東名高速・足柄SAがエヴァンゲリオン化しておりました。
最初に申しあげますと、私、この物語は全く解りませんで、かれこれ原作登場から20年近く経過していることと、テーマ曲をカラオケで歌う人がいるので知ってるのと、テーマとなっている街が芦ノ湖畔にあるぐらいしか解りません。
その程度の理解でも、地域の財産としてサブカルチャーを使うというアイデアはプロダクションの権利問題はあるにせよ、大事な事だと思ってます。
2012年頃だったかと記憶していますが、東京の大田区・蒲田で行われた都市観光のフォーラムに参加したことがあったのですが、当時はNHK連続ドラマ「梅ちゃん先生」の最盛期。次々に出てくる「梅ちゃん先生、梅ちゃん先生」の言葉に、ゲストで参加していた山田五郎先生が「どうして蒲田の人は”蒲田行進曲”という財産を使わないんだ!」と半ばキレかかったことを思い出しました。
良く”まちづくりはひとづくり”といわれますが、ひとづくりの後のまちづくりには「ものがたり」が欠かせないと考えています。
厚木も「にぎわい創生」が言われて久しいところですが、それでも何か一つ足りないのは「ものがたり」が足りません。例えば厚木の街をゆっくり散策するにしても、厚木の外から来たお客様を”おもてなし”するにしても、そのシナリオが不足している所に起因しているから今一歩、もう少しところで止まってしまうのだろうと。
だからこそ私は選挙の際、公約に「地域をまもる人材育成のため「地域学」を強化します」という一節を含めました。地域学には沢山の「ものがたり」のヒントが隠されています。その観点でエヴァンゲリオンというサブカルチャーを地域の財産化していくという発想。私は良いことだと思います。
さて、厚木の「ものがたり」は何なのでしょう?