JAなんと 営農ブログ

JAなんと管内のお米の成長記録の他、営農情報をお伝えします!

2011なんとメールマガジン10月15日号

2011-10-15 13:36:11 | 日記

当地の水稲では最も稲刈りの遅い、山田錦の収穫がいよいよ始まりました。
JAなんとで山田錦は唯一、作付面積が増えている品種で今年は22haとなりました。
山田錦は蔵元様との全量契約栽培になっているため、JAの販売担当者が県内外の蔵元様に直接販売をお願いしております。
農家の「山田錦を作りたい!」との負託に応えるため、来月あたりからH24産の営業活動に入ります。
また、稲刈を終えた農業者も来年の準備に向けて動き出しました。
良質米の基本は土壌と水ということで、秋の耕起前にはアルカリ資材である「シリカロマン」を10アールあたり100kg。畜産堆肥を約2t散布します。
アルカリ資材はケイ酸(茎の硬度が増し、倒伏や病害虫被害の防止)、アルカリ(酸度矯正)、りん酸(初期成育促進)、鉄(根腐れ軽減)、苦土(食味向上)の多目的要素を含んでいます。
また、堆肥は管内の牛や豚の畜産農家とJAの堆肥施設によって製造し、放射性物質検査(米と同様の検査内容)も実施いたしました。
経費は掛かるものの、土づくりを丁寧に行う農家の稲は、異常気象に強く、倒伏も軽減されるなど健康優良児のような逞しい稲体になります。
大麦と並ぶ、主力転作作物の大豆の収穫も最盛期を迎えました。
大豆は収穫期に長雨が続くと全滅することもある作物ですが、好天期に大半の圃場で収穫は終了しました。


2011なんとメールマガジン10月1日号

2011-10-01 13:30:29 | 日記

なんと管内において、水稲作付面積の約65%を占めるコシヒカリの刈り取りは、9月11日から2週間でほぼ終了いたしました。
現在、籾摺りを終えた物から検査が行われておりますが、昨年に比べ夏の天候が穏やかであったこと等もあり、高温登熟による乳白色米は殆ど無く、例年通り大半が1等となる見通しです。
また、酒造好適米に続いて実施しております放射性物質検査につきましても、未検出の結果報告書をいただきましたのでお取引先の皆様へコピーを送付いたしました。
9月17日から18日にかけて恒例となりました「コープこうべ産地研修会」を開催いたしました。
コープこうべの組合員やスタッフの方、合わせて45名を当地へお招きし、特別栽培米コシヒカリの収穫体験をしていただきました。稲刈りを予定していた17日はあいにくの雨となりましたが、翌日は天気予報を覆して晴天となりました。若干、体験時間は短くなりましたがコンバインの試乗や、地元農家の手ほどきによる手刈り等、楽しい時間を過ごしました。
ただ、子供達は稲刈りも興味深々でしたが、田んぼにいるカエルが珍しいらしく、真剣に捕まえていました。やはり地元の子とは違います。
現在、圃場に残っているのは、転作用の稲を除いて山田錦だけになりました。9月末あたりから色づき始め10月中旬には収穫できそうです。
山田錦は多品種にくらべて脱粒しやすいので、台風が来ないことを祈るのみ。
現在、そばの花が真っ盛りで、緑と白のきれいな景色があちこちで広がっています。