キレイは疲れる

娘の強い希望もあり、先日出したばかりのお雛様を片づけることにした。

片づけている間　七色は、こちらを気にかける様子も、手伝うつもりも全くなく、

あっしには　かかわりのないことでございます的な顔で、日向ぼっこしていた。　



私は私よ　関係ないわ～　特別じゃない　どこにもいるわ　わ～た～し　



　「　しょうじょＡ　　」


↑　中森明菜「　少女Ａ　」　を知らないヤングは、お母さんに聞いてみよう！






　「　ななタンは　およめに　いけなくても　いいでしゅ　」


行かない～でお嫁サンバ　一人のものにならないで～　あ～ああ～　　そ～れが大事だよ～　1・２・サンバ　７・なな・サンバ　お嫁お嫁　なな嫁サンバ～　

↑　郷ひろみの　「　お嫁サンバ　」　を知らないヤングはお母さんに聞いてみよう。



生涯独身を決めた七色と、散歩に出かけた。

丸太のベンチで、独身者の老後の生き方について話し合っていたら、

おばさんが話しかけてきた。



「　あらぁ～　顔のかわいいワンちゃんだ。毛もキレイだね～！　ほんとにキレイなワンちゃんだこと！　」

とキレイ　キレイと連呼された。





　「　ななタン　とくべつなことは　なにもやってないでしゅ。　」



と石鹸のＣＭのように、薄笑いを浮かべた。


でも、笑いながらも、小さくウウウウ・・・・・唸っていたのを、隊長は聞き洩らさなかった。




中高年には水分が必要なので、飲み物を買う間、ここに繋いでいたら、七色は肩を落として遠くを見ていた。・・・・・・なで肩とも言う。　
　

七色！　と呼んでみると、




　「　ななタン　すてられたかとおもいまちた　」


明るい陽の光の下、七色の顔だけが　どんより　していた・・・・・・チーン　



じゃあ帰ろう。七色の車はどこにあるか当ててごらん！

「　ＧＯ　車！　」　と　意味のわからない指示語で言ってみた。




　「　７７１６ごう　ありまちた！　」


ピンポン！　お見事　大正解！

さすがに　ななちゃんは頭がいい！　・・・・・・はいそうです。隊長が車の近くまで連れて行って、ななちゃんの車は、このへんじゃないかな？？　と言ったのは事実です。（棒読み）



家に帰ってから、キレイな七色に、更に磨きをかける為、ブラッシングした。・・・・・最近、抜け毛がすごくてさ。　




　「　でかチュア　ダックスフントの　ななタンでしゅ　」


・・・・・・っていうぐらいに胴が長い。

胴が長い分、毛も多い。

ブラッシングをしてもしても毛が抜ける。




　「　ななけの　たたみいわし　できまちた　」



ブラッシングに情熱を傾けた隊長は　１時間４０分後　燃え尽き、灰になった。






↑これは、ほとんど上毛だけ。ラバーブラシでブラッシングした。やってもやってもどんどん出てくるので、ついつい力が入り夢中になってしまう。最後の仕上げは七色の体に掃除機をかけておしまい。あ～腰が疲れた。　
大型犬と暮らすということは、毛の中で暮らすということ。抜け毛との戦いである。それを知らないで飼って、外に出されてしまうワンコが多いのは残念なことだと思う。
七色は、手足や腿の内側、お腹の毛が薄い。そこに抜け毛をつけてあげられたらいいのになと思う。悩み無用とはいかない毛髪にワンパンチ　

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