ロシアの元大統領ボリス=エリツィンが亡くなりましたね(心不全のため享年76歳)。故橋本龍太郎元首相とは「ボリス」「リュウ」の間柄で、北方領土問題に進展が期待されていただけに、エリツィンの死は一時代の終焉を思わせますね。
エリツィンは、ペレストロイカ時代の改革派として台頭し、ソ連解体後は初代大統領に就任し、民主化と市場経済化を推進しました。しかし「暗黒」のソ連時代から自由なロシアへと生まれ変わるはずでしたが、内情は酷いものでした。
闇経済が発達した末期のソ連で跋扈したマフィアが自由化の中で国有資産を私物化、慢性的に不健全な経済が続いています。激しい貧富の差のため、ソ連時代を懐かしむ声も出てくる中、実質的にプーチンに「解任」されたことになります。
元KGB出身のプーチンは、エリツィン路線を転換、政権に批判的な人物は「消す」という武断政治を展開しています。
ロシアは振り子のような国だと言われています。ポスト=プーチンの行方は果たして。。。
http://tokkun.net/jump.htm
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