にごった水でさえ
うつくしいと きみは
おもうだろうか
おもうことが
できるだろうか
ただ
じゅんすいに
じゅんすいに
うつくしいと きみは
おもうだろうか
おもうことが
できるだろうか
ただ
じゅんすいに
じゅんすいに
高い空にひびく
鐘の音がぼくの
からだにも吸いこまれて
「安心安心」と
変わります。なぜなら
ぼくは都合のよい
ひつじだからです。
かんじることに
きづいてごらん
そとはいてつくさむさだよ
ほらオリオンかがやく
うつくしいそら
くろくはださす
うつくしいかぜ
かんじることはいきること
でもさむさによわい
きみはいそいで
ぼくのなかにおはいりよ。