フィリピン国際結婚・菜の花の主婦日記goo版

南国フィリピン便りー結婚しフィリピン在23年。22才長女、20才息子、9才末娘のお母さんである私の毎日ー

夢のような旅行も終わりです

2014年06月19日 02時40分03秒 | 旅行



長かった旅行もあと3日で終わりですが、
最後の3日はあちこち出かけたので
詳しくは新しいブログの方に少しずつアップしていくつもりです。

新しいブログはこちらから。
菜の花のフィリピン主婦日記








先ずはオータカム山頂からの景色。
今回、借りた家の直ぐ裏がオータカム山。

主人は自転車で3、4回登っていますが、
私達は着いて直ぐに車で行って霧で断念。

それ以来、行く機会がなく、
桃ちゃんが

「私達、一度も山の山頂に行ってない~。」

と毎日、違う山を制覇している主人に懇願。
夕方だったので凄く寒かったけど、
達成感ありました。

(車で上がっただけですが)














こちらはラランスの町。
主人がオビスク峠に登るので
私と桃ちゃんはこの何もない町で待っていたのです。










ラランスの町に行く途中、この 「Lestelle Betharram」という町を通り、
帰りに雨だったけど主人にお願いして車を停めてもらいました。

主人も桃ちゃんも車で待っていたんですが
巡礼地としてはルルド以上に素敵な場所で
ほんの5分くらいしか見れなかったのですが感動しました。

同じ名前の有名な洞窟も車で30分くらいのところにあり、
こちらも必見。













フランスを発つ前の日は、
以前、桃ちゃんがサンダルで雨の日に行って最後までハイキング出来なかったガヴァルニーに再挑戦。

この日は主人も自転車を家に置いて、
一緒にハイキング。

ここが到達地点です。
岩の上に有名な神話の何だかがあるらしいです。













歩くのが遅い桃ちゃんはロバに乗ってのハイキング。
往復2時間15分という超スピード。
ロバが居なかったら多分4時間くらいかかっていたことでしょう。















翌日はお昼近くに家を出て高速を使ってスペインのサンセバスチャンへ。
国境を越えるととたんに集合住宅。
フランスでは見なかった光景です。


















サンセバスチャンの海岸は有名ですが、
この町そのものが広過ぎて
私はあまり好きになれませんでした。

主人もこんな面倒な町~と言っていたのですが、
居酒屋に行ってからは
この町が大好き~に変身。












サンセバスチャンのバール(居酒屋)は
オールドタウンに100軒くらいあるかも。

私は3軒でダウン。
主人は一度ホテルに戻ってからまた出かけて行き、
後でまた私を迎えに来てさらに2軒。

桃ちゃんは部屋でお留守番。
(スペイン語のメリーポピンズを見てました)















ビルバオ空港にレンタカーを返す都合、
空港で5時間のゆとりが出来たんですが、
ビルバオ空港って荷物を預かる場所がなく
ただ座って時間を待ちました。

旧市街はここからは見えませんね。













夜8時半の飛行機だったので
飛んで直ぐに夕日が見えました。
(ちょっとぼけてますが)















夜のパリ空港に到着。
乗り換え時間1時間15分。
空港内を走るように移動。

















ターミナルに着くと搭乗中で
さっさと乗り込みました。

次は香港。
















香港に夕方到着。
ここでまた5時間待ち。

マニラ着は午前1時過ぎでしたが
無事に到着。










サンセバスチャンの居酒屋「ラ・ヴィーナ」と言うお店の有名なチーズケーキを真似してみました。
プリンみたいな食感なんです。

いつかまたスペインに戻りたいです~。

長い間、読んで下さり、
ありがとう御座いました!





アルジェレス・ガゾストの郵便局へ

2014年06月15日 02時10分59秒 | 旅行




この時、主人は自転車で遠乗りに行っていたのですが
私と桃ちゃんは郵便局に手紙を出しに行こうと話していました。

ところが私が大家さんと立ち話ししていたせいで
家を出るのが遅くなってしまって・・・

桃ちゃん、相変わらず歩くの遅くて
置いていけないし、
せかして、せかして・・・







この階段を上がったら直ぐ郵便局。

午後5時に閉まるのに、到着したのは4時55分。
















切符は値段を入力してこれで買うんですが、
分からないのでお姉さんがやってくれました。

私は日本から母が送ってくれたカトリック雑誌とCDをスペイン在の友達にここから郵送。
彼女は私と話したくないと共通の友達を通して伝えて来たので
(理由はご主人の病気とか・・・)
本当は何もしない方が良かったのかもしれないんですが、
たまたまその雑誌が「いのち」というテーマだったし、
歌もとても素敵な修道女の歌声だったので。

そして桃ちゃんはイトゥレンのお友達に絵はがきを出す切手を買いました。















これがその切手です。
フランスからスペインまでの絵はがき、83セント。













近くの書店で絵はがきを買って、
書店のカウンターで絵はがきを書かせてもらい切手を貼りました。
















桃ちゃん、自分用にも動物の絵はがきを何枚か購入。
















家に車があるのに徒歩1時間かけて来た理由はこれ。
駐車場がないんです。

それにここに来る道がちょっと分からず・・・。
(歩いて来るのと違う道。さっきの階段は車は通れず。)















郵便局の営業時間は午前8時半~12時と、午後2時~5時でした。



















桃ちゃんが絵はがきを書き終えた時にはもう郵便局は閉まっていたので
ポストに投函。













このツバメみたいなマークがフランスの郵便局のマークらしく
小さな町でもよく見かけましたし、
このマークがついた車も道路で出会う事が多く
ちゃんとお仕事してる感じでした。

比べても仕方ないんですが
フィリピンの郵便配達は徒歩なので
炎天下の中、手紙を届ける為に歩き続ける感じで、
しかも担当している地域が広いので
貯めておいてから定期的に配達するので時間がかかります。


















郵便貯金ってフランスにもあるのかしら。
フィリピンにはないです。

















先日美味しいサバランを買った店は閉まっていたので
このケーキ屋さんに寄ってみました。

フランスではこの「pain」という看板をよく見かけ、
英語だと「痛み」って意味ですが、
フランスではこれで「パン」と読んで食べるパンの事なんですよね。
















雨が降って来たので傘をさしながら公園を通って帰路につきました。













公園から先日行った温泉施設も見えます。














隣接してカジノ。














そして映画館の看板。
もしかしたらカジノの中に映画館があるのかもしれませんね。

でもそれだと子どもがカジノを見てしまうのかしら。


















道端の花。













こういう花です。















山は霧が出て来てます。
















歩くの遅い桃ちゃん。















道路の名前はこんな可愛い標識。
















この川に出たら家までもう少し。
















歩く機会がなかったんですが
家の周辺の林の小道もきっと散歩したら楽しかったのかも。

あ、でも結構大きな犬が庭に放されていて
私達が道を歩くと凄い吠えてきていたんです。
なのであまり小さい道を歩くと不審者と思われるので止めた方がいいかもしれません。














道路の先をあと数百メートル進んだら家です。

















この標識、フランスならではじゃないかしら。
私はこれ、凄く良い標識だと思います。

これは横道から出て来る車が優先ですよっていう標識。
これを見たら運転手してる人は横道から車が出て来るかも・・・と注意しながら運転するわけです。

最初は知らないので自分たちが優先だと思って走っていて
横道の車が徐行せずに突然飛び出してきたので驚きましたし、
クラクションを鳴らされて
そこはハイウェイだったので彼らが待つべきなのでは・・・?
と意味がわかりませんでした。














雑草ですがとってもきれいです。













家の前のお宅に馬がいて、
桃ちゃんは馬を見に行ってしまいました。















今回買ったケーキはなんとか潰れずに持って帰れました。
途中でスーパーにも寄ったので
帰り荷物が増えてケーキが斜めになって心配だったんです。

ただ、前のお店と違うのか、
それとも選んだケーキのせいなのか、
ここのお店は生クリームがごって~り入っていて
生クリームが好きじゃない私はちょっと食べにくかったです。






Lac d'Estaing(エスタン湖)

2014年06月11日 03時27分38秒 | 旅行


 


レスタン湖はアルジェレス・ガゾストの町からちょっとしたドライブで着いてしまう
近場だけれど楽しめる小さな湖です。

でも日本語で検索しても出て来ないので
観光スポットとしては順位が下の方かも・・・。

観光案内所でお勧めですよと言われたんです。




エスタン湖についてのウィキペディア(フランス語)
http://fr.wikipedia.org/wiki/Lac_d'Estaing






レスタン湖に行く道はいくつかあって
主人はサイクリングでその辺を走り回っていたので大体この辺~と分かっていたようですが
それでも現地で購入した詳細な道路地図が役立ちました。















途中、いくつかの村を通りますが、
小さい村では人を見かけません。
















フランスは本当に教会が多くて
小さい村でも立派な教会が建っています。
教会としては使われていない場合が多いのが不思議なくらい。

















あの山の麓辺りに湖があるのかしらね~など
地図を片手にのんびりドライブ。
















突然、視界が開けて湖が現れました。
でも本当に小さい湖です。













真ん中に停まっているのが家の車です。

湖について一番最初にあった駐車場に停めたんですが
(つまり湖の手前辺り)
もっと湖の奥の方に停めた方がトイレがありそうな建物などもあって良かったかもしれません。

いや、実際にトイレがあるか行ってみてないので分かりませんが
寒かったのでトイレがなくてちょっと困りました。
















桃ちゃんが一番好きな動物、馬が居て
大喜び。

(二番目に好きなのは犬で、三番目は猫だそう。)















私はハイキングして歩きたいのですが、
桃ちゃんは馬から離れません。

ちょっと歩いても走って馬の方に戻っちゃいます。

主人は寒いし風が冷たいからサイクリングしようか迷ってましたが
せっかく自転車持って来たし
彼は歩くのは好きじゃないのでサイクリングに出かけました。

私が写真を撮ると桃ちゃんは馬はシャッターの音が嫌いだから撮らないでって。















30分くらい馬の所に居ましたが
桃ちゃんを説得して、
あの山の雪のある所まで行ってみようよ~と歩き始めました。


















湖の左側は自動車も通れる舗装された道ですが
右側はこんな感じです。

















場所によって湖の色が変わります。
ミネラル分が多い水質なのかも。















フランスのハイキングコースは標識がしっかりしていて
歩きやすかったです。

次の目的地までの時間が表示されていますが、
どこも遠そう。

















こういう標識は意味が分からず・・・
500m先に何か注意しなきゃいけないものがあるらしいんですが。
















もうこの辺りは湖を通り越した先なんですが
ぬかるみが多くなってきました。













雪解け水が山から場所を選ばず流れて来ます。

















遊歩道の一部が小川状態ですが、
歩くのに支障はありませんでした。













さっきの注意看板はこれだったよう。
上は雪ですが、中は空洞で、
雪の下は小川。

結構、高さがあるので
落ちたら怪我をしそうです。














フランス人の家族ハイカー達にどんどん追い越されます。
桃ちゃんくらいの子やもっと小さい子も沢山歩いているんですが
歩くの速いです。

そして私や桃ちゃんと違って水たまりとか、ぬかるみとか気にせず歩きます。














あの山の雪の所まで行こう・・・と思っていたのですが
どんどん遠くに見えて来て
寒いし、桃ちゃんも疲れてきて
2時間で断念。
これから引き返します。














本当に小さい滝ですが、
水の勢いが良く、
大きな水音が聞こえています。

滝の音って惹き付けられますよね。

山歩きが好きな人はテントと寝袋持って
山岳ガイドさんを頼んで
この辺りの山を歩き回ったら楽しいでしょうね。

(大家さんがそういうツアーは多いと教えてくれました)












引き返そうと振り向くと湖があんなに小さく見えます。

さっき車を停めた場所は風がびゅんびゅん吹いて寒いんですが
この辺りは風もなくて日が照っていたので温かく
私も桃ちゃんも上着を脱ぎました。
















桃ちゃん、さっきはゆ~っくり歩行だったのに
帰りは走っていて・・・
それは馬の所に行きたいから。

(ここは風が強く寒いのでまたジャケット着ました)












ところが戻ってみると、馬は車を停めてある駐車場側に居るではないですか。















橋に向かって走る桃ちゃん。












この橋の向こうは川です。
手前は湖。

戻る時に車に近い湖の向こう側の道路を歩こうよと言ったら
馬が居るからさっきの道を行くと言った桃ちゃん、
当てが外れちゃいました。














馬にたどり着いた桃ちゃん。
シャッターが嫌いな馬の為に私は望遠で撮影。










これはハイキング前に撮った写真なんですが
桃ちゃんが馬を撫でていたら突然馬が座り込んで、











その後、寝てしまいました。

馬が好きな桃ちゃんですが、
ちょっとびっくりして引いてしまったよう。














さっきの川は雪解け水でどんどん大きくなりながら流れていきます。

帰りの車の中で桃ちゃん、

「私が馬を触った手、馬のいい匂いが残ってる~。
この手、絶対に洗わない。」

と言ってたんですが、
家に着いて暫くしたら匂いがどんどん消えて来たとがっかりしてました。

















帰りは主人がサイクリングでお馴染みの細い道を通って帰り、
サン・サヴァン村の貯水池に出て来ました。

向こうの丘の上に建っている古いお城みたいな建物の向こうがサン・サヴァン村です。















貯水池と書きましたが、実際には人口の湖(又は池)で
用途は分かりません。

私はハイキングを楽しみ、
桃ちゃんは馬を楽しみ、
主人はサイクリングを楽しんだ半日でした。

この日は日曜日だったので午前中はルルドに1時間だけ出かけていたんです。
(午前中は雨でした)

水曜日の飛行機に乗る為に
フランスのアパートは火曜日の午前中まで。

旅ももう直ぐ終わりです。






コートレCauterets とスペイン橋 Pont d'Espagne

2014年06月10日 03時17分03秒 | 旅行





地方観光局オフィシャルサイトの説明はこちら。、

http://www.midipyrenees-kanko-spot-tokusen.jp/ミティ・ヒレネー地方へようこそ/ミティ・ヒレネー地方概要/ミティ・ヒレネーの主な観光地/芸術作品と自然の景観/ミティ・ヒレネー地方観光スホット特選~コートレとスヘイン橋




こちらも同じサイトからの動画「スペイン橋」周辺の自然のビデオです。









峠道に入る前のふもとの町です。
この町の向こう側の道路を行くとナポレオン橋やガヴァルニーがある方面に行きます。

家から車で本当に直ぐ近くの町なんですが
山に入る手前にある町で
水力発電などの施設も見かけました。











コートレに向かって峠道を進みます。











途中から山の木々が新緑で本当にきれいでした。

今年は春が1ヶ月早く来たと言われていて
アルジェレス・ガゾストの町の新緑は既に終わっていたのです。













この日は小雨で、黄緑色の葉がしっとり雨に濡れて
本当に美しかったです。















行けども、行けども山しかないので、
この先にコートレという大きな町があるとは思えないくらいです。
















今回、こんな風に山肌が崩れているのをあちこちで見かけました。
去年の豪雨のせいなのか分かりませんが、
今は道路で崩れた部分を急いで修復中なので
山肌までは手が回らない感じです。














でもこういうのを見ると自然は常に生きているんだと思い知らされます。
人間が自然を守る手伝いをすることは大事なことなんじゃないかと思いました。















工事中の道路もちょっとだけありました。













コートレの町がこんなに大きいと知らず、びっくりでした。












ロープウェイが動いています。















車を無料駐車場に停め、
寒いので主人と桃ちゃんは車で待ち、
私は観光案内所を探しました。

英語の話せる人がいて良かったんですが、
今動いてるロープウェイはスキー場に行くけれど午後3時で閉まってしまうし、
スペイン橋はお勧めて途中にある滝も必見だけど
ゴーブ湖は今は閉鎖されてるから行かれない・・・と言われました。












アルジェレス・ガゾストの観光案内所の人はスペイン橋からゴーブ湖まで1時間半のハイキングコースで
お勧めだと言っていたのに・・・、閉鎖なら仕方ないと思ったのですが
後でわかったのはゴーブ湖に行くロープウェイが営業していないという意味だったらしく
徒歩は可能だったようです。













観光案内所のお姉さんが上にあがってもスキー場以外何もないですよ、
と言っていたロープウェイですが
午後3時に閉まると言ってたのはスキー場なのか
私達が帰る午後7時頃もまだ動いていました。















コートレの観光案内所の方がくれたスペイン橋周辺地図なんですが、
ゴーブ湖の位置などわかりませんね。













コートレから車を走らせ、一番先にある滝。














そこからこういうヘアピンカーブを上がって行きます。











助手席から撮ったんですが
下の道路が遠くに見えます。












急な坂道なので高い所が苦手な主人はかなり徐行運転。

スペイン橋のある場所の駐車場は有料で5.5ユーロの支払いがあります。
料金は中の自動販売機で払うのですが
カードが使えないかもしれないので現金で払いました。

そしてこの料金を払う建物にあるトイレが自動トイレで、
鍵はボタンで自動ロックされ、
またボタンを押して外に出ると
戸が閉まったとたんに黄色信号になって
トイレ全体を洗浄してから青になるんです。

電気でドアがロックって私はちょっと怖かったです。
突然停電になったら閉じ込められる・・とか考えてしまって。













一番先の滝の近くだったと思うんですが
浄水施設を見つけました。

これで山の雪解け水をきれいにして
ふもとの家々に水道として届けているのかしら。
水道水が本当に美味しかったのはこのせいかもしれません。








スペイン橋の前にあるレストランの犬。














夕方5時頃に着いたせいもあって、
あまりにも寒いのでレストランでコーヒー休憩。

スペインの人はフランスのコーヒーは美味しくないと言ってたんですが
ここのコーヒーは美味しかったです。
バスクのケーキもメニューにあって
やっぱりこの辺はフランスだけどバスクと関わりが深いんですね。















レストランの壁にあった写真。
このレストランの冬景色で、
見えにくいんですが右の木の横にある石作りの橋がスペイン橋みたいです。

実はネットで調べて後からあれがスペイン橋だったのか・・・と分かった次第で
写真を撮りませんでした。

石の橋って珍しくないですし、
有名な写真を撮るスポットがあるらしいですが、
それすら知りませんでした。













フランスでは親子連れがハイキングしているのをよく見かけました。
しかも小さい子を連れている人が多いんですが
本当に足腰強いと言うか
よく歩きます、小さい子。

そしてこの時、雨が降ってたんですが
フランスの人はハイキングで雨が降っていても
子ども達も気にしないし、
親も気にしない感じ。

子どもが道から外れた所を歩いたり
登ったり、勝手に石とか砂で遊んでても
フランスの親はひたすら見守るんですよね。

怒ったり、早くしてとか、道じゃない所を歩かないでとか言わず。















道も広く、とても歩きやすいし
パノラマ的な景色も素敵です。

あの山の上がゴーブ湖かしら。
霧が出ているし
この日は風が強くて雨も降ったりやんだりだったので
桃ちゃんを連れて2時間山に登るのはどっちにしても無理でした。
(往復4時間・・・だけど桃ちゃんが一緒だと6、7時間かかる)













リフトは全部止まっていましたし、
ホテルも今は営業していませんでしたが、
冬になるとスキー場として賑わうことでしょう。












マニラには雪がなくて
雪で遊んでみたかった桃ちゃんは
春の残雪なのでシャーベットみたいな雪ですが出かけて行きました。

右側が桃ちゃんで、左側は桃ちゃんより1才くらい年上かなと思えるフランスの女の子。

「ボンジュールって言われたから、私もボンジュールって言ったよ。」

と後で報告してくれましたが、
その後は言葉が通じないので何も話さなかったみたいです。













主人も私も雪のない下の方で待ってたんですが
寒いし、退屈で・・・こんな時はやっぱり本を持ってくれば良かったと後悔。
(小説はマニラに置いて来た)

気温は午後6時過ぎるとどんどん下がりますし
桃ちゃんは直ぐに風邪をひくので
もう帰ろう~と説得。










今は動いていないスキー用リフト。

9才の桃ちゃんは都会っ子で、そんなには歩けないし、
とにかく桃ちゃん中心という感じになってしまうので
この辺を全部回ったわけではありませんでしたが、
フランスの親子も皆そうで、
子ども中心で、親はひたすら待つって感じだったので
お互い、違和感なかったです。

これが主人のご両親とかだと
子どもが勝手に遊ぶのは駄目とか、
親に合わせるべきとか、
こんな風に桃ちゃんに合わせてたらぶつぶつ言われそう。

フランスの親子とは温度差がない感じで
その分、親は自分のやりたい事は出来ないわけですが
フランスでは皆、そうしてるって感じで
私も桃ちゃんが思い切り自然の中で遊ぶのに任せてました。
危なくないようにだけ見てる感じでしょうか。

元々私はそういう感じなんですが
主人のご両親や兄弟が一緒だと
私も何か言われるのを気にして子どもの自由にさせてあげてない事があるんです。

あまり人がどう思うとか気にしないで自分の子育てするのが大事なのはわかってるんですが、
言うは易し行うは難し。

オフシーズンで人があまり居ず、
お店もさっきの喫茶店くらいしか開いてませんが
きれいな所なのでハイキングはお勧めです。

ただロープウェイで上に行くのではなく
徒歩で行く場合、5時間くらい時間の余裕を持った方がいいかもしれません。





フランスでは乗馬レッスン出来ず

2014年06月09日 02時10分39秒 | 旅行






結局、ピク・デュ・ミディまで往復4時間以上、車に乗りっぱなしで帰って来ました。

それで時間が余ったので
桃ちゃんが習いたいと言っていた
アルジェレス・ガゾストの観光案内所で教えてもらった乗馬レッスンする所に行ってみました。

これがその事務所ですが
馬小屋にみんな居るので馬小屋に来て下さいと張り紙があって
ドアは閉まってました。


















結構大きな馬小屋です。

何故、訪ねたかと言うと、
借りているアパートに電話がないから。

そういう意味では小さくてもホテルだと電話もあるし
何か予約するにしてもホテルの人にお願いしてスペイン語なりフランス語で話してもらえるので
便利ですよね。

今回、スペインでもフランスでも予約は個人で電話してやって下さいと言われ、
観光案内所では電話してくれませんでした。

暇そうにしている場合が多かったので
予約など手伝ってもらえると助かるのですが
手伝わない決まりなんでしょうね。
間違った予約などして責められたりするトラブルを避ける為かもしれません。
















何故か何頭かの馬はこういう囲いに1頭ずつ居ました。

この乗馬レッスンする場所はウズス村にあるんですが、
ここに来るまでが本当に分かりにくく
最初はあった標識も途中から消え、
勘だけでたどり着きました。

道も、対向車が来たらどちらかがバックしなくてはならない細道でした。


















駐車場には車があるのですが人が見当たらない・・・。














習っているお嬢さん達(男の子は居なかった)は鞍なしの馬に乗っています。
鞍がないから柵や納屋の戸から馬に飛び移っていました。

まさか彼らは運転出来ないでしょうし、
親は何処で待っているのかしら。

このおじさん、少しは英語が出来るんですが
桃ちゃんが習いたいと言うと
携帯で連絡します、多分あさってになります・・・と言ったんですが
ついに電話くれませんでした。

Eメールはやらないとかで
こちらから国際電話で連絡するのも嫌だったのでそのまま。















雨も気にせず裸馬に乗った少女達が馬とやってきたのがここ。
さっきのおじさんは自分の車に乗って馬の後を徐行運転していました。

スペインやフランス、田舎道は一車線だけが多いです。

もっともフランスの方がスペインよりはずっと道路の拡張工事がしてありました。
主人はイトゥレンからフランス国境まで自転車で走ったのですが
国境を越えたとたんに道路が2車線になったと言っていましたから。














新鮮な草があるこの囲いのある林に馬を入れて帰るんですね。

私達がここに着いたのが午後5時頃だったので
ちょうど帰るところだったようです。














1レッスン16ユーロと言うのはそんなに高くないですが
最初、おじさんが先生は英語が話せないから
桃ちゃんが馬に乗りたいなら親が紐を持ってグルグル回るだけにして・・・と言っていて
(つまりレッスンはなし)
それならあまり意味がないし、
連絡をくれなかったのはそういう理由もあったのかもしれません。

とにかく行きにくい所だったのである意味、ほっとしました。

そう言えば桃ちゃんがレッスンを受けたいと言っていた時、
ちょうどフランスの学校が1週間、春休みだったんですよね。

大家さんの息子さん達が学校休みでサイクリングしてたりしましたから。

もしかしたらそのせいで大勢の生徒さんがいらして
忙しかったか、もう枠がなかったのかもしれません。

でも、まあ連絡くらいはくれても良かったかなとは思うんですが、
イギリス人の大家さんがおっしゃるには案外、連絡すると言ってしないのは珍しくないとか。

そして乗馬はマニラに戻ってからネットで検索すると自宅の近くにあったので
今はそこで習っています。
その記事はいずれ書きますね。










その後はアルジェレス・ガゾストにある温泉施設に行ってみました。
中で写真が撮れないのでパンフレットの写真を載せておきますね。

体にフィットした水着のみ許可。
そしてタオルなどは持参でした。

そして午後7時で閉まってしまいます。












外から見るとこんなに大きな建物ですが、
マッサージをする場所が別にあったりするので
実際のプールはそんなに大きくありませんでした。

日本の温泉を期待していたのですが
多分、水温は30℃ちょっとくらいで、
出ると震えてしまいます。

出てからオープンな(囲いのない)シャワーがあったのですが
お湯がちょっとしか出ないので体が温まらず
ちょっと長めに浴びていたら出た時に超過料金を取られそうになりました。

機械がピッと入った時間や出た時間を腕輪から読み取るんですが
プールを出た所で読み取ったので
もう1度読み取る場所があると思いませんでした。

3人で一緒に出たのですが
30秒前に出た桃ちゃんは大丈夫だったお陰で
職員の人が払わないでいいですよと言ってくれました。

ここはお金を払うカウンターの職員はフランス語しか出来ず、
プールの監視員の方は若い奇麗な女の子達で英語が話せました。

山の泉の水を温めてプールに入れているのでしょうね。
浮き輪を使って遊んでいる子ども達もいて、
温泉ではなく、プールという感じでした。

サウナっぽいものもあったのですが温度設定が低めです。

ローマ時代からこの辺りは温泉施設が有名だったようで
あちこちで宣伝を見ましたが
他の施設は体験してませんので
熱いお風呂もあるのかもしれませんが、わかりません。

日本のお風呂が大好きな主人も私もかなり物足りなく感じでしまいました。
やっぱり温泉は日本で楽しもうということになりました。







ピク・デュ・ミディ(Pic du Midi de Bigorre)に行けず

2014年06月05日 00時13分05秒 | 旅行




主人がピク・デュ・ミディ(Pic du Midi de Bigorre)に行ってみよう・・・
と言ってくれたのですが、
(自分は毎日自転車で遠乗りして楽しんでいるから)

この日は雨降りの天気予報ではなかったのですが、
途中から雨。

私達がここに滞在している間、
天気予報はなかなかあたらず、
雨だと思ったら晴天だったり、
その逆だったり。


「ピク・デュ・ミディ」は展望台が有名なのですが
霧が出ていると何も見えないのです。

しかも展望台に上がるのに使うロープウェイが結構、値段高くて
3人で100ユーロくらい(家族割引あり)。

ピク・デュ・ミディの説明(日本語のウィキペディア)


本当はアルジェレス・ガゾストから先日書いた山「トゥールマレー」を超えると
ピク・デュ・ミディのロープウェイ乗り場なんですが、
雪で不通なのでぐるっと回らなくてはなりません。

もっとも雪で不通じゃなくても
峠道を行くのは結構大変かも・・・。

私達も結局、行けなかったので
こんなビデオ見て満足することになりました。(2008年2月に撮影)








そしてここはスキーでも有名らしいんですが
こんなビデオも見つけました。
(2013年5月に撮影)







ここがフランスの田舎だからなのか分かりませんが
今回、フランスの観光案内所はちょっと頼りなくて
スペインは安くて観光客が多いからなのか
地図など、英語でもあり、
例えスペイン語だったとしても名所などは詳細が記してあったんですが
フランスではそもそも観光案内所の地図がイマイチで
名所などもあまり記してないので行く時は予め下調べしていくのが無難。


家を出発した私達は地図を片手に先ず、ルルドから 「バニェール=ド=ビゴール」という町に向かいます。


「Bagnères-de-Bigorre」英語のウィキペディア

「バニェール=ド=ビゴール」日本語のウィキペディア









ルルドを通り越して県道を行きます。


















自転車なら林の中を抜ける近道から、バニェール=ド=ビゴールの町に行く方法があって
主人は2年前に自転車でこの町に来たことがあるんです。

(その時はアスピンという別の山に行った。)















フランスのこの辺りの田舎町は小さい村が点々としていますが、
もう教会は使われてないとか、
家もよく見ると廃屋とか誰も住んでないとか結構多かったんです。














近くの山に向かっているサイクリングしている人達なんですが、
フランスでは前にも触れましたが1.5mの間隔を開けて追い越さなくてはならない法律があって
主人は反対車線を使って追い越しています。

もし対向車が居たら自転車の後ろを徐行して
対向車が居なくなってから追い越します。













こちらがその標識で、結構あちこちで見かけます。












そして バニェール=ド=ビゴールの町の観光案内所ですが
駐車場がないので路肩駐車。

路肩駐車している人が結構いるので捕まることはないと思うのですが
空きを見つけなくてはなりません。

看板に書かれていますが
ラ・モンジーの観光案内所も兼ねてるんですね。

ラ・モンジーは ピク・デュ・ミディに行くロープウェイの麓にある町で
スキー場もあります。

ラ・モンジー(La Mongieー英語のウィキペディア)

















英語の話せないお姉さんが
上に行っても霧で何も見えないから行かない方がいいわよと
片言の英語とジェスチャーとこのネット画面で説明してくれたんですが、
車で待っていた主人に伝えると
ロープウェイに乗るだけでもいいんじゃないかと
行く事になりました。















ところがバニェール=ド=ビゴールの町からロープウェイ乗り場がある
ラ・モンジーまで走っても走っても到着せず、













羊やヤギを見ながら進むんですが














道を間違えたのかと思うほど。




















左側の家、廃屋です。














  

お店も人も見かけない村でしたが、
県道沿いだからかも。

雨、降って来ました・・・。
















遠くの山は霧。

あまりに狭い道路で主人は道を間違えたんだろうって心配だったんですが
地図に載っている名前の村を通っているし、
地図で見るとそのうちにヘアピンカーブがあるから・・
とそのまま走ると、












ヘアピンカーブ、ありましたが。
でもこんな急勾配だとは予測していず、

そしてどんどんクネクネと峠道を上がって行き
標高が高くなってくると














なんと霧・・・。














雨も手伝って視界が非常に悪い。














屋根があるところは霧がないんですが
ここを抜けたらもう殆ど何も見えなくて
私はかすかに鉄塔みたいな物を見た気がするので
ロープウェイは直ぐそこだったと思うんですが、
こんな霧で上に行っても何も見えないでしょうし
主人も霧の中で運転するのが怖かったので
ちょっと広めの道路でUターンしました。

地元の車は時速60kmくらいでびゅんびゅん通り過ぎて行くんですけど、
通り過ぎて直ぐに車の姿も見えなくなり
Uターンしてて突然車が来るかもしれないので
ひやひやでした。

















山を無事に下りました。
霧はやはり山の上の方に留まってるんですね。


















せっかく来たのに上に上がれなかったので
さっき立ち寄ったバニェール=ド=ビゴール町の観光案内所にもう1度寄って
桃ちゃんにウェブカメラの映像を見せてあげました。

右側に1時間ごとの映像が並んでいますが
今日、霧が晴れていた時間は午前10時20分だけ。

9時でも駄目だったし、11時でも駄目で
春にここに来るのは難しそう。

でも夏だと雪山の景色じゃないので
お天気が良ければ冬でも春でもきっと楽しめると思うんですが。



















バニェール=ド=ビゴール町の路肩駐車はこんな感じです。

この教会はさっきリンクしたウィキペディアによると
中世、1434年にフランスのフォワ伯ガストン4世とナバラ女王レオノールの挙式した場所。

知っていたら行ってみたかったです。


ナバラ(ナヴァラ)と言うのはスペインのイトゥレンがナヴァラにありました。
バスク地方は4つか、5つかの区域に分けられていて
その1つがナヴァラ。

バスク語もネットで調べると方言があって
これも5つくらいあるようです。

でもここに出てくるナバラ王国は歴史の流れの中で登場した王国で
今のスペインのナヴァラ地方のことではありません。

ウィキペディアによると

パンプローナ王国、のちのナバラ王国は、従来よりピレネー山脈西部の南側及びビスケー湾に居住していたバスクとガスコン(ガスコーニュ)などのヴァスコン族(Vascone)の地域の一部分を占めた。この国の起源の詳細は不明だが、ローマ人も西ゴート人もアラブ人も、常に自分たちの言語を守り通したこの西ピレネー地域を、完全に征服できた訳ではなかったと言うことである。6世紀中頃には、西ゴート王国の南西側からの圧力と、アキテーヌのフランク王国の勢力範囲の限界があったことにもよって、バスク族はピレネー山脈北側への大規模な移動を行い、独立を維持した。現在でもスペインのナバラ州北西部は主にバスク族で占められている。


ナバラ王国について詳しく知りたい人はウィキペディアのこちらをご覧下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ナバラ王国(824年 - 1620年)

ピレネー山脈が間にあるので遠いみたいですが、
実はアルジェレス・ガゾストの町とイトゥレン(ナヴァラ)はそんなに遠くありません。

もし高速があったら近道でさ~っと来れる距離です。
ただ、山だらけなので高速作れないんでしょうね。

同じ理由でバスク人が自分の言語を守りながら生き残ったのだと思います。






ピレネー山脈ガヴァルニー圏谷(Cirque de Gavarnie)

2014年05月30日 03時34分24秒 | 旅行




観光案内所でお勧めと言われたガヴァルニー圏谷(けんこく)。

ガヴァルニー圏谷の案内(フランス観光開発機構のHP)





圏谷(けんこく)の意味が分からずネットで調べると
圏谷、又はカール(ドイツ語: Kar)は、氷河の侵食作用によってできた広い椀状の谷のことだそうです。
もっと詳しく知りたい方はこちらをお読み下さい。

圏谷(けんこく)についてのウィキペディアの説明










主人は2年前にガヴァルニーまで自転車で行ったそうなんですが、
アルジェレス・ガゾストから多分40kmちょっとあるので
以前行った時は着いて直ぐに帰路についたそう。

車でも山の中を1時間ちょっと走ります。


















ここに行く川沿いには水力発電があって、
電気公社の建物も途中にありました。

















実はこの日はくもり、時々 雨。

でもフランス人は雨を気にせずハイキングするんですよね。















家を出てかなり経ってから気づいたのだけど
桃ちゃんはスペインで買ったサンダルを履いて来たのでした。
マジックテープで留めて脱げないようになっていて便利ですが、
雨なので足が濡れてしまいます。











行く途中の川向こうにお城みたいな建物が多い村があって
主人が言うにはナポレオンが避暑によく来ていた村だとか。
(本当かどうかわかりませんが)

この村には温泉施設もあって人が結構来ていたんですが
ピレネー山脈周辺って温泉施設が結構あるけれど
アルジェレス・ガゾスト村の温泉施設でこりごりした私達。
温泉じゃなくて冷ための温水プールと呼んで欲しいです。
出たとたんに震える感じ。

ここの温泉施設が熱い温泉かどうかは知りませんが、
多分、違うんじゃないかなと思います。
アルジェレス・ガゾストの温泉施設のサウナも低め設定でしたし、
熱いの苦手なんじゃないかしら。











それでこちらがナポレオン3世が架けた橋らしいです。
橋を渡る手前にチーズを売っている屋台があって
凄く美味しそうだったんですが
主人は買い物好きじゃないので車を停めず素通り。














ガヴァルニー村に着き、観光案内所の前に車を停めて
主人は小雨の中、自転車で山を登って行き、
私と桃ちゃんは観光案内所のお姉さんが勧めてくれた「Cirque de Gavarnie」に向かったんですが・・・

桃ちゃん、歩くのが遅い。



















最初は川沿いを歩くんですが
直ぐに林の中に入ります。














これで見ると「Cirque de Gavarnie」まで1時間と書いてありますが
そもそも駐車場からここまで来るだけでも30分。















砂利道は結構濡れていて、
やっぱり桃ちゃん、サンダルなので靴下が直ぐに濡れちゃってました。

(靴下の替えは持ってたんですが、替えても直ぐに濡れるので車まで我慢。)












ここの観光案内所は地図をくれないんですが
途中にこんな地図看板がありました。

でも見ても一体何処に「Cirque de Gavarnie」があるのか
遊歩道は何処なのか、
今、自分が何処に居るのか全く不明。












どうやらあの滝が目標みたいなんですが、
雨がとにかく激しくなってきて、
傘も時々飛ばされるほど~。












小さめのきすげみたいですよね。















実は観光案内所の人が馬も貸してくれますよって言ってくれたので
桃ちゃんは馬が借りれると思い込んでいて
しかも観光案内所のお姉さんが馬を引く付き添いもお願いしたら大丈夫って言ったけど駄目で、
それなら桃ちゃん一人で馬を操るのは無理だからと借りなかったら
絶対に馬を操れる、スペインで1時間のレッスン受けたから大丈夫と言い張って
もちろんそんなこと、許可出来るわけがないので借りなかったら
桃ちゃんはずっと泣きながら嫌々歩いていたのです。

でも途中からは機嫌直して普通に歩き始めたんですが
何しろ桃ちゃんの靴下がびしょ濡れになり
雨も激しくなって
途中で引き返しました。

フランス人の人達は大人も子どもも、犬も、
ざんざん降りでもたくましくハイキングしてましたけど。












主人もあまりにも雨が激しくて途中で引き返して来たので
主人が自転車で登ろうとした山に車で行ってみることにしました。

主人が上がって行った山の上は実はスキー場で
観光案内所の人は行っても何もないですよと言っていたんですが。













ところが直ぐに道がどんどん狭くなるので
途中でUターン出来ないと困るし
引き返せる場所で引き返しました。



















観光案内所のお姉さんは何もないと言ったけど
途中の景色を見るだけでも素晴らしかったです。














丘の上に白い像。
















そして何故か突然、日が照ってきたので、
さっきまであんなに降ってたのに~とちょっと悔しい気持ち。

主人に

「もう1度引き返して山に自転車で行ったら? 桃ちゃんと私は車で待ってるから。」

と言ったけど、それだったら「Col de Tourmalet(トゥールマレー)」に行きたいと言うので
そちらに向かいました。

カヴァルニーの観光案内所は教えてくれなかったんですが、
ガヴァルニーには博物館もあるらしいし、教会も有名らしくて
主人がもう1度、自転車で上に行くと行ったら町を散策出来たかもしれません。

スペインもそうですが、英語が苦手な観光案内所の人はあまり詳しく教えてくれないので
事前の下調べが必要ですね。





ルルドとジプシー

2014年05月28日 04時42分55秒 | 旅行



バルセローナでジプシーのスリに遭った話しを前に書きましたが、
何も盗られなくて結果的には良かったとはいえ、
あの2人の女性が私をはさんでエスカレーターで体をぴったり寄せていた時の冷たい顔の表情とか、
その後、地図を広げて道を聞くふりをして地図の下から手を伸ばして私の鞄をさぐろうとした事や、
地下鉄の地下道のアコーディオン奏者の所に逃げて彼女達が諦めたけれど
凄い剣幕で怒鳴っていた様子などが頭に焼き付いて、
トラウマになってしまいました。

バルセローナは欧州では一番、犯罪が多いとかで、
警官もあちこちに居るんですが
地下鉄などは入り口も通路も無人が多かったので
犯罪が起こりやすい場所なんでしょう。

でもあれから色々な人に話しを聞くと
どうも危ないのはスペインだけではなく、
欧州全体が危険な感じ。

スペインの方が頻度は高いようで
スペインではシエスタ(長い昼休み)の習慣があって店もシャッターが閉まっているのですが、
その時間は人通りが少なかったりして
地下鉄に乗ったら通路で4人の男性に囲まれて鞄を盗られたとか・・・。

主人の友達はパリの地下鉄で、
ドアが閉まる直前にズボンのポケットから堂々と財布を抜き取られ
彼は財布には殆どお金を入れていなかったけど
クレジットカードが入っていたので国際電話であちこち止めるのに3万ペソ(7万円くらい)使ったとか、

ある人はドイツのモールで置き引きにあったとか、

やっぱりマニラと同じでお金がある人は車で移動し、
公共の乗り物に乗ったり、
盗られそうなものを持って道を歩いたりはしないのが常識なよう。

全ての犯罪がジプシーと関係あるわけではないと思いますし、
むしろそうじゃない方が多いかもしれませんが
バルセローナでは私達が食べてる食べ物を下さいと言ってきたジプシー女性もいて
貧しいのは確かだと思います。

そして今、欧州は国境があってないようなものなので
全て地続きで貧しい人でも別の土地に移りやすいせいで
一つの国の貧しい人も
別の国に簡単に行けてしまうんですものね。






で、パリと同じくらいホテルがあると言われているフランスのルルドなんですが、
一応、カトリックの巡礼地で
訪れる観光客の数もものすごいせいか、
ジプシーがものすごく多かったのです。

私もジプシーに襲われるまでは

「ジプシーってどんな人達なの?」

と全く未知だったのですが、
他の人達とはちょっと違う雰囲気なので気づくようになりました。


ジプシーを日本語のウィキペディアで検索するとこんな風に書いてあります。
(殆どそのままコピーペーストしました)

ジプシー (gypsy, gipsy) は、一般にはヨーロッパで生活している移動型民族を指す民族名。転じて、様々な地域や団体を渡り歩く者を比喩する言葉ともなっている。外名であり、当人らの自称ではない。

名称について
ジプシーは「西暦1100年にアトスに現れた」とする記録が最古のものとされる。ドイツでジプシーを確認している最古の記録は1407年のものである。1427年にパリに現れた彼らは、「自分たちは低地エジプトの出身である」と名乗った。ここから「エジプトからやって来た人」という意味の「エジプシャン」の頭音が消失した「ジプシー」 (Gypsy) の名称が生じたと言われる[1]。
近年の日本においては、「ジプシー」は差別用語、放送禁止用語と見做され、「ロマ」と言い換えられる傾向にある。しかし、「ジプシー」には「ロマ」以外の民族も含まれているので、これは他のジプシー民族を無視することになる。



スペインでは街頭で集団で演奏している人もいたし
手作りで紙袋に入ったお菓子を売ってた人もいて
みんなが悪い人ではないと思うんですが、
ルルドで見かけて物乞いをする子どもなどは寒いのに裸足で
学校にも行ってない様子。

多分、決まった場所に住んでないし
住所不定という感じで学校に行かれない場合が多いのでしょう。

スペインではジプシーでも定住して学校に行くようになった子もいると聞いたのですが
フランスではどうなのかしら。

ルルドのジプシーはスペインで見たジプシーより貧しそうでした。












前の写真の緑色の川で釣りをしているおじさん達が居たんですが
これが不思議な気がしました。

川はずっと続いていて
こんな町中で釣りしなくても
ちょっと離れたら川辺とか、もっと落ち着いて釣り出来そうな場所があるんですよね。















アルジェレス・ガゾストの前回紹介した自転車ロッジのご主人なんかは
ルルドなんてディズニーランド化してるから行きたくない、
と言ってるんですが、
本当にルルドの周りのお土産屋さんの数には驚きます。

でもお店がある周辺にはジプシーはあまり居ないし
お店の前に車を停めて
主人の自転車を入れたままルルドの行ったので心配だったんですが
自転車は無事でした。
(レンタカーの人に絶対に自転車を残して車を離れないでと言われた)

ルルドで車の窓を割られて盗られた人を先に聞いていたら
きっと自転車を車に残して置かなかったでしょうけど。

行ったのが夜だったので
(明るいけど夜なので寒かったです)
お店などはもう閉め始めていました。














集団で巡礼に来ている人は同じTシャツなど分かりやすい服装をしているので
見分けがつきます。

ここはルルドの横の入り口。














ベルナデッタという少女に聖母マリアが現れて
言われるままに泉を掘り、
その泉の水で病気が治る奇跡が起こったことから
ルルドの泉と呼ばれて病の人がこの水に浸かる為に訪れる場所になりました。

でもベルナデッタ自身は修道女になったのですが
結核で30代で亡くなっています。

彼女のご遺体は腐らないでそのまま今でも残っているんですが
彼女が入った修道院はリヨンの近くで
ルルドからは遠過ぎて行かれませんでした。

この他、丘の上にも色々な彫刻があって
これらを回って芸術作品を見たかったんですが
時間がなかったこともあり、
主人は前にもう見たから自分は見たくないとかで
行かれませんでした。













記念コインが1つ2ユーロで売られていたので
お土産にいくつか購入しました。














私が30年前に訪れた時はこのプラスチックの筒はなかったんですが
主人は言うには2年前に彼が来た時もなかったそうで
新しく付けたんですね。

やっぱり泉の水と言っても水なので
誰かが毒とか投げたら大変なことになるからかしら。











この洞窟の中で聖母マリアを見たとかなんですが
中では泉の水に浸かることも出来るようです。
女性と男性に分かれていて全裸で入るそうなんですが
寒いので3時だか4時までみたいです。

私は冷たい水に全身浸かる勇気はないです。












洞窟の上にベルナデッタの希望で建てられた教会。
ある司教が尽力して建てられたようです。
















壁に色々な言語で同じ意味の言葉が書かれていて
日本語もありました。










こちらは英語。

















30年前に訪ねた時、知り合いのお医者さんがこの橋の向こうの病院で患者さんを診てあげていて
(ボランディア)
もっと古めかしい、ちょっと小汚い建物だったんですが
モダンな感じになっていました。

でもルルドってやはり病気の方が訪れる事が多いせいか
もうひっきりなしに救急車が来ていました。













教会正面のモザイク画。時代が分かりますね。
(桃ちゃんがすごく小さく見えます)










とにかくどんどん気温が下がるし、
夜なので教会も閉まっていて入れないので
早々に引き上げましたが
世界中からカトリック信者の方が集まっていて
フランスではもうお年寄り以外で教会に行く人はあまり見られなくなったのですが
ルルドの中は別世界なのが良かったです。

そういう意味ではちょっとディズニーランドかもしれませんね。










フランス・ピレネー山脈の自転車ロッジ(宿)紹介

2014年05月26日 03時14分04秒 | 旅行




スペインにもフランスにもバイク・ロッジは結構あります。
バイクロッジで便利なのは自転車を停める場所があること。

主人が去年、フランス・アルプルに行った時は
ホテルによっては自転車持ち込みしないで下さいと言われて、
でも車の中に置いておくのも
チェーンをかけて外に置いておくのも不安で
こっそり部屋に運び入れたと言ってました。

で、アルジェレス・ガゾストという村の近くの
サン・サヴァン村にあるこちらの自転車ロッジ、
主人が2年前に1人旅で来た時にお世話になったバイク・ロッジなんですが、
アイルランド人ご夫婦の経営で、
朝、夕食付きです。

主人が泊まった時(7月)は1泊55ユーロだったそうです。

奥様は日本で3年働いていたとかで
片言の日本語なら話せます。






バイク・ロッジを外から眺めたところ。
一見、古そうに見えますが、
中はなかなかモダンです。









家の前は公園になっていて
バイク・ロッジの車が停めてありますが、
車をレンタカーしてる方はここに無料で停めることも出来ます。

パリから特急でルルド駅まで2時間ほどで来れますし、
空港もいくつか近くにあって
(車で1時間~2時間の距離)
駅や空港までは送迎してくれます。








門にはロッジの名前の札。

とても素敵なご夫婦で、
ご主人は毎日、自転車に乗っていて
近辺の山や道など熟知して色々教えてくれます。

この辺の山を自転車で周りたい方にはお勧めです。

英語ですがホームページを紹介しておきますね。

the Velo Pelotonのホームページ

Velo Pelotonのフェイスブック











サン・サヴァン村の広場。
小さいけれど素敵な町です。











村から見える景色。
右の小さい丘の上にお城みたいな建物が建っているの見えるでしょうか。
多分、観光スポットじゃないかと思うんですが
(古い城跡とか、教会跡とか)
遠いので行けませんでした。
(自転車なら行けますね)












日本の旅行ルアーに組み込まれることもあるレストラン「ル・ヴィスコス」
おまかせで頼むと1人、ワインも入れて100ユーロ前後だと思いますが、
家族経営で、シェフの方は英語も出来てお料理の説明にしょっちゅう出て来て下さるし、
素敵なレストランです。







ホテルも経営されているようなので泊まることも出来ます。













サン・サヴァン村の教会は今では礼拝など行われなくなりましたが、
観光名所として無料公開しています。

多分、教会と修道院が建物の裏で繋がっていたのでしょうか。
今は誰も住んでいない廃屋という感じです。
















こちらも教会と繋がっている別棟の建物。
(説明がないので詳しいことはわかりませんが)















小さい村ですが可愛いレストランやお土産屋さんがあります。











教会の裏からの眺め。














村の外れにあるお墓。
私はお墓が好きなので桃ちゃんと2人でちょっとだけお散歩。
主人はお墓が好きじゃなく、車で待っていたので
長居は出来ませんでした。












花が活けてあるお墓が多いんです。
枯れた花など放置していないし、誰かが手入れしているのか、
お墓参りに定期的に来ているのか・・・。














こういう個人のお墓もあれば・・・・












1つのお墓だけれど家族がみんな一緒というお墓もありました。
小さい墓地なのでやっぱり場所が限られていてそうなるのでしょうね。

サン・サヴァン村はアルジェレス・ガゾスト村からそんなに遠くないですし、
自転車だと走りやすい山道などの分岐点も多くて
きれいな湖に行く道もここを通るし、
主人が好きな山がいくつもここから近い場所にあります。
何より英語が通じるのが魅力です。
(フランス語が全く出来ない私)

こちらのバイク・ロッジは食事付きなのと
(お昼は外で食べることになりますが)
台所は使わせてもらえないので今回は利用しませんでしたが、
主人は一人で来る時はここに泊まる予定です。







アルジェレス・ガゾストという町散策

2014年05月23日 02時03分00秒 | 旅行







着いた日の翌日、雨の予報だったのに快晴。
桃ちゃんの朝ご飯はフィリピン風ガーリック炒めご飯と目玉焼き。












大人は酢漬けのアンチョビのオープンサンド。













朝食後、主人は大好きな山
「Luz Ardiden」に自転車で出かけて行き、
私は家事を終わらせた後、アルジェレス・ガゾストの町まで歩いて行くことにしました。
目的は観光案内所に行って地図やお勧めのハイキングコースを教えてもらう為。

桃ちゃんは大家さんのお庭で大家さんの犬と遊ばせてもらいました。
(イギリス人の大家さん家族、本当に素敵なご家族でした。)















写真は主人のカメラから拝借したんですが、
この山はヘアピンカーブ(switchback) が有名。

スイッチバック(ウィキペディア)の説明はこちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/スイッチバック















家を出るとこの景色。
空気が本当に美味しい~。












ピレネー山脈の色々な山があちこちに見えるのがアルジェレス・ガゾスト。
山に囲まれた盆地という感じです。
















私達が借りた家はオータカム山の麓にあるこの名前の町にありますが、
カーナビでは出て来ない小さな町。















暫く歩くと川に出ます。













橋を渡ると直ぐに私がスペインでもお気に入りだったスーパー「Carrefour」があります。
午後7時半には閉まってしまい、
日曜日も開いてないので買い物する時は要注意。













これはアルジェレス・ガゾストの町からルルドま続く自転車専用道路。
夏はラベンダー畑の側を通り、ラベンダーの石けんなど売っているお店もあるんだそうですが、
今回、町の自転車屋さんには桃ちゃんのサイズの貸し自転車がなくて
自転車買っても良かったけど雨降りばかりの天気予報なので買いませんでした。

自転車、100ユーロ以下で買えるので、
貸し自転車が1日30ユーロ前後くらいだと思うので
何日も乗るなら買って、帰る時に誰かにあげてくるんでもいいかなと思います。
















カジノです。スペインでもカジノをよく見かけました。
流行っているのかしら。
















アルジェレス・ガゾストの教会が見えてきました。














日本でも見かけるような花が咲いているので
ちょっぴり嬉しくなりました。













つつじ。











町中のあちこちにこの犬の糞専用のゴミ箱が設置してありました。















別の場所には犬の糞専用のビニールが。
どうしてビニールの配布とゴミ箱を1つのポールに設置しないのかちょっと不思議。












これも町の壁に貼ってあったポスター。
殺虫剤ゼロという、多分英語と同じ意味の部分しか理解出来ません。












車だと大きく迂回しないと行かれない丘の上の教会ですが、
徒歩だとこの坂を上がって直ぐ。











でも到着したのは正午12時15分で観光案内所は閉まっていました。
スペインの田舎町の場合、2時で閉まってしまい、
その後はもう開かないので
それよりはお昼休みがあっても夕方まで開いている方がずっと便利ですね。















お昼でも開いているカフェの看板。
う~ん高い気がします。
美味しくなさそうだし。













お昼休みなのでシャッターが下りています。















不動産屋さんの広告。
この辺りの家って田舎だけど高いですね。

100,000ユーロは今のレートで
日本円:1300万円
米ドル:136.5M
比ペソ:5.9M

山の中の一軒家で約3000万円・・・って
これに税金とかもかかるんでしょうし、
手直ししないと住めないかもしれませんしね。















町の中心にある教会。













観光案内所が開く2時まで待つのは
桃ちゃんが待っていて無理なので教会の周りを一回りだけして帰りました。

自転車置き場発見。









午前5時から午後5時まで・・ということしか理解出来ませんでした。
駐車禁止みたいだけど、今はお昼で車停まっているし。

で、グーグル翻訳で調べたら
な~んだ、でした。

「marché tous les mardis」(Market every Tueday)
毎週火曜日はこの場所に市が出るので駐車禁止

という意味だったんですね。
確かに火曜日に私達、着いて、
この場所にテントの店が沢山並んでましたっけ。










パンジーの花壇。










車が停まっている場所にベーカリーがあって
パンやケーキを売っているお店だったんですが
お客さんとお店のご夫婦がおしゃべりしていてお店がまだ開いていたんです。
覗いてたら

「どうぞ、どうぞ~」

と言ってくれたので美味しそうなケーキを買ってしまいました。











野原を眺めながらゆっくり歩いて帰宅。















もうすぐお家だけど・・・

途中でスーパーに寄ってワインとかお米とか買い込んだんですが
予備の手提げを1つしか持ってなくて
スーパーで有料のビニールを貰ったけど
それがリサイクル出来る素材でものすごく薄くて
直ぐに破れてしまったので
帰り、とても大変でした。












いぬふぐりの花に似てますよね。

















赤つめくさと私は日本で呼んでいたんですが
(白つめくさの花に似ているけど赤いから)
本当はレンゲかな~。











あまりにも重たくて、ビニールは破けるし
全部一緒にしたものだから
ケーキの箱は潰れたけど、アップルタルトは何とか無事。








他のケーキもこの程度で済んで良かった。
このサバラン、凄く美味しかったです。
1.9ユーロだったかしら。甘さ控えめ。


往復2時間歩いて幸せ気分でした。
マニラでは外が危険で歩けないので残念。
歩くの大好きです。

本当は日本でもこういう休暇したいな~と思うのですが
日本はフランスのギーテみたいなのないですよね。
フランスでもスペインでもトリップアドバイサーというサイトなどで
沢山のアパートが出ていて
メールのやり取りして、細かいことを聞いて
お互いに納得したらクレジットカード(ペイパルを通して)支払うだけでよくて
とても簡単。

契約書などもあったりなかったり。
今回のギーテは保証金250ユーロを別に現金で払いましたが
出発する時に何も壊れてないので返してくれました。

あと、掃除をしないで出て行く場合は別に40ユーロ支払って欲しいと言われました。

日本は移住者専用に市町村で将来移住を希望する人のみという条件で
1年以上住む人に貸してくれる家や部屋などはあっても
旅行者が気軽に借りられる家はないですよね。

日本は土地が高いからかしら。

やっぱり家や部屋を貸してる人は収入の足しにやっている人が多くて
鍵を渡してくれてプライバシーもきちんと保たれ、
調理器具やタオル、寝具なども全部揃えてくれているんですが
5泊以上と決まっていたりします。

1泊100ユーロ前後だとホテルでも、もっと安い所はあるかもしれませんが
料理出来るので、
外食しなくて良い分、かなり節約な旅になります。





アルジェレス・ガゾスト1日目

2014年05月22日 02時37分55秒 | 旅行




旅行の楽しみ方は人それぞれだと思うのですが、
自分がどんな旅が好きか・・
知っておくのは大事ですよね。

今まで旅行にあまり縁がなかったので私自身、分かってなかったんですが
私は家に居るのが好きで、
お金がかかると楽しめない気がします。

食材を買うのは好きなのですが、
外でサンドイッチとか売っていて、
これ自分で作ったらいくらで出来る・・と直ぐに考えてしまう。

バルセローナの動物園も入園料が私にしたら高くて
もう少しで「止めて別の所に行こう・・・」って言いそうになりました。
いくらか覚えてなかったのでネットで調べたら
大人15.40€ :=2135円:21米ドル
子ども(3~12才) 9.30€  := 1289円:12.7米ドル
って書いてありました。
予め調べておかなかった私が悪いんでが・・・

主人はとにかく自転車でツーリングして山に登るのが好き。






(アパートの前の道が登山道になっているオータカム山の途中からアルジェレス・ガゾストの町を見下ろした風景)

今回、フランス旅行は予定に入っていず、
ここのアパートも数日前に予約したし、
その後も雨降り続きの天気予報でこのまま滞在するか迷ったのですが、
到着して直ぐ、

「雨降りでもここに居たい。」

と思えた町でした。














主人は着いて直ぐ、オータカム山の山頂まで自転車で行って来て、
夕方、今度は車で私と桃ちゃんをオータカム山に連れて行ってくれたんです。

雪解け水が勢いよく流れていたり、















結構、山の上の方なのに畑があったりで、
裾野が緩やかな傾斜なんですね。















こんな高い所にと思う場所にも住んでいる人がいます。
多分、この農家の家なのでしょう。















でも夕方だったので突然、霧が発生して・・・











それでも主人は霧の中を運転して山頂まで連れて行ってくれようとしてくれたのですが、















危ないので途中で断念しました。
















こういう納屋はスペインのバスク地方にも似ています。
バスク語を話す人はスペイン側とフランス側の両方にいるし、
方言も5、6つある筈なので
ここもバスクの一部なんじゃないかと思います。
バスクのお菓子はケーキ屋さんには必ずあったし。













山の中ですが村と言うか、家はぽつぽつあるのではなく
固まって建ってることがフランスでは多かったです。

スペインのバスク地方では山の中だと一軒一軒は離れて建ててあったんですが。









こんな高い所にも集落が・・・。
冬、雪が深いので、まとまって家がある方が道路の雪かきなど便利だからでしょうか。














この日、主人はスペインの山でブレーキを使い過ぎたからブレーキパッドが薄くなって金属音がすると気にして
ルルドの自転車店に行きました。












若い頃、ツールドフランスで活躍した選手だった彼が開いたお店で、
自転車の修理などもやっています。

2年前にもこの町に来た主人は自転車ロッジに泊まったんですが
そこのご主人にこの店のことを教えてもらったのです。













その元選手だった店のご主人が主人の自転車に乗ってみて
金属音なんて普通だよ~、まだまだ大丈夫!
って。

ま、うちの主人は慎重派なので
壊れるのを待たずに交換したかったんですが。














私は自転車店の隣に自然食品店を発見。
















ここで桃ちゃんが好きないくらに似たもの発見。
スペインでは見かけなかったので大喜び。

(もしかしたらスペインにもあるかもしれませんが私は見つけられなかった)













夕飯はいくらもどきのお寿司になりました。

お米はスペインではナバラ米、フランスではデザート米が寿司に向いていて
値段もそんなに高くなく (1kgで200円くらい)
フランスでは寿司米も売っていたんですが1kg 4ユーロ近くて
しかも高いから買う人が少なくて
古米状態になっていたので
絶対に美味しいお寿司出来ない筈。

すし酢は白ワイン酢で適当に作りました。

フランス語はわからなくて困りましたが
大家さんはイギリス人でお話しするだけで楽しいし、
桃ちゃんは大家さんの1才の犬と庭で転げ回ってるだけで嬉しいし
お家も素敵で、楽しい10日間になりそうな予感。

そして本当に楽しい10日間でした!






フランスで借りたアパート

2014年05月20日 05時17分01秒 | 旅行









高速を出て県道をルルドまで走るのですが、
放牧された牛さん達がのどかに草を食んでいます。

















やっぱり畑、多いですね。
















フランスのこの辺りの田舎は小さい可愛い村が点々としています。
(もしかしたらヨーロッパがそういう感じなのかもしれませんが)










ルルドの町にあるお城。
2年前に主人が入った(有料)そうなんですが、
中世の城で暗くて何もなかったとかで、
桃ちゃんは入りたいと言ったけどとうとう入る機会がなかったです。

















ルルドにはパリほどのホテルの数があるとかで
町は観光で発展しています。

見えるのは教会の屋根。










カーナビのお陰でちょっと複雑なルルドの町を無事通過中。











多くの町がそうなんですが、
町の外に環状線があって、そこから高速や県道に抜けれるようになっていますが、
その環状線から外れて町中を通ると一方通行や迂回が結構あります。













雨降りだったのと、お昼頃に着いたので人通りがないのでしょう。












ルルドに向かう、小さい可愛い観光バス。









町の中心部へ向かっています。














ルルドの町を出て直ぐに橋を渡ります。














すると無料の高速に出て、ここから一気にアルジェレス・ガゾストまで行かれます。















途中、砕石所のような場所があったりしますが、












山が近づくと景色がどんどん変わってきます。















実はアパートがあるのはアルジェレス・ガゾストの町を出て隣町。













カーナビに住所を入れても出て来ない場所ですが、
大家さんが詳しい説明や地図を予め送ってくれたので簡単に見つかりました。

2つの大きな家に挟まれた小さな家が私達が借りた家です。
左が大家さんの家。















台所。












居間には膝掛けを置いてくれていました。












寝室は二階にあります。














二階には2部屋あります。














私達夫婦の部屋。
ベッドの羽布団がものすごく柔らかくて気持ちいい~。











桃ちゃんの部屋。














トイレとシャワーは各部屋に1つずつありました。







今回、フランスの田舎町、ピレネー山脈に近い、アルジェレス・ガゾストで私達が借りたアパートはこちらから予約出来ます。

Algeres-Gazost アルジェレス・ガゾストで借りたアパート(ギーテ)のトリップ・アドバイザーの予約ページ(英語)







アパートから歩いて直ぐのところに流れる川は
ルルドの川とも繋がっています。

雪溶け水のお陰で水が豊富。

そして家の蛇口から出てくる水道の水の甘くて美味しいこと。
ちょっとやみつきになりました。







フランス初日のトラブル「高速料金所でクレジットカードが使えない」

2014年05月19日 02時41分30秒 | 旅行



主人は2年前に今回、フランスで滞在するアルジェレス・ガソストに来ているんですが、
当時はレンタカーしてないんです。

そして今回、スペインから車で移動してきたんですが、
なんと、スペインでは高速の料金所でフィリピンのクレジットカードが普通に使えていたのに
フランスの国境を越えたとたんに使えなくなりました!!







(料金所はこんな感じです)

最初の料金所では理由が分からなかったのですが
その料金所には職員がおられ、
たまたま並んだ場所はカードも現金も使える場所だったので
フランス語を話すお姉さんが

「現金で払うのよ~」

みたいに言って来て
(現金の入り口を指差してたので分かった)

その時は現金で払った済んだのです。

器械が故障してたんだと思った私達、大間違いでした~。

フランス国内の高速ではフィリピンのクレジットカードが使えないのでした。








そんなことも知らず、いざ、ルルドに向かって車を走らせていた私達。
フランスの高速は基本、右車線のみ使用し、
左車線は追い越し専用みたいです。
スペインの場合はそういう感じがしなかったのですが、
フランスでは誰も左車線を走っていず、
走っていたとしても追い越した後に直ぐに右車線に戻っていました。

それが徹底しているのがフランス、という第一印象。

そして新しく高速に上がってきた車からクラクションを鳴らされて

「え、なんで?」

私達が高速を走って、相手が割り込んでくるのに??
と不思議だったのですが、
後で分かったのですが
黒い×印の標識があったら割り込み車に譲って入れてあげる法律なんですって。

相手は当然、入れてくれるものと思って発進したのに
主人がそのまま直進したのでクラクションを鳴らしたのでした。













スペインバスクは牧場が多くて畑はあまり見なかったのですが、
フランス側に入ると畑が目立つようになりました。











まだ国境を越えてそんなに走ってないのに景色が違います。













そしてトイレ休憩にサービスエリアに寄ったんですが、
ここのサービスエリアは上り、下り、共通でした。
出る時に間違えないようにしないと反対方向に行ってしまいますね。

この 「d」の後にアポストロフィーを付けて名詞とつなげるフランス語の多分「of」にあたる使い方は
何度も目にしました。











橋を渡って随分、高速と離れた場所にサービスエリアがありました。












トイレ休憩に寄っただけなのでお店には近づかなかったのですが、
(そして何故かシャワーのマークが)

実はこの時に小銭を全く持っていなかったので
お店で何か買って小銭を用意すべきでした。
まさかカードが使えないと全く思っていなかったのです。



















シャワーとはこのことでした。
寒いのに、使う人居るんでしょうか。
それとも夏だけとか。












スペインからずっと雨で、
天気予報もずっと雨の予想だったので
ぎりぎりまでフランス滞在を途中で切り上げて
スペインに早めに戻ろうか迷っていた主人。

フランスに行く目的は自転車に乗ることだったからです。
大家さんは5日前までに言ってくれた分は返金しますと言ってくれていたので
早めに決断して伝えないといけませんでした。











高速から見える町もスペインバスクとは全く違いますね。
やっぱりフランスという感じがします。















もう、ここは高速を下りた所なんですが、
高速を出る料金所でクレジットカードが使えないとまだ分かっておらず、
スペインと表示が違う為、現金で払えない、カードのみの車線に並んでしまったのです。








カードが使えないと思っていなかったので
この高速チケットを入れてしまいました。

でもクレジットカードが読み取られず、
9ユーロ払えと表示されているけれど
払ってないので遮断機のようなものも上にあがりません。

色々なカードを全部試したけど全滅。
現金で払える車線ではなかったので困った私達は
私が車から降りてインターフォンの緊急時に押すボタンを押しました。

ところが出て来た女性はフランス語しか話せず、
(出て来たと言っても声だけですが)
英語もスペイン語も出来ないのです。

このまま車が料金所から出れないままになるのかと本当に焦りました。

私達の後ろには車が待っていて、
根気よく待っていてくれたのですが、
その方に私は助けを求めに行くと、
初老の女性で、わざわざ車から降りてインターフォンを通して相手の女性と話してくれたのです。

彼女はほんの少し英語が出来たので、
私に 「オフィスで料金を払いなさい」と言いました。

それで車をバックさせ、
(もちろん先にその女性がバックしてくれ)
邪魔にならない所に停め、
料金所の横にある小さな建物に行ったんですが、
そこはオフィスじゃなくて機械室で
無人でした。

ウロウロして困っていたら
さっきの初老の女性が自分の車は料金所を通り過ぎて遠くに停め、
雨の中、歩いて戻って来てくれたのです。

そして私に

「9ユーロ現金で別の車線で払うのよ、
インターフォンで呼び出したら私が話してあげるから、
そしたら会社が9ユーロ払うようにセットしてくれるの。」

と伝えてくれたのですが小銭がない・・・。

そしたら彼女、最初は

「小切手を持ってるなら小切手を切ってくれたら私が9ユーロ払ってあげるわ。」

と言ってくれたのですが、
小切手もなく、

50ユーロと100ユーロ札しかなかったのです。

それで

「いいわよ。この9ユーロあげるから。一緒に行ってあげるから。」

って徒歩で車の通る車線に入ってくれて
インターフォンを押して相手の人と話してくれて、
9ユーロ入れてくれようとしたのですが、
(そして私も主人も他に方法がないので受け取りたくないけど受け取るしかないのか・・・と思っていたのですが)
見ると現金の入り口に50、20、10、5、2、1ユーロなどなどと使える紙幣やコインが書いてあって、
急いで私は50ユーロ札を出し、
彼女にも

「50ユーロで払えます!」

と表示を指さして伝えて、無事に高速代を払うことが出来ました。
(おつりは全部コインで出て来たので遮断機が閉まらないうちにと焦ってかき集めました)

もう涙、涙で、笑っていいのか、泣いていいのか分からなくなった私。
彼女と抱き合ってお別れしました。

今でも思い出すと泣けちゃいます。
名前も聞かなかったし、
聞くのも失礼な気がして聞けませんでしたが、
彼女が居なかったらずっとそこで立ち往生だったことでしょう。

彼女が

「いつか私が中国に行った時には親切にしてね。」

と言った時、私はわざわざ否定しませんでした。
私からしたら中国も、フィリピンも、日本も違う国ですが、
彼女からしたらアジアの国ですし、
そんなに英語も出来ない彼女が必死に私達の為に通訳してくれて
雨の降る中、傘もささずにずっと外で立っていてくれて
自分のお財布から小銭を出してきてくれ、
くれようとして・・・

ありがとう以外の言葉が出なかったです。








スペイン・バスク地方9才の娘とスペイン語学習+プチ農場体験<イトゥレン後半>

2014年05月18日 04時38分25秒 | 旅行



*ジョージーナさんのホームページは<イトゥレン前半>に載せてあります。





(*ジョージーナさんの家を上から見たところ。)


イトゥレンの町から山に4km入った場所に住む、ジョージーナさんの家にお世話になった後半、
やはり4月なので寒さが戻って来て桃ちゃんは熱を出してしまいました。
(大したことはなかったのですが)

それで本当はその日、粉引き所に行ってトウモロコシのトルティージャを焼いて食べる予定だったのですが
キャンセル。










先日、お世話になった農場の家族なんですが、
この家族だけではありませんが、
バスク地方のこの辺りの人達はフィリピンにもちょっと共通するような悪霊とか魔除けとか
土着信仰の名残があって、
家の玄関に飾られている物もその一部だったりするようです。














各家には番地がなくて、家に名前が付いていて
その名前(名字とか違う)が住所代わりだったりするようです。

近所の人もその家の名前で覚えていたりするとか。















真ん中の人が着ているのはお祭りの時の民族衣装だそうです。
バスクのこの地方の音楽は聴くとアイルランドの舞踊音楽みたいなんですが
バスクの起源がどうもアイルランドとかデンマークのバイキングとか色々な説があるらしいです。















玄関に飾られているこういう物もお祭りと関係しているようです。














この馬の毛で作った物も魔除けと関係あるらしい・・・。
















お家は典型的なバスクの建物です。

近くの村で、同じような建物だけど窓と窓の間に線が必ず入っている村もあって、
それも伝統の昔からの信仰の1つとか聞きました。
















ちょうどタンポポがみんな、綿毛になっている季節だったのですが、
ジローナではタンポポの綿毛飛ばしに夢中だった桃ちゃんも
お友達が出来たイトゥレンではタンポポの綿毛には見向きもしません。













そして、風邪を引く前ですが、
桃ちゃんが楽しみにしていた乗馬レッスン。

動画は以前に「スペイン旅行ハイライトその1」で載せたのでこちらには載せませんが、







イトゥレンの村でも馬は見かけたのに
乗馬レッスンとなるとやはりなかなかないみたいで、
サイクリングしている人と沢山すれ違ったんですが
県道みたいな道を車で走ること30分くらい・・・

遠い~。














しかも突然、分岐点に来たら左の道を行くと言うのではないですか。
(片側には小川が流れていてタイヤが落ちたら絶対はまって抜け出せないと思うのです。)

本当にジョージーナさんの所もそうですが、
スペインの田舎道は1車線が普通で怖かったです。












3人の子どもに3頭の馬が用意されていました。
桃ちゃんの為に他の女の子も一緒に乗馬レッスンを受けてくれて
そのお金もジョージーナさんが私たちの宿代から払ってくれました。
(別料金という話しだったのに、支払う時に込みでいいわよと言ってくれた)











見学者は柵の外に出てと言われて柵に上って見てたんですが
この柵に座っているのは私と桃ちゃんにスペイン語を教えてくれた先生で、
彼女にも8才の娘さんが居て初めて乗馬レッスンを受けたのです。

彼女、大型トラックの運転免許を持っていて
ここに来る道も彼女が運転してきたんですが
あんな狭い道、大丈夫~って楽勝でした。

本当に素敵なお母さんで、素敵な女性。
彼女はプロのスペイン語の先生ではないけれど、
彼女から本当に多くのことを学びました。

















1時間の乗馬レッスンが終わっても馬が好きな桃ちゃんは馬から離れません。
桃ちゃんの隣に居るのがスペイン語の先生をしてくれた方のお嬢さん。

一度、このお嬢さんのお友達と公園で遊んでもらったんですが、
この地方の子達って体力が凄くあって、
縄跳びしていたのだけど、桃ちゃんは付いていけず・・・
ちょっと輪から離れてしまいました。
それで先生が気を利かせて桃ちゃんとお嬢さんだけが遊ぶようにしてくれたのだけど、
5、6才の子でも縄跳び100回くらいは軽く飛べちゃうので驚き。

桃ちゃんは縄跳び、多分あまり出来ないんです。
学校でも流行ってないし。













この乗馬を教えてくれた先生は大学で乗馬を通してのセラピーを勉強しているということでした。















桃ちゃんが乗っていたダカルという馬は
中東の方の砂漠で行われた200kmの長距離レースで優勝したことがあると
乗馬の先生が教えてくれました。

でも結構気が強くて
他の馬が自分の後ろに近づき過ぎると
後ろ足で蹴飛ばします。

なので桃ちゃんは乗ってる時、自分の後ろに近づかないで~と他の子に注意してました。

















馬に手で馬草を与える時は手を平にして与えるように言われたんですが
これがなかなか桃ちゃんには難しかったみたいでした。













周りを見回すと結構、家々が点々とありますが、
道が多分、さっきのような一車線なんですよね。














ここはアヒルとか鷹とか、黒豚なども飼っていました。

ジョージーナさんが子ども達用におやつのパンを持って来たんですが
うっかり車の戸を開けたままにしておいたら
猫に半分、食べられてしまっていました~。















そしてまた、この細い道を運転して帰ります。
幸い、対向車には出会わなかったです。

















そしてジョージーナさんの家から別方向に山を徒歩で1時間下った所にある
(でも私たちはジョージーナさんの車で行ったので30分くらい)
美味しいレストランに彼女とご主人が連れて行ってくれたのですが、

元々、このレストランでの食事は料金に込みだったので
私たちは今回、払いませんでしたが、
ここ、本当に穴場というかお勧めです!

ホテルもやっているし、自転車が好きな方は自転車置き場もあります。

Donamariako Benta Restaurant Y Hotel Ruralのホームページ(英語)はこちらです。













玄関にある可愛い人形はアメリカのコミックキャラらしいです(主人曰く)。

主人は自転車で毎日ここレストランの前を通っていて
どうしていつも車が多く停まっているのか不思議だったそうなのです。
知っていたら絶対に毎日食べに行ったと言ってましたが、
連れて行ってもらったのが帰る直前だったので今回は無理で心残り。












玄関の横には子どもが遊べるプレールームもあって
小さい子が他のお客の迷惑にならないような気配りも感じられますね。










元々は馬小屋だったのを改築してレストランにしましたが、
ホテルはまた別の建物。














レストランが選んでくれたワイン。














スペインでは普通、1つ目の料理、2つ目の料理、そしてデザートで
このレストランではどれも各3種類用意してくれ、
その中から選ぶようになっていました。

私が選んだ1つ目の料理は白豆煮。
郷土料理みたいなんですが、
これ、マニラでも真似して作ったら主人に大好評でした。














主人が選んだ1つ目の料理、アスパラガスも美味しかったそうですよ~。
これも食べてないけどマニラで真似してみました。
ヤギのチーズはフライパンで炙って
(本当はかまどで焼くんでしょうけど)
フルーツソースはトマトジャムで代用してみました。

















そして主人の2つ目の料理、バカラオ(英語ではCod fish)。















私が頼んだ2つ目の料理、アヒルのもも肉。
今回、ジローナから始まって美味しいアヒルを食べる機会が多く
アヒルの大ファンになった私です。











デザートに私が選んだ自家製レモンヨーグルトは
クリーミー過ぎるヨーグルトが好きじゃない私には適度なクリーミーさで
適度な甘さで、全てが完璧。














主人が頼んだのはこの土地、特有のデザートで
観光ガイドにも名前が載っていたんですが
今ちょっとど忘れ。

確かヤギか羊の乳で作ってるんですが
私にはちょっと生臭く感じました。
発酵食品みたいなんですが。

でも主人は気に入ったんですって。














このお店をやっている姉妹の1人は日本人と結婚して日本に住んでいたことがあるとかで
でも元ご主人とはもう連絡を取ってないらしいですが、
日本人の私にとても共感を持ってくれました。

上手くいく結婚もあれば、上手くいかない結婚もありますよね。













このレストランでお勧めの自家製のお茶には
生のりんごの刻んだ物が入っていました。
良い香りです。
















飾ってあったものです。












庭にもテーブルがあって
この日は雨でしたが、天気が良かったら庭でも食事出来ます。












店の中はこんな感じです。












楽しかった昼食、あっという間に終わってしまい
また絶対に食べに来たい~という思いで店を後にしました。















お店の建てもの。














そしてジョージーナさんの運転で家路につきますが
これまた一車線です。

このレストランに来るのは砂利道が多いので
ご主人の車だと無理なのです。
(ご主人は小型のベンツに乗っている)












そして寒くなったのでさすがに私たちの棟の暖炉にも火を入れました。
ボイラーがあるので夜はそれで温かく眠れますが
昼間はちょっと電気代が勿体ない気がしたのと
暖炉も1時間に一度。火の世話(薪をくべる)をしなきゃいけないんですが
風情があって何とも言えなくリラックス出来るのです。












<寿司パーティー>



そして帰る前日、ジョージーナさんのお友達を呼んでくれて
寿司パーティーを開きました。










お寿司の作り方を習いたいお友達を呼んだので
寿司講習会って感じでしょうか。

これは私が突如思いついて作ったうなぎの稚魚のオリーブ油+にんにく和えの寿司。
人気でした~。
やっぱり寿司というよりはピンチョ感覚。

他にもご飯を表面にする巻き方や、普通の太巻きなど
色々作りました。







(主人は男性同士で楽しくおしゃべり)

マニラで何度も寿司講習会をしていたので
(全部ボランティアですが)
教えるのは慣れていたんですが
ご飯を鍋で炊く方法から教えたのは初めてでした。
(炊飯器ってみんな持ってないので。私も毎日お鍋で炊いてたので慣れたところでちょうど良かったです。)

それと酢飯ですが、すし酢の分量の砂糖を半分以下に減らしました。
スペイン人向けです。











皆さん、何かしら持って来て下さっていて
特にこのエンパナダ、買って来たものらしいですが
スペインのこの地方のエンパナダはフィリピンのと違って揚げるのではなく
パン生地の間に玉ねぎと何かを炒めたものを挟んでオーブンで焼く方式で
とっても気に入りました。











デザートもフィリピンのお菓子に似たものが多いけれど
味がもっと繊細で甘さ控えめでした。












お客様の車に牛のお客さま。
この辺りは羊でも牛でもその辺の道を歩いて移動しているので
柵を作るのは動物が家に入って来て植木や植物を荒らさない目的です。
泥棒避けではないです。

本当に泥棒ですら面倒で入って来ないような山中なので。
道は迷路だし、下手すると行き止まりだし。













子ども達は家の横にあるトランポリンで遊んだり、











マニラでも流行っているバンド作りで熱中。
マニラとスペインで同じものが流行ってるって凄いマーケティング。













色々食べた後に出て来たパンとハムと羊のチーズ。















最初は外で話していたのですが、
寒くなってきて、雨も降って来て・・・












暖炉の周りに集まりました。














猫ちゃん達はお客さんがいるのを窓から覗いています。







<いよいよお別れ>



私たちが出る朝も霧が出ていました。












でも主人は8日間、車を動かせなかったほど山道が怖かったので
ジョージーナさんのご主人に車で先導してもらう約束で
彼は仕事で顧客と9時に約束があったので
8時半に彼と一緒に出ました。

彼の車が小さく見えます。
この辺はまだ道が広いんです。












なんか霧の中に入り込んでいく感じですが
ものすごくきれいです。















そして主人が車を動かさなかった理由がこちらの道。
車線が狭い上に崖っぷち。
















あれ、彼の法律事務所を通り越しています。












分岐点まで案内してくれたんですね。
本当に素晴らしいご主人様で
気が利くし、子ども達にはユーモアたっぷりで遊んでくれるし、
彼にも色々お世話になりました。















ジョージーナさんの家はまるでおとぎの国に入り込んだみたいです。
日本で言えば桃源郷でしょうか。

山深くて、何もない素朴な暮らしで、
自然がものすごく美しい。
フランスでもこんな幻想的な景色には出会えませんでした。














スペイン語の先生からスペインの方がガソリンが安いと聞いていたので
フランスに行く前にガソリンを入れました。

普通は自分でガソリンを入れて中の売店で会計するのに
ここの方は入れてくれて
話しかけてもくれてとても親切。









(やっぱりフランスより若干休めでした)

スペイン人は本当に相手に見返りを求めないで親切にしてくれる方が多くて
しかも働き者で謙虚で、自分の分をわきまえてしゃしゃり出ない人が多いし、
これって田舎だったからなのか分かりませんが
良い出会いばかりでした。











海沿いを真っ直ぐに行けばボルドー(ワインで有名な)ですが
今回、私たちが向かったのはアルジェレス・ガゾストという町。














ちょっと分かりにくいんですが
地図の左端の海沿いに字が切れているけど「サンセバスチャン」があって、
左端の下の角に「パンプローナ」がありますよね。
イトゥレンはそのサンセバスチャンとパンプローナの間にあります。

そして今回向かったのはルルド(Lourdesと地図には書いてある右側の真ん中辺)を少し下った場所にある
Algeres-Gazost という町です。

太い線が高速(有料)なので
一旦、サンセバスチャンの方に向かい、高速にのって
パオとタルベスの真ん中辺にあるルルド方面の出口から出て
ルルドに向かい、
そこからアルジェレス・ガゾストに向かいました。

イトゥレンからフランスの国境は直ぐで
県道を通って行くことも不可能ではありませんが、
道路も狭いし、時速も制限されているし、
山中で多分、森を走る感じになり、
迷子になる可能性も高いので
のんびり田舎を走る旅行ならいいんですが
目的地までは高速を使いました。

もちろん、間の町で有名な小さい町など名前を見て

「ガイドブックに載ってたよ~」

と停まってみたくなる町は多かったんですが
時間は限られているし、全部には行けないですよね。
また次回を楽しみにしたいです。
(またせっせと貯金~)







スペイン・バスク地方9才の娘とスペイン語学習+プチ農場体験<イトゥレン前半>

2014年05月16日 23時07分35秒 | 旅行



地中海側にあるジローナの街を後にし、次の滞在先「イトゥレン」に向かう予定だったのですが、
主人がバルセローナの自転車用品店にもう1度、寄りたいと言い出して、







(バルセローナは路上駐車と一方通行が多く、カーナビがなかったら大変でした。
カーナビも駐車中に車内に置いておくと盗られる可能性があると注意されてちょっと下りる時も持って歩きました。)


バルセローナに立ち寄ったので
バルセローナを出発したのが午後1時半くらい。






(ジローナからバルセローナに向かう途中の標識)


イトゥレンはどちらかと言うとパンプローナとサンセバスチャンの間くらいで
フランスの国境から車で15分くらいのピレネー山脈のスペイン側にあるんですが、
高速を使うとサラゴザなどを通って行くので
(ピレネー山脈があるので直線コースでは行かれない)
長時間の運転に慣れてない主人は休憩しながら行き、
結局、到着したのは午後9時。

暗くなる前のぎりぎりの時間でした。

これが暗くなっていたら絶対に到着は無理でした。











これはバルセローナの空港に行く途中にいつも見えていた墓地。
ドイツ人の友達を迎えに行って、送って行ったので
この墓地を見たのは3度目。

私、墓地って好きなんですよね。
















そして高速を永遠と走っていくわけですが、
主要都市を通る時もあれば、
高速道路がかなり離れた位置にあって都市が見えない時がありました。

この都市の名前すらもうわかりませんが・・・











長いドライブ、カーナビ見ながら、地図も見ながら
結構、主人も私も緊張して走っていて
今では良い思いでです。












サラゴザという街に向かって走っていたわけなんですが、
段々と緑が少なくなっていくんですね。















工場も多く見られるようになりました。
















何もないような場所もかなりありました。
スペインって広い~。











生活、大変そうです。










最初、この辺りで1泊してから行こうと主人は言っていたのだけど、
とんでもない。

ホテルくらいあるとは思いますが、
工場地帯という感じで何もない所です。










山の上の元修道院の廃墟という感じでしょうか。














牛の像は何故あるのか分かりませんが。












それが、パンプローナに近づくにつれて、
風車が数多く見られるようになり、











太陽光発電の為のソーラーパネルもあちこちに設置されていて、












バスク地方特有の家々が見られるようになり、













景色もピレネー山脈っぽく変わってきて
緑豊か~。

風車やソーラーパネルはバルセローナの方(ジローナやコスタブラバ)ではあまり見ませんでした。
バスク地方の方が観光よりも産業に力を入れている印象を受けました。











本当にこの辺りは自然が美しかったです。












(バスク地方の家はカタルーニャ地方とは全く違いますね)

でもカーナビがなかったらイトゥレンの町にはたどり着けなかったことでしょう。
特に高速を下りてからパンプローナの街を通貨するのはものすごく困難。
カーナビを使っていても

「本当にこの道でいいの?」

と思えるような路地に入って行くわけなんです。
パンプローナは道が複雑怪奇で一方通行が多いです。









そして偶然にもイトゥレンの街から今度の宿であるジョージーナの家まで4kmの山道を進んでいたら
サンセバスチャンでアイススケートのレッスンから帰って来たジョージーナ親子の車が迷っている私たちの車を追い越そうとして
もう直ぐ日が暮れそうで山道で迷って大変だったので
会えて良かった~。

彼女達の車の後をついていきました。




ジョージーナの経営する宿は
ネットで見つけて何度もメールのやりとりをして決めたんですが、
ホームページはこちらです。

Pyrenean Experience


ジョージーナはイギリス人女性ですが、
スペイン人で弁護士さんのご主人と2人でこの宿をやっておられます。

マリオンちゃんという桃ちゃんと同い年の9才の女の子が居て、
ここを決めた理由はマリオンちゃんは英語が母国語だと言う事、
同い年ということ、
それから桃ちゃんはスペインに行ったら農場で動物の世話をしたいのが希望だったのですが、
ジョージーナさんの近所には彼女がずっと家族のように親しくしている農場があって
いつでも桃ちゃんは行って良いよと言ってくれたから。
















何度も分岐点があるんですが、ここが最後の曲がり角。
あまりにも道が分かりにくいので
今回、地図を作製した私です。

ここからは砂利道で、ちょっと谷底に落ちて行く感じがしますが、
実際にはそんなことはありません。
マリオンちゃんは車から降りて走ってます~。















着いたら直ぐに日が暮れました。
ぎりぎりセーフ。

母屋と別棟に分かれていて、
こちらが別棟で私たちが今回、泊まらせて頂いた家です。









(ダイニング)

屋根裏に1部屋、地下に4部屋あり、
台所は共同ですが、トイレ、シャワーは各部屋にそれぞれ付いています。

寝具もタオルも人数分用意しておいてくれました。
持って行かなくてはならないのはシャンプーや石けん、歯ブラシなど、
それから食器洗い洗剤や洗濯石けんなど。











台所に隣接したソファ。これとは別に暖炉のある居間があります。















この階段を上がると屋根裏の私たちの部屋になります。











台所。












屋根裏は1つの大きな部屋ですが、
こちらが桃ちゃんのベッド。












桃ちゃんのベッドの側にある窓からの景色。












反対側が私たちのベッド。快適でした。
他にお客さんも居なかったので家を独り占め。













テラスを挟んで母屋があります。














朝、起きるとこの景色。

イトゥレンの町から山を4km入っただけのことはあります。












昼間に見るとこんな感じです。












ここに来て一番先にやったのはオレンジの木を植えることでした。

















それからジョージーナさんがフランス国境に近い大きなスーパーに連れて行ってくれました。














これがそのスーパー。今回、2回、連れて行ってもらいました。
小さい買い物はふもとの町でも十分です。

彼女は何度も山を下りるので
予め話しておき、一緒に乗せて行ってもらいました。















この週はイースターだったので
スーパーもちょっとスケジュールが変わっていました。
スペインの場合、イースターの翌日の月曜日も休日みたいです。

実はこの時期、ここに決める前に調べると
ホテルなど普段よりも値段は高かったです。












1週間の滞在の前半は本当にお天気に恵まれて、
桃ちゃんは山の子になってました~。














遠くに見える村(柵の右手の奥に見える)ですが
この場所から繋がっている道はなくて、
一旦、イトゥレンの方に下りて、
そこからその村へ続く道を行くそうなんですが、
その村を通ってさらに山の向こうに行くと奇麗な湖があるんですって。

行ってみたかったんですが、今回は無理でした。















農家のトラクターとか時々見かけます。
スペインの山道は車が1台しか通れない狭さなので
山道で車同士が出会うとどちらかがバックするんですが
彼らは慣れていてバックも速い、速い~。












臭いのも気にせず、桃ちゃん、子牛を可愛がりに行きました。
この子牛達は全部、子牛肉としてイースターの為にと殺されるそうなんです。











犬が好きな桃ちゃんは農場の犬3匹全部と直ぐに仲良しになりました。
名前も個性も覚えていて、
今でも話題にしています。

この犬はあの犬が側にいる時は絶対に触らせてくれないで守ろうとするんだよ~とか。















干し草は動物達の食料源なのでああやってビニールに入れて貯められる時に貯めておくそうです。












牛が帰ってきました。











先ずは子牛がお母さんのおっぱいを飲みます。









それからおじいちゃんが家族が飲む分の牛乳を手で絞ります。
桃ちゃんもやらせてもらいました。

桃ちゃんって自分のうんちでもオエっとなるのに
乳搾りの途中で牛がおしっこしても、
歩いてる場所がふんまみれでも
凄い匂いでも平気。










動物の匂いは気にならないんですって。
変わってる~。











マリオンちゃんは桃ちゃんに手取り足取り色々教えてくれました。














時間が空いた時は農場でサッカーのまねごと。












まだ1才の農場のお孫さん、本当に可愛い~。












それから干し草集めのお手伝いを皆でしました。














羊が帰ってくると・・・











今度は羊の乳搾りです。












数が多いので器械で絞ります。チーズ用。










桃ちゃん、こういう手伝い、大好き。
私は納屋の匂いだけでちょっと閉口しました。
運動靴が汚れるのも気になっちゃったし。
















そして、主人は毎日、自転車乗りに出かけていたのですが、
一度だけ、主人が帰って来てから徒歩で山を下りてバールで飲んだことがあって、
(写真は上から見下ろしたイトゥレンの町)

帰りは携帯にテキストしたらジョージーナさんが車で迎えに来てくれたんですが、











車が下りる道と違って徒歩の道は山道で楽しく、
しかもたった1時間で町まで下りられ
(登りはきっと大変ですが)












イトゥレンの町には2軒しかバールがないのだけど、













ジョージーナさんが勧めてくれたシドラというアップルサイダー酒、
バーテンダーさんが高い所から落として注ぐと全く味が違って本当に美味しい~。













そんなに種類はないけどピンチョスも美味しくて楽しかった~。
そしてどんどん色々食べていて
観光ガイドブック(アメリカで出版されたもの)にはバーテンダーが数えてるから
会計は相手がいくらって言ってくる・・
って書いてあったのに、

「La cuenta, por favor.(お会計、お願いします)」と言ったら、

「Cuantos pintxos teneis... ??」みたいに聞いてきて
(いくつ食べました?)

主人と2人で、ええ~と急いで数えました。
シドラ1本にピンチョス4つか5つくらいで、会計は7ユーロくらいだったかしら。












酔っぱらった主人と私はさらに歩いて隣町のバールにも行ってみることに。
町の名前に赤い斜線が引いてあるのは
ここでこの町は終わりという印です。











本当はジョージーナが川の右に気持ちの良い遊歩道があると教えてくれたのですが、
この道路沿いにある海水を使ったスパ(温泉みたいだけど多分そんなに熱くない)を覗いてみたかったのです。

値段は大人1人で1時間、22ユーロだったかな、
行ってみたかったのですが、
結局、時間が取れず無理でした。














ドネステベはジョージーナさんのご主人が法律事務所を持っている結構大きな町で
スーパーなども大きいのがあります。

大きいと言っても車なら数分で通り抜けちゃうくらいの大きさですが、
私と桃ちゃんのスペイン語の先生もこの町に住んでいました。

ちなみに地名なんですが、2つ書いてあるのは1つはバスク語で、1つはスペイン語だから。
多分、下がバスク語だと思うんですが・・・。

そういえばバルセローナやジローナでは多くの表示がカタラン語になっていて
上がカタラン語、下がスペイン語だった気が・・・。
時にはスペイン語の表記がなかったりも。
カタルーニャの人達は来年には独立出来るといいけど、という話題なども多く、
スペインから独立したいので家にカタルーニャの旗を掲げている人が多くいました。

その点、バスクの人たちはわざわざ言わなくても団結してるからみたいな自信がある気がしました。








イトゥレンとドノステベの町の間に、もう1つ小さな村があって、
それがエルゴリアガ。










村に1軒だけあったここのバール、とっても素敵でした。









ピンチョスの種類もさっきより多くて、
ここで初めてうなぎの稚魚を食べて感動した私。
今までマニラのスペイン食材店で見たけど買う勇気がなかったのです。
あ~こうやって食べるのかと発見。
にんにくやオリーブ油やハーブとマリネにしてから使うと美味しいんですね。












酢漬けのアンチョビも美味~。










私たちがハムやチーズが欲しいと言ったら
息子さんがバーテンダーをしていてお母さんが調理係という感じだったのですが、
お母さんが家にハムとチーズを切りに戻ってくれました。
恐縮~。












コーヒーはスペインの何処で飲んでも絶品です。
値段も1~1.5ユーロくらいでマニラのスターバックスより安いじゃないですか。
エスプレッソがこんなに美味しいってスペインで初めて知りました。

私のお気に入りはやっぱり un cafe cortado (ミルクをほんのちょっと入れたもの)です。
バールでは agua de grifo (水道の蛇口から出てくる水)をお願いして酔いを覚ましてましたが
後でスペイン語の先生から習った un mosto という白ぶどうジュースにオリーブの実とオレンジの輪切りが入っているものも大好きでした。









最後の3日は雨、霧でお天気にはあまり恵まれませんでしたが、
霧は霧で風情があって奇麗。

たまたまその時、桃ちゃんはちょっと風邪で・・
風邪でもマリオンちゃんの家に出かけて行って遊んでましたけど、
帰る前の日は寿司パーティーも開いて
とっても楽しかったです。

スペイン語の勉強をしたい人、英語の勉強をしたい人にお勧めかなあ。
ただ普通の語学学校のような資格があって教えるようなプロを期待するのではなく
生活の中でハイキングしながらとか、
おしゃべりしながら・・という形ではありますけど、
きちんとした授業なんてマニラや日本でも出来るわけで、
楽しい旅行にしたかったので、
そういう意味では桃ちゃんはここでの体験、一生忘れない楽しいものになりました。

あまりにも山奥なのでハイキングが好きとか
自然の中でリラックスしたいという人じゃないと楽しめないかもしれませんけど、
山を下りてバールを楽しむのもジョージーナさんは車で送り迎えしてくれると言ってくれたし
(私は歩きたかったから歩いたけど)
マリオンちゃんの学校がイトゥレンにあって朝と午後に送り迎えしているし、
時間を合わせて便乗していく手もあるので
予め話し合ってさえおけば山の中でも結構楽しいんじゃないかと思います。

今回、私たちは桃ちゃんの為にここを選んだので、
そういう意味では大正解でした。

自転車もマウンテンバイクはいいんですが、
主人はロードバイクを持って行ったので
道がイマイチで、そういう意味では物足りなかったみたいですが、
フランスの国境を超えた所まで行ったそうです。
私も行きたかったなあ~、バスクの有名な小さい町々が近いのですよ。

主人が1車線しかない山道を車で走るのが怖くて、
車を8日間、動かさなかったからですが、
車が動かせたらそういう町にも行けたのに~。

ちなみにジョージーナさんはビアリッツ(フランス)やサンセバスチャンの空港までの送迎もしてるみたいですが、
メール(英語)で要相談です。

ジョージーナさんもマリオンちゃんのバレエとかアイススケートとかの送り迎えで忙しい中、
買い物に連れて行ってくれたり、
桃ちゃんを農場に案内してくれたり、
通訳してくれたり骨を折ってくれました。

スペイン語を教えてるのはご主人様や私と桃ちゃんにスペイン語を教えてくれた素敵な女性で、
もちろんプロの教師ではないけれど、彼女は自宅で子ども向け英語教室を開いたり
ヨガを教える資格も持っていて教えたりしているんですが、
ジョージーナさんのお陰で彼女に出会えて本当に良かったです。
彼女から学んだことは本当に多かったです。
8才の娘さんも英語が上手で桃ちゃんと楽しく遊んでくれましたし。

それから、ジョージーナさんの家から徒歩、片道1時間で行かれる美味しい家庭料理を出すお店があって
ジョージーナさんのところは自炊なんですが、
料理が面倒な人はそこに毎日歩いて食べに行ってもいいくらい美味しいんですよ。

ジョージーナさんとご主人もお酒を飲みたい時は歩いて行くそうなんです。
次回はそのお店のことも紹介します。