JAなんと 営農ブログ

JAなんと管内のお米の成長記録の他、営農情報をお伝えします!

2011なんとメールマガジン  7月15日号

2011-07-15 14:36:35 | 日記
  7月9日。梅雨明けです。
例年、当地の梅雨明けは子供達の夏休み頃でしたが、平年より15日も早く夏到来です。
今年は豪雪に始まり、空梅雨なのかと思いきや6月の降水量は平年並みとの事。
梅雨らしい、しとしと降る雨の日は殆ど無く、夏の夕立のような雨が続いていたので確かに降水量は多いらしいのですが、何か変な年です。
今週は毎日かんかん照りで真夏の暑さが続きました。稲の成長も早まわってきています。
早生品種の五百万石、雄山錦は出穂が始まっており、稲体の皮を剥いてみれば幼穂から穂へ成長した姿が見られます。
また、コシヒカリは幼穂形成期(幼穂の長さ2㎜)を迎えており、およそ10日後には穂肥の施用が必要です。コシヒカリは倒伏に弱い品種であるため毎年、生育状況を見極めて施用時期や量を決定します。
7月7日には県やJAの指導機関が圃場巡回を行い、今年の生育状況を確認しました。
今年のコシヒカリは近年と比べて草丈はやや長く、茎数は少なめ、葉令の進みは並みとなっており、幼穂形成期は13日~15日と見込まれます。
今年はいくぶん草丈や下位節間が長めであることから、穂肥の施用については多少慎重に(施用時期を2日程度遅らせるか施用量を2~3kg減肥する)実施することとし、現在、農業者に対する青田まわりを開催中です。


2011なんとメールマガジン  7月1日号

2011-07-01 16:10:14 | 日記
梅雨の真っ只中なのですが、今年は少し変な気候です。
しとしと降り続く雨ではなく、梅雨明け頃に見られる突然のにわか雨が多いのです。
全国的にも極端に早い梅雨明けや、連日の猛暑日といった、節電精神を嘲笑っているような年になっています。
当地の転作作物の約4割を占める大麦の刈り取りが終了しまた。

春からの気候は平年並みでしたが、豪雪による雪解けの遅れから平年よりも10日程度遅い刈り取りとなりました。
やはり、生育の遅れは収量や品質にも悪影響を及ぼすもので、今年の大麦は収量、歩留まりともに良くありません。
一方、水稲は順調に生育しており、JAでは6月から7月にかけて各集落を3回ずつ巡回する「青田まわり」を実施します。第1回目は主に除草剤や溝切、2回目は早生品種(五百万石、雄山錦)の穂肥、3回目は中晩生(コシヒカリ、てんこもり、山田錦)の穂肥が指導の中心です。
7月1日で第2回目の青田まわりが終了しました。朝開催の集落は5時30分から、夕方の集落は18時から行いますが、朝からでも気温はぐんぐん上昇し農家の方も暑そうです.


早生の五百万石は現在、葉令12枚目が展開中で出穂期は例年並みの7月20日過ぎになると想定しています。

「なんと酒米サミット2011」開催日には穂揃い期の五百万石をご覧いただけると思います。