黒猫ですけど。

妹１号が会社から帰宅すると家の前にダンボール箱が置いてありました。
「なんじゃこりゃ？」と思い箱を開けてみると、中には死んだ黒猫が・・・

「ステ！？」

妹１号はパニックになって、玄関先で大泣きです。
その後すぐに父も帰宅、号泣する妹とダンボール箱を家の中に入れ、慣れないメールで私や母に連絡をしてくれました。
私は残業中でしたが急いで帰りました。
家に着いてもすぐに中に入ることができませんでした。でも覚悟を決めて玄関を開けると

「ニャー♪」

∑(!?￣Д￣)゜Д゜)・д・) 「ステ？？」

なんということでしょう！ステは生き返ったのです！・・・生き返るわけありません。死んでいなかったようです。
ダンボール箱を開けてみると確かに死んだ黒猫がいます。抱き上げてみると、耳やしっぽがステと違うのです。
「ちょっとぉー！ちゃんと確認しなさいよ！全然違うじゃない！」
「そんなこと言ったって、ウチの前に黒猫がいたらステだって思うじゃん！」
(ーー；)．。ｏＯうーん 確かに。
でもまぁステが無事でよかったと、その夜はみんなで猫っ可愛がりしました。

次の日の朝、近所のオバチャンが「昨日の猫。ナナタニさんとこの猫でしょ？」
Σ(・ω・ノ)ノ！ どうやらオバチャンは近くの道路で死んでいた黒猫をステと間違えたらしい。

間違えられた黒猫は3000円と置手紙を添えて、夜中にコッソリと火葬場に置いてきました。
火葬場の職員の方、その節はごめんなさいm(。_。；))m