言葉では表現できないほど毎日暑い。暑いというと暑いから言いたくないけど、暑い。結局なにを言
っても暑い。少しでいいから雨が欲しい。自然の打ち水が欲しいところだ。気温はかなり下がるだろ
う。小生の携帯電話は気象予報専門会社と契約していて、新潟県内で警報が発令されると連絡が来る
ことになっている。小生の住んでいる新潟市内中心部はここ数日雨は降っていない。しかし県内で毎
日どこかで警報が発令されている。必ず携帯が鳴る。誰かからの電話かと思うと警報の連絡だ。今も
妙高市に大雨・洪水警報が発令されている。パソコンで調べてみると。真っ赤に色づけされている。
強い雨雲が妙高市を覆っているのがわかる。激しい雨になっているようだ。ここからは想像が出来な
い。
小生の座っている場所から空を眺めているといろんな雲が見ることが出来る。雲をじっとみている
と動いているのがわかる。上に向かってもくもくと上昇している。見てた目には穏やかな夏の象徴の
雲だが、中はものすごく上昇気流と下降気流がぶつかり合っていると聞いたことがある。飛行機が万
が一積乱雲の中に入ったら大変なことになる。おそらく客室はパニック状態に陥り、下のものが上に
飛び、上のものが下に叩きつけられるだろう。
3年ほど前、新潟から大阪に飛行機で向かう時、厚い雷雲が新潟市上空を覆い離陸が遅れたことが
あった。空は真っ黒になり、待機中に大雨になった。傘も役に立たないような大雨だ。滑走路はあっ
という間に川になった。そして激しい雷が鳴り始めた。これはどうするんだろうと思っているとパイ
ロットからアナウンスが入った。「気象会社と雷雲の動きと厚みを調べております。このままお待ち
ください」極めて落ち着いた声だった。「厚み」は避けるためにどこくらいの高度が必要なのかとい
うことらしい。雷雲の上空を飛ぼうという考えのようだ。まだ飛んでいないので、怖くはなかった
が、フライトを中止する考えは全くようだ。しばらくしてまたアナウンスがあった。「フライトには
問題ないので、これから離陸します。雷雲を避けますので、一旦山形方面に向かいます」とのこと。
丁寧なコメントだった。雨は小雨になっていたが、空はまだ黒い部分が所々あった。阿賀野川河口か
ら新潟市中心部に向けて機首を上げて飛び立ったが、右に急旋回して、大阪とは真逆の方向へ上昇し
続けた。薄い雲はお構いなしに突っ切った。多少揺れたが、エンジン音がその揺れを押しのけている
ようで、心強かった。新潟県と山形県境上空付近から今度は左へ大きく機首を変えた。雨雲は避け
た。しかし今度は高度を上げて新潟市から佐渡上空にある雷雲を飛び越えなければいけない状況だ。
しばらくすると眼下には佐渡が見えてきた。雷雲はあまり見えない。その時だった、黒い雲の中に稲
妻が光ったのが見えた。進行方向向かって左側だ。かなり下の方だ。今飛んでいる高度とはまったく
ちがう。雷が落ちる心配はなかった。場所はちょうど新潟市の上空付近だ。黒い雲に覆われて眼下の
風景は見えない。まだ新潟市の上空付近には雷雲があったようだ。それにしてもレーダーを見ながら
うまい具合に雷雲を避けて飛ぶもんだと感心した。佐渡上空を通過している時は雷雲の影響だろう
か、地震に例えると震度4程度のゆれがあったが、パイロットの離陸前説明のおかげもあってあまり
怖さはなかった。飛行機は次第に内陸へ機首を向けた。気が付いてみると北アルプスの山並みが眼下
に見えてきた。もう大丈夫だ。肩の力が抜けていくのがわかった。小生もなんだか操縦してみたくな
った。
っても暑い。少しでいいから雨が欲しい。自然の打ち水が欲しいところだ。気温はかなり下がるだろ
う。小生の携帯電話は気象予報専門会社と契約していて、新潟県内で警報が発令されると連絡が来る
ことになっている。小生の住んでいる新潟市内中心部はここ数日雨は降っていない。しかし県内で毎
日どこかで警報が発令されている。必ず携帯が鳴る。誰かからの電話かと思うと警報の連絡だ。今も
妙高市に大雨・洪水警報が発令されている。パソコンで調べてみると。真っ赤に色づけされている。
強い雨雲が妙高市を覆っているのがわかる。激しい雨になっているようだ。ここからは想像が出来な
い。
小生の座っている場所から空を眺めているといろんな雲が見ることが出来る。雲をじっとみている
と動いているのがわかる。上に向かってもくもくと上昇している。見てた目には穏やかな夏の象徴の
雲だが、中はものすごく上昇気流と下降気流がぶつかり合っていると聞いたことがある。飛行機が万
が一積乱雲の中に入ったら大変なことになる。おそらく客室はパニック状態に陥り、下のものが上に
飛び、上のものが下に叩きつけられるだろう。
3年ほど前、新潟から大阪に飛行機で向かう時、厚い雷雲が新潟市上空を覆い離陸が遅れたことが
あった。空は真っ黒になり、待機中に大雨になった。傘も役に立たないような大雨だ。滑走路はあっ
という間に川になった。そして激しい雷が鳴り始めた。これはどうするんだろうと思っているとパイ
ロットからアナウンスが入った。「気象会社と雷雲の動きと厚みを調べております。このままお待ち
ください」極めて落ち着いた声だった。「厚み」は避けるためにどこくらいの高度が必要なのかとい
うことらしい。雷雲の上空を飛ぼうという考えのようだ。まだ飛んでいないので、怖くはなかった
が、フライトを中止する考えは全くようだ。しばらくしてまたアナウンスがあった。「フライトには
問題ないので、これから離陸します。雷雲を避けますので、一旦山形方面に向かいます」とのこと。
丁寧なコメントだった。雨は小雨になっていたが、空はまだ黒い部分が所々あった。阿賀野川河口か
ら新潟市中心部に向けて機首を上げて飛び立ったが、右に急旋回して、大阪とは真逆の方向へ上昇し
続けた。薄い雲はお構いなしに突っ切った。多少揺れたが、エンジン音がその揺れを押しのけている
ようで、心強かった。新潟県と山形県境上空付近から今度は左へ大きく機首を変えた。雨雲は避け
た。しかし今度は高度を上げて新潟市から佐渡上空にある雷雲を飛び越えなければいけない状況だ。
しばらくすると眼下には佐渡が見えてきた。雷雲はあまり見えない。その時だった、黒い雲の中に稲
妻が光ったのが見えた。進行方向向かって左側だ。かなり下の方だ。今飛んでいる高度とはまったく
ちがう。雷が落ちる心配はなかった。場所はちょうど新潟市の上空付近だ。黒い雲に覆われて眼下の
風景は見えない。まだ新潟市の上空付近には雷雲があったようだ。それにしてもレーダーを見ながら
うまい具合に雷雲を避けて飛ぶもんだと感心した。佐渡上空を通過している時は雷雲の影響だろう
か、地震に例えると震度4程度のゆれがあったが、パイロットの離陸前説明のおかげもあってあまり
怖さはなかった。飛行機は次第に内陸へ機首を向けた。気が付いてみると北アルプスの山並みが眼下
に見えてきた。もう大丈夫だ。肩の力が抜けていくのがわかった。小生もなんだか操縦してみたくな
った。