとらえてやはり楽しめる方法を探るためも
あると思います。
二人とももう1年以上通っているので、
リコーダーのテストがあればリコーダーを吹いて、校内合唱コンクールがあれば
歌を歌い、定期考査の前にはもちろん範囲にしたがって試験勉強をする。
ちょっと覚えることに関しては、一夜漬けも有効ですが、
実音テストに関しては、やはりすぐには成果がでない。
ピアノを長く習っていて、ソルフェージュ力がある子はさほど
苦労はしないのだけれど、未経験の場合はなかなか大変。
しかし勉強の合間に、楽器を特定したCD鑑賞やDVD鑑賞をしていた成果が
でてきました。
主旋律を奏でる楽器当て問題。
「ひゅう~っていうスライド音がしたからトロンボーンだと思った」
よくわかったね、何もしらなければ金管とはわかっても
トランペットもホルンも同じように聞こえてしまうから。
特長をよくとらえて自分のものにしてくれてたんだと思うと
嬉しい限りです。
成績があがるのはもちろんうれしいですが
長いスパンで楽しい教養が身についたらいいですね。
それに共感して頂いて長く通わせてくださっている
ご家庭のご理解にも感謝いたします。
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