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フィリピン国際結婚・菜の花の主婦日記goo版

南国フィリピン便りー結婚しフィリピン在23年。22才長女、20才息子、9才末娘のお母さんである私の毎日ー

貧しい地区と泥棒

2014年03月21日 03時45分35秒 | フィリピン社会



桃ちゃんが通っている体操教室、新しい場所に移ったんですが
そこからの帰り道、運転手さんが

「裏の方から帰る方法教えましょうか。」

と言うので、つい同意してしまいました。

私の住んでいる所はカティプナン通り沿いなんですが
マリキーナ市側から別のサブディヴィジョンを通って帰ることも出来るのです。

そのサブディヴィジョンには義姉が住んでいるんですが
彼女の家は川の側で、
最近、近所の家々が泥棒に入られてると話してました。

タガログ語で泥棒は「アッキャット・バハイ」と言いますが、
アッキャットは「登る」という意味で
バハイは「家」

この複合語が「泥棒」という名詞になります。

で、その裏から行く道、果てしなく遠かったけど・・・





マリキーナ川を渡らなきゃいけないのですが
橋にさしかかる所です。















あの遠くに丘みたいに見えるのがケソン市。
マリキーナ市は広大な盆地なんです。

私の家からちょっと歩くと
丘の端に出て来て、
マリキーナ市が見渡せます。

とは言っても、
家の場合、間にアテネオ大学キャンパスがあるので
泥棒の危険はそんなにはありません。
















泥棒の原因は川の水位でした。
橋の欄干で上手く写真に撮れませんでしたが
普通に歩いて渡れる水位とか。

特に義姉の家は川の直ぐ横にあって
金網があるとは言え、簡単にくぐれるみたいです。

マニラの問題は政府が住宅を整えてないこと。
日本には公営住宅などあるし、
私が子どもの頃、東京には都が作った長屋みたいな安く入れるアパートなどもありました。

こちらでスクウォッターと呼ばれる、
スクワット、つまりしゃがみこんだまま居着いてしまう
不法居住区は家賃があっても
それは仕切ってる人が違法に貰っていて
土地の権利は全然違う人のものだったりするわけですが
こういう地域が非常に多く、
この地域が大通りに面していたりすると
スリをしてそこに逃げ込むとか
泥棒の温床になっていたりします。

実際にそこに住んでいる人達も屋根や壁に穴を開けられて
知らないうちに盗まれてたとか、
住んでいる人も盗まれているのです。

住宅と教育の課題は一番に取り組んで欲しい問題です。




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<どうでもいい菜の花家の食卓>



ただ塩こしょうをして小麦粉をつけただけのシンプルなフライドチキンなんですが
電気の揚げ器を使うと
たった12分で外はパリっと、中はジューシーに仕上がります。













サンティスで小さいけど蕪を見つけました~。
蕪、大好きなのです。

ついでに左にある緑の野菜、蕪に似てるけど
名前はコールラビって野菜も購入。

初めて見る野菜って買いたくなりますよね。












コールラビは味を見ると蕪みたいな味だったので
生のまま千切りにしてサラダに入れてみました。
もうちょっと大きく切って
食感を楽しみたかったかも。













小さい方の蕪は日本風の煮浸し風にしたのだけど
今、とってもパセリにはまっていて
パセリを大量に投入。













2時間も圧力をかけて作った牛タン料理。
うちではマッシュポテトと一緒に頂きますが、
これはフィリピン流です。

私はその日に冷蔵庫にある野菜の切れ端とか
月桂樹の葉、にんにく、玉ねぎ、セロリの茎、パセリの茎、こしょうの丸ごと粒、タイムやローズマリーなど
その日によって適当なスパイスを一緒に入れて圧力かけ、
あとで全部濾してスープだけ使っています。

昔、ソースの作り方は今はシアトルに住んでいる主人の友達の家でパーティーがあった時に教えてもらいました。
当時、まだ26才くらいだった私~。
考えたら25年近く前の話しです。





出来ればフィリピン航空に乗りたくないと思った理由

2014年02月24日 02時35分46秒 | フィリピン社会





本当は今頃、バタンネス(バタネス)で旅行中だった私なのですが
実は飛行機に乗り遅れてしまい旅行は中止となりました。

バタンネスはフィリピンの最北に近い所にあるので気温も低め。












私が住むケソン市と比較すると10度ほど低めですね。














今回、何故飛行機に乗り遅れたか・・・と言うと、
この写真にあるようにフィリピン航空の国内便は行き先によってターミナルが違うという事を知らなかった為なのです。

もちろん、時間に余裕を持たないで家を出たせいもあります。

朝、6時ちょうど発なのに4時半に家を出たのです。

フィリピン航空は第二ターミナルだと思い込んでいたので
と言うか空港に向かいながらチケットを桜と私で見て
ターミナルが書いてない~とパニックになってたんですが
第二ターミナルはフィリピン航空の国際線、国内線の専用ターミナルなので
きっとそこだよね・・と第二ターミナルに直行して
到着したのが5時ちょうど。

入り口の警備員が「第三ターミナルだよ。」と言うので驚いて
走り去ろうとする運転手を呼び戻し、
かなり離れている第三ターミナルへ移動、
空港に入る為に荷物検査をしている長蛇の列に割り込ませてもらって
かなり離れたチェックインカウンターに走って
到着したのが5時20分。














チェックインカウンターには「離陸時間の15分前までに飛行機のゲートに来て下さい。」とあるんですが、
チェックインは離陸予定時間の45分前までに済ませる事と規定されているそうで
どんなに交渉しても駄目でした。

(5時15分までにチェックインが5時20分に着いたから)

飛行機が満席だったわけではなく、
私たちの席を他の人にあげてしまったわけでもなかったんですが、
今回のことでフィリピン航空について色々見えてしまった事を書いておきます。

あくまでも私の経験した事なので実際にそうなのか分かりませんが。


<30日以内に再予約出来る証明書をくれる>

チケットにターミナル番号が書かれていなかったこと、チケットを買ったフィリピン航空のチケットオフィス(旅行会社ではなく直営店から買った)でもターミナルの説明を受けていなかったので、本来なら「forfeited」つまりチケットは使った事と見なされ、飛行機に乗るには新しく買うしかないが、フィリピン航空にも非があったので30日以内なら無料で再予約出来ます、その理由はターミナル指定がチケットに書かれていなかったから、という証明書をもらいました。

翌日にも飛行機は飛んでいたので、翌日に席があったらそれでも良かったんですが
満席だったので無理。

3泊4日の予定だったのですが
2泊3日でもそんなに長期の休みはなかなか探せないし
結局、30日以内の証明書をもらっても使えません。





<次回からは再予約よりキャンセルがお得かも>

この旅行、そもそも去年のお盆(ハロウィーンの長期休み)に行く予定が台風で飛行機が飛ばず、
この時も1年以内なら再予約出来ます・・と言われたのだけど
実際に予約しようとしフィリピン航空のチケットオフィスに行くと

「この飛行機はちゃんと飛んでますよ。あなた達が勝手に乗らなかっただけじゃないんですか。」

と言われたりもして、
そんなんだったら当日のフィリピン航空のウェブサイトの離陸情報を写真に撮っておけば良かったと後悔。

でも、自分の飛行機が台風で飛ばなかったとか記録にないので何~?

と呆れます。

しかも1年以内じゃなくて、発券から1年以内だそうで
8月7日に購入しているので、
それまでに再予約と言うわけなんです。

今回、2月25日はエドサ革命記念日で学校はお休みですが
仕事は通常通りで休日ではありません。

主人は休めないし、息子虎次郎も大学で試験があるので無理。
それで2人分はキャンセルにしました。

1人往復1万ペソ(約2万円)の飛行機代で2000ペソ(約20%)がキャンセル料。
それでも8000ペソは戻ってくるわけです。

ホテルにも既に支払ってあるんですが
部屋が空いてるかどうかも確認して飛行機の再予約をしなくてはならないので
その上に家族全員が休暇を取れる時期を探すのは一苦労。

台風などで飛行機が飛ばなかった場合、
罰金を払っても払い戻しが得だと今回思いました。








<バタンネスからマニラに帰る便のキャンセル>

家に帰って、その日(土曜日)は桃ちゃんが学校でお楽しみ会だったので
先生に連絡してお休みすると言ったけど登校させますと伝えて学校に行かせたりして
忙しくしてたんですが、
夜になって

「そういえば帰りの便はまだ乗り遅れてない、
と言うかバタンネスに居ないわけだから乗れないわけで、
それはどうなるわけなの?」

と思ってフィリピン航空の24時間ホットラインに電話。

すると離陸予定時間の24時間前までにキャンセルした場合、チケットはまだ有効となります、と言われました。

私の場合は払い戻ししたかったのですが
対応したお姉さんが

「今日乗り遅れた分も払い戻ししたいのね?」

と言うので

「いや、乗り遅れた分は30日以内に使っていい証明書をもらったけど
実際には使えないし、本来は無効だって言われたので払い戻し出来ないと思うので・・・」

と言ったら、

「帰りの便だけじゃなくて、乗り遅れた便の払い戻しの請求もした方がいいわよ。」

と言うんです。
(結局はそんなこと出来ないと後で判明。当然ですが。)

24時間前までに帰りの便をキャンセルしなきゃいけないと言うので
キャンセルして下さいと言ったけど
どうも乗り遅れた時にコンピューターから私たちの予約番号を削除してしまったとかで
キャンセル出来ないから
印刷したチケットを持って、直接、空港にある営業店に行って下さいと言われました。

その時にお姉さんが

「あ、でもケソン市ならクバオ店が開いてるわよ。休日だけ休みで日曜日は開いてるって書いてあるわ。朝8時からよ。」

と言うので
日曜日だけど運転手さんに来てもらいました。

でも実際にクバオ店に行くと閉まっていてショック。
月曜日から金曜日までと、土曜日は昼の12時までのみの営業でした。

フィリピン航空のホットラインの人が見てる情報が間違っていたわけです。
これってずさん過ぎませんか???






<空港のフィリピン航空店で無事キャンセル>

第三ターミナルにあるフィリピン航空店に行ったんですが
このお店も営業時間がかわっていて
午前2時~午後9時の営業。

職員は3交代とか。

やっぱり私たちの予約がパソコンのデータベースから消えていたらしくて
対応してくれたお姉さんは最初、困ってました。

でも何とか帰りの飛行機をキャンセルし、
やっぱり乗り遅れた分は無効ですが、
と言うか、30日以内に再予約出来る・・という状況を無効にしないと
帰りの便のキャンセルが出来ないとかで
行きの便を無効にして、それから帰りの便をキャンセル。

帰りの便の値段5000ペソ(11800円)の中からキャンセル料1000ペソ(約2300円)を引いた金額(の3人分)が戻ってくることになりました。

帰りの便は火曜日の朝だったので
24時間前だと月曜日の朝までにキャンセルしなくてはならず
日曜日にやらないと出来ませんでした。


それと前にキャンセルした主人と息子の分、16000ペソ(36700円)は往復分戻ってきます。
その為に家族全員から委任状と身分証明をかき集めてフィリピン航空店に行った私です。










<ところが払い戻しの現金がない>

ところが、ところが!

なんと、驚いたことに、フィリピン航空はキャンセルした時の払い戻しの現金はないのです。

つまりこういう仕組みだそう。

飛行機のチケットを買いに誰かが来ると現金かカードで払いますよね。
カードだと現金はもらいませんが、
現金で払う人がいると現金を受け取ります。

その受け取った現金はスーパーのレジなどと同じで
受け取った従業員が自分の勤務時間内に全部貯めておいて
仕事が終わった時に会計報告と一緒に提出するんだそうです。

その会計の〆は翌日に持ち越してはいけなくて
必ず、自分が帰る時に受け取った現金と一緒に出すそう。

もしキャンセルで払い戻しがあった場合、
その人が受け取った売り上げから払い戻す規定なんだそう。

で、もし隣の人の売り上げが1万ペソで、自分の売り上げが1万ペソだったとして
私に払い戻す金額が2万ペソでも、
隣の従業員(同じお店のま隣に座ってる)の売り上げから貰う事は出来ないんですって。

あくまで自分の売り上げの中から出さないといけないんだそう。

彼女はまだ出勤して間もないし
朝だからチケットを買ってくれる人もいないから
誰か現金で払うまで待って下さい・・と言うのです。

いつまで待つかは予想出来ませんって。

ああ、それで、主人と息子のキャンセルした時に家の近くに新しく出来たフィリピン航空の直営店のお姉さんが
今、現金がないんです、いつになるか分からないからクバオ店でやった方がいいんじゃないですか、
って言ってたのか~と納得。

「もしあなたの勤務が終わる時間になっても現金が集まらなかったらどうなるんですか?」

と聞いたら、

「だから現金が集まってから払い戻しの手続きをします。一旦払い戻し手続きが完了してしまうと現金を渡さなきゃいけないので。手続きが終了してても現金がなかったら全部白紙に戻してまた翌日出直して来てもらいます。」

だって~。

空港のお店なので人も殆ど居ず、
何時間も現金を待っても誰も来ないかもしれないわけなので
じゃあ手続きは今日はしません、と空港を後にしました。

人が多いクバオ店なら現金が多いと思うから
午後4時頃に行ってみるといいですよって別の男性が助言してくれました。

でもその話しを後で主人にしたら

「それって昔の小売業者とか卸問屋みたいな小規模ビジネスのやり方だよな~。
会社が大きくなってるのに古い体制を変えないのは何処か欠陥があるんだろう。」

と驚いてました。

しかも、この払い戻しって1年以内にやらないと無効になるそうです。
うちの近くのフィリピン航空店(ターミナルを教えてくれなかった)はそれすら言ってくれなかったのです。









<エコノミーだけで前が広い席の予約は早い者勝ち>

で、私がこの手続きをしている時に隣に初老の品の良いおばあさまがいらしていて
彼女は連れが膝が悪いので前が広い一番前の席を予約したいと来ていたのです。

もちろん余分にお金を払いますからって。

主人がフランスに行くのに使っているKLMオランダ航空も、エールフランスもそうですが
前が大きく開いている席を予約するのは有料なんですよね。
ビジネスクラスを予約するよりは安いですが。

ところが、フィリピン航空の人が言うには
座席指定は出来るけど、
そういう席は当日に早い者勝ちなんです、
だからチェックインの時に職員に言って下さい、
私たちは出来ません、有料という仕組みもないです・・・と。

このお店の人の言ってる事が本当なのか実際にはわかりません。
と言うのは日本に行くフィリピン航空の座席指定は前が広い場所は有料ですって旅行会社の人に言われた事があるんです。

だから国際線と国内線は違うのかもしれません。
又はこのお店の職員が全く分かってなかったのか。

そして、その隣の居た別の若い男性もチケット予約でトラブっていて
なんかこのフィリピン航空の営業方法って危ない・・・
飛行機、大丈夫なんだろうかと心配になった私。









<オンライン・チェックインは意味がない?>

ついでに書くと、今回乗り遅れた時、
チェックインのマネージャーさんと話したんですが、
一番有効な方法は第二ターミナルから連絡が入って今そっちにターミナルを間違えた人が行きますから、
という方法だそう。

それなら待っていたって。

オンライン・チェックインはどうかと聞いたら
そんなのしてても45分前までに来ていなかったら待ってない・・と言うのです。

実は桜も先日、セブのシノログという大きなお祭りに行った時、
主な道路が閉鎖されて、タクシーに乗っても空港に着けないかもしれないと凄く不安な時間を過ごしたんですが、
そんなお祭りがあると分かっていて、
道路が閉鎖されて異常な渋滞な中で
遅れた人をシャットアウトして一切考慮せずに飛び立ったのだそう。

オンラインチェックインしてた人も受け付けなかったみたいです。

だから桜が「フィリピン航空のオンラインチェックインは意味がない。」って。

桜は乗ったタクシーの運転手さんが知人に携帯で電話しまくって
道路状況を聞き、そのお陰で空港に時間前に到着したんですが
飛行機がまだ飛んでなくても遅れた人は乗せなかったみたいで

もちろん、誰かを許したらずるずると・・となるかもしれませんが、
機械と人間の違いはやはり「personal touch」ですよね。

会社は何をもって会社を運営しているのか、
その信念が何処にあるかが大事だと思うんです。

私たちは5時15分までにチェックインするべきが5分遅刻して5時20分に着いて乗せてもらえませんでした。
もちろん、時間に余裕を持たないで出たのも悪いですが、
ターミナルを間違えなかったら間に合っていた時間ですし、

それと桃ちゃんは寝たまま車に運んだのですが
やっぱり小さい子が一緒だと早朝の出発は辛いです。

私は夜通し起きてたので何時でもいいんですが。
メイドさんだって運転手さんだって
あまり早いのは辛いし。

でも国際線も入ってるからか、第三ターミナルは空港に入るだけでも長蛇の列なので
国内線でも2時間前は必須だと思いました。

だったら午前3時に家を出るわけです。

うちの運転手さんも奥さんの実家に休暇で行くのにフィリピン航空は朝5時発なので
フィリピン航空に乗る時は夜12時に空港に行ってそこで寝ながら待つそう。

でも今はセブパシフィック航空が飛んでるから
それは昼間なのでそちらに乗ってると。

フィリピン航空は来年からヨーロッパ便もどんどん増えるらしくて
値段も往復800ドルとか安いみたいなんですが
私は出来れば乗りたくない・・・とちょっと思った次第です。

シンガポール航空とか香港経由のキャサイパシフィックとか
色々安いけど悪くない飛行機ありますし。




と言うわけで今日、月曜日は払い戻しの現金を求めてクバオのフィリピン航空店に夕方行ってみるつもりです。
たまたま桃ちゃんの学校が休みで良かった~。




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<どうでもいい菜の花家の食卓>



お肉のキタヤマで味のついてないハンバーグ(具も何も入ってないただのひき肉を固めたもの)が売ってたので
シズリング用の鉄皿で余り野菜の茄子やピーマンと一緒にジュジュ~っと簡単料理。

チェダーチーズをのせてちょっと蓋をして
(蓋って言ってもちゃんと閉まらないので乗せるだけ)
チーズが溶けたら出来上がり。

ベークドポテトは予め作ってクリームチーズとカリカリベーコンをのせておきました。











トマトの入ったペペロンチーノ。
味付けは私が大好きな昆布茶と塩だけ。








フィリピンの事なかれ主義(台風30号)

2013年11月13日 00時33分56秒 | フィリピン社会



フィリピンを襲った台風30号について耳に入って来た事を順不同に書いてみます。
真実と違うこともあるかもしれませんので
予めご了承下さい。

台風30号
国際名 Haiyan
フィリピン名 Yolanda

が強い台風だと言うのは早くからアメリカ(ハワイ)の気象センターから忠告が来ていました。
フィリピンのメディア(テレビ、ラジオ、新聞)はアメリカから忠告を受けて人々に忠告していたのですが、

フィリピンの気象庁(DOST PAGASA)ではそんなに強くないような事を書いていたのです。

ネットではフィリピンの気象庁を信じるか、アメリカの気象庁を信じるか討論などもあって、
私も何度もフィリピンの気象庁のホームページを見ては長女の桜に

「ねえ、そんなに心配しなくていいって書いてあるけどどうなの?
アメリカの気象庁は警告し続けてるよ。
どっちが正しいの?」

と不安に思いながら、むしろ自分に問いかけるようにつぶやいていました。

フィリピンには実は以前から(特に政府で)事なかれ主義が多いのです。
それで「事なかれ主義」って英語で何て言うのかとネットで調べた事があって
確か以前のブログでも書きましたが

「駝鳥主義(Ostrich_policy(ウィキペディア英語記事)」って言うんですよね。

駝鳥は危険が近づくと頭を薮屋穴に隠し、危険を見ないようにする事で危険がないように振る舞うからだとか。



台風が来る・・って時に高波を面白がって波打ち際で遊んでる人なんかもテレビで放送されていて
マニラのゲリラ豪雨でも洪水の中で泳いでる子ども達が必ずいるし
マンホールに吸い込まれたら確実に命はないし
マンホールがなくてもネズミの糞尿から洪水の数日後~1週間くらいで発症するレストスピローシスなんかも命取りになる事もある病気。

子ども達が遊ぶのを親じゃなくても誰か大人が止めたらいいのに
誰も止めないのです。

話しはそれますが最近、物乞いの子が多く
先日も教会の帰りに私が大好きなバロット(孵化する前のアヒルの卵)を買っていたら
子ども達が食べ物買って~と何度も私におねだりし、
でも家の近所に居る子ども達は家もあるし親もいる子ども達なので
物乞いの癖が子どもの頃からついてしまうのは良くないし無視していたら
お店にあるインスタントラーメンをさっとつかんで走って逃げました。

桃ちゃんも見ていたんですが
お店の人は私のおつりを数えていて見てなかったみたいです。

親や学校が道徳を教えないのであれば教会で道徳を教えるのがいいのではないかと思うのですが
フィリピンのカトリック教会には子ども用のミサや教会学校はほぼ皆無です。

昔から道徳は宗教と大きく関わって来たと思います。
神が居るとか居ないとかではなく
何が正しい行いか考えることが大事じゃないかと思います。




そして話しは戻りますが、
アメリカのCNN、イギリスのBBC、日本のNHKでは多くの台風関連のニュースが流れているのに
フィリピンは普段通りドラマやバラエティー番組なども放送し、
台風のニュースは海外に比べたら本当に少ないです。

私などは情報は海外のテレビ局から得ているという感じ。


桜の友達の家族は全員、被害が大きかったタクロバン市に住んでいたんですが
タクロバン市と言っても高級住宅街は津波のような波に飲まれることもなく
洪水もなく、家が壊れる事も殆どなかったみたいで
ただ停電だし、携帯も使えないし、食料も売ってないので
災害が起こった翌日にヘリコプターをチャーターしてセブに一家で避難したんですって。

じゃあお金があれば行ったり来たり出来るってことなんですね。


ただネットで見つけたこのニュース、
ちょっと長いんですが・・
(しかも死体が出て来るのでそういうの見たくない人は見ないで下さい。)

このタガログ語の説明を聞いてると
海の水位が3分ほどの間にビルを飲み込むほど上昇し、
波があるので寄せては返すって感じで
そのせいで多くの人が溺れたようです。







このニュースキャスターやそのグループ全員はそれを見たけど避難して無事だったそうなんですが
タガログ語で怒りながら

「強い台風ってどういう意味か
海面が上昇して何度も波のように襲ってくる
(風だけじゃない)
って予め忠告して欲しかった」

と言ってました。





そしてデパートなど商店の盗難が問題になっていますが、
テレビなどの電化製品を盗み出してる人も多くいて
人によってはタクロバン市だけ戒厳令を敷いたらと言ってるとか。

ここより大きな災害だった日本の311後と比較して

「日本はあの災害で皆決まりを守ってたのにどうしてフィリピン人はこうなる」

とフィリピン人が言ってるほど。





そして津波のような洪水が襲ったのはタクロバン市だったのですが
主人の友人の何人かの住む田舎(ヴィサヤ地方)は死者は殆ど出なかったものの
殆どの家が強い風で破壊され
やはり食料や薬が不足していると助けを求めてきました。

なので今回は主人は自分の友人から助けを求められた2つの地域にお金を送ると言ってました。






それから桜が言ってたんですが
援助物資をお金に換えてる人とかも居るらしいです。

でもそんなのは今の始まったことではないですよね。
自分の物、他人の物と区別があまりない国民なのです。
借りる・・というのは「ちょうだい」と言う意味で使ってる人も多くいます。
借りるつもり・・でも返す気はないので同じ事です。

主人が使ってるタガログ語を聞いてると貸した人に

「Puede ba pahiramin ulit? (Can I borrow it again?)」
(また貸してもらってもいい?)

と聞いているのです。

自分が貸したのに「返して」と言えない文化なんでしょうか。

と言うわけで援助物資や援助金の「管理」は多くの人の手を介入するので簡単ではない筈です。


私も近所のスーパーに行ったら多くの人が箱詰めで援助物資を買っていて
桃ちゃんの学校にも援助物資が山積みだったし
お金を寄付してる人も多いんですが
現地にまだ到達してないのか分かりませんが
現地テレビの放送では状態は落ち着いていて人々は落ち着いていると言っています。

これが事なかれ主義のせいなのか
本当に落ち着いているのか知りようがありませんね。


そしてスマートテレコムは数日中に携帯が通じるようにすると発表しました。
家族の近況を知りたい人たちにとっては携帯が重要なので良かったです。
もっとも携帯が通じても停電なら携帯の充電が出来ないので直ぐには家族と交信出来ないかもしれませんが。


そう言えば、さっき動画を報道した人は

「海面が上昇して波のように押し寄せた」

と言っていてもチーム全員無事だったというのは
津波とはやっぱり全然違いますよね。

突然海面が上昇するのを見ても逃げられたわけですから。
もしかしたら高いビルを拠点としていたのかもしれませんが。


ただこれも桜が言ってたんですが
台風が来ると言うので人々の避難を助ける為に現地に入った兵士の多くが溺れ死んだとかで
本当に人々を助けようとした人達でも逃げ遅れるほどの大水だったのでしょう。

亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。



*明日の夜の便でタイのチェンマイに貧乏旅行に5日間出かけます。
貧乏旅行って言ってもツアー代金5万円くらい。
バンコクからチェンマイまでは10時間のバス旅です。
私、桜、桃ちゃんの3人。桃ちゃんは学校から帰ってから行くので大忙し。
桃ちゃんの体調だけがちょっと心配です。






世界で一番強い台風

2013年11月08日 00時52分18秒 | フィリピン社会




台風の記事を書いたつもりが投稿されてませんでした~。汗
老化現象ですね。

最近は来年のスペイン旅行について調べまくっていて
あちらの人たちと何度もメールのやり取りして
あ~だ、こ~だと、
主人のやりたい事ともずれたりして
たった3人の旅行なのに難しいです。

うちの主人っていい人なんですが
今まで子育てとか家事とか、そういうのに殆ど参加してない人なのです。

いつも冗談に

「独身みたいよね~」

と言ってるくらい。

でも、まあ、うちの夫婦はもうこれで23年やってきていて
今更ね、主人が変わるとも思えないし
私も今の自分を変えないだろうと思うし
お互いを尊重し合って生きていけばいいかな、と思ってます。

それで史上最強の台風がフィリピンに来たのですが
おかげさまでマニラを外して通り過ぎていってくれました。

桃ちゃんの学校など色々な地域の学校がお休みだったんですが
晴れてる時間もあったりして
これだったら学校があっても大丈夫だったんですが
この国って渋滞が酷いので学校に行くだけでも大変で
途中下校になったりしたら
それこそマニラ中の親がパニックになるので
休校にしたのは正解だったのでしょうね。




このコメントはフェイスブックで友達の何人かがシェアしているんですが、あたかもCNNの記事のように書かれてはいるんですが元記事には一切そういう文章は載っていず、どうも読者の一人が投稿した文章を誰かが気に入ってフェイスブックでCNNのロゴ付きで(あたかもCNNの記事のように)流したようです。

「信じられないほど逆境似強く、常に苦しみ、人柄が良く、友好的で、忠実で、独創的で、多くの人は辛い人生の中で生き残って来た人たち。

一日の終わりに彼らは服の埃を払い、笑顔を見せる。
耐えられるぎりぎりまで耐え不平を言いません。

だからだろうか、今まで記録された中で最強の台風の重荷を耐え忍ぶ特権をフィリピン人が与えられたのは。」

褒められて嬉しかったから多くの人がシェアしたのだと思うんですが
私からしたら台風が来たのを嬉しく思う人なんて居ないし
自分の周りの人が亡くなったのは「特権」と書くなんて
これを書いた人の文章力を疑ってしまいます。
もしくは傲慢さやプライドなのかしら。
いかにも「私たちは神から試練を与えられ耐え忍んでいます」と皆に公表して喜んでいる感じがしてしまいます。

自己顕示欲が強い人が多いし
自我自賛が好きな方多いんですが
聖書の中では

ある人が自分は何て信心深くて教会に寄付もして立派なんだと思っていて
別の人は自分は今まで人を騙して悪い事をしたけどこれからは心を入れ替えようと思っていたら
後者の人の心の持ち方の方が大事だと教えられていて
こういうのは聖書の勉強会が殆どないフィリピンのカトリック教会の弱点というか弊害と言うか
少しずつでも改善して欲しいものです。

そしてプライドと言えば現職大統領のノイノイ・アキノさんが香港のバスジャックの件で香港に謝罪しないので
フィリピン人は香港に行くのに査証が必要になったそうです。

昔、このバスジャックの件を書いたんですが
本当に酷い事件でした。

犯人の弟が警視庁に居たので仲間のよしみで人質を優先しなかったのです。
何度も犯人を取り押さえる機会はあったのに。

しかもアメリカで特訓を受けた特殊部隊が待機していたのに
マニラ市の警視庁が自分たちの管轄だから口出すなとか言って
事件の解決までに長い時間がかかったので
アメリカの特殊部隊の人がツイッターとかフェイスブックを通して訓練を共にしたフィリピン人仲間に

「どうして君たちがやらないのかい」

と聞いていたんですよね。

結果5人の方が亡くなったんだと思いました。

起こってしまった事は仕方ないけど
(いや本当は仕方なくないけど・・亡くなった方は生き返らないし)

自分たちの不手際なのだし
事件の間、ずっと大統領は雲隠れしていて
マニラ市長なんて食事にレストランに居たりして
これがフィリピン流と言えばおしまいだけど
そんな事で開き直ってないで「謝罪」しなさいよ~
と思うんですが
まあ、ヴィサが必要になったと言う事で自業自得です。






日本大使館の連絡先です。
いざというときの為に控えておきましょう。













これが金曜日に休校になった地域のリストなんですが
(休校は市長が発表したので市の名前が書かれてあります。)

フィリピン大学は入ってなかったので虎次郎は大学に出かけて行きました。

でも結局は休講で戻って来たんですが。














木曜日、このトラックのせいで桃ちゃんは学校に遅刻しました。
歩いたら15分の距離が車で45分。

でも・・通り過ぎてみて分かったけど

「見学渋滞」なんですよね。

とにかくトラックがどんな風に故障してるか徐行運転して見てから皆通り過ぎるのです。















写真が上手く取れなかったんですが
セメントの板を積みすぎて車体が折れてました。










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<どうでもいい菜の花家の食卓>




煎ったピーナツを刻んだものを沢山入れたタイ風カレー。










赤かぶとクリームチーズとツナを混ぜたこってり系のサラダ。
なのでバルサミコ酸のグラッサであっさり。
油なしです。





フィリピン人のスケート選手

2013年10月17日 05時39分57秒 | フィリピン社会



コメントのお返事が遅くなって申し訳ありません(汗)。

日本は昨日、伊豆大島やその他各地の被害で本当に大変でしたね。
飛行機や電車の遅れも大変ですが
被害に遭われた方のことを思うと胸が痛いです。

折しもフィリピンのヴィサヤ地方でも地震があり、
被害者の中にはスタンピード(人が人を踏みつける)で亡くなられた方がいるとBBCニュースに書かれていました。

パニックになった人が将棋倒しになってしまったのでしょうか。


そんな中ですが、桜がフェイスブックで紹介していたので
紹介したいのがこの方。

マイケル・クリスチャン・マルティネス君

フィギュアスケートでオリンピックに行くとか行かないとか。
実際にオリンピックの出場資格があるかは分からないんですが、
もしあったとしても
フィリピンは国の援助がないので
オリンピックに行くお金を捻出出来ないとかで
今から寄付を募ってるみたい・・らしいです。






日本でジュニア部門で出られたんですね。
世界レベルではまだまだでしょうし、
南国フィリピンでスケートって・・と思いますが、
がんばってる姿に勇気をもらいました。







家が涼しい理由

2013年08月31日 05時03分33秒 | フィリピン社会



この間、iPhoneにグーグルアースのアプリをダウンロードしてみました。




この地図の中でマニラと書かれている部分が「メトロマニラ」です。
メトロマニラの中にいくつもの市があり、その1つが私の住むケソン市。










これだともう少しわかりやすいでしょうか。
メトロマニラの中ですが「マニラ」と書かれているのは「マニラ市」で私は旧マニラと呼んでいます。

ケソン市は右上の方にありますが、とても大きな市です。












私が住んでいる所はケソン市とマリキナ市の境あたりなんですが、
マリキナ市はこの写真ではわかりませんが盆地です。

フィリピンの社会科の教科書では「マリキナ valley」つまりマリキナ渓谷と呼ぶのですが
私からすれば渓谷ではなく盆地「basin」なのです。
英語ではあまり basin という言葉を使わないのかしら。
桃ちゃんの社会科の教科書には
「2つの山に鋏まれた平野を渓谷という」と書いてあるんですよね。

でも、こんなに広い valley ってちょっと考えられない私。










そしてこれが家です~。
この縦に並んで2列になっている家々の一つが私の家。
右側はアテネオ高校で、左側はミリアム大学。

ここの土地は元々はアテネオ大学の土地でした。
それをメリノール修道会が女子の学校を作る時にアテネオ大学の経営者であるイエズス会が贈与したのです。
けれど運営資金などに困った際に私の住む通りの1ヘクタールだけを
メリノール修道会が40年前くらいに売却してしまいました。

今はメリノール修道会はフィリピンから撤退したので
隣の大学は名前を変えてミリアム大学となりました。











右側にあるアテネオ高校のグランドの形がちょっと金槌に似てるな~と思います。
釘抜きのついたかなづちです。












もっと上から見るとこんな感じです。
かなづちのグラウンドが特徴的なので直ぐに分かります。

右の方に流れているのはマリキナ川。
一見すると川が近くに見えるんですが、
と言うか川は歩いても行ける場所にあるにはあるんですが、
家の周辺は高台になっているので近くにあるという感覚がないです。











ちょっと陰になってしまいましたが、左の上の方に見えるのがさっきの金槌型のグラウンド。
そして右の下に大きく広がる草の少ない野原みたいなのはお墓。
このお墓は家の裏にあるアテネオ高校から見下ろすと直ぐそこに見えます。














これがアテネオ大学の全体像です。
左の上の方に水色っぽい屋根が多い場所がミリアム大学。

アテネオ大学は警備がそこそこ厳しいので安心です。
警備員も沢山配置されており、夜も見回りしてますし。











うちの側にあるマニラウォーターという水道局の貯水池。
この写真の2つ前の写真(マリキナ川)の左上にもかすかに写ってます。

フィリピンでは水の盗難が多く、
貧しい人が勝手に水道管に穴を開けて無料で水をもらってたりし、
その穴が地面の近くにあるとそこから泥や排泄物など混入したりするのが危ないんですよね。

でも貯水池が近いのでうちの水はカルキ臭いんですが
安全性は高いかなと思います。

今でもあるか分かりませんが
昔は地域によっては水が時間でしか配水されませんでした。
その頃を思うと今は24時間配水されていて幸せです。
(水が2週間出なくて水の夢を見た事もありますし、井戸のある庭で水浴びしてた事もあります)













この縦に1本、真っ直ぐに伸びている道路が「カティプナン通り」。
ここにある銀行やスーパーによく買い物に出かけるんですが
夜なども家から出ると気温が一度くらい高めです。
木が多いせいかうちは年中羽布団が必須。













黄色で囲った部分がフィリピン大学です。
右下に囲ったのはさっきお見せしたお墓。

アテネオ高校のグラウンドの左はじが家なので
虎次郎は歩いても大学に行けるくらい。
(でも通学はジープに乗ってますが。そして大学内は徒歩らしいです。)













私の住んでいるサブディヴィジョンと呼ばれる壁に囲まれた住宅街は
警備員も1時間に一度見回りしてくれるし、
入り口の出入りも厳しいので
車や人は行き先を告げたら警備員から家に電話があり、
許可がないと入れません。

そして上の方に三角地帯で密集した地域が貧しい人の住む地域。
右の奥にもあります。

この境目に住んでいる友達が居たのですが
大晦日の日にまだ1才にもならない赤ちゃんと早めに寝ていたら
赤ちゃんの頭の15cm横に流れ弾が落ちたのです。
それで彼女は家を売って引っ越してしまいました。

フィリピンの人は大晦日に中国のしきたりで爆竹の大騒音を立てて悪霊を追い払うらしいですが、
中には銃を空に向かって射つ人がいるのです。
その落ちてきた弾で毎年何人もの犠牲者が出ています。
屋根を貫通してしまうらしくて
家の中に居たのに弾にあたって亡くなる方がいます。

家は幸い、貧しい人の地域からは遠いのですが
遠いと言っても裏にどぶ川があって、
前にそのどぶ川を歩いて高級住宅街に盗みに入る人がいたそうなので
外の秋田君はそういう意味では大活躍してます。










フィリピン大学も結構、木が多くて、
やはり木が多いとちょっと涼しい気がします。

昼間は蝉、夜は蛙、明け方は野鳥などのさえずりが聞こえて
私は結構この家は気に入ってます。

昔住んでいた所は隣のおじさんが闘鶏の鶏を飼っていたので
昼も夜も鶏の鳴き声が絶え間なく聞かれていましたし、
近所でラジオを高音でつけたまま寝てる人がいて
とにかく騒音が凄かったんですが、
今住んでいる所は大きな音を鳴らすのは違反で警備員さんが家に注意に行ってくれますし、
パーティーなどがあっても大きな音は聞こえてきません。

ちょっとフィリピンじゃないみたいですが。








アメリカのヴィサ

2013年05月04日 05時47分42秒 | フィリピン社会


日本と違い、フィリピン人がアメリカに行くにはヴィサが必要です。
日本人も留学や就職ではヴィサが必要ですが、観光の場合は一定期間内は必要ないですよね。

日本が協定しているワーキングホリディの国にアメリカは含まれていないので日本人はあまり正式な留学以外で行く人は少ないかもしれないですが、
(今協定している国は:オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマーク、台湾、香港)
なにげにフィリピン人でアメリカで働いている人って本当に多いです。

アメリカの看護師や教師の国家試験もフィリピンで受けられるようですし、
看護師は最近募集を止めましたが、教師などは常に募集している感じです。

それとは別に、そのアメリカで働いている友人を頼ってアメリカに遊びに行くフィリピン人も凄く多い。

フィリピンのアメリカ大使館はそのせいでもの凄く大変な業務らしい・・
と言うのは昨日、主人がアメリカ大使館にヴィサを取りに行ったのだけど、
朝6時から開いていて、
しかも凄い人、人、人だったんですって。

アメリカ大使館に10年間有効なヴィサを申請し、
銀行残高証明とか、車の登録書、クレジットカードの明細など色々持って行ったのに
面接官にそれらの書類を見せろとも言われず、何も質問されず
あっさり許可されたそう。

アメリカに行く予定がないのに何故、アメリカ大使館にヴィサの申請に行ったかと言うと
主人の両親が昨日申請に行ったので付き添いが必要で、
申請者以外の付き添いが許可されてなかったので
同行者も申請しなきゃいけなかったわけです。

そしてたまたま兄弟の中で主人だけがアメリカに自由に行き来出来るヴィサを持ってなかったので
義姉に「どうせ持ってないんだから申請して~」とお願いされたのです。

義母は車椅子での移動なので主人がその車椅子を押す係。
アメリカ大使館の外まではいつも車椅子を押すメイドさんが一緒でしたが
当然メイドさんは申請者じゃないので中に入れません。

それで主人が車椅子を押して中に一緒に入ったのですが
さすがアメリカ、お年寄りや車椅子の人はどんどん優先して順番をすっ飛ばしてくれたとか。

さっさと終わって午前8時には会社で普通に業務してたと言ってました。

それにしてもアメリカ大使館って朝6時から業務してるって凄いですね~。
それくらい早くから業務しないとヴィサの発行が間に合わないんでしょう。

どうやってヴィサを発行する基準を設けているんでしょう。
アメリカに観光ヴィサで入ってそのまま違法滞在して勝手に就労している人も結構多い筈。
それでも多くのフィリピン人が本当に観光目的でアメリカに行き、
親戚の家を転々として旅費を浮かせながらも長期滞在(1、2ヶ月)でお金を落として行ってくれているのは事実なんですよね。
だから審査さえきちんとしていれば、観光収入としては侮れないお客さん。

昨日、主人が申請している時に友達で外資系の保険会社でセールスをしているいわゆる保険のおばさんにばったり会ったそうですが、
彼女はシングルマザーで売り上げを一生懸命上げたので会社からご褒美としてアメリカ研修+観光にご招待されたんですって。
こういう目的でアメリカに行く人も多いですよね。
フィリピンの人は英語が全く問題ないのでアメリカで研修があると会社が何人か選んで参加させているってよく聞きます。

日本大使館ではかつて主人が私たちと同行するので観光ヴィサを申請して過去に2度ほど却下されたことがあるんですが、
うちの主人だけでなく、こちらでフィリピン人と結婚している方で却下された方は何人もおられるのです。
それで何度か主人はもう並ぶのも申請するのも日本に同行するのも嫌だと言ってた時期がありましたっけ。
今は大使館が旅行代理店にヴィサの申請、発行を全部お任せしているのでやりやすくなりました。



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旧マニラ市にあるセンチュリー・パーク・プラザ・ホテルの写真。
確か昔はANAのホテルだったような気がします。

桃ちゃんの体操教室がこのホテルの隣の国立競技場で行われていて
その体操をしてる体育館ってエアコンも扇風機もないので
私はこのホテルにしょっちゅう避難してたんです。

ここ、今はもしかしたらフィリピン航空の持ち主であるルシオ・タン氏が所有しているのかも。





と言うのはホテル内にフィリピン航空の切符を売ってる営業所があったんです。







アライド銀行も確かルシオ・タン氏のもの。







ホテルはこじんまりして凄く豪華ではないですが、






こんな風に小さなパーティーを開ける場所もあって、
まあまあ落ち着ける感じです。
安全面でも問題なさそう。








ホテル内には他の航空会社も営業していて、これはアメリカン・エアラインって書いてありますが
聞いた事ない飛行機会社・・・(どんだけ旅行してないかバレてしまいます)。









あ、そして偶然にも私が今回、日本行きの飛行機を買った旅行代理店の支店を発見。
この旅行代理店はルシオ・タン氏の経営なのでフィリピン航空を利用するなら結構お得。

私はいつもマカティ支店で買ってるんですが、こちらで支払っても同じと言う事で
桃ちゃんの体操教室を待ってる間に支払いや発券をしてもらいました。

営業所のマネージャーさん、親戚が日本に行く予定なんだけど
そのせいでパスポートが日本大使館指定の旅行代理店にいってしまっていて
でもその前に今週末、香港に旅行に行くからパスポートがないと困る~とか何とか慌ててました。笑

フィリピンから日本に行く観光客が増えるのは嬉しいことですね~。









インドネシアの航空会社。こちらも初めて名前を聞きました。










ラウンジでおやつにピザを頼んでゆったりくつろぎタイム。
ここのピザ、悪くなかったです。


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<つぶやき・・>

火曜日に日本に行くので今、必死に家の掃除、片付けをしています。
今まで桃ちゃんの体操教室などで外に出ている時間が長く、掃除や片付けなど出来なかったんですよね。

それと桃ちゃんと2人で飛行機に乗るのでどんな旅行鞄を持って行こうか~と悩み中。
桜がスーツケースは1つで、あとは機内にも持ち込める大きさの桃ちゃんが普段体操教室で使ってるワゴン付きのスポーツ鞄を持って行ったら~と言うけど
そのスポーツ鞄って入れる場所が多いので南京錠が4つ必要。
明日、空港用の南京錠を買いにいかないと。

それからもっと前にすべきだったんですが
家、今電話が3台もあって、勿体無いので2台は解約しようと思います。
元々2台あって、光ファイバーを入れた時に無料で電話1台くれたのです。

本当は前のインターネットも解約したいけど
今、光ファイバーが虎次郎のパソコンと直結していて
私たちは無線LANでそれを使ってるのだけど、たまに落ちると無線LANが使えなくなり
一度コンセントを抜いてまた挿してリセットしないといけないのです。
でもネットゲームをしてる事が多い虎次郎はリセットすると電源が切れるのでゲームが中断されるから抜くな~って。
なのでもう1台のネットも今、まだ解約出来ない状態。
一度虎次郎とよ~く話ししなきゃと思いますが、日本から帰って来てからかな。

月曜日は桃ちゃんの学校の入学手続きでほぼ何も出来ないので、
今のうちに色々やってしまいたいですが、元々整理が苦手なので全て後手後手状態。

今日はこれから虎次郎をブリティッシュスクールに送って行きます。
アメリカの大学共通一次試験を受けるんですが
せっかくネットで高い参考書を買ってというから買ったのに殆ど使ってないみたい。
勉強してるの見た事ないもの。
ま、どうせ試験受けるだけで入学はしないと思うので良いんですけど。
新しい人や場所が苦手なアスペルガーっぽい虎次郎なので、アメリカなんてきっと無理です。
彼のノート類なども整理されてない、と言うかハイスクール時代からノートは白紙状態。
今通ってるフィリピン大学の機械工学科は機械工学の国家試験の合格率100%だって虎次郎が自慢げに言ってたので
今の自分の場所に少しずつ馴染んでいると思い、
突然別の環境などは私的にはお勧めじゃないです。
行くんだったら大学院とか。ま、フィリピン大学の機械工学科は5年間なのでまだ4年も先の話しです。



フィリピン版チャリティーコンサート

2013年04月30日 05時43分02秒 | フィリピン社会


義父が知り合いの司教様の活動に寄付をし、
その寄付に伴ったチャリティーコンサート+食事会のチケットが10枚送られてきたので行って来ました。




(会場入り口の受け付け)

義父は本当は自分の子ども達やその配偶者に来て欲しかったんだと思うのですが
誰も来たがらず・・私と主人、それからカナダ姉さんの3人のみ。
(カナダ姉さんのご主人はカナダに居るので来れませんでしたがマニラに居たらきっと同行してたと思います)
あとは主人が会社の従業員にお願いして5人参加してもらいました。

カナダ姉さんの都合でちょっと遅れて到着した私たち3人、
お父さん、ポツンと一人で寂しそうで、胸が痛みました。

チャリティーと言っても安くあげる為に素人や知り合いで形にしていました。
司会は芸能人でしたがフィリピンの芸能人は全く知らない私、
名前を聞いても分かりません。

3時間ちょっとの会でした。

ちなみに寄付は1口5000ペソ(12000円)でディナー付き。
ケチな私はディナーなどなしで寄付だけじゃ駄目なのかしら・・と思いますが
お礼を兼ねてなんでしょうね。








会場は桃ちゃんの学校だったのですが、
桃ちゃんの学校の放課後活動でやってるバレエの披露がありました。

ただ、ここのバレエに昔、桜も通っていたのだけど本当にバレエとは言うのは申し訳ないほどきちんと教えてくれません。
ここのバレエ学校時代は桜、一度も筋肉痛になったことすらなかったんですよ。
学生の踊りを見てもつま先が全部曲がったまま(ちゃんとポイントされないで)踊ってたのであらあらって感じでした。











思いがけず美味しいサラダで野菜が好きな私は大満足。










地方で教会の神父をしている人達が集まって歌ってくれたんですが
これは全く練習なしでぶっつけ本番~って歌い方でした。
ご愛嬌ですね。









オペラを歌った男性。洋服も普段着ですし素人さんだと思います。









ジャズの歌を歌ったグループも歌が好きな人が集まって趣味でやってる感じでした。










そして突然団体で出て来たコーラス。歌ったのは全部アメリカのミュージカル。

午後9時過ぎてさすがにお父さん、お疲れでまだ終わってなかったのですが一緒に会場を出ました。
お父さんは特に知り合いがいるわけではなく、
私たちも知り合いがおらず(真っ暗なので見えなかっただけかもしれませんが)、
主旨はいいのですが寄付した人達の横の繋がりは全くなく、皆さんあまり楽しそうではありませんでした。
こういうイベント企画って難しいですね。


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桃ちゃんの行ってる公文教室の壁に貼ってあるポスター。
アインシュタインってこういう事を言う方なんですね~。

「数学に手こずっていることでくよくよしちゃいけません。請け合ってもいいが、私の方がもっと苦労していますよ。」 中学生のバーバラ - ウイルソンに (1943)(1)

こちらのサイトに載っている訳をお借りしました。(リンクになっていませんので興味がある方はご自分で貼付けて訪問なさって下さい)
http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~hara/einstein4.html




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<どうでもいい菜の花家の食卓>



今朝の朝食のオムレツにはクリームチーズとほうれん草を入れてみました。
(ただ余り物がそれだっただけです)








前回、砂糖の代わりにハチミツを使ったので5時間も水分を飛ばすのにかかってしまった苺ジャム、リベンジ。








今回は1kgの苺と1.5カップの砂糖でやってみたんですが、
砂糖が足りないみたいでした。そのせいでなかなか水飴状にならない・・。
甘くするか、甘み控えめにして時間を長くするか、迷うところ。









水に浸けておいた出汁昆布の昆布の部分。
子どもがそうめんなど食べ終わった後の麺つゆを取って置いたので
エクストラバージン油と一緒に煮込みました。
中華の店で買った魚の練り物が余ってたので一緒に入れてみました。
お弁当のおかずになりますね。









昨夜の夕食はイカスミスパゲッティ。




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<フジのヘアカット>



頭にバリカンをあてると怒るので頭だけ切ってない~。
ライオンみたいになっちゃったわぁ。

でも今日、お陰でいつもの自分の座布団の上で寝れました。
今までトイレの裏に入り込んだり、ちょっとでも涼しい裏戸の床に這いつくばったりしてたのです。
氷のかけらも丸ごと食いついてたのが、
今日はちらっと見てそのまま。

この時期、暑過ぎるのでフジのショートヘア必要だと思います。



フィリピンの異常な物価と犯罪

2013年03月13日 07時42分05秒 | フィリピン社会


昨日、主人が突然

「新しい車を買うからね。」

と電話してきた。

「え~何でまた車買うの? この間買ったばかりじゃない。それに5月に日本に行きたいから今、節約してるのに~。」

と私は反対。

しかし主人にはそれなりの理由があったのです。
その理由とは主人の友人が自転車の盗難にあったこと。

主人は週末に遠乗りに行くのが楽しみなのですが
メトロマニラ(私が住んでいるケソン市もメトロマニラの一部)の中で自転車を走らせるのはちょっと危険なので
地方まで自転車を車で運んで、車があまり通らない道路で自転車乗りをしていたんです。

その友人も主人と同じように車の後ろに自転車を乗せる台を取り付け、
そこに自転車を固定し、もちろん外れないようにロックして運んでいたのですが
地方で自転車に乗る為に自転車を積んで
アンテポロというマニラ郊外の町で信号待ちをしている時に猛ダッシュで走って来た子ども達に自転車のハンドルをあっという間に盗まれ、
その子ども達はまたダダ~っと走って消えてしまったそう。

子どもですが多分、大人が自転車のハンドルを外す訓練をさせてるんでしょう。
あまりのスピード作業になす術もなかったとか。

自転車って1台100万円近くするじゃないですか。
ハンドルだけだって結構なお値段。盗られてしまったらまた買うのは大変です。
フィリピンはそれでなくてもなかなか輸入されないので在庫切れなど多いし。

やっぱり何度か事故に遭ってから良い自転車への投資って大事だと気づいた主人なので
私も今まで何度も事故で主人の痛みと医療費で大変だったので
これには目をつむってるんです。
(うちは政府以外の医療保険に加入してない)

別に主人って女好きとかタバコやお酒をするとか一切ない人ですし。

と言うわけで、盗難が流行っていると聞いて
主人は自転車を車の中にそのまま入れることが出来る大きめの車を買いたくなったわけ。

まあ予算もあるので日本車は無理。
候補に上がったのは韓国製のヒュンダイ社、スターレックスという車。

ところが色々調べるとスターレックスのエンジンって壊れやすいとか
色々な悪い評判。

そしたら主人の友人が

「ヒュンダイ社はフィリピンで販売してるスターレックスには古いエンジンを使ってるんだって。」

と韓国から直輸入してる会社を教えてくれたそうなんだけど

「え~フィリピンの代理店から買わないって、それ本当に大丈夫なの?
もしかしたら騙されてるんじゃないの?」

私はもの凄く不安。

銀行にお金を借りることになったけど
銀行は代理店から買わないと知って

「こちらで車の信憑性を確かめるので査定代1500ペソ(3000円弱)払って下さい。」

と言って来た。

それは全然構わないし、むしろ嬉しいんですが
銀行ってちゃんと信憑性を確かめられるのかしら。
銀行がたとえ太鼓判を押しても私は不安。

それにしても最近の物価には本当に驚きます。

フィリピンは人件費が安いじゃないですか。
その辺の売り子さんなら月に2、3万円程度の給料で雇えるのです。

それなのにスターバックスでコーヒーを飲むと一番安くても150円くらい。
ケーキもそんなに美味しくないのに1つ230円ほど。

桜がバレエのトウシューズやレオタードをこちらで買おうとすると
彼女が欲しいゲイナーのトウシューズなど5200ペソ(14000円)くらいし、
質と持ちを考えると日本でチャコットを買った方が安かったりも。
(日本語でも「安かろう悪かろう」と言いますし)

トウシューズに付けるリボンもこちらで買うよりチャコットで買う方が安い。
中国製かもしれない質の悪いリボンがチャコットより高いっておかしいですよね。

他にも上げたら切りがないけど
物によってですが、本当に物価が高くなってます。

私が好きな象印やタイガーの水筒も日本で買った方が安いので日本で買って来ます。
関税があるからある程度は仕方ないとは思いますが、
ユニクロも、無印良品も日本の方が安い。

人件費が安い分、もう少し何とかならないのかしら、と思います。

株価は今、最高に高いみたいですよ。
株には主人も私も縁がないんですが、
主人のお兄さんは以前、株式市場に席を持っていて今でも株で遊んでるんです。

そのお兄さん達が今は高過ぎて株の投資は良くない・・と大きな株買いはしないと言ってるようです。

2014年まで今の状態が続くと言われてるとか何とか。
でもフィリピンの経済ニュースは半信半疑で鵜呑みにしないのが正解なので
話しは半分だけ聞いてます。

一見金回りが良く、ホクホクして使いまくるので経済が活性化されてるように見えるんですが
上辺の浮いたお金が動いてるだけの状態って危ない感じがします
(あくまで私の感覚なので違ってるかもしれません)

友達も今株が高いから投資して~と誘ってきますが
主人に言わせると今、凄い高値だから
きっと銀行も投資しようと思っても高過ぎて困ってるんじゃないか・・って。

それに友達が誘って来る投資って貯蓄付き生命保険なのです。
保険会社は投資ファンドのみの販売は禁止されてるので
生命保険とくっつけて売ってるんですが、
これには落とし穴があって、投資した金額が保障されていません。

つまり投資額が全く戻ってこない可能性もあるのです。

どうしてそうなるかと言うと
保険会社は「投資額はゼロになったけど生命保険が残ってるんだから恩の字だろう?」って考え方のよう。

株投資してる主人のお兄さんなんかも今は100万ペソ投資して
1週間で1万ペソの収入になれば良い方だと言ってるそうなので
生命保険の投資で年利20%なんて言うのはちょっと勿論不可能ではないですが
大金を預かっていればかなり大変な筈ですよね。

もっとも保障しなくて良いので出来るのでしょうか。
私には縁のない話しなんですけど、どうせ。

*今朝、家の運転手にヒュンダイだけど正規の店から買わない話しをしたら「あ、僕そこに行ったことあります!前に勤めてた所で買うので運転して一緒に見たんです。ヒュンダイの正規の店に卸してる輸入元が正規の店に入れない違う型の車を取り扱ってるから性能も悪くないし値段もちょっと安いそうですよ。」とか何とか。知る人ぞ知るなのかしら。主人の友人でこれを紹介した人は元マルコス大統領の主治医だった人の息子さん、つまり超金持ちのお坊ちゃん。口コミだけで車を売ってるってフィリピンならでは現象ですよね。本当に大丈夫なのかしら。


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<どうでもいい菜の花家の食卓>



スーパーでカリフォルニア産の冷凍苺を買って来ました。






こちらがその中身で、冷凍とは思えない、
そのまま食べても美味しい苺に感動~。









ジャムを作ろうと思ったのですが砂糖は使いたくなく、
ハチミツと・・
(手作りジャムはこちらによく遊びに来て下さる「フロリダで怪獣2匹と、時々ワニ?」のreeさんからのアイデア)







サボテンシロップのみ使用。







ペクチンの粉がないのでリンゴ煮を投入。
(本当はリンゴ煮じゃなくてリンゴ煮をガーゼで濾したものがペクチンらしいけど・・)









ハチミツもサボテンシロップも液体なので水っぽくてなかなかジャムにならず大変でしたが、







5時間ほど煮込んでやっと完成。
(今回は南国なので甘さ控えめは止めました。前に何度か甘さ控えめで作って1週間くらいで腐敗したので。)







瓶は煮沸して使用。








私にはとっても美味しく出来たんですが、何故か人気がない。
自家製のイチゴジャムって美味しいですね~、と一人で太ってしまってる私・・。
一体なんなの、家の家族って。

そりゃ、フランス製のボンヌママとか、他にもヨーロッパの有名な会社の苺ジャムの中には
サボテンシロップのみ使用っていうのもあり、味だって私が作ったのより美味しい気はするけど、
(あちらは商売だから美味しくて当然でしょ)
だからってね・・出しても食べないなんて酷いわ。

1.7kg分の苺、次回からはそのまま食べよう、と思ったのですが
とりあえず作った分、カビる前に冷凍するなり人にあげるなりしてしまわなきゃ。

切ないわ~。
(くどいようですが私には市販のイチゴジャムよりずっと美味しく感じられたんです。)





フィリピン・セブのトライアスロン状況

2013年01月31日 02時54分25秒 | フィリピン社会



去年(2012年)の8月に初めて開催されたセブのトライアスロン。
これについての記事を書かなくてはとずっと思っていたので今日はその話。

ハーフ・アイアンマンの規定は
水泳 1.2-mile (1.9 km)
自転車 56-mile (90 km)
ランニング 13.1-mile (21.1 km) です。

今年もまた主人に参加しませんか~とお誘いが来ました。

去年は怪我をして参加費は払ってしまったけど参加出来ず、
セブで家族旅行となりました。

トライアスロンはマクタン島のセブ・シャングリラ・ホテルから出て、セブ本島に橋を渡って進み、またホテルに戻ってきてゴール。







今年は参加しない事にしている主人。
その理由の1つはお金がかかり過ぎるから・・・。

セブ島は目的があってセブ島のみの観光ならそれなりに楽しめるのかもしれませんが
マニラから来た私たちにとってセブ・シャングリラ・ホテルのサービスの悪さ、食べ物の不味さ、しかも高さに閉口してしまいました。
部屋も1泊16000ペソ(3万円)。
(午前中に到着しお昼前にチェックインしたので部屋の準備が出来てないと言われたにしても部屋に入れたのは午後4時半)




ところで、去年のトライアスロンで亡くなった方がおられたのですが
グループで参加されていた方で、ご主人が自転車で、奥様(女医)がランニングする予定が
ご主人が途中で亡くなられ、
自転車のゴール地点で待っていた奥様はご主人が病院に運ばれたことも知らなかったようです。

自転車で転んで頭を打った、病院に運ばれた時は既に死亡していたと英文の記事には書いてあります(こちら↓)

Cebuano participant of Ironman 70.3 dies
http://www.sunstar.com.ph/breaking-news/2012/08/05/cebuano-participant-ironman-703-dies-235815#.UB51ffxSkpM.facebook






主人の友達でこの時にトライアスロンのマーシャル(選手の誘導や監視をする係)をしていた人が言うには
自転車のコースの途中に長いトンネルがあり、
暑い国(日差しが強い国)なのでサングラスをかけて自転車に乗る選手が多く
トンネルに入ると突然暗くなり、
そこで転倒事故になりやすい・・
それでも転倒せずに目が慣れて走っていても、
今度はトンネルを出た時にまた一瞬目が見えなくなってグラッと来て周りに当たってまとめて転倒・・
が多かったそうです。

また道路の一部はまだ整備されていず
(整備が追いつかなかったのか工事中だったのか分かりませんが)
マウンテンバイクにでも乗っていないと
ロードバイクではかなりきつい道路の距離が20分だか30分だか。







他にもこんな点に気づきました。

・ 当日、別のホテルに泊まって参加しようとしたが道路が前日の深夜から閉鎖されていて選手なのに入れてもらえず、たまたま携帯があったので主催者と連絡が取れたがそこを管理していた警察は絶対に入れないと(参加の予約などの書類を見せても)入れてくれなかった。

・ 主人は参加しなかったが参加費を払っていたので主催者に参加賞(Tシャツなど)を貰いに何度も足を運んだが、主催者の態度が非常に悪く、エアコンの効いた部屋でもの凄い太った金持ちフィリピン人のボンボンという感じの人達が御馳走をホテルから頼んで美しい若いお姉さんに囲まれて楽しい一時を過ごしており、1時間後にまた来て、また1時間後に、また2時間後に、夜10時に来て(行ったけどもう誰も居なかった)、じゃなかったら翌朝の7時に来て(引き上げた後でもぬけの空)。




金儲けでトライアスロンを主催したって印象。

スービック元米軍基地でのトライアスロンでも主人がやはり怪我で参加出来なかった事があって
家族での旅行になった事があったのですが(ホテル代を既に払ってあった為)
こちらの主催者で名簿も大きく貼ってあり、何の問題もなく参加賞を頂けました。





・ ホテルの一角の庭のような場所が選手のゴールと休める場だったんですが、この大会に参加する為にテントで寝てた人も居たようです。きっと参加者の中にはシャングリラホテルに泊まるお金がないし、前日の深夜から通行止めになるのでテントを持ち込んだのかもしれませんが、勿論ホテルにはそうする権利があるのかもしれませんが、テントを持ち込むだけでも3流ホテルで泊まるくらいの金額を取ったよう。しかも同伴家族も敷地に入るだけでお金を取られた模様。

・ 朝は波が高くない・・とは言え、シャングリラ・ホテルのある場所は外海に面しているので主人は泳ぎにくかったと言ってました。主人はトライアスロンの競技では泳ぎが一番得意なんですけどね。

・ あと日本のトライアスロンは違うかもしれませんが、今まで主人が出た色々なフィリピン国内のトライアスロンは泳ぎが下手な人も参加するらしくて、泳いでると足をつかまれたり、引っ張られたりは普通だそう。水泳のコツは人の集団から離れた場所に向かって(遠回りでも)先ず泳ぎ出すことだって言ってます。



フィリピンでトライアスロンに参加すると中年以降で尿酸が高い人(痛風になりやすい人)は
湿気と気温が高いのでそれも辛いですね。

外国人選手などは2時間くらいで終えるらしいのでいいんですが
主人のように5時間くらいかかる人は水を飲んでも追いつかないほどの汗をかいてしまい
塩分の補給が間に合わない熱中症にもなりやすいんです。


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<どうでもいい菜の花家の食卓>



主人が久々に「カリカリ」を食べたいと言うのでオックステールを買って来て圧力かけてから冷蔵庫に入れてまた脂肪抜き作業。
身の方はもう2回茹でこぼしました。
スープはゼラチン質たっぷりで良い感じ。







私が「カリカリ」(ピーナツソース煮込み)で好きなのはバナナのプソ(心臓)と呼ばれる野菜。
日本の熱帯植物園などで木になってるのを見ると「美味しそう~」と見上げてしまいます。











最近、近所のおじさんがオーガニックの牛乳や野菜を売っていると発見。









小松菜を買ったのなんてフィリピンでは初めて。
この方、もし商売したかったら10個注文すると1個ただに出来るから良かったら商売しない?
って言ってきました。
知り合いが少ないから私は駄目ですけど。










早速冷蔵庫に入ってたお豆腐で厚揚げ作り・・・









小松菜の煮浸し作りました。
(桜と私だけで完食)






主人にはお弁当にも入れられるようにナムルに。









オーガニックのレタスは今日はスモークサーモンと葡萄のサラダに。
最近、ドレッシングはエクストラ・バージン・オリーブ油とシェリー酢にハマってます。
(シンプル イズ ザ ベスト!)




フィリピンで浮気すると(男系社会なのか)

2013年01月27日 05時35分17秒 | フィリピン社会
男系とか女系とか言ってもその捉え方は世界の国で様々に分かれるかもしれないのですが
ウェブ辞書で調べると

「男子によって受け継がれる系統。また、父方の血統」

と書いてあります。

フィリピンはスペインの植民地だった時代が長いので法律などスペインから来た部分もあれば
後に統治されたアメリカの法律が混ざった部分もあるみたいなんですが、

どうもフィリピンでは男性の浮気は罪に問われないらしいです。
と言うか、浮気して子どもが出来てしまっても罪に問われないと言った方がいいかも。

それはその子どもが父親の姓を継ぐものになるからだとラジオで法律相談の弁護士さんが言ってました。

そして同じ理由から結婚している女性が浮気すると罪に問われるそう。
つまり結婚している男性の子孫を残す役割なのに、
別の男性と関係してしまうと正当な血筋の子か浮気相手の子か分からなくなるし
(昔はきっと染色体調べるとかなかったと思うので)
その行為そのものが許されないものとして捉えられてるみたいです。

ところが「重婚(オビガミー)」はイスラム教徒以外では認められてませんし
「姦通の罪(アダルトリー)」という罪も存在するにはするので
その辺の詳しい法律がどうなってるのかはちょっと不明。
(主人に聞くのが面倒)

旦那が浮気、妻が浮気している現場に配偶者が居合わせて
感情的になって自分の配偶者を殺めてしまっても殺人罪にならない(無罪放免)という法律もあります。

でも浮気現場を見た後に数時間後でも
一度その場を離れてから殺したら殺人罪になるみたいなので
その辺りは微妙。

男性が浮気しても罪に問われない別の理由は
もしかしたら経済的なものがあるかもしれないですね。
一家の大黒柱が逮捕されて刑務所に入ってしまうと稼ぎ手がいなくなるので
本妻も、その子どもも、浮気相手も、その子も全部路頭に迷うことになりかねないですから。

なので男系って理由だけじゃないかもしれないですが
自分の苗字(ファミリー・ネーム)にもの凄く誇りを持ってる人はよく見かけます。

うちの家計は・・とか、
うちの血筋は代々・・みたいに。


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<どうでもいい菜の花家の食卓>



食べきれないチーズ・・









オムレツに入れてみました。(またほうれん草・・)









チーズ、上手く溶けました。










野菜の天ぷら。(自分が食べたかっただけ)









すき焼き風味付けのジャガ芋と春雨、豆腐、葱、人参。





亡くなった猫の飼い主

2013年01月24日 00時38分05秒 | フィリピン社会
うちの外犬の秋田犬の頭に何度も飛びついて犬が頭を振ってもなかなか落ちないほどの凶暴さだった猫ちゃん。
首輪をしていたので誰かの飼い猫だとは分かっていたけど
どこの猫かは分からなかったのが昨日の午後、ミシェルというおばさんから電話。

それにしてもこのおばさん、本当に話し方が非常識な感じです。
私自身はかなり寛容な方であまり人の事を非常識と言いたくないんですが
このおばさんの横柄な態度には驚き。

隣のお弁当箱さん(母と同居時代に一緒に付けたあだ名)から道ばたで話しを聞くと
このミシェルさんって野良猫も飼い猫も自分の所に来る猫は全部無料で餌を与えると神に誓いを立ててるので
お弁当箱さん、意外と気の強い方なのに

「ミシェルだけは怖いのよ~」 と。

彼女は会社から電話してきてたんですが
家で猫が犬を襲った話しは知らず
ただ自分の家の猫が1匹帰って来ないので近所に片っ端から電話してるみたいでした。

開口一番に

「私、ミシェルだけど。家の猫が今行方不明なのよ!!」

と怒鳴り口調。

それから色々な話しを説明をしたけど全部聞いてない感じで

「詳しい事を聞かせて!
今、うちの家の人をお宅に向かわせるからね!
待ってなさい!」

と言い続け。
(自分は会社から電話してきてたので来れない)

頭悪いのか、話しを聞いてないのか、聞いてるけど信じてないのか。

多分聞いてるけど信じてない。
と言うのは家のメイドさんに

「一体何があったの?」
「どうやって犬が殺したの?」
「犬が猫を襲ってるのに何で犬を止めてくれなかったの?」

と電話でも聞いてきたらしいし
彼女の家の人も家に来て根掘り葉掘り聞いてた。

私はたまたま桜が高校の授業から戻ってきて事情を話すと

「ママ、そういう人達と話すと巻き込まれるから話したら駄目。電話だってバチッと切って良いのよ。」

と。

それで家の人がうちに訪ねて来た時に桜が

「母は今忙しいので話せません。」

と対応してくれ、メイドさんには色々聞いてたけど
メイドさんも

「私たちは寝てたので何も見てないし事情も知りません。」

とあっさり答えてました。

家の犬は家の裏庭に居たわけで
彼女の家の庭に入り込んだわけではないし、
そもそも犬が猫を襲ったんじゃなくて
猫が犬を襲ったんですけど。

うちの犬は猫に噛み付かれたり引っ掻かれてクークーって鳴いてたんですよ。

狂犬病じゃないかと思うと最初の電話で話したら

「うちの猫は全部予防注射済みよ!!」

とまた怒鳴る。
(というか怒鳴りっぱなしで、最後にはこちらが話してるのに電話を切った)

でもお弁当箱さんが言うには絶対に予防注射してないって。
獣医が訪れたのを見た事はないし
彼女のせいで野良猫が増え放題になってて近所皆が迷惑してるけど放任状態で
餌をただただあげ続けてるんですって。

そうそう、猫が求愛してる声はしょっちゅう聞こえてきます。

平気で嘘を言う人が多いので
犬に噛まれた人が居ると医者は念のために狂犬病の予防注射をするんだと理屈では知ってたけど
実際にこうも堂々と

「うちの猫は全部狂犬病の予防注射済み」

と言われると本当に驚きます。
猫の赤ちゃんもその辺でどんどん生まれてるのに
全部の猫に狂犬病の予防注射してるとは到底信じられないです。

中には完全野良も居て
私は元々猫好きだけど近寄っても歯向かってきたり逃げる猫が殆ど。

うちの玄関にも居座ってる野良が居て、この猫も人には近づかない。
ご飯をあげてないのに居なくならないので今まで不思議だったけど
このミシェルさんの所で食べてたんですね。

ところでミシェルさんのお母さんは80才を過ぎたご高齢で病がちだと
これもお弁当箱さんの情報。
土地家屋はこのお母さんの名義らしいんですが
既に抵当に入っていて
えっと英語では「foreclose」って言うんですが日本語では何ですか・・「差し押さえ」??
借金をずっと払ってないので銀行の物になっちゃったらしいです。

ただ彼女達が出て行かないので
これはきっと裁判で立ち退きさせるのかしら。
銀行も困ってるんでしょうね。

これは余談ですが、
このミシェルさんの姪が彼女の家から隣のミリアム高校に通ってた事があって
桜と同じ年くらいで近所なので桜は当時、ちょっと話したり公園で遊んだりしてたのです。
ある日、桜が自分がバレエ団で働いてたお給料で買ったiPodを半額で売リに出して
ミシェルさんのその姪が買いたいけど壊れてるかどうか確かめたいから1日だけ貸して・・と言ってきたのです。
桜は彼女に一日だけ貸したら
次の日に彼女が来て
実は盗まれたから無くなった・・でも弁償するからと言ってきた。
しかも盗まれたのは自分じゃなくて
お父さんが外に作った異母姉妹が借りて、彼女が無くした・・と。

ちょっとずつ弁償すると言ってたけどとうとう払わないまま。(もう5年くらい前かも)

その当時のiPodは今よりずっと高くて14000ペソ(3万円近く)もしたのです。
桜も高級住宅街に住んでいる人なので油断したんでしょう。
当時の桜はまだ15才かそこらだし。

でも高級住宅街だって信用してはいけないんですね。
(私も経験不足で桜に助言してあげられなかった)

例えば、同じ住宅街に住んでるある人(私は直接は知らない人)がある日、主人の会社に自分のスーパーに投資しないかと言ってきたそうなのです。
主人が調べてみたら沢山ある土地家屋は殆ど抵当に入っていて
もう何処も貸してくれる銀行もなければ、投資してくれる人も居なかったので主人の会社も勿論断ったけど
その半年後くらいに倒産しました。

なのにここの住宅街の家は取られてないらしいんです。
多分名義を変えて借金の形に取られないようにしたんでしょう。

あと、近所では親が政府で賄賂を貰ってて昔は儲かっていて
(例えば独裁政権時代に甘い汁を吸ってたとか)
でも子ども達は自立出来ないまま親と同居してる人も結構居ます。

だからお屋敷だけど、まだまだ親のお金でそこに住んでいるだけとか。
それでも子ども達夫婦が働いてるならまだ良いんですけどね。どうせ豪邸だし。


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<どうでもいい菜の花家の食卓>



メイドさんがクバオの市場に行くと言うので買ってきてもらったのがこちら。
ほうれん草2kgと蓮根4つで450ペソ(900円)ほど。










少し薄味のきんぴら。













桜は何故かきんぴらにイクラのせて食べてました。










とりあえず頑張って茹でます。











「はっちん」食材店で買った温泉卵器で作ったもの。










鶏胸肉のサンドイッチ。(ある日の夕食)














茹でたらこれだけに・・・。











余ったチーズを入れてほうれん草とチェダーと卵を混ぜ・・
(緑のは昆布茶、白いのは塩)








フライパンに入れるとチーズなどは溶けます。








ほうれん草が多過ぎるのでオムレツと言うよりはほうれん草の炒めもの卵とじのような感じです。










納豆とほうれん草も合いました。







蓮根は甘酢に漬けておきました。
そのままも食べますがちらし寿司にも使いました。美味。


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<うちの犬達>



最近抱かれながら寝るのが好きなフジ。






もう直ぐ寝そう・・・。
最近抱かれたまま寝るのが癖になってるフジです。




フィリピン人とのハーフで日本語が話せない場合(長文)

2012年09月19日 00時07分24秒 | フィリピン社会
フィリピンは日本の隣の国。
成田からマニラまでは飛行機で4時間。

と言うだけじゃないと思いますが、日本人とフィリピン人の結婚、結構増えてるんじゃないかと思います。

昨日、日本大使館に桃ちゃんの日本の教科書を頂きに行ったんですが、
(日本大使館にメールで申し込んでおくと小学校の教科書が頂ける)

そこで偶然出会ったフィリピン人の奥様、日本人の旦那様も一緒におられて大使館の中で少しお話ししました。

と言うのはその方達、ものすご~い可愛い女の赤ちゃんを連れていたんです。

赤ちゃんって言うか、桃ちゃんより赤ちゃんってだけで
もう3才ですって。

色白でぽっちゃり、おっとりしたお嬢さんで
子ども好きな私はついその子に話しかけちゃってました。
(桃ちゃんともとても仲良くなって最後は離れたくなくてその子、くっついてました)

フィリピン人の奥様も見た感じ、私と同じ年代の方。
とてもきちんとされた方でした。
お金持ちの奥様というよりは
日本人的に地に足のついた感覚の持ち主。

びっくりした事には、3才のお嬢さんは彼女のお孫さんだったんですね~。
そして一緒に居たとても可愛いお嬢さんが彼女の娘さんでした。

彼女の娘さん、こちらで育っているので日本語は話せません。
でも日本語を習いたいとは思っているようでしたので
日本大使館とも繋がりのある「日本語センター」を勧めました。

「日本語センター」には虎次郎も小学校卒業した夏休みに通いましたが
先生がとても素晴らしかったんです。
半年のコースだったので高校(中学)が始まって半分で辞めてしまい残念だったのですが。

バイリンガルで最初から育てるのが本当は理想なのかもしれませんが、
母親が日本人の私の場合ですらそれはかなり難しい。
ましてお母さんがフィリピン人である場合、殆ど不可能じゃないかと思います。

今、日本大使館はフィリピン人のスタッフを多く雇われており
その方達は日本語も出来ますし、漢字もしっかり読めます。

と言うのはパスポートの更新やその他の書類手続きなど
国際結婚で生まれたハーフのお子さんでも日本語が話せない方や
フィリピン人の奥様が手続きしている姿を最近よく見かけるようになってきたんです。

桜もパスポートの申請は一緒に行ってあげましたが
受け取りは一人で行ってもらいましたから
フィリピン人スタッフがフィリピン語で話しかけてくれ本人も安心だったよう。

親としてもとても安心ですし
有り難いことだと思います。

ただやはり気になりますよね、日本語が出来ないハーフの子ども達。
(うちの子達の事です)

アメリカ人とのハーフであれば将来、アメリカ国籍を取った方がずっといいと思うのです。
でもフィリピンを含め、発展途上国とのハーフの場合、
将来、日本国籍を選ぶ可能性が高いと思います。

と言うのはフィリピンのパスポートでは先進国の殆どの国にヴィサなしでは入国出来ないからです。
ヴィサなしで行かれる近くの国はシンガポールや香港など。
インドネシア、マレーシア、ベトナム、タイもなしだったかな。

そして特にフィリピンの場合はハーフの子が外国籍を選んだ場合、
特別にフィリピン人と同じように土地が持てるなどの優遇措置があるのです。

そこでやはり気になるのが日本語。

戸籍謄本の事や、パスポートの申請を書き込めるほど日本語を理解してない子ども達。
代行している会社もあると思いますが
きっと高いと思いますし
せめてパスポートの更新くらいは自分で出来るような日本語を身につけて欲しいのですが・・
実際にはかなり難しい。

日本に住んでいるハーフの方は多分、日本語は全く問題ないと思いますが、
フィリピンに住んでいる場合、フィリピン語、英語と言語が多いせいもありますし
ここには補習校(ハーフの子や現地校に通う子が土曜日だけ日本人学校に通う制度)はないんですよね。

桃ちゃんが以前、夏休みだけ入れて頂いたオイスカ幼稚園など日本語だけの幼稚園もありますが
現地校にも行ってますからずっと通わせるのは無理です。

マニラ日本人学校も小学校、中学校のみありますが
高校はありません。

ここに住んでいてマニラ日本人学校に入れてしまうと
高校から現地校、又はインターナショナルスクールに転校となります。
でなければ日本の高校を受験するか。

途中から英語の高校に転校なら日本人学校に通わせながら英語の補習もしていかなくてはなりませんから選択肢としては現実的じゃないですよね。
寮制の高校を受験するのでなければ15才、16才の子を一人で日本に住まわせるのは難しいでしょうし。
もちろん子どもの問題だけじゃなく、金銭的問題もあるでしょう。

今、私が考えているのは
元々言語があまり得意じゃない桃ちゃんなので上手くいくか分かりませんが
日本で実家の側の小学校に帰国した時に数週間でもいいから入れてもらえるか聞いてみようかと思っています。
そういう事が出来ると知らなかったんですが、
校長先生の判断でさせてくれる小学校があるようなんです。

幸い桃ちゃんって言語は苦手だけど社交的。
ちょっとトットちゃんではありますが、学校ではちゃんとやってるみたいなので。
一度でも実現するといいな~と思っています。

もちろん、日本大使館で出会ったお嬢さんのように大人になってから自分でやりたい! と思い、
それから勉強してもいいですよね。
勉強に遅いって事はありませんから。

桜も今まで日本語はそんなに話せたわけではなかったんですが
大学で日本学科に入ってかなり上達しましたし。
私がNHKのニュースを見ていると字幕が出て来るので(あれは聴覚障害の方用なんでしょうか)
一生懸命読もうとして分からないと聞いてきます。
日本語検定試験の為に必死に勉強してるので
そのうちパスポートの申請も自分で出来るようになると思います。

これからハーフの子で日本国籍を持っているけど日本語が話せない人は多く出てくるでしょうね。
でもやっぱり日本語は素晴らしい言語ですし
日本文化も素晴らしい。
日本語が分かればその素晴らしさもきっともっと分かると思うんです。
日本国籍を選んだら日本語を少しでも良いから勉強して欲しいなと自分の子には思います。



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<どうでもいい菜の花家の食卓>



先日、一生懸命炒めてた玉ねぎのフレンチオニオンスープ完成。グリュイエールチーズをのせてオーブンで焼きました。
缶詰の鶏ガラスープ使用。とても美味しかったです。2時間以上も玉ねぎを炒めた甲斐がありました。








ラムのヒレがまだ残ってたので今度はニンニクと塩こしょうで下味を付けた後、辛いペッパーソース、ウースターソース、ケチャップ、赤ワインで簡単に味付け。
(日本大使館に行ってたりしたので夕飯作る時間があまりなかった)












トマトをオリーブ油でソテーし、







他の野菜もバージン・オリーブ油で油通ししてからバルサミコ酸、にんにく、プロヴァンス風ハーブ、塩こしょうで味付けしただけの和えサラダ。











次の日、キッシュを作ろうと思って小麦粉とオリーブ油をビニールの中で混ぜまぜ。






冷蔵庫で一晩寝かせます~。



いつも本当に有り難う御座います!


交通違反だと言われ捕まる+マニラで家具を売る店

2012年09月14日 04時06分22秒 | フィリピン社会
ここ数日、目が良くなってきて車の運転が出来るようになってきました~。
眼精疲労になって1年。長かったです~。

最初の頃はパソコンも目をつぶって打って後で確認したり、
スーパーなどで目をつぶりながら歩いて人とぶつかったり、
人と話してても目を開けていられず失礼になったり、
やむおえず運転しなきゃいけなくて運転中、一瞬、目を閉じて前の車にぶつかりそうになったり・・
目を水の中で開けてるみたいな感じだったんですよね。

多分日本の目薬(薬局で売ってたメディカルって名前の目薬)のお陰です。

で、メイドさんの面接にまたメイドの紹介所に行って55才のお料理メイドさんを雇って帰る途中、
なんとケソン市に雇われた交通整理係官につかまりました~!

これこそ「コトン」(動名詞だとナゴゴトン)とタガログ語で言う「引っかけ(トリック)捕獲」。
その道路(オーロラ通り)のクバオ周辺は3車線あるんですが、右側はジープなどが客待ちしてて殆ど走行不可能。
私は中央を走っていて直進するつもりだったのですが
と言うかその道路は殆ど左折(日本なら右折にあたる)がないんですよ。

でも左車線に車が居ないので中央車線から左車線に変更したんです。
(全ての車が交差点で一時停止中だった)

そしたら交通整理管が寄ってきて
ここは左折車線だ、直進車が入るのは違反だ、君は中央車線に居たから直進車だろうって。

でもね、実はその交差点、信号があったんですが信号に電気が行かないように設定してあって
なので左折用の矢印の信号は消えていた。
私は信号が消えてるのは左折も右折もないからだと思ったわけです。

道路標識にも左折とか書いてないし。
Uターン禁止とは書いてあったけど。
(それは標識を作ると皆が引っかからなくなるからわざと曖昧にしておく)

彼は「左折車は僕が手招きしてたのに君は手招きが終わって左折車が終了になってから左車線に寄っただろう。左折車の次は反対の信号の車が交差点を横切り、その後はまた直進車だって知らない筈はない。後ろに並ぶのが嫌だからずるして前に出たんだろう。」だって。

「あなたの手招きなんて見てないわよ。大体なんで信号止めてるの?」と聞くと、

「手招きが見えなかったのはこれのせいだろ。」と運転席の前の日よけを指しました。

まだ強い日差しは目をチカチカさせるし
メガネにクリップするサングラスを忘れたので日よけを下ろしていたんです。

でも日よけのせいで彼の手招きが見えなかったわけじゃないと思いますけどね。
彼の立ち位置が微妙に見えない位置だったんだと思うんです。
それはわざと分かりにくい位置に立って運転手を引っ掛ける為。

こういう時、桜は日本語でしゃべりまくるんですって。そうすると捕まらないで行けって手で合図するって。
私は出来ないな~。

タガログ語での説明に疲れて英語で

「信号が止まってるから悪いんでしょう。
ここに左折があるなんて何処に書いてあるの?
信号があったら左折の車線には入らないわよ。
私が悪いなら捕まっても納得だけど信号止めて運転手を混乱させて捕まえるってどうなのよ~。」

と言うと理屈で負けたと思ったのか行けって。

「左折した方が良いなら左折するけど?どっちからも帰れるから。」と言ったら、
「どこに住んでるんだ。」と聞くので
「アテネオ大学のところ」と言ったら直進しろって。

たまたま左折じゃなかったんですが。

彼らも捕まえた罰金の何割りかが給料に足されるから必死なんだろうけど、
引っかけは良くないです。
交通係官が無理な理由で捕まえた場合、訴える事も出来ますしね。

免許書出せって言われても絶対に直ぐに出さない方がいいです。
出したら最後、絶対にチケット切るまで返してくれないですから。


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ちょっと前、桜のベッドを探してあちこち行きました。
マニラにはイケヤもあるらしいのだけど(英語式にアイケアと発音)
結構遠いらしい・・

で結論から言うと桜のベッドは近所の家具屋さんにオーダーメイドでお願いしました。
デザインは桜が気に入ったのを選んで。


パイオニア通りにある家具屋。
デザイナーも居て注文で作ってくれますが高過ぎて手が出ません。写真だけお楽しみ下さい。




















ここの家具屋さんで前にお話した掃除機買ったんです。
ドイツのミーレ社の掃除機。あのメイドが壊した掃除機です。

修理に出して見積もりしてもらったら24000ペソ(約45000円)、
しかも怪我した運転手さんが修理に持って行ったのでかなり前で
今日、電話があって「引き取りに来ないと毎月掃除機の保管費を取りますよ。」だって。

壊れて動かない掃除機に保管費はないでしょう。
「捨てて下さい。」って言いましたけど。

日本でもネットで調べたら6万6千円(税無し価格)でフィリピンも新品は同じ様な値段です。
マニラはメイドが使うと壊すから高い掃除機は買わない方がいいですね。










こちらはインドネシアだかの「ティーク材」で家具を作ってるお店。
やはりパイオニア通りにあります。





セブンイレブンの隣の倉庫みたいな場所にあるのでちょっと分かりにくいです。







売ってる家具はこんな感じ。



















同じ敷地内に装飾品を売るお店もあったんですが品物の写真は撮らないでと言われたので表の看板だけ撮りました。
モールでも売られてるんですが大した品物はありません。



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<どうでもいい菜の花家の食卓>




久々に骨付き牛肉でシニガンという酸っぱいスープを作ったんですが、








今回は脂抜きに苦労しました。(これが出てきた脂の一部)

圧力かけて、スープは冷蔵庫で冷やして浮いて固まった脂を取るだけでいつもは大丈夫なのに、
肉にも脂がべったりくっついていて、
また圧力かけたり、
さらにお湯で洗ったり・・

こんなに苦労して作っても殆どがメイドさんにいきます。







主人のお弁当に1品足りないので余った材料を集めて細切りにし、
(ニンニクの芽、人参、ヤングコーン)





きんぴらにしました。柚子の香りの入った七味唐辛子と胡麻入り。

主人は毎週金曜日は地方銀行に出向だと思ってお弁当にしなくても良いスープ料理にしたのに
社長兄さんがクルーズ(豪華客船)で地中海かなんか回ってるので主人は地方に出れないんですって。



いつも応援有り難うございます~!


フィリピンの国籍法(出生届けの決まり)と外国人義務

2012年09月13日 04時55分54秒 | フィリピン社会
日本大使館からお知らせで、昨年の同じ時期と比べて犯罪が57%増加したそう・・。
そう言えば最近新手の盗難、強盗手口がメール(英語)で友達から送られてくるようになりました。
気をつけなくてはいけませんね。
詳しくはこちらからどうぞ。

大使館からのお知らせ
( マニラ首都圏における最近の外国人被害例:注意喚起 )
http://www.ph.emb-japan.go.jp/pressandspeech/osirase/2012/091212.htm



さて、今日はフィリピンの国籍法についてちょっとだけ書きます。
色々書くと長くなるので少しだけ。

フィリピンはアメリカのようにその土地で生まれたら自動的に国籍が取得出来るという事はありません。
フィリピンの国籍を自動的にもらえるのはどちらかの親がフィリピン人の場合のみ。

外国人が帰化する場合はまた別なのでここでは触れません。

で、フィリピンって出生証明を出さない人が沢山いるんですが、
主人が子どもの頃は出生証明がなくても小学校など入学出来てそのまま大学・・って場合もあったので
卒業証書と出生証明の名前が違うトラブルなど多発。

しかもフィリピン人って出生証明の名前を卒業証書の名前にして欲しがるのです。
出生証明を持って行って卒業証書の名前を変更した方が簡単なように思うのですが。

それはともかく、
フィリピンには出生証明を出し忘れたから国籍がなくなったなどはありません。

親のどちらかがフィリピン人ならその子はずっとフィリピン人です。
例え出生届けを出してなくて
そのまま成人になってしまっても
40才でも50才でも
親がフィリピン人なら出生届けはいつでも出せるし、パスポートも取れます。

本当に不思議ですよね~。
日本は7日以内(海外は3ヶ月以内)ですよね。




この日は朝6時にイミグレーション専門の弁護士さんとファーストフードで待ち合わせしていました。

私の移民登録を更新して貰ったのです。今日は受け取り。


フィリピン人と結婚している私は配偶者ヴィサで外国人登録をしてるんですが、
これが結構な金額です。

昔は帰国したいと思っても入管(イミグレーション)に3~7日かけて再入国許可を取らないと帰れず、
しかも再入国許可書の発行に(はっきりした金額は覚えてませんが)5千円相当くらいかかったかしら。
フィリピンに戻ってきたらまた許可書を返してもらい自分の移民許可を取り戻すのにまた手数料。

今は出国許可は空港で払えるようになり便利になりました。
多分3千ペソくらい(?)だったか。(5、6千円)
便利になったと言っても海外に出る度に払うのですから大きいですよね。

これの他に旅行税って言ういわゆる贅沢税があってこれは約3万円ほど。
フィリピン人全員対象ですが長期滞在の外国人も支払い義務あり。
チケット買う時に必ず徴収されます。

そして毎年、年初めにはこれは300ペソ(500円)くらいで安いんですがイミグレーションに出頭義務があり、これも怠ると罰金です。実はこれ、本人出頭じゃなくてもお金さえ払えばいいんです。なので誰かに頼むことになり、またこれも出費。

その他に移民登録は5年毎に更新が必要。
私は5年前に全ての外国人がICチップ入りのカード登録になった時、$50(米)と手数料を徴収されました。
今回、更新したのですがイミグレーションの費用が2595.50ペソ(4800円)、
やってくれた弁護士さんに3500ペソ(6475円)払いました。

フィリピン人と結婚するのはいいのですが
こちらに住むにはお金が必要。
最低賃金が月2万円程度のフィリピンなのに
そもそも外国人登録をするだけでも出費です。
主人の姉(今はアメリカ国籍)は外国人登録するだけで5万ペソ(当時10万円)支払ったと記憶しています。

なのにまたアメリカに長期帰ったらせっかく取った外国人登録が無効に・・。

で次に長期滞在した時はリタイアヴィサに変更してました。
元フィリピン人だと預け金は$1500(米)に$1500の手数料で済むんです。
しかもアメリカに帰国してもずっと有効。

私は日本人なのでリタイヤヴィサ取ろうとすれば$20,000の預け金で高い~絶対無理です。
(フィリピンって米ドルで全部計算されるんですよね。)




弁護士さんにお支払いして書類を受け取り
清々しい朝の空気を吸いながら歩いて帰ってきました。


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<どうでもいい菜の花家の食卓>



メイドさんが作ってくれたフィリピンの野菜料理。前にも登場しましたが今日はイワシの揚げ物入り~。モロヘイヤが一杯入ってました。







冷蔵庫にカボチャしかなかった・・。(一度素揚げ)








唐辛子、セロリ、トマトと赤ワインでささっと炒めました。










ラタトイユがパスタに化けました。余ってたパセリを沢山投入~。






スーパーで見つけた芽キャベツですが、








冷凍ものだったのでシナ~っとなっててあまり美味しくなかったです。
応用編を考えます。



いつも有り難うございます!!