絵の続き B １０ これにて完成

詩８２２「悲しさは」

悲しさは。
そのうぶ毛の。
一本一本を。
はっきりと僕の目に。
写す。
切なさは。
微かな音の。
一切を。
くっきりと僕の耳に。
聞かせる。
震える僕の心は。
幸福に似ている。

浮世

BRUCE SPRINGSTEEN 『DANSING IN THE DARK』

アナログレポート。
ＬＰと思ったら12inRemixのシングルだった。
スプリングスティーンのリミックスって変な感じ。ガツンと生で聴きたいなやっぱ。

絵の続き Ｂ ０９

詩８２１「月見酒」

霞む月。
朧月。
屋根の上。
一人酒。
何もない。
事はない。
命があり。
酒があり。
月があり。
今がある。
削る。
闇を。
いとおしむ。

朝の月白く

永井均 『子どものための哲学対話』

非常に簡潔ですぐ読み終わるけれど、非常に複雑で簡単には理解できない。底なしだ。
何回も何回も読み返すだろう。

絵の続き Ｂ ０８

詩８２０「腹減りん坊世に憚る」

原因も。
理由も。
結果も。
腹減った。