事のなりゆき

日々のなりゆきを語ります

ハワイ紀行⑤・・・環境問題とリゾート地開発

2010-11-10 17:02:10 | Weblog
「トリスを飲んでハワイに行こう」。小生そこまで古くはない。強いて言えば、アップダウンクイ

ズという番組で、10問正解するとハワイ旅行がプレゼントされた。そのくらいは子どもの頃の記

憶として覚えている。昭和30年後半から40年前半は、ハワイと言えば、世界リゾート地の中で

も代表的な場所で、庶民の憧れの地だった。ハワイ州の統計によれば、日本人は毎日約4,000

人がホノルル国際空港に降り立っている。今は手の届く、誰でも行けるリゾート地だ。

ワイキキの街を歩いてみると、感じるのは欧米人のほとんどがリタイヤをした70歳くらいの高齢

者だ。若者はほとんどいない。このリタイヤした人たちがするのはなにかといえば、ワイキキ海岸

もしくはホテルのプールサイドで一日中本を読んでいるのだ。カイルアという街に行った時に思わ

ず笑ってしまったが、本屋の店先に「BeachBooks」と書かれたワゴンを見つけた。つま

り日本で言えば推理小説など読みやすいような本を集めた本のことを「BeachBooks」と

呼んでいるようだ。

 最近感じるのは、ワイキキはリゾート地としての賞味期限が切れているように感じる。かろうじ

て景色は賞味期限が切れていない。だから今でも人は集まり、人気は高い。しかし遺跡や文化を求

めて行くには少し退屈だ。いわゆる若者には少し刺激が足りない場所なのだ。

 ではなぜ小生は毎年のようにハワイに行くのか。小生、ハワイに永住したいくらいなのだが、そ

れはハワイには大きな今世界でも注目されている課題があると思っているからだ。それを長い年月

をかけて調べてみたいと思っている。それは環境問題だ。前回のこの項で水資源を書いた。ハワ

イ、特にワイキキは離島の割には水に恵まれている場所だ。しかしゴミ問題は避けては通れない。

未だにハワイでは分別は一切しない。プラスチックだろうが、生ゴミだろうがすべて同じ場所に捨

てる。ハワイ州全土を知っているわけではない。今環境問題がハワイでどの程度注目されているか

は詳細には知らない。現状を見て聞いて感じていることを書いているにすぎない。しかしリゾート

地における環境問題はおもしろいテーマだ。便利、居心地、人間本位だけを求めれば、環境破壊に

つながりかねない。こんな話をホノルルで聞いたことがある。「ワイキキは失敗都市だ」。つまり

ワイキキは環境対策ができずに成長した街という認識が現地の人たちにはあるらしい。老朽化した

ホテルの建て直し、新しいホテルやリゾートマンションが今でも建設されている。ワイキキは少し

ずつではあるが、変わりつつあるのではないかと小生は思っている。今後どう変わっていくのか、

世界的なリゾート地が環境問題をどう捉えていくのか、小生非常に興味がある。思えば思うほど、

また行きたくなる。これが小生のハワイ感なのだ。

 
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