桜花賞ですね。あいにくの雨ですが、仁川の桜も散るのを待っててくれました。マスメディアの一部で牝馬クラッシックという呼び名を耳にするのですが、間違った名称なので注意していただきたい。クラッシックという名称は牡馬三冠レースに限ったものであり、牝馬はあくまでも牝馬三冠レースなのですから。
桜花賞(賞金値)
Sランク
9番アルマヴェローチェ
2番エリカエクスプレス
Aランク
15番クリノメイ
Bランク
6番ビップデイジー
18番ブラウンラチェット
10番トワイライトシティ
4番ショウナンザナドゥ
Cランク
7番エンブロイダリー
Dランク
3番マピュース
16番ナムラクララ
11番ミストレス
13番チェルビアット
8番ウォーターガーベラ
1番ヴーレヴー
12番リンクスティップ
14番ダンツエラン
Eランク
17番プリムツァール
5番ボンヌソワレ
総合評価はアルマヴェローチェ、エリカエクスプレス、エンブロイダリー、クリノメイ、ビップデイジー、マピュースの順。
調教評価はマピュース、ミストレス、エンブロイダリー、アルマヴェローチェ、ナムラクララ、チェルビアット、クリノメイ、エリカエクスプレス、ビップデイジーの順。
ざっと見渡すと10年前後の若手トレーナーと名伯楽に近いベテラントレーナーとの戦いは注目に値します。
基本は3強の戦いかと思います。
アルマヴェローチェの上村厩舎は毎回、きっちりと調教をして馬を出走させてきます。その姿勢が真面目なんだなぁと感心させられます。プラス12kgで出走してきていますが、成長分とみますが、果たしてどのような結果になるか。
エピファネイア産駒を二頭だししてきた杉山晴紀厩舎はノーザンファーム一辺倒ではないところが素晴らしいところです。馬名からもエリカエクスプレスはこのレースが勝負だとみていますし、現時点では一番早い馬だと思います。
エンブロイダリーはまたシルクの勝負服で強力牝馬の出現です。3年目ですが森一誠調教師の手腕は高く評価しています。気になるのは大分人気を落としたブラウンラチェット。馬体重増で復活なるか。あとは理由がないのですがヴーレヴーでしょうか。
調教評価を重視した場合はマピュースからの3強の馬券。総合評価を重視すれば3強軸のクリノメイ、ビップデイジー、チェルビアットという3連複で参加します。
【結果】
モレイラ騎手の連覇となった桜花賞。エンブロイダリーの母ロッテンマイヤーもシルクの馬だったが、忘れな草賞は勝ったものの3勝馬で現役を終えている。初年度エピファネイア、アドマイヤマーズ、リアルスティール、クリソベリルと種牡馬が推移しておりノーザンファームの期待度も下がってきていたように感じるが、そんな母の立場を一気に逆転させるかのような孝行娘の走りだった。エリカエクスプレスより外を回さないと勝てないレースだったが、正攻法で外目に位置取りして追ってきた岩田望来騎手に対して、エリカエクスプレスの真後ろからナムラクララの1頭分空いた手前にスライドさせてアルマヴェローチェの内に潜り込んだモレイラ騎手は忍者騎乗でした。4角の位置取りとしてエンブロイダリーとさほど差がなかったマピュースの田辺騎手は、埒沿いの芝にかすかな希望を抱いて内を選択したが、外目を通った馬には敵わなかった。ただ内目からエリカエクスプレスに先着したのはマピュースだけだったので調教状態からも出来自体は最高だったと思われる。負けたとはいえアルマヴェローチェは成長力を十分に発揮できたレースでした。オークスが楽しみになりますが、JRAさんにお願いですが牝馬三冠は1600m、2000m、2400mの順でやっていただきたいですね。
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