9月5日から始まった主力品種コシヒカリの収穫は、好天に恵まれ約10日間で大半が終了しました。
例年、9月中旬は秋雨前線が停滞し稲刈り作業が足踏みするものですが、大きく張り出した太平洋高気圧に守られて晴天が続きました。
ただ、気温も連日30度を超えていたために、平年は1日に3%程度進む登熟歩合も、今年は幾分か早い感じです。そのため農家は胴割れを心配して計画を前倒しして刈り取り作業を進めました。
当JAは県内屈指のカントリー利用率を誇っており、全量の搬入を義務付けている酒造好適米は当然ですが、作付け品種の60%(約720ha)を占めるコシヒカリも9割近くが持ち込まれます。そのため収穫最盛期には籾を積んだダンプや軽トラックが長い列を作ります。
農家の皆様には大変ご迷惑をお掛けしておりますが、県下トップの上位等級比率と、品質の均一化を目指すJAなんとの営農方針にご理解をいただいており感謝です。
平成24年産米の収量、品質は次号から詳しく報告いたしますが、残す収穫も今月18日からてんこもり、22日から新大正もち、10月上旬には山田錦となりました。
昨年に比べて作付面積を倍増した山田錦も少し色付き始めました。
JAなんとでは昨年に続き、取り扱い7品種全てで放射能検査(ヨウ素131、セシウム134、セシウム137)を外部委託します。