カタルーニャの人々はみんなこんなに素朴で温かい人達なのかなと感心していると、うまい具合にさきほど注文したスープが運ばれてきた。スープはブイヤベースにも似た魚介類の煮込みであった。地中海で採れたと思われる大きなエビや貝がふんだんに入っていた。味は絶品としか言い様のないものであった。ワインに口をつけると、こちらも言い様のないうまさだった。アルコールとしてうまさよりも、果実の風味が勝っている、実に口当たりがまろやかなものであった。「酒を呷る」気持ちの時には似つかわしくない、爽やかな味であった。さきほど注文した白ワインは正解であった。夢中でグラスの中のワインを飲み干すと、次にでてくるであろうメインに思いを馳せていた。
しばらくすると、テーブルの上にメインが運ばれてきた。その登場は、喜びをよりいっそう大きくするものであった。親指より二周りぐらいのサイズのイカが10パイほど、ガーリックで炒められた料理となって出てきたのである。このサイズのイカと出会ったのは初めてであったし、味も初めてであった。イカの上品な甘さにオリーブオイルとガーリックがアクセントを加え、ほんのりとした香ばしさも加わっていた。普段は食事に時間がかかるのだが、この時ばかりはあっという間にたいらげてしまった。
しばらくすると、テーブルの上にメインが運ばれてきた。その登場は、喜びをよりいっそう大きくするものであった。親指より二周りぐらいのサイズのイカが10パイほど、ガーリックで炒められた料理となって出てきたのである。このサイズのイカと出会ったのは初めてであったし、味も初めてであった。イカの上品な甘さにオリーブオイルとガーリックがアクセントを加え、ほんのりとした香ばしさも加わっていた。普段は食事に時間がかかるのだが、この時ばかりはあっという間にたいらげてしまった。