JAなんと 営農ブログ

JAなんと管内のお米の成長記録の他、営農情報をお伝えします!

2012なんと営農ブログ 8月14日号

2012-08-14 17:05:22 | 日記
お盆が明ければ、いよいよ早生品種が刈り取り適期を迎えます。
 当地の早生品種は酒造好適米の五百万石と雄山錦ですが、酒米にとっての最悪の被害粒は胴割れであることから、17日夕方には酒米組合主催の「刈り取り目合わせ会」が予定されています。
 また、早生品種以外、中生主力のコシヒカリやてんこもりについても、各集落の圃場に刈り取り適期を記入した札を設置して、品質の均一化に努めます。
 6日から8日にかけて夏季集落座談会を開催しました。出席農家に、カントリーエレベーターの稼動計画やコメづくり終盤戦の水管理などを説明いたしました。
 現在、五百万石は黄化が始まりました。五百万石、雄山錦は胴割れ防止のために黄化率85%を刈り取りの目安としており、出穂期(7月20日)から積算気温(毎日の平均気温を加算した値)950℃を計算すると、収穫は8月22日頃と予測しています。
 コシヒカリは高温登熟が大敵ですが、7日の立秋を過ぎてからは朝晩の気温が下がり、昼夜の気温差が大きくなってきました。夜にエネルギーの発散を止めることで粒張りが良くなります。
 当地にもお盆休暇で県外ナンバーの車が増えてきました。曇り空が続く見込みで残念ですが、西の集落(写真上部)から朝日が当たる早朝の風景。清々しいですよ。

                                   

2012なんと営農ブログ 8月1日号

2012-08-01 10:32:55 | 日記

 暑中お見舞い申し上げます。
 昨年に続いての猛暑となっております。
 早生の五百万石や雄山錦は平年より2~3日早い出穂となっており、7月26日に開催した「なんと酒米サミット2012」では穂揃期(全体の80%の株から出穂)から傾穂期(通常、穂揃期から1週間後で穂が傾き始める状態)に差し掛かる圃場を見学いただきました。
 その後の酒米プレゼンテーション、意見交換会、懇親会では蔵元様と生産者による意思の疎通も図らせていただき、あと1ヵ月後に迫った収穫期に向けて気を引き締めさせていただきました。
 また、主力品種のコシヒカリですが、出穂期の稲にとっての高温登熟は、乳白被害粒の原因となるため数年前から問題視されています。
 そのため以前は5月上旬に田植えをし、7月下旬に出穂させていた栽培暦を、5月中旬植えの8月5日ごろの出穂に誘導してきました。
 昨年に続いての空梅雨、猛暑となっておりますが、農家は早くから水管理を徹底しており、7月中の出穂は免れた模様です。
 コシヒカリ圃場では走り穂(特に成長の早い穂)だけが、風にたなびいています。 今日も暑い。