blueglassの向こう側

厚木市議会議員「奈良なおし」の思うことをそのままに

解散見送り

2016-05-31 16:41:00 | 政治
「消費税率据え置きなら、解散を」と主張していた麻生財務相が安倍首相と会談し、了承した段階で「6月1日の衆院解散」は無くなりました。

議席は無くても、何がしらかの形で政治に携わってる立場からすると、衆院解散があると1ヶ月近く日程に影響が出ますし、選挙もタダではなく衆院選だけで600億円ほどの税が投入されます。その観点から「無くて良かった・・・」というが正直な感想です。

ちなみに「オメー、いい加減なこと書きやがって」と思う人も一人ぐらいは居るかもしれません。
怒った方が居たらごめんなさい。この書き込みをするまでの間に「やる可能性が60~70%あります。その時はお願いします」という連絡は2名ほど来てたのよ・・・という内輪話の披露でお許し願えればと存じます。

じっさい、2014年暮の解散劇では「解散しないだろう」という観測だったものが突如「解散」となりました。それでも1ヶ月前には情報が入っていたと思うのですが、今回と全く同じ表現でのものです。こういうものを、昔から「解散風」という表現をしたりしますが、この風の吹き方はいつも解らないものです。

いわゆる69条解散(内閣不信任案の成立による内閣総理大臣が持つ解散権)はそのまんまなので解りやすいのですが、7条解散(天皇の国事行為による解散権)は、天皇の国事行為であり、その実質的権限は内閣にあるため「内閣が解散したいと考えたときに解散する」ものであり、戦後の衆議院解散の殆どが7条解散(逆に69条解散は現行憲法施行から4回(第二次吉田内閣、第四次吉田内閣、第二次大平内閣、宮沢内閣)しかない)であり、最近はその時期が読みづらくなっているように思います。

もっとも本質は「内閣が解散したいと考えたときに解散する」ものであり、やっぱり、その時の政権与党にとって都合が良い時期を見計らうものです。

「都合が良い」と書くとネガティブな表現ですが、丁寧に書くと①独自の情勢調査で勝てそう(or負けが少ない)、②論点(=大義名分)が明確になりやすい、③国民世論からのプレッシャーこの3点のバランスを見て解散は打たれるものなんだと思います。こういうところから考えてみると「解散風」ってのは「プレッシャー」なんでしょうね。

内閣不信任案提出の場合6月1日解散も

2016-05-30 16:29:24 | 政治
昨夜あたりから急速に衆院解散の雰囲気が漂ってきました。

国政では2017年4月からの消費税率引き上げの延期についての議論が活発となってきています。29日に麻生太郎財務相が発言した「増税延期なら国民の信を問うべきだ」との一言が引き金となっているわけでありますが、まず、2014年の衆院選の解散理由も「消費税率引き上げ延期を国民に問う」もので、消費税率を8%のままに据え置かれているのはこの時の選挙結果によるもので、また延期するならば前回選挙との整合性をはかる上でも必要…というのが解散派の主張です。

もともと昨冬より7月の衆参同日選の可能性は高いとされてきました。野党は7月の参院選で特に一人区での共闘関係を構築してきましたが、衆参同日となると、参院の選挙区、衆院の選挙区、またそれぞれの比例代表を争う必要があり、共闘関係を崩さなくてはいけなくなる選挙区はいくつか出てきます。

1980年のハプニング解散では、解散によって衆参同日選となり、選挙中に時の大平首相が急逝する事もあって結果として同情票が自民党に集まって自民党は大勝したとは言われていますが、この時の参院選でも野党共闘が行われており、大平首相は田中角栄氏からも「参院選の野党共闘など、衆参同日選にしてしまえばひっくり返せる」と再三のアドバイスを受けていたり、また、ハプニング解散の前年にあった四十日抗争(ハマコーさんが机をひっくり返した映像はみなさんご存知かと思います)など、有権者の政治に対する興味や関心は(その前年に行われた衆院選よりは)高まっている分析もあり、躊躇なく解散に踏み切ったとも言われています。

今回は、サミットの開催、先週のオバマ大統領の広島訪問などもあったので政治的な関心は高く、当面は内閣支持率が上向く傾向でしょう。このタイミングで野党が内閣不信任案を提出すれば安倍首相の口から「それならば国民に聞いてみようじゃないか!」と出やすくなるわけで、野党が不信任案を提出して議論される6月1日が現在のxデーとなると考えられます。

一方、以上は政局論であって政策論ではありません。

まず、6月1日解散について自民党内のコンセンサスが出来上がっているわけではなく、また、単に国民の声を聞くなら参院選でも可能であるのではないか?とも言えるでしょう。

さらに政策的な考えとして、税率引き上げの時期については、2020年ごろから団塊世代が後期高齢者の仲間入りが確実であるわけですが、この頃から医療費や介護費用が今まで以上に拡大することを視野に入れるべきであり、2017年4月の引き上げが出来たとしても、国の債務残高を減らすのには子世代、孫世代の負担は避けられない現実について「誰も見なかったこと」にしているようにも感じます。

消費税率引き上げ時期のみでなく、少なくとも10年後の財政をどう考えているのか?を示した上での解散総選挙なら歓迎ですが、実際はどんなことになるのでしょうか?

2016年 睦合西地区・春季健康まつり「バウンスボール大会」

2016-05-29 17:15:53 | 厚木のこと

厚木市内は各地区において春季健康祭りなどのイベントが組まれ、私の地元の睦合西地区ではバウンスボール大会が開催されました。

バウンスボールはバトミントンコートを使って、3人vs3人で反発性の低いボール(丸、楕円)を手を肩より低い位置で打撃しながらラリー(卓球と同じで、一度バウンドしなくてはなりません)して得点を競うもので、高齢者や女性、男女混合チームなどを作って楽しめるゲームです。
睦合西地区では公民館が完成した8年前から取り組んでおり、約50名の方に参加いただき汗を流しました。

バウンスボールとは?(厚木市webサイト)

地元中学校の体育大会出席/建築士会支部総会など

2016-05-28 16:51:45 | 日記
厚木市の中学校は1校を除き、すべての中学校で体育大会が行われており、地元の睦合中学校と睦合東中学校に出席させていただきました。
春の時期に行われる体育大会は入学したばかりの1年生が、チームワークができつつある3年生の競技を見ることのできる良い機会であると思います。


そして午後は神奈川建築士会の相模原支部総会と、中支部総会併設の共催事業「けんちくラーニング・モア」に出席いたしました。
様々なこうした会で「会員増強」が叫ばれ「増やせ増やせばかりだよなー」なんて声も最近は聞こえますが、増強は「増やす」部分と「強くする」部分がセットで行われるべきものであり、中支部さんと共催した「けんちくラーニング・モア」は、強くする部分を受け持つ施策として今年から取り入れています。