事のなりゆき

日々のなりゆきを語ります

タイミング・・・

2016-05-21 09:02:07 | Weblog
一昨年の9月から月一度のペースで病院に通院している。
 大学生の頃から血圧が高く、若年性高血圧と言われていた。どこか疾患があるわけではないが、もともと血圧は高く、母型の体質を受け継いだようだ。5年前、ぢの手術をした時も医師から血圧が高いので、60歳近くになったら薬でコントロールした方がいいと言われた。自分の中でもいつかは、そんな人が来ると思っていた。
その一昨年の9月、県庁裏にある健康会館で毎年恒例の健康診断を行った。健康診断は血圧測定から始まる。保健婦が測る。高血圧と診断した。本人からすれば、毎年のことであるので、特に驚きもしない。しかし、これでは胃のレントゲン検査はできないと告げられ、結局健康診断は通常の半分程度で終わり、病院に行った方がいいと帰り際に言われた。その時に血圧は180/120くらいだった。小生はなんともないが、おそらく普通の人ならば、歩けないくらいの高さなのであろう。特に下が異常数値であるらしい。ここまでくれば、もう病院に行く必要があるのであろうということで、通院することになった。
 それからもう1年半近くが経つ。いまは136/80くらいで推移している。薬は朝と夜に血圧を下げる薬を飲んでいる。家の中の調味料は、すべて減塩のものを使っている。塩気の高いものはほとんど食べない。不思議だが、そうした生活がなんだか身に付いてしまった。自分でも不思議である。あれほど、ソルティーなものが好きであったはずだが、ぬかイワシ、塩辛でちびりちびりと日本酒を飲むのが至福であった。もうぬかイワシ、塩辛は、通院してから口にしたことがない。血圧が下がってから、なんだか体が軽くなった気もする。やはり高血圧状態だったころは、体にもかなりの負担がかかっていたのであろう。それをどこかちがった臓器が支えていたのかもしれない。
 もう煙草をやめて15年くらいたつ。タバコをやめた時も不思議だった。まさかあんなに簡単に煙草をやめることができるとは思っていなかった。時々夢をみる。時々生理的ではないが、ほっとした時に煙草をくわえてみたくなる。そんな時はあるが、体からはすっかりニコチンは消えた。血圧の薬、禁煙はタイミングだと思う。無理せずにタイミングに任せたからうまくいった。そんな気がする。
 次はどんなことを始めるのか、それともやめるのか、そしてそこには、どんなタイミングが待っているのか。ふと思う。

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被災地の現状・・・

2016-05-10 09:43:27 | Weblog
調査のため、南相馬市に行ってきた。福島県の沿岸地域は、距離的は大したことがないが、行くとなると時間がかかる。いわき市からぐるっと迂回するか、仙台地域から南下するかだ。今回は帰り道に近道を教えてもらい、1時間短縮して帰って来られた。それでも3時間半はかかる。南相馬市は南北に長い市で、南に位置する小高区が福島第一原発から20キロ圏内のため、いまだに避難指示が続いている地域だ。申請を出せば入ることも、宿泊することもできるが、いまだに原発事故を引きずっている地域である。小生、初めてであったが、写真を撮るために足を踏み入れた。警備員と警察官が地域を取り囲んでおり、異様な雰囲気だ。許可の必要な地域はもちろん入ることはできないが、その周辺地域を歩いてみた。誰もいない雰囲気は、はやり白昼でも怖い、異様な感じだ。人はいないが、イノシシやアライグマなどの動物はたくさん繁殖しているらしい。野生化しているために、人を襲うこともあるという。もしイノシシと出会ったらどうしようと思いながら、歩いた。考えてみたら、イノシシと出会ったらどうしようと街中を歩くような場所が日本中にあること事態が異様だ。東日本大震災の被災地の現実だ。
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災害どろぼうの実態・・・

2016-05-04 09:16:03 | Weblog
 先月28日、30歳と21歳の男が、建造物侵入と窃盗未遂で、熊本県警に逮捕された。
逮捕された警察からどんな窃盗事件か想像がつく。東日本大震災の被災地を回っていて、こうした報道が少ないと、当時から思っていた。外国に比べ、日本では略奪がなく、きわめて礼儀正しく、冷静に災害と向き合っていると、世界中に報道されている。そんな人たちが多いのも事実だが、とんでもない人間もいるということを報道することも大事だ。福島第一原発時の事故で、自宅に帰ることができない帰宅困難地域に住む人たちの家は、ほとんどと言っていいほど、空き巣にやられている。去年、水害で被災した常総市の被災者も空き巣で悔しい思いをしている。中には常総市内のホームセンターにも空き巣が入り、家電製品や衣類等の相当数が盗まれている。警察や自衛隊は救助活動で手いっぱいなのか、空き巣の捜査が手薄になりがちである。そこをやつらは目につける。放射能汚染地域で人が入れないとなれば、無法地帯と化す。そこが狙いめとなる。4月28日に逮捕された二人は、家主と家の中でばったり出くわし、はじめは「助けてという声が聞こえたので、入った」と犯行を否認していたが、家主から問い詰められ、犯行を認めた。「震災直後は家が無施錠になると考え、窃盗目的で熊本に来た」と供述している。警察庁によれば、2011年福島県では1108件の空き巣が発生、前の年に比べ、500件多かった。常総市では水害発生から数日間で20件の空き巣の発生が明らかになっている。熊本では震災関連の窃盗事件は、5月2日現在で34件が確認されている。
 災害の報道も言うまでもなく重要だが、こうした悪質な事件の報道の大事だと思う。こうした報道が、防犯にもつながる、ふとそう思う。
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解説は自慢し合うことじゃないよ・・・

2016-05-02 10:15:02 | Weblog
マスターズに続いて、楽しみにしているゴルフトーナメントが、中日クラウンズだ。きのうも激闘があった。17番で思わぬドラマが待っていた。見ている方もどきどきであった。
 ところで、きのうの倉本と石川のダブル解説は失敗だった。ダブル解説の場合は、ちがった雰囲気、ちがった角度からの視点を持っている人で行うことで、深みが生まれる。小生も大学院授業で、サッカーの松木と中山のダブル解説を分析したことがあった。松木は感情論的解説、中山が技術論的解説でゲーム解説が進められていく。これが意外と聞きやすい、松木が大声を上げて、感情論で盛り上げると中山が技術的な解説で、さらにその場を盛り上げる。時々、ぼけと突っ込みもある。いいコンビだった。
 さてきのうの解説だが、二人ともに技術解説だった。特にグリーン上のアンジュレーションに関しては、二人ともに同じようなことを言うので、視聴者として落ち着いてプレーを見ることが出来なかった。まるで、二人が知識を自慢しあっているかのような、そんな解説であった。さらに言わせてもらえれば、解説が長かった。解説は短く、適格がポイントだ。解説を聞くために見ているのではなく、トーナメントを見たいために見ている。解説はあくまでも、補助でしかない。主従が逆では、見にくい、聞きにくい。
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