6月9日、梅雨入りしました。平年より3日早く、昨年より9日早いとの事ですが、ここ数日は好天が続いています。
昨年は記録的な空梅雨で、7月9日には梅雨明けしました。今年はどうなんでしょう?
当地は中山間地である他、大きな水系に属していることから、干ばつの心配は殆どありません。
むしろ、梅雨明けが遅れ、出穂期(五百万石・雄山錦7月23日頃、コシヒカリ8月3日頃)に曇天が続くと収量や品質に重大な影響が出ます。
現在の稲の生育は五百万石・コシヒカリともに、草丈はやや短め、茎数と葉令は近年並みとなっています。肝心の茎数は五百万石が1株あたり約16本、コシヒカリは約13.5本と目標茎数の約60~70%に達しており、今頃から田干しに入ります。
乗用管理機などを使い、約5m間隔で溝を切ります。
これは田の水を隅々まで、速やかに排水するためで、根に酸素を供給し稲体の健全化を促す目的があります。同時に分けつによる茎数の増加にブレーキをかけることで、今月末に迎える最高分けつ期には目標である22~27本に近づける効果があります。
主力の転作作物である大麦(ファーバースノウ)は現在、麦秋を迎えており16日から刈り取りが始まります。
高台から圃場を眺めれば、黄金色の大麦と緑の水田がきれいなコントラストを見せています。