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群馬・歴史と文化を学ぶ会主催23年度最終回(第5回)の講演会が、高崎市吉井文化会館で開催されたので久しぶりに聴講してきました。(1/27日)
(上信電鉄・吉井駅と吉井会館入口にある吉井藩陣屋門:写真は以前の分)
演題:北へ向かう上毛野の古墳文化
講師:群馬県立歴史博物館・深澤敦仁氏
(講演会とレジメ)
古墳大国群馬、群馬(群れる馬・車クルマ)のルーツは古墳時代、東国最大の古墳県であるといわれています。
(群馬の古墳編年表・右島・徳江・南雲1995)
(律令時代の東山道駅路)
古墳時代には榛名山の2度にわたる大噴火があり、今回は6世紀前半の二ツ岳火山噴出物(テフラ)で埋没した伊香保~渋川市にかけて堆積している黒井峰遺跡や西組遺跡についての最近の解説がありました。
(榛名山、二ツ岳の2度にわたる噴火5~6世紀の火山灰状況)
日本のポンペイ遺跡といわれている黒井峰遺跡、一瞬の内に埋もれたためにこの時代の生活状況がそのまま埋没されて、6世紀のムラが極めて良好な保存状態でその姿を残している。近年その発掘が進み新しい遺跡が解明されつつあるのです。
(現在の榛名山二ツ岳 と黒井峰遺跡・西組遺跡地図)
(2度にわたる噴火堆積物の厚さ)
西組遺跡から判明した馬飼育の遺構
(西組遺跡から判明した馬の飼育状況推定図)
(馬を中心とした家畜小屋の推定図)
(鎧兜を付けた被災者の頭蓋骨から復元作業が行われています)
今回の講演会では、火山噴出物で埋没した古墳時代の馬を中心とした発掘遺跡の姿を想定させるものでした。
歴史と文化を学ぶ会の皆様、急いで帰路に付きましたがありがとうございました。
次回のクラス会の、テーマになりそうですね。
寒暖の差が激しいこの頃です、お身体お大事にお過ごしください。
この所、高崎に行くことが多くなっています。
秋の05Mの会、群馬になる予定です、決まりましたらよろしくお願いいたします。
今日は節分ですがまだまだ寒い日も続きます、無理の無いよう過ごしましょう。