暑中お見舞い申し上げます。
昨年に続いての猛暑となっております。
早生の五百万石や雄山錦は平年より2~3日早い出穂となっており、7月26日に開催した「なんと酒米サミット2012」では穂揃期(全体の80%の株から出穂)から傾穂期(通常、穂揃期から1週間後で穂が傾き始める状態)に差し掛かる圃場を見学いただきました。
その後の酒米プレゼンテーション、意見交換会、懇親会では蔵元様と生産者による意思の疎通も図らせていただき、あと1ヵ月後に迫った収穫期に向けて気を引き締めさせていただきました。
また、主力品種のコシヒカリですが、出穂期の稲にとっての高温登熟は、乳白被害粒の原因となるため数年前から問題視されています。
そのため以前は5月上旬に田植えをし、7月下旬に出穂させていた栽培暦を、5月中旬植えの8月5日ごろの出穂に誘導してきました。
昨年に続いての空梅雨、猛暑となっておりますが、農家は早くから水管理を徹底しており、7月中の出穂は免れた模様です。
コシヒカリ圃場では走り穂(特に成長の早い穂)だけが、風にたなびいています。 今日も暑い。