blueglassの向こう側

厚木市議会議員「奈良なおし」の思うことをそのままに

舛添知事の件。

2016-06-10 18:38:00 | 政治
舛添さんとは4年前ぐらいにお会いした事はありますが、今回の疑惑というか騒動を拝見する限り、ああいう「セコイ」ことをする人だとは思ってもなく、驚きでしかありません。

今日はこの政治資金について触れたいのですが、まず第一に個人が金銭等を無償で受けた場合(=もらった場合)、個人の場合は贈与税が課され、法人ならば一時所得として所得税が課されます。贈与が行われた場合は原則として贈与を受けた側に利益があって、受けた利益の価額は担税力のある所得なのだと税法は規定しているからです。

例えば、Aさんから政治家Bさんへお金の贈与があれば、Bさんに贈与税が課される事になるわけですが、その目的がBさんが行う「政治活動の為に」ということになれば、これは一般的な贈与とは異なり、政治活動の経費に充てる事はわかっており、これを政治家個人の受増益とするのは些か酷な話になってしまうため、政治資金制度は課税関係が生じないよう、政治資金の寄付及び使徒について法律で定めているのです。

こういう事情で作った制度であるので、政治活動以外に政治資金を使ってはならないのが絶対なのです。

ところが秘書を抱えるような大きな事務所等では秘書が行う普段の買い物を政治資金で経費算入してしまったりという事例が後を絶ちません。漫画本とかキャバレー等の話もありましたよね。おそらく大半は本人ではないのだと思うので、これは政治家本人がちゃんと監督をするべきなのだと思いますが、今回のように政治家本人が好きに買い物したり、使ってしまっている状況では「庇いようがない」問題なのだと思います。

政治活動を行っている私も「政治資金」とは切っても切れない関係で、年度末には政治資金収支報告を提出しています。
私の場合、昨年の選挙に際してはカンパもたくさんいただきましたが、それでも資金不足なので自分で寄付してやりくりしなくては成り立ちません。つまり政治資金を政治活動以外に使う必要性が全くないので、舛添さんのようなことは起こりえません。
細かな時期はわかりませんが、年度内のいずれのタイミングで公表されます。

昨年は厚木市議会選挙があったので、立候補された人は帳簿を付けるのが大変だったかと思いますが、みなさん報告されると思います。