笑う 七色 福来たる

盲導犬の訓練を終え、どうも犬となって帰ってきた七色。そんな七色と隊長のぐ~たらで楽しい訓練生活。 

恐怖の橋の上

2010-10-16 | 七色の日常
またまた連休中の話です。

連休 最終日もいいお天気 

森にドライブに行った。 




森ガールは 唄った。・・・・・・ 森ガールなのか??




 「 あるひ もりのなか クマさんが でそう でしゅ 」  ← 森のくまさんのリズムで 



森ガールの歌声がかき消されるほど、・・・・・ 歌ったのか??

なぜか、森中に響き渡る、ラジオの大音量。 

何かの嫌がらせか?? と思ったらば

クマ除けの為に流していると、看板に書いてあった。




森に来た理由は、




 「 どんぐり どこどこ どっさりこ 」  ← どんぐりころころのリズムで。



どんぐりをどっさり拾いに。

でも、落ちていたのは、どんぐりではなく、栗ばかりだった・・・・・・

隊長!? 栗の方が7倍いいじゃないですか~。食べられるし~。 と言う人もおられるだろうけども、

隊長は、栗は食べても拾わない主義。 

栗ってホラ、ゆでるとニョロニョロっと虫が出てくるから・・・・・ そこかいっ 


隊長の欲しいのは、食べられないどんぐりこ だったけど、ほんの7粒ほどしか見つからなかった。

今年はどんぐりが不作で、食料のないクマが里まで下りてくると話を聞いたけど、 


クマの気持が痛いほどわかった隊長だった。 




どんぐりは諦め、森ガールは笑った。




 「 どんぐり ないない どんだけよ 」  ← どんぐりころころのリズムで 




遊歩道のコースをダムに向かった。 


途中から、ゴ~~ と水の流れる音が聞こえてくると、


七色アンテナが、ピリピリ警戒モードに。 




 「 ここはどこでしゅか?? ななタンは だれでしゅか??  」 



・・・・・・・ ななタンだろが






 「 ななタンは なんだか いやな やかんがしましゅ 」 



・・・・・・隊長も、何だか嫌な予感がしたが、

まさかそれが現実のものになろうとは、この時は、知る由もなかった。





既に七色の視界にダムがはいっているのに、

見ようとしない。




 「 あのとき あ~していれば いま ここにいることは なかったのに・・・・・あ~ あのころはよかったでしゅ 」 ・・・・・・ あの頃っていつなんだ??



と今来た道を振り返り、過去を振り返ってみたが、

現実は変わらなかった。



仕方がないので、ダムガールは笑った。・・・・・ ダムガールって何??  




 「 ・・く・・く・・く・・ 」 






ダムガールの目の前にあったのは、





ダムに架かる老朽化した細い橋だった。







 「 ななタンは こんなところに きとうは なかった 」 


でもせっかく来たので、橋を渡った。




下をのぞきこむと、めまいがしたが、

そのめまいは、高所によるものなのか、更年期によるものなのかは知る由もなかった。









橋の上からはこんな景色が見えた。が


その時であった。

お~まいが~ 


あろうことか、

七色は、この狭い橋の上でぶっ飛んでグルグル回ったのである。 
 

危険を察知した夫が、1回転半したところで首根っこを抑えつけ、あわや大惨事は免れたが、



ここで飛んで回れるなら、是非、崖の上でやって見せ、

「 崖の上のなな 」としてジブリもまっ青なぐらいの興行成績をあげてもらいたいものである。 ・・・・・ そっちかいっ。





こんな所で飛んで回っても、世間では誰も芸とは認めてくれないんだからね! と叱る隊長であった。・・・・・ そっちかいっ。
良い子は絶対にマネをしないでね。・・・・・ するかっ。 
どんな所でも回れる 七色にワンパンチ 


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