今日は午前中訪問看護と歯医者が入ります。
先ほど、訪問看護は終わりました。
歯医者が入るまで1時間あったので、買い忘れたものを買いに薬局へ。
家を出ると雨が降り出しました。
そろりそろりと駐車場を出ると、お迎えさんのおばあさんの家の敷地内で気になる光景が。
ちらりと見えたゴミ袋と、手押し車の車輪。でも、おばあさんの姿は見えず。
ピピっ!と感じる明らかに不自然な雰囲気。
気になるので、出した車を引っ込め、エンジンを切り、迎えの家へ。
近づくと、手押し車は横倒しになり、手押し車に乗せてたであろうゴミ袋は転がっていた。
おばあさんはと言うと、3段ある階段の2段目で、雨に濡れ固まっていた。
あーあ、こりゃ無理だ。
このおばあさん、90歳ぐらいかなってところ。昔からプライドが高く、お高くとまっているようなお方。有名なお嬢様学校を卒業した、そんな話も昔聞いた事がある。
勝手にやり、怒られるのも嫌なので、お声がけ。
「雨も降っているのでお手伝いしますよ。ゴミは捨てて来ますよ」と、そう言うと、おばあさま、
「結構ですよ、自分で何でもやらないといけませんから!ご丁寧にありがとうございます」
とまあ、ご丁寧なお断り。
「はいはい、そーですか」
と、この状態を見てさ、引き下がれないじゃない。
3、4回ほど、押し問答。そんなことをしていると雨も強くなって来た。さすがに自分ではどうにもならない、仕方ないと思ったのでしょう、「お願いします」と言われたので、ちゃちゃっとゴミを捨てて、おばあさんのところへ。
「ありがとう、もういいわ」
そう言われましたが、この階段から動けない。さらに雨も降っている。
とりあえず、倒れた手押し車は階段上に置いたが、この雨の中、よろよろして転倒などしたら、私自身が後味悪いじゃなーい。
なので私が、「雨も降っているので、玄関先まで一緒に行きますよ」、そう声かけしたら、なぜか我が家の母のことを振られた。
「お母さま、介護度いくつ?」と。それ、今、聞くことか?と思ったけど答えると、「わたしは要介護1なの」と自分の介護度を言い出した。
私が「軽いほどいいんですから。いいじゃないですか。いつまでも慣れたご自宅で生活できることはすごいことですよ」と言うと、あれこれ話を始めた。
つい最近まで入院していたこと、自宅で生活したいこと、全部自分でやらないといけないと思っていること。
玄関先までの短い距離でしたが、最初の拒絶した姿からは想像出来ないくらい、出るわ、出るわ!!
先日まで2ヶ月ほど入院し、退院後の生活のことで、息子さんとバトルがあったのでしょうかね。
自宅がいいことはわかるけどさ、もうちょいサポートがあったほうがいいのでは?なんて思ってしまった。
ま、人の家のことですから。いろいろあるのでしょう。
さてと、私は私の事をしましょうか。