黒猫ジジィの毎日にゃん!教室のみなさんとジジィを紹介   

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【なるせ音楽教室】

音楽の楽しさが少しでもわかるまで

2013-02-07 | 音楽いろいろ・ちょっと言いたいだけ~

 

家で練習しないから、やめさせた方がいいのでは・・と

お母さんが相談に来られた。

本人もいたので

「 おかあさんの『やめたら?』にラッキー!と思うならやめてもいいよ」

やめたくないと首を横にふりました。

 

他の習い事で結構いそがしそうです。

その隙間を見つけて少しでも練習するのが理想です。

たぶん 家でも練習しなさいとお母さんも言い続けていらっしゃると思いますが、

言い続けるのに少々おかあさんもくたびれてきたのかな。

それに、練習していない子を通わせるのは

先生に申し訳ないとお考えだと思います。

 

練習していない子をレッスンするのも先生の仕事です。

その気にさせるのも先生の仕事です。

先生目線ではどうしても説得するみたいになるので

ここでは親目線でちょっと話してみました。

 

練習しない子に月謝を出すのはもったいないと親なら誰でも思う。

特にお父さんは、おそらく男の子には小学生の間くらい続けてほしいと思うはず、

だから、お父さんに練習するから通わせてくださいと頼んでみたら?

頼む限り男の約束で練習しなきゃだめよ。

歯磨きは毎日するのだから、同じ要領で3分からでいいから。

 

1週間後、

「お父さんと相談した?」

「ううん していない」

 どうやらお父さんは厳しくいうのかな

「じゃぁ これからどうするの?」

「お父さん、何かと言ってくるから、お父さんがお風呂に入っている間に練習している」

「おお それはいいね。 お風呂に入っていても練習しているのは伝わるね。

まずは実践。」

 

こうなったら お父さんの長風呂を願うばかりです(笑)

 

どうやら続けさせてもらえそうかな。

 

お母さんから見たら、暇そうに見える子どもも

子どもにしたら、学校の宿題や塾の宿題、もちろん遊びもしたいだろうから、忙しいのです。

 

頭の良さで、あまり練習しなくても

レッスンで自分なりに考えて弾いているのでしょう。

でもそれでは本当の楽しさがわからないから

本人がやめたくないといっているのなら

せめて小学生の間は続けさせてやってください。

 

音楽に触れていると

目に見えないけれど、心の栄養になっているのですよ

 

音楽の本当の楽しさがちょっとでもわかるよう

私もレッスンでも努力します。