碧田直の いいじゃないか。

演劇ユニット、ミルクディッパー主宰の碧田直が、日々を過ごして、あれこれ思ったことを、自由気ままに綴ります。

無題そのせんさんびゃくじゅうよん

2019-11-23 23:39:34 | 日々
今日も雨。寒かった。

以前、山中慎介相手にドーピングをやらかしてタイトルを強奪し、再戦で大幅な体重超過をしてタイトルを剥奪されながら、強行された試合でKO勝ちしてアホのように喜んでいたルイス・ネリが、井上尚弥に敗れて再起戦となるエマニエル・ロドリゲスとの一戦で、またも体重超過をやらかして、最計量を拒否。金銭でどうにか試合を成立させようとしたものの、それはロドリゲス側が拒否したため、試合自体が中止となった。
山中戦の顛末により、日本では試合を行うことができないが、海外では問題なく試合が出来ることから、最近は井上などに対する発言でも強気の内容が目立っていたのだが、体重を作るというボクサーとして最低限のことも出来ない人間であると、内外に知らしめてしまったわけだ(日本人は嫌というほど知っていたが)。
超過した体重が1ポンド(450グラム)だったために、たったそれくらいで……という内容の記事も海外ではあったようだが、もちろん、こんなことは許してはならない。特に軽量級は、わずか500グラムの違いでも決定的な差となることもあり得るのだから。
とはいえ、ネリだけが特殊なのではなく、体重超過やドーピング疑惑はボクシング界にはびこる悪習となりつつある。カネロもドーピングが疑われたことがあるし、ネリと同日に試合をするはずのセハは4.5ポンド(2キロほど)のオーバーをやらかしている。
無敗のレコードに傷をつけるくらいなら、失格のほうが商品価値が落ちない、という歪んだ考えを正さない限り、興行の論理のみを振りかざすボクシング界は凋落の一途を辿るはず。世界的注目度からいって、今回のネリの件が分水嶺となるとは思わないが、一石を投じることにはなるかもしれない。そうなってほしいと願っている。
というわけで、今日はここまで。また明日。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 無題そのせんさんびゃくじゅ... | トップ | 無題そのせんさんびゃくじゅうご »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日々」カテゴリの最新記事