当地の方言で「スンズラ」という現象があります。
前日に気温が上がり、雪解けが進んだところへ放射冷却の朝を迎えると、雪の表面がカチカチに凍って大人でも雪の上を歩けるようになります。
当然、登校中の小学生は大はしゃぎで、昔から母親の「今朝、スンズラやよ~」の声に子ども達は飛び起き、なが~い道草を楽しみながら学校へ向かったものです。
私の中学生の時は、田んぼの上を自転車で走って登校したこともありましたが(止まると沈みますが・・)、最近は見かけません(苦笑)
スンズラは通常、気温が上がる2月下旬から3月の現象ですが、やはり今年は温かいのでしょう。東北から北海道の日本海側は今年も豪雪とのことですが、当地の積雪は昨年の半分以下です。
豪雪地帯で知られる五箇山地域でも、積雪は1m50cmくらいで、合掌集落も建物の大部分が見えています。
今晩から集落座談会が始まります。
2月中旬にかけて管内43箇所で開催し、平成25年産の栽培管理の注意点や、生産計画を話し合います。
1月11日には、各集落への生産目標面積を配分する会議を開催して決定。生産組合長へ通知しました。
平成25年産米については前年産並みの作付面積を確保いたしましたが、なんといっても農家の関心は品質と収量です。
農家は以前より天候に左右されにくい土壌作りを目指しておりますが、あとは農薬や肥料の適期散布を心掛けて良秋を迎えたいと思います。
スンズラの朝を迎えて、もう春か・・・と錯覚しましたが、まだ2月に入ったばかり。
農家の皆さん。ゆっくりコタツで栽培計画を立てましょう。