
うちの主人はとにかくカリカリに揚げたものが大好きです。
フィリピンのお米はパサパサ、ボソボソしてるんですが、このお米にスープや酢醤油を絡めてしっとりさせて食べるのがフィリピン風なんですね~。
(ちなみに家の子ども達はそういう食べ方出来ません。)
この小さい魚、タガログ語では「タウィリス」(Tawilis)と言います。
市場に行くと安い値段で沢山買えるんですよ~。1キロで50ペソ(88円)で買える時もあります。
塩をまぶし、小麦粉を絡めて、弱火でず~っと揚げ続けてカリカリにします。なので骨も頭もそもまま食べられます。
酢醤油を適当に作り、そこに刻んだニンニク、赤玉ねぎ、赤唐辛子を入れ、それをご飯と絡めながら頂きます。
イワシは「鰯」って書くんですが魚に弱いという字の通り、新鮮なのを買わないと傷みが早いような気がします。なのでマニラ辺りでは冷凍車もないし、市場もエアコンではないし、人気のある魚ではありません。買って来て家で料理しようと思ったら腐りかけててもう食べられない状態、ってことも多いからかな~。
あ、だから市場でもさっさと売っちゃおうと思って値段を下げるのかも。
バタンガス地方、タガイタイ高原に行くとこのイワシの唐揚げが郷土料理って感じでレストランのメニューに必ず加えられていたりします。そして注文して絶対にハズレがない一品でもあります。
私が買いに行く市場は Cubao にあるファーマースという市場。この市場は私の住むケソン市にあるんですがお昼頃に新鮮な魚が港から到着し、レストランなどもここに買いに来ています。
そしてファーマース市場には最近、韓国人の八百屋が入ったので韓国野菜が手に入るようになりました。エゴマなどもそうなのですが、セリ、大根の葉、ほうれん草などキムチやナムルに使えそうな野菜が売られるようになりました。椎茸やしめじも簡単に手に入るようになりましたよ~。カクテキに使う大きい大根もあります。大根の含め煮にすると本当に美味しいんですよね。
余談ですがフィリピン人はお酢をもの凄く消費します。もしかすると暑さと関係しているのかもしれません。でもフィリピンのスーパーで売られているお酢はシンテティック(Synthetic)、つまり化学的に合成されて作られたお酢で本物のお酢ではありません。じゃあ余ったワインで自分でワイン酢を作ろうか・・と思って調べてみるとワインなどお酒は放っておくとお酢になるのでお酢にならないように酸化を防止する薬品が入れられているそうで無理。
そこでやはり人工的、化学的なものを身体に入れたくないのでメイドさんの田舎でお酢を作ってもらってそれを分けてもらっています。ヴィサヤ地方ではココナツの実から採れた液体で「tuba(トゥバ)」というお酒を造ります。そのお酒を自然に放置しておくとお酢になるのです。このお酢、食べ慣れない人にはちょっと臭みがあるのですが私はもの凄くハマっています。ただ主人はあまり好きじゃないので主人が口にするお酢はオーガニックのお店などで naturally brewed などと書かれた自然のお酢を買っています。