事のなりゆき

日々のなりゆきを語ります

無回転をやってみる・・・校庭の中のW杯

2010-06-30 10:01:55 | Weblog
残念以外になにを言えばいいのか。そんな試合だった。結局世界のベスト8くらいになると、差はほ

とんどなくその時の運がどちらに傾くのか、それを差と言えるのか、それとも勝利に対する執念と表

現すればいいのか。試合の論評はできない。もう少し時間が経てば、細かい分析も含めた論評が出て

くると思う。専門ライターのリポートを読んでみたい。

 小生が住んでいる地区はサッカーが盛んな地域だ。野球よりボールを蹴っている子どもが多い。バ

スで会社に向かう時、小学校の校庭前を通る。始業前、ほとんどの男の子がサッカーをやっている。

2~3チームがいっしょになって試合形式でボールを蹴っている。だから誰がどこのチームの属して

いるのか、ひと目ではわからない。ドリブルのうまい子、キック力の強い子、いっちょまいにスルー

パスを試みる子。いろんな子がいる。見ていても飽きない。しかしデンマーク戦からこの試合形式の

サッカーが少し変わってきた。あの本田の無回転キックをやろうとする子どもが増えてきたからだ。

でもあのシーンがテレビで繰り返し放送されるようになって、急に増えてきたように感じる。10~

20Mゴールから離れてから蹴る。あのシーンを再現している。もちろん無回転にはならない。でも

センスのある子はあの軽く蹴る感覚があるようだ。蹴った後に体を浮かすような動作をする。本田の

あの雰囲気を一生懸命にまねている。テレビで見ただけであのフィーリングをつかむ子は運動神経は

かなりいいのだろう。その子の姿を追ってみると、ドリブル、シュート、走り方どれもセンスを感じ

る。おそらく運動神経のかなりいい子だろう。

 W杯の影響を小学生に見た。
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青春ど真ん中の悪臭・・・

2010-06-29 16:24:37 | Weblog
ジメジメした日が続いている。家の中の温湿度計を見ると、80%を表示している。どこを触っても

べたべたしている。糸を引くかのようだ。家人は洗濯物が乾かないと嘆く。部屋の中に干してある一

枚のポロシャツから悪臭が漂う。乾き切らずに細菌が発生しているのだ。小生、鼻を当ててみる。な

んだか懐かしい匂いだ。

 考えてみれば、高校3年間は野球ユニフォームの悪臭との闘いだった。特に1年生の時はひどかっ

た。ちょうど今頃、ユニフォームを洗わずに練習をしていた。多少匂ったが、家の持って帰るのも面

倒だったので、そのまま着ていた。本人からしてみれば、大した匂いではない。しかし他人からして

みればものすごい悪臭だったようだ。誰も近づかない。ある日監督に呼ばれた。

何か?

臭い!

洗え!

それ以上口を開いて言うのも憚れるほどだったようで、すぐに人払いされた。家に持って帰ったとこ

ろ洗える状態ではないと、家人から嫌がれた。そして新しいユニフォームを買うことになった。もち

ろんボロボロということもあった。しかも2着買ってくれた。交互に着るようにとの命令だった。そ

してアンダーシャツからスットキングすべて交互に洗濯できるようになった。それでも時々洗濯をサ

ボるとあの悪臭がやってきた。決して3年間悪臭と離れることはなかった。常にその香りが蔓延して

いた。グローブも臭かった。これは洗えない。手を入れるだけで、手が臭くなった。ジメジメした湿

気と悪臭はエネルギーがみなぎっている、青春ど真ん中の香りでもある。

ポロシャツが放つ臭は、昔を思い出させてくれた。ひどく懐かしかった。

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奥深いアングラ世界の尻尾が見えたのか・・・大政奉還の時⑨

2010-06-28 17:33:29 | Weblog
7月の名古屋場所開催が決まった。小生の予想通りといえば少し乱暴かもしれない。やはり開催中止

ということは、特別調査委員会と言えども、非常に厳しい選択だったにちがいない。開催の是非につ

いては委員会の中でもかなりの議論があったと新聞やテレビで報道されている。しかし一部の力士の

ために開催を取りやめるということはあまりにも、影響が大き過ぎるという判断があったと思われ

る。となれば開催するための世論を納得させる条件が必要になる。そこに議論が絞られたと小生は見

ていた。

一番のポイントは組織改革と予想できる。いわゆる体質改善策をどうするのかだ。今回は賭博に関与

した力士の処分がクローズアップされているが、本質論は日本相撲協会という組織にまでメスを入れ

るかどうかということだと思っている。組織にメスを入れるということは、つまりトップ人事に外部

が介入すると言うこと。つまり理事長職を外部の人が就くということだと、小生は思っている。

日本相撲協会、大政奉還の時期に来たと見るべきか。
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標高1,000Mの地・・・

2010-06-28 11:25:32 | Weblog
週末は小生がこよなく愛する地、軽井沢にて在京の知人と楽しい時間を過ごした。

この日軽井沢は新潟との気温差が4度あまり。蒸し暑い新潟の自宅を出るときになんの疑いもなく、

薄着で車に乗り込んだ。軽井沢では常に一枚羽織るものを持っているのがベストだ。夏でも気温が急

に下がることも珍しくない。いつも忘れてしまいがちだが、軽井沢の標高1,000Mあるのだ。弥

彦山の山頂より高い場所に街がある。薄着姿で地元の友人に顔を出すと、さっそく「今夜は冷え込み

ますよ」と脅かされた。だからと言って、なにか長袖のものを買う気にはなれず、ポロシャツを買っ

た。いざとなれば2枚重ね着すればなんとかなる。

 心配は無用だった。確かに寒かったが、タクシー移動ではしごした。最後は10分くらい夜道を歩

いたが、神経がアルコールによって麻痺していたため、寒さ感じずにホテルに到着。即ベットで難を

逃れた。酔いが標高を超えたのかもしれない。

 ところで、話はこれで終わらない。

翌日は近くのゴルフ場でハーフながらラウンドした。このゴルフ場は昼から行ってもいつも空いてい

る。昨日もがらがら状態だった。雨が心配だったが、運よく降らずに済んだ。

さて先日のラウンドでは、アイアンが合わずに苦しんだ。20年も使っていたアイアンからいきなり

変えても合うわけもなく、仕方がない。その後きっちり練習し、なんとか自分のものになりかけたよ

うな感じがした。だからきのうは怖いもの見たさじゃないけれど、怖いもの使いたさのような気持ち

で臨んだ。

 ところがどっこい。やってみなければわからないもので、なんとなんとまっすぐにちゃんと行くの

でないか。しかも距離感もばっちりだった。軽井沢の標高を1,000Mをきっちり読み込んだ。標

高が高く、通常より番手が一つちがう。ドライバーも通常より20ヤード近く飛ぶ。リズムよく振っ

て気持ちよくラウンドできた。

 なんと上がってみれば3ボギー、3バーディーのパープレー。最後の9番ホールはバンカーから1

Mに寄せてバーディーを奪ってのパープレーだった。小生9ホールのパープレーは2回目。

このアイアン、ひょっとするとすごい武器になるかも。そう願いたい。

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奥深いアングラ世界の尻尾が見えたのか・・・場所開催決定か?⑧

2010-06-26 09:47:05 | Weblog
どうやら7月の名古屋場所は開催する方向で議論が進んでいるようだ。

 大相撲の賭博問題を検証している日本相撲協会の特別調査委員会は25日、緊急の理事会

を28日に開くことを要請し認められた。7月場所の開催について協議するようだ。当初は

7月4日に話し合う予定だったが、それでは遅すぎるということと、事情聴取が思った以上

にスムーズに進んでいるということかもしれない。もちろん憶測でしかないが、開催を早く

決めたいという動きもある。

 場所開催を見送るという事態がどんなことなのか。新潟でも8月に巡業相撲が予定されて

いる。7月場所が見送られれば、巡業相撲も開催できない。損失は想像をはるかに超える。

開催の有無判断を待っていては間に合わない。同時並行で進めている。当然ながら開催を望

む声が大きい。ある程度のことであれば目を瞑るという選択もある。

 小生直接取材をしているわけではないので推察、推測の域でしかないが、特別調査委員会

がもっとも重視しているのは、暴力団とのつながりだ。しかしこれまでの調査では暴力団と

のつながりは一部に限られていたようだ。つまり野球賭博に関与していた力士であっても、

仲間同士の賭け事程度の認識だったようだ。

 どの程度の力士の名前が出てくるのか、処分されるか、処分の重さも注目される。世論の

動向も気にしながらだが、開催ありきで議論が今後は進められていくと見られる。

 賭博問題は反社会的な行為として大きな問題だが、しかしだからといって場所は開催しな

いというのは違う力学なのかもしれない。特別調査委員会の委員は予想以上の力を感じてい

るだろう。

国技という「葵のご紋」の力はすごい。奥深いアングラ世界を垣間見た・・・。
 
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情緒的過ぎない?

2010-06-25 18:41:06 | Weblog
古町に行ってびっくりした。大騒ぎ。なに?しかもじいちゃんとばあちゃんばかり。どこから来たの

この人たち?あーきょうは大和新潟店の閉店日というわけだ。

 でもちょっと小生には違和感がある。懐かしさは共感できる。古町の顔であった。戦後の新潟をず

っと見つめてきた。新潟のシンボルでもあった。小生の飲み友も大和新潟店にはたくさんいた。

が、それとこれはちがう。閉店せざるを得なくなったのは、大和新潟の自業自得。結局新潟市民が大

和新潟にノーと突きつけた結果だ。閉店ニュースがちょっと情緒過ぎる。大和新潟は営業を継続する

意志はなかったのだから・・・。と思ってニュースを見た。 
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冷静さが勝利を引き寄せた・・・

2010-06-25 18:10:13 | Weblog
小生、W杯に少し冷めているようだ。やっていれば見るけど、無理しない。そんな程度だ。だからデ

ンマーク戦はリアルタイムでは見なかった。いつもならば4時過ぎに1回目が覚めるので、その時に

見ようと思っていたが、昨夜はあいにく知人との夕食会があった。日本酒に舌鼓を打ち過ぎたよう

だ。自然の目覚めは今朝はなく、すっかり寝込んでしまった。目が覚めたのは6時半。すでに太陽は

地面をじりじりと照りつけていた。結果はどうなったのか?枕元に置いてある携帯電話でおそるおそ

るニュースを開いてみた。するとトップ項目に日本チーム3-1で決勝進出とあった。勝ったのだ!

しかも3点も入れて。ちょっとびっくりした。小生は1-1の僅差引き分けと予測していた。デンマ

ークから2点は取れないと、あまり根拠はないが、予測していた。宿酔ではないが、重い頭を引きず

りながらテレビのスイッチを入れてみると、さっそくゲームを振り返っていた。本田のフリーキッ

ク、遠藤のフリーキック。選手、サポーターとも興奮の坩堝。さぞかし、生で見ていたら小生も叫ん

でいたことだろう。

それにしても早朝というか未明と言うか、睡眠を削って見ている人の多さにちょっとびっくり。日本

ってこんなにサッカーファンっていたっけ?あなたたちいつもサッカーファン?って聞いてみたくな

る。

小生結果を知っているからなのだろうか。きのうの日本チームはずいぶん落ち着いて見えた。引き分

けでもいいという気楽さも手伝っていたのかもしれない。本田の一点目のフリーキックもただ闇雲に

蹴ったのではなく、ずいぶんキックの勢いではなく、精度を重視したキックのように見えた。ゴルフ

で例えれば、寄せるというアプローチではなくチップインを狙ったアプローチに見えた。このW杯で

使用しているボールは予想できない変化をする。今までの試合を見る限り、枠に入らずにオーバーす

るケースが各チームのスタライカーに多く見られた。本田、遠藤共2試合終了した時点でかなり練習

を重ねたのだろう。決勝トーナメントでは今まで以上に冷静さが勝敗を分けることはまちがいない。

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奥深いアングラ世界の尻尾が見えたのか・・・まだ幕の内⑦

2010-06-24 16:47:27 | Weblog
大相撲の賭博問題は毎日事態が動いている。琴光喜から口止め料を脅し取った元力士に逮捕状が出

た。また琴光喜は賭博容疑で立件される見通しであることも明らかになった。これで賭博問題は新し

い段階に入った。もちろんこれで終わりではない。ようやくスタート台に立ったと見るべきだ。これ

からどれだけ膿を出せるかが大きな仕事になる。今週発売の週刊誌には、裏カジノ、チンチロリンな

どまだまだ賭博問題が根深い様子が記事として掲載されている。

 逮捕者が出たことで、幕引きを狙うような動きも関係者の中からは予想される。7月4日には7月

場所の開催可否が決定する。その後予想される動きが理事長らの辞任だ。こうした動きを経てくると

徐々に賭博問題は情報として関心が薄れ、うやむやになりいつのまにか忘れられる事件になることも

否定できない。

 炙り出さなければいけないのは、これまでやってきたことに対する罰則ではなく、こうした事態を

招いた体質だ。この際きっちり体質を改善することが大事だ。今まで協会内部に外部者が入って調べ

ることはできなかったと推測する。それだけ日本相撲協会の壁は厚かったに違いない。国技という葵

の紋所があったからだ。しかし今回は自浄作用が限界に達し、立ち往生した。文科省は今回は絶好の

チャンスと思っているだろう。徹底的に膿を出せる、いわゆる事業仕分けの変形版だ。この問題に関

し、始めから川端大臣の強気の発言が目立つのもそうした背景があると小生は思っている。


 賭博問題は第一幕が終わろうとしているに過ぎない。まだまだ幕の内だ。

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奥深いアングラ世界の尻尾が見えたのか・・・失うのは瞬きの如し⑥

2010-06-23 17:08:20 | Weblog
大相撲の賭博問題を毎日書いているが、本当に小生はがっかりしている。相撲は最近特にはまってい

たスポーツだった。見れば見るほど奥深い。あの小さな円の中で2M150キロの巨体同士がぶつか

りあう迫力は他のスポーツにはない。あたり前だが、まわしだけだ。ヘルメットをかぶっているわけ

でもない。いかにして転ばずに外に早く相手を出すか、また投げるか。その技術は、知れば知るほど

ものすごい技だ。他のスポーツにはないようなスピードと体のバランスが必要だ。プロスポーツの中

でも身体能力はかなりのランクだろう。

 中学卒業後に入門し、毎日死ぬような思いをしながら稽古を積み重ねて番付を上に上げていく。ど

の力士か忘れたが、食事の時間が一番つらいというインタビューを聞いたことがある。とにかく肥る

ことを強要される。自然に食べれば肥れる奴もいれば、肥れずに食べたものを吐いてしまう奴もいる

という。吐けば部屋の先輩に怒られ、一生懸命にがまんもするという。稽古のつらさはいいが、食べ

たものを吐けない苦しさは耐えらないという。

 郷土の期待を一身に背負って、苦しい思いをしながら技を磨いていく。そして十両、前頭と上がっ

ていく。選ばれたものだけが高額の給料を手にし、観客から拍手をもらい憧れの存在になる。

 それがどんなことで手を出したのかという動機はまだ不明だが、野球賭博に手を出した力士はすべ

てを失う危機に直面している。小生何回も書いているが、どうしてそんなことに手を出したのか。神

経を疑う。誰でもが叶えられる立場ではなく、人から羨ましがられる立場に身を置いているにも関わ

らず、なぜと言いたい。

 このまま行けば7場所の開催は中止になる可能性が強い。相撲を本当に楽しみにしているファンも

少なくない。その楽しみを取り上げた責任は軽くない。あまりにも自覚と言うか、自分たちの置かれ

ている立場の理解がなさ過ぎる。このブログを読んでいるとは思えないが、プロスポーツで多くの人

に夢を与えている立場の人はこれを対岸の火事とせず、もう一度考えて欲しい。築き上げるのは何年

もかかるが、失うのは一瞬だ。
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奥深いアングラ世界の尻尾が見えたのか・・・理事長発言篇⑤

2010-06-22 11:56:30 | Weblog
大相撲の野球賭博問題は特別調査委員会が設置された。どこまで明らかになるのか。

この問題は毎日、新聞の一面を飾り、日替わりで野球賭博に関与した力士が明らかになっている。小

生のファンだった力士も含まれているだけに残念だ。ここまで賭博が大きな問題に発展すると思って

いなかったのだろう。どうやらこの問題、尻尾だけでなく徐々に姿が表してきたのかもしれない。

 ところで昨日、武蔵川理事長は記者会見を聞いて疑問を持った。武蔵川理事長は「現時点で場所の

開催を見送らざるを得ない可能性もある」と話した。「可能性がある」といえども、トップはまだ決

まっていないような、マイナスにつながるようなことは決して口にしてはならないと思う。この言葉

を聞けば、「可能性」というあいまいなことではなく「開催できない」というイメージで受け取って

しまう。流言飛語の種になるような発言は今の段階では控えるべきだと思う。記者会見に居たわけで

はないので、わからないが「可能性がある」という発言の真意はなにか、あの場で言う必要があった

のか。トップの発言は様々な影響を考えて発言するべきで、感情的な言葉や予測、予想を正直に言う

必要はない。発言にも重要なタイミングがあると小生は思う。それも危機管理対応ではないか。

 
 
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やせたんじゃない・・・全米オープン終わる

2010-06-21 16:29:24 | Weblog
全米オープンゴルフを毎日食い入るように見た。開催コースはカリフォルニア。カリフォルニアとい

えば、青い空に青い海。しかしそうではなかった。まるでイギリスのコースのように雲がどんよりと

空を覆っている。重苦しい空気が漂い。ギャラリー、プレーヤーともに笑顔はない。

残念ながら石川遼は33位だった。残念という言葉をあえて付けたが、上出来だと思った。終盤にな

って疲れた感じが画面からも見て取れた。狭いフェアウエイ、アンジュレーションが厳しく、止まら

ないグリーン。そして予測のつかない風、寒さ。見えるハザートと見えないハザートとの闘いは精神

的にも肉体的に疲れる。テレビの前にいてもぐったりする。自分がやっていないのにも関わらず、力

が入る。グリーンに落ちて跳ねれば、止まれとこっちも叫びたくなる。選手は下を向き、クラブを引

きずりながら、かぶりを振りながら次の地点に向かう。口に出せば切なくなるだけだ。だから選手た

ちは無言で闘う。だから怒りをあらわにするものもいない。切なくなるだけでなく、我慢してきた糸

が切れそうになるのが怖いからだ。つい忘れがちになるが、彼らは毎年年間数億円稼いでいる猛者な

のだ。笑顔がない競技は見ていておもしろくない。

 青木プロがラウンド解説をしていたが、ゴルフがいかに緻密なスポーツであるか、よくわかる。精

神状態、気温、風、すべてが距離に影響してくる。飛びすぎても、足りなくてもボギー、場合によっ

てはダブルボギーになってしまう。その誤差も厳しい。ほとんどのところで1ヤード、2ヤードで運

命が変わる。200ヤードから見ての誤差が1~2ヤードは誤差のうちに入らない。しかしここでは

ちがう。神がかりのショットが必要だ。グリーンに乗ってからも油断はできない。1Mのパットでさ

え、気を抜くと外す。油断はどんな場面でも出来ない、気が抜けない。

ホールアウトした石川遼に青木がインタビューした。「やせたんじゃない?」。一番的確にその時を

表した質問だったかもしれない。
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奥深いアングラ世界の尻尾が見えたのか・・・④

2010-06-19 12:17:49 | Weblog
けさの新聞に「時津風親方も野球賭博」の記事が躍っている。そして豪栄道も野球賭博をし

ていたと認めた。まだ居るのだろうか。毎日のように少しずつ関与した力士が明らかになっ

ている。7月11日の名古屋場所開催が冗談ではなく、本当に危うくなってきた。非常事態

だ。

 それにしても野球賭博の内容が知りたい。どのくらいの人がどのくらいの金額を掛けてや

っているのか、賭けに参加しているのは力士ばかりではないだろう。賭け対象が野球だけだ

ろうか。

インターネットでしか見ていないが、けさの産経新聞によると琴光喜の負け金が3,000

万円余りあると報じている。賭けをしている期間など詳細がわからないが、ちょっと異常な

高金額だ。親方も関与していたのでどうしようもないが、よくここまで発覚しなかったと不

思議な感じがする。発覚しなかった何らかの理由がなにかあると小生は思っている。一般の

人にはわからないからくりがあった。そのからくりまで調査で暴くことができるのか。

まだまだアングラ世界の尻尾しか見えていない。

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奥深いアングラ世界の尻尾が見えたのか・・・③

2010-06-18 10:37:25 | Weblog
情報が断片的にしか出てこないので、まだ全容はわからない。21日に外部調査委員会が動き出すの

で、新しい事実が浮き掘りになるかもしれない。

 なぜ力士生命を脅かすような賭博に手を染めたのか。一般の人はみんなその疑問に突き当たるだろ

う。大関といえば大幹部だ。会社組織でいえば役員クラスだ。倒産しそうな会社ならともかく、日本

相撲協会組織ならば一生裕福な暮らしが約束されている。まして琴光喜クラスならばなおさらだ。1

年先、半年先、仕事に就いているかどうかもわからないような厳しい生活をしている人から見れば、

琴光喜のやったことは信じられないような自殺行為だ。

 このブログでも取り上げたことがあると記憶しているが、自治体職員向けに作られた「一杯のコー

ヒーから」という小冊子があった。小生が記者の頃にニュースで取り上げたことがある。建設業者か

らご馳走になった一杯のコーヒーから始まり、徐々にエスカレートして行き、最後にはゴルフの接待

や夜の飲食など、見境なく業者に癒着していく様子を描いたものだ。最後は早朝警察が自宅に来て、

収賄容疑で逮捕されるというストーリーだ。

 おそらく賭博も最初は小さかったと推測できる。罪の意識はあまりなかったのだろう。「誰でもや

っている」。そんな言葉が頭にあったにちがいない。つまり「一杯のコーヒー」だったのだ。コーヒ

ーならばと手をだし、次第に麻痺していく。麻痺をする前に誰かが引き止めるか、もしくは目覚める

かの自浄作用があればここまで至らなかったのだろう。

 もう一つ小生は考える。最近の日本人力士は大関止まり、横綱までいけない。しかも今の横綱との

差は歴然だ。優勝争いまでなかなかいかない。毎場所横綱の独壇場となっている。素人の小生が見て

も横綱と下位との力の差がありすぎる。どう見ても勝てそうにない。琴光喜は目標を失っていたので

はないか。努力しても結局は報われず、やる気を失っていたのではないか。賭博をするような心の隙

間が存在していたとすれば、そんなやる気というか目標を失ったという心理がどこかにあったのでは

ないかと思う。それをケアするのも親方の役割だと思うが、うまく作用していないためにここまで汚

れてしまった。

 まだこの問題は尻尾しか見えていない。
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奥深いアングラ世界の尻尾が見えたのか・・・②

2010-06-17 09:51:34 | Weblog
文科省から「このままでは名古屋場所は開けない」とまで言われた。一番相撲協会が恐れていた言葉

だ。不祥事を起こした組織は必ずと言っていいほど「大したことありませんから。今内部調査をして

います。関係者は公表した上で、処分します」と大袈裟を嫌う。内部の人間が調査できるのは限界が

ある。テレビ局内部の不祥事も外部の人間が調べて初めて「組織的腐敗」が発覚した。世間の常識な

のか、それとも内部の常識なのか。常識というレベルの把握が大切になる。常識というフィルターが

違えば、すべて狂うことになる。いわゆるボタンの掛け違いだ。だから「大したことありません」は

まったく信じられない。この際徹底的な調査を外部の人間がやる必要がある。

 今回の賭博問題で相撲協会は始め、単なる仲間同士の賭け事と暴力団が絡む野球賭博を混在して、

公表した。公表の仕方に違和感があった。なぜ混在させて公表したのか、それとも混在させなければ

いけない理由があったのか。この辺の常識も疑われる。おそらく掛け金もかなり違うだろう。違法な

のでいいという言い方は乱暴だが、麻雀程度の賭け事ならば相撲協会に限ったことではない。しかし

一億円も脅迫されるような野球賭博は、次元がまったく違う。今週末の週刊誌には大獄親方と豊ノ島

関があらたに野球賭博に関与していたと報じるらしい。段々と大きくなっている。

 文科省は賭博に関与したすべての名前を公表するように指導している。相撲協会は何とか穏便に済

まそうとしている。公表されれば、誰かが責任を取らなければいけない事態に発展するだろう。小生

にはまだすごい大きなものが内部に隠されているような気がしてならない。テレビに映し出される相

撲協会幹部の顔色は悪い。歯切れも悪い、何を隠しているのか。言えないような事実がまだ山ほどあ

ると小生は疑っている。目は離せない。

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江戸時代の人たちは知っていたのか・・・

2010-06-16 20:12:04 | Weblog
きょうだけが雨。そんな日にゴルフを設定してしまった。昨夜から恨めしく空を眺め、止め

とにらみつけるも自然現象に小生ごときの念が通じるわけもなく、消沈して床についた。朝

目が覚めた時には土砂降り状態だった。気が重くなった。相田みつおの詩に「雨の日には雨

の中を 風に日には風に中を」そんな言葉がある。15年前、ゴルフに熱中していた時に大

事にしていた言葉だ。厳しい時に何ができるか、どんな対処をするかによって真価が問われ

ると思っていた。雨の中でのゴルフはいろんなことを教えてくれる。ゴルフのおもしろさと

厳しさを教えてくれたのは、実は雨の日だった。そんな風に思い返した。しかし今といえ

ば、もっぱら娯楽ゴルフに徹している。天気が良ければ歩いていて気持ちがいい。季節を感

じながら花や樹木を見ながらのラウンドはゴルフをやっていてよかったと思える時でもあ

る。しかし・・・きょうは・・・。

 雨でのラウンドは足は濡れてグチャグチャになり、手はすべり、雨を気にするあまりスイ

ングのタイミングが早くなってショットが乱れる。部屋から外の雨を見ながら悪いことばか

りを考えていた。

 ゴルフ場のある場所は最近ホームコースのように通っている出雲崎町だ。家から車で1時

間あまりだ。雨の中を走らせながら、近づくにつれて空の様子が変わってきたことに気がつ

く。今まで隙間なく雲に覆われていた空に隙が出てきた。これは?ひょっとすると?単なる

希望的観測なのか。しかしゴルフ場に着いてみるとなんと雨が止んでいるではないか、小生

の念が利いたのか。まさか。実はこうした天気の好転は今年の春に雨ではなく、雪で同じよ

うな体験をした。その日は新潟市内ですごい雪が降った。これでは当然ゴルフはできない。

小生あきらめ、とりあえず向かった。しかしきょうと同じ、ゴルフ場の天気はまったくちが

っていた。ラウンドはなんら問題はなかった。むしろ好天に恵まれた好日だった。2回と

も。これは偶然だろうか。

 実はこの出雲崎町は江戸時代には幕府の直轄地で、北前船の寄港地だった。そして佐渡島

からの金銀荷揚げ港として栄えた。なぜこの地が寄港地に選ばれたのか、なぜ我々が2回も

好天の中でゴルフができたのか。決して偶然ではない。江戸時代の先人たちは理由があって

この地を重要な寄港地として選んでいたのだ。天気の安定する地域なのだ。江戸時代にそれ

がわかっていた。



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