JAなんと 営農ブログ

JAなんと管内のお米の成長記録の他、営農情報をお伝えします!

2012なんと営農ブログ 6月15日号

2012-06-15 10:48:52 | 日記

6月9日、梅雨入りしました。平年より3日早く、昨年より9日早いとの事ですが、ここ数日は好天が続いています。
昨年は記録的な空梅雨で、7月9日には梅雨明けしました。今年はどうなんでしょう?
当地は中山間地である他、大きな水系に属していることから、干ばつの心配は殆どありません。
むしろ、梅雨明けが遅れ、出穂期(五百万石・雄山錦7月23日頃、コシヒカリ8月3日頃)に曇天が続くと収量や品質に重大な影響が出ます。
現在の稲の生育は五百万石・コシヒカリともに、草丈はやや短め、茎数と葉令は近年並みとなっています。肝心の茎数は五百万石が1株あたり約16本、コシヒカリは約13.5本と目標茎数の約60~70%に達しており、今頃から田干しに入ります。
乗用管理機などを使い、約5m間隔で溝を切ります。
これは田の水を隅々まで、速やかに排水するためで、根に酸素を供給し稲体の健全化を促す目的があります。同時に分けつによる茎数の増加にブレーキをかけることで、今月末に迎える最高分けつ期には目標である22~27本に近づける効果があります。
主力の転作作物である大麦(ファーバースノウ)は現在、麦秋を迎えており16日から刈り取りが始まります。
高台から圃場を眺めれば、黄金色の大麦と緑の水田がきれいなコントラストを見せています。

2012なんと営農ブログ 6月1日号

2012-06-01 13:51:47 | 日記

田植えが終わり、品種ごとに生育調査が始まりました。
各営農組合の担当者が、「調査の仕方」の講習を終えて毎週火曜日の朝に調査しJAへ報告してきます。
今の生育ステージでは3項目の調査を行っています。
草丈:(調査対象12株)全ての葉を垂直に立て、地際から一番高い葉先までの長さを0.5cm単位で。
茎数:(調査対象12株)葉鞘から出る、分けつ葉に主桿の数を加えた茎の数。
葉令:(調査対象5株) 展開中の葉がひとつ前に展開した葉と同じ長さになった状態を0.8とし0.1単位で測定する。(古い葉が退化する場合があるので葉にマジックで数値を記入すること)
 5月の連休に植えられた五百万石は現在、草丈20cm余り、茎数10本、葉令6.5くらいで平年並みの生育となっています。
特に茎数は分けつも始まり、田植え時に1株3本くらいであった茎が3倍以上に増えています。6月末の目標茎数が22本くらいなので、今後はそれに誘導すべく水管理を行っていきます。
農家を対象とした青田まわりも始まりました。営農指導員が朝5時半と夕方6時に各集落を回って今後の注意点を確認しています。
5月の夕方の風景です。
当地特有の散居村が、水田の中に浮かんだ島のように見えます。
4月から5月にかけて、稲が幼い時期までの水田は鏡のように夕焼けを写し出し、少し高い所へ登ればこのような風景が見られます。