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「京王文化探訪20周年記念文化講演会」が新宿京王プラザホテルで開催され、奈良大の学友からお誘いを受けたので聴講した。
講演は
1、テーマ:「聖武天皇と光明皇后」:講師 千田 稔氏(奈良県立図書情報館長)
2、テーマ:「万葉のこころ」:講師 中西 進氏(奈良県立万葉文化館長) である。
(千田稔先生)
「聖武天皇と光明皇后」では、平城遷都1300年を記念しての藤原不比等~大仏開眼までを
1)天皇と皇后の悲しみと苦悩
2)天皇の反乱、皇后の夢
3)権力を模索する皇后
で解説された。
(中西進先生)
歴史上から見た日本の変化は、700年周期で変化している(胎動期と安定期を繰り返す)。万葉集の始めの7世紀はまさにその第1期であり、万葉集は現代にもつながる言葉が多い。現在は19世紀から始まっている第3期に入っている。短いスパンで考えずに、われわれは次の安定期(23世紀)にむかって進化すべきである。とまあ大変壮大な文化論でありました。
そして「万葉のこころ」は、「敗北を抱きしめて」と題して 大伴旅人の
『如何にあらむ 日の時にかも 声知らむ 人の膝の上 わが枕かむ』 (巻5-810~812)
『言問はぬ 樹にありとも うるはしき 君が手馴れの 琴にあるべし』そして、『言問はぬ 木にもありとも わが背子が 手馴の御琴 地に置かめやも』
『うらうらに 照れる春日に 雲雀あがり 情悲しも 独りしおもへば』(巻19-4292)
であり、いずれも歴史を踏まえた上でその意味が理解できるとしている。
『多摩川に さらす手作りさらさらに なにそこの児の ここだかなしき』(巻14-3373)
頭がややこんがらかって 終わったので天気も良かったので桜を見に行きました。
東京の桜は、まもなく満開であるが、駒込にある旧岩崎弥太郎別邸であった「六義園(りくぎえん)」のシダレザクラを見物して帰ったのでした。
六義園は川越藩主・柳沢吉保が元禄15年(1702)に築園した、築山泉水の日本庭園で、現在は東京都の特別名勝となっている。
シダレザクラの花に気分が晴れたので、気分良く家に帰ったのでありました。
やはり、歌が詠まれた時代背景を理解し時代を戻し歌ってこそ、はじめて心の琴線に触れるんですよね。
まだまだ入り口。お互い読み解いて参りましょう。
昨日1曲UPしました。現代語意訳ものせてあるのでまたお暇な折にでも読んで下さいませ。
http://blog.goo.ne.jp/taketi2tag3/e/7fca4fadb296b247ef7017b4387f5a47
コメントありがとうございます。
まだまだ初歩の初歩しか触れておりません。
じっくり読ませていただきます。