blueglassの向こう側

厚木市議会議員「奈良なおし」の思うことをそのままに

岡山見学

2016-06-12 15:28:35 | 建築士会
昨日岡山入りしたのですが、20代半ばぐらいにも岡山入りしています。
その時は現場監督で、総社市にある「きびじアリーナ」のモニュメントを施工いたしました。

見た目は木なのですが、強度上、木は化粧のみで中は鉄骨が組んであり、頂部の流線形を出すために岡山の鉄工所の社長と徹夜で寸法だししたことを思い出します。




次に山陽新幹線の耐震補強、剥落対策の現場に。
コンクリートはアルカリ性なので、この成分が内部の鉄筋を腐食から守ってくれるのですが、風雨にさらされるとともに外側から中性化が進み、40年近く経過すると鉄筋まで中性化が進行します。
そして山陽新幹線を作ったころのコンクリートの基準は、コンクリート中の塩分量は定められておらず、西日本は山砂採取量が少ないことからコンクリートの製造に海砂が多く使われており、コンクリートを保護するアルカリ性が中性化し、さらにコンクリート中の塩分量が多いということで鉄筋が腐食しやすく、耐震補強と剥落防止対策が取られています。
私の本職もそうですし、また後学のため見学をさせていただきました。