少女たちに魅せられて

主にプリキュアとラブライブの感想や考察を挙げていきます

Hugっとプリキュア考察 〜今後の展開予想(23話時点)

2020-11-22 13:16:07 | Hugっとプリキュア考察

過去と未来の対立はHUGっとで提示された

重要なテーマの一つである

今回はそんなプリキュアと敵の

ぶつかり合いの先に何があるのか

それを予想していきたい

 

 

明日を信じて未来を守るのか

時間を止めて苦しみのない世界を作るのか

前作のプリキュアアラモードでは

好きと嫌いの論争の果てに

敵が出した結論はどちらもいらない

感情のない世界を作るであった

それと同様に考えると

HUGっとにおいて両者の主張をかき消すのは

「時間という概念がない世界」

ではないだろうか

これはどういう世界か

私が考えたのは我々が生まれる前

私たちの存在自体がない世界である 

 

 

そもそも敵の時間を止めるという思想は

新たな苦しみは生まないが

今ある苦しみ全てを消し去るわけではない

今もそして過去も、さらに前の過去から

見れば未来である

だからプリキュアの未来思考の考えを

否定することは同時に敵が止めた今の時間をも

否定することになってしまう

 

 

逆に敵の思考を全て否定するとなると

プリキュアの思想にもほつれが生じる

なぜなら過ぎ去った時間に価値がなければ

いつか過去になってしまう未来の価値も

揺らいでしまうからだ

 

 

つまりこの両者の主張は根本的には

同じ問題を抱えている

だからこの2つの考えと対局な位置にある

「時間という概念がない世界」が

(そもそも生まれていない世界なのだが)

最終的に敵が提示する思想であると思うのだ

 

 

そしてこの考えは必ずしも誤りだとは言えない

例えば仏教では生き物は全て

輪廻の苦しみの中にあるが

いつかは解脱し究極の安らぎを

得るべき存在であると考える

解脱というのはこの時間軸から

解放されることも含まれる

つまり「時間という概念がない世界」

にかなり近いものであるのだ

 

 

このように私は最終クールにおける敵の行動は

時間という概念のない世界

我々がそもそも存在しない世界を

創造することであると想像する

あくまで予想ではあるが

まずは秋映画までにプリキュアたちが

そのテーマである「思い出」について

どれだけ深めていくのか楽しみにしたい