ハードボイルドで行こう!

本人はハードボイルドじゃないんですけどね。憧れってところですかね。

歴史を学ぶ意味

2007-01-31 | ひとりごと

最近ちょっと思うこと。
常軌を逸する事件が頻発したりして、
人の心のあり方がおかしくなったとか、
学校教育が悪いからとか、色々言われたりしてますね。

思うに、『歴史』という学問がおざなりになっているからなんではないかと。
もっと真剣に歴史を学ぶことができれば、少しは変わるかもって思います。

でも歴史って、暗記するだけの科目って位置付けで軽く扱われてますよね。
ちょっと言いたいのは、歴史は暗記科目ではないということです。

歴史上のある現象について、その現象に至った理由・背景というものを学び、
また想像する学問です。極めて論理的・科学的な学問なんです。

そしてそれは、我々人間が行ってきたことの積み重ねです。
過去を論理的に見つめることで、現在・未来についてのヒントがあり、
それらを論理的に想像することができるのです。
つまり、物事を論理的に捉えることのトレーニングになるのです。

例えば「1789年フランス革命が起こる」なんてことを覚えたところで役に立ちません。
なぜフランス革命が起こったのか、どういう背景で至ったのか、
そこを学び理解することが大事なのです。
そしてそれは、今世界で何が起こっているのか、なぜ起こっているのか、
そして今後どうなるのかということを想像、理解することのヒントになるはずです。

未履修問題の時も、世界史はないがしろにされてました。
歴史という学問を軽視する昨今の学校教育には、
甚だ疑問を持たざるをえません。
その生徒が今後の人生を送る上での、
極めて大事な素養を養う機会を奪っているのではないでしょうか。
生徒の人生にとっても、社会にとっても大きな損失であり、
想像力の希薄な短絡的な人々を多く生み出すことになるのではないでしょうか。

ゆとり教育の見直しとか、教育再生委員会の活動とか、
或いは教育基本法の改正とか、色々と試行錯誤されているようですが、
論理的思考能力や想像力を育成するためにも、
歴史教育の意味というものを考え、討論し、盛り込んで頂きたいと熱望してます。


お帰り、『納豆』

2007-01-28 | ひとりごと

納豆が戻ってきましたね。
食事療法をしている私にとって、今や納豆は大事な友人です。

納豆がスーパーの棚から消えた時には、絶望した記憶があります。
メディアの影響力の強さを痛感すると同時に、
ちょっとした情報で影響されてしまう大衆心理に危機を感じます。
あたかも衆愚政治に陥って崩壊した古代ギリシアを彷彿とさせます。
お隣の独裁者が支配している国を見ていると、
民主主義って素晴らしいって思ったりもします。
でも民主主義と衆愚政治って表裏一体ですからね、
よく学び、よく考え、自分で判断しないといけないですね。

テレビ局は民間企業です。
民間企業であるからには、利益を上げることが主目的です。
そして、それができなければ存続できません。
民間企業であるテレビ局は、収入の源泉は広告費用ですね。
支出する企業も広告効果のある媒体にお金を支払います。
つまり企業活動として、耳目を集めるアクションが必要なんです。
そのために人の注目を集めるコンテンツを作成する必要があるわけで、
どうしてもセンセーショナルなコンテンツを作成する可能性があるわけです。
そう思ったら、テレビから流れてくる情報を鵜呑みにはできませんね。
それがニュースを中心とした報道番組であってもです。

『川口浩探検隊』を見ては、双頭の蛇を探しに出かけ、
『矢追純一のUFO特集』を見ては、頻繁に空を見上げた、
そんな私でも、メディアからの情報は鵜呑みにせず、
流れている情報は、多くの事実の中の一つであり、
真実の姿ではないと思うようになりました。

風評被害に参加する一員にだけはなりたくないものです。
そして私は今日も納豆を食べます。明日も食べます。
増産してしまった業者さんのためにも、自分の健康のためにも。


早口言葉。

2007-01-27 | ひとりごと

バス、ガス爆発。

バス、ガス爆発。

バス、ガス爆発。

なんていう早口言葉が昔ありましたが、

ガスとバスを逆にして言うと、更に言いにくいことに気が付きました。

ガス、バス爆発。

ガス、バス爆発。

ガス、バス爆発。

久しぶりのブログ更新なのにこんなネタですみません。


阿部勇樹の浦和移籍決定!

2007-01-22 | 浦和レッズ

遂にオフィシャルで発表となりました。
移籍金は公表されてませんが、推定3億6000万円前後とか。
日本選手の国内移籍最高額だそうです。
伸二が戻ってきた時は、約2億8000万円だったからそれ以上か。
頑張ってもらわないと。

また金満クラブとか、ねたまれるんだろうな。
浦和は国内のクラブの中では潤沢な資金を持っているといえるけど、
みんながスタジアムに足を運んで落としたお金ですからね。
それに、スポンサーしてくれる企業だって、
それなりのそれなりの投資対効果を見越してますからね。
メディアでの露出度、浦和レッズを注目しているファン・サポーターの数、
そういった要素がスポンサーを呼ぶわけですからね。
単にお金を持っているわけではありません。

それにエメの移籍で莫大な移籍金が手に入ったし、
ワシントン、ポンテなんて移籍金かからなかったし、
闘莉王の時も安かったし、実はあんまり無理してないんですよね。
身の丈にあった堅実な経営してるんです。
アブラを売った金で選手を買ってるチームとは違うんです。
でも強さだけは並びたいものです。


大卒ルートの確立を

2007-01-18 | サッカー

昨日、ニュースジャパンで「早生まれは損をする」という特集やってました。Jでも早生まれの選手が少ない等、日本では諸外国に無い弊害が出ているようです。確かに最大で1年近くの差が発生するワケですから、これが成長期であれば、尚更その差は大きなものとなるんでしょうね。自分はダメだと思い込み、あきらめてしまうことは、なんてもったいないんでしょうね。僕は以前から、早生まれの才能を埋もれさせないための一つとして、大卒ルートの確立は大きなテーマだと考えてました。

U19、U17の北朝鮮戦なんか見て思ったのですが、ユース年代では体格の成長差がモロに出ていますよね。日本人は、完成した体格でも劣る部分はありますが、それ以上に体格の成長自体も遅いのではないのかと思ってます。更に、精神的な成熟という点でも、諸外国と比べ遅いような気がしてます。

そんな中で、完成していない体格・メンタルでプロへ進み、チャンスもないまま数年でクビになる。そしてサッカー自体をあきらめなければならなくなる。これは、本人にとって不幸であるだけでなく、人材を有効に活用してないことで、日本サッカー全体の損失だと思ってます。どんな才能が眠っているか分からないのに。

大学の4年間は決して遠回りではありません。確かに大卒は、日本以外の国々ではあまり見受けられないルートですが、日本・日本人には結構効果的なルートだと思ってます。プロの高いレベルで経験する方が成長は早いのかもしれませんが、それが全ての選手に当てはまるワケではないですし、特に成長の遅い日本人にとっては、適したルートなのではないかと思うワケです。

「メッシなんかは世界の一線でやれてるように、世界ではそれが普通」なんて言う人もいますが、そりゃ特別です。プロ野球でいえば松坂や松井、清原等の「怪物」と同じです。彼らは高校生の時からある程度出来上がってましたから、そういった選手は、すぐにプロの高いレベルに飛び込み揉まれるべきでしょう。そうでない場合は、自分の成長のペースに合わせ回り道をするべきでしょう。逆にそれが近道になると思うのです。大卒では「怪物」は登場しないかもしれません。でも、世界でも指折りの優れた選手は生まれると思うんです。

また、大学経由の利点として、強い意志や覚悟といったものが挙げられるのではないでしょうか。高校からプロへ進む、ユースからトップへ昇格するといった場合の、「サッカーしかない」という意味での強い意志や覚悟はあります。そして大卒の場合、「他の選択肢がある中で、あえてサッカーを選択する」という強い意志と覚悟があります。ここをもっと評価しても良いと考えてます。そして、覚悟を決めた世界で生き抜いていくために、自分の才能に頼るのではなく、どこをどうすれば良いのかということを考え、ねばり強く実践していくことができるのではないかと思うのです。ホリのように。

大卒ルートの確立のためには、大学自体のレベルも更に上げないといけないですよね。そのためには、大卒でもできるんだぞということを示す必要があります。幸い今の日本代表には大卒の選手がたくさんいます。彼らが活躍し、その存在を誇示することで、高校生や周りも大卒を選択することがリスクだと考えなくなるのではないでしょうか。

これまでこぼれていた才能が陽の当たる場所に出てきて全体のレベルを上げ、早くから才能に恵まれた怪物の卵達が、それを超えるべく才能に見合う努力をする。そして日本のレベルが上がっていくという好循環。そんな時代が来ることを期待してます。


少子化は自然の摂理?

2007-01-17 | ひとりごと

ネズミやウサギはたくさんの子を産みます。しかし、捕食者であるトラはたくさんの子を産みません。捕食者に捕らえられるネズミやウサギは、たくさんの子を産まないと種が保存されていきません。捕食者であるトラがたくさん子を産むと、エサである小動物はいなくなり、そしてエサの無くなったトラもいなくなります。それは自然の摂理です。

人類も自然界に位置する動物として、種を保存するために子を産み増加の一途を辿ってきました。しかし昨今「少子化問題」ということがよく聞かれるようになってきました。これは、限られた土地、限られた食料で、これ以上数を増やすことは、自らの種が滅することを本能的に感じ取っているからではないのでしょうか。数多くの子を産み育てていかなければ、種が滅んでしまうという状況から脱することで、ひたすら子を増やしていく必要がないことを感じ取っているからなのではないんでしょうか。

先進国の多くでは人口増加率は低下している一方で、そうでない国々では人口増加率が右肩上がりで続いています。そういった国々では、飢餓への恐怖があり、生命の安全が保証されていないからこそ、つまり『安心』がないからこそ、人口増加が続いているのではないか感じるのです。たくさん子を産まなければ種が保存できない小動物の事情を、回避できていないと感じるのです。そして、先進国は、途上国の資源を搾取(対価は支払っているものの)している立場である以上、トラと同じ立場にいるのではないでしょうか。トラがトラであり続けるためには、たくさん子を産み増やし続けないことです。少子化は、安全を獲得した人間が本能的に感じている自然の摂理なのではないでしょうか。

イナゴの大発生は、草木を食べ尽くすことによって、自ら死んでいき、元に戻ります。人類がイナゴにならないためにも、先進国は、「人口増加が当然」とした社会システムを変更し、また途上国へも飢餓や生命の不安を拭い去る支援を惜しまないことが大事なんではないんでしょうか。誰かのためという慈善の心ではなく自らのために。「情けは人のためならず。」です。


阿部の移籍決意、歓迎です。

2007-01-15 | 浦和レッズ

阿部の加入がほぼ決まったようですね。
まだ条件面がクリアしてませんので決定ではないですが、
現在名古屋にいるFさんがいたクラブのフロントとは違いますので、
選手をないがしろにするようなことはしないでしょう。

アレが移籍してきた時もそうでしたが、同じ日本国内でプレーし、
且つ所属チームの顔ともいうべき選手だと、前所属チームのイメージが抜けず、
なかなか馴染めないなんてことも考えられますが、期待しちゃいますね。
これで、夏に闘莉王が移籍しても大丈夫。ん、闘莉王いなくなったらダメですね。
純粋に戦力の上積みとして期待してます。
最初は馴染めず、輝きは薄いと思いますが、それでも気にしないで頑張って。

えっと、ホリのことが心配です。
苦労してやっとポジション掴んだのに、割を食いそうです。
誰も知らない選手会長としての仕事だけでは、物足りないでしょう。
今シーズンかなり注目させて頂きます。

余計なお世話ですが、阿部が移籍してしまう千葉が心配です。
リーダーの坂本も移籍するようですし、祖母外GMもいないですからね。
これまでも、育成して主力になって活躍したら他チームへ移籍、
育成型のチームだけに仕方がない部分もあるんでしょうが、
千葉にとっての阿部の存在は、仕方がないではすまない気がします。
ユースの生え抜きとして高校生の時からJに出場し、クラブと共に成長し、
そして、クラブとしての悲願の初タイトルを獲得したナビスコも、
サポ、クラブと共に勝ち取ったワケですし、そんな選手が抜けるのは、
一つの時代の終焉、区切りであるように感じます。
ただそれでもクラブの歴史は続きます。今後の飛躍を期待してますよ。


「それでもボクはやってない」

2007-01-13 | 社会派

周防正行監督が痴漢えん罪事件をテーマに描いた「それでもボクはやってない」が20日に公開されるそうですね。刑事事件の99%が有罪になる現状、異常な現実、それを変えていきたいという思いには拍手を贈りたいですね。

痴漢自体は、卑劣で許されない行為であり、立証は難しいんでしょうけど必ず罰せられるべきだとは思います。でも現状は、その罪を裁き罰するという視点ではなく、誰かを裁くというところに重点がおかれているようですね。誰かが冤罪で犠牲になるかもしれないけど、それよりも痴漢という行為が卑劣で許せない、被害者が泣き寝入りすることはありえない、痴漢という行為を抹殺するためにも、冤罪が起ころうとも被害者保護を優先する、なんて思惑がありそうだと妄想してます。痴漢は、立証が難しいから結局泣き寝入りするしかなく、痴漢という卑劣な行為が罰せられず、やり得のような状況になっているのが我慢できない、なんとかそんな社会を変えたいという、どっかの誰かの思いからなんでしょうか。

痴漢された側の証言だけで起訴されることや、疑いを掛けられた側が、無罪を立証しなければいけない現状にも納得がいかないのですが、なんとかならないものでしょうかね。「疑わしきは罰せず」という大事な法の理念があるのですから、警察や検察、そして被害届を出す側がきっちり証拠を用意して犯罪を立証してほしいものです。難しいのは承知の上でですが。

そういえば以前、何人も痴漢を捕まえたことがあると豪語していた女性タレントがいましたが、その話を聞いてたら、「えいっ。」って感じで誰かの手を掴んで犯人扱いしていたように聞こえました。そんな話を笑いながらテレビで言うってどうなんでしょうね。その突き出された人達は本当に犯人だったんでしょうか。その後のその人達の人生はどうなったんでしょうか。そんなこと考えてないんだろうなって不快に思った記憶があります。

犯人がはっきり分からなかったら泣き寝入りしなければいけないとか、痴漢は軽犯罪だとか、そういうことではありませんね。冤罪によって人生が台無しになる罪の重さを心に刻んでおいてほしいってことです。

痴漢は卑劣な行為ですが、無罪の人の人生を踏みにじる冤罪も卑劣で許せない行為です。冤罪は痴漢よりも重たい罪だと、敢えて言いたいですね。いつ自分が冤罪の被害者になってもおかしくない歪んだ現状が、一日も早く改善されますように。


厳しい世界ってどんな世界?

2007-01-10 | ひとりごと

プロ野球やJリーグ等のプロスポーツでは、「厳しい世界」という表現がよく使われます。

能力があってもチャンスに恵まれなかったり、せっかくのチャンスで力を発揮できなかったりして、実績がある選手や、将来を嘱望されていた選手もクビになっていく光景をみかけます。

実際に厳しい世界であることは間違いありませんが、監督・フロントが、ある一面の真実であるこのフレーズを使っているのを見かけると、自らのビジョンの無さや実現するためのプロセス、手法をごまかすための方便に聞こえてしまいます。

チームとしての目的を達成するために、どういうビジョンを描き、ビジョンを実現するために、どういった選手が必要で、どう使うか、そして、選手の能力をどのように伸ばし、引き出すのか、そういった事業戦略のようなものが感じられず、結果だけを追い、結果が出ないと選手のせいにするというのでは、あまりに間抜けなピエロです。

監督・フロントが、「結果がでなかったのは私の責任です。」なんて言いながら、選手のアピールが足りない、闘う意思が足りない、チーム愛が足りないなんて言い、血の入れ替えが必要、他のチームで結果を出した選手は、是非来て欲しいなんて言い、
下でアピールしようが、大枚はたいて獲得した選手で詰まってチャンスなし。そんなこんなで、既存の戦力を過小評価して、飼い殺し。そしてチームは瓦解するという悪循環。

FA宣言した他チームのボチボチの選手を獲得して、既存の貴重な戦力が流出。ルールだからしょうがないなんて言ってみても、事前にルールがあることを知らなかったんでしょうか。どんなビジョンがあるのか見えません。

「常勝」を目指すチームには、反面教師として学習してくれることを期待しています。


『ほしいほしい病』にかかりませんように

2007-01-08 | 浦和レッズ

選手補強については、まだ終ったわけではないですし、
阿部の件もまだこれからでしょうし、結論付けるのは早計ですが、
フロントは、しっかりしたプランを持って仕事をしていると感じてます。

去年のようなビッグネームの補強がないって?
ACL、リーグ連覇と、選手の質と量が問われることが分かってるのに、
出て行く選手ばかりで、加入する選手がなくって問題だって?

大丈夫、とまでは言いませんが、悪い方向には進んでません。
十分に計算できる戦力、選手層だと思いますよ。
「ほしいほしい病」にかかって、東京ドームを本拠地とする某チームのように、
瀕死の状態になることだけは、絶対に注意しなければなりませんから。

個人的には、最大の補強として「出場機会の少なかった選手の活躍」と
「若手の底上げ」を期待してましたが、前者は期待できそうですね。

天皇杯連覇は、ゲームに出る機会の少なかった選手達が、
その能力を証明したことが大きく、それは、むやみやたらに
名前のある選手を補強する必要のないことを証明してくれました。

若手の底上げについては、細貝、赤星の二人に期待してます。
細貝は、天皇杯でもそのポテンシャルを見せましたし。
期待の近藤、大山が愛媛、カニは山形へレンタル移籍となりました。
出場機会の少ないだろう彼らにとってみても、良いことだと思いますが、
レッズにとっては更に良い判断だったと思いますね。

代表選手を多くかかえる今のレッズでポジションを奪取することは、
日本代表クラスの選手であることを証明することが必要となってきます。
実戦経験をつめない状況で、そのレベルに追いつき、証明することは、
非常に困難な作業といえます。それよりも実戦経験を積む機会が
得られそうな環境で揉まれることの方が、よっぽど効果的です。
ポジション争いに勝利し、実戦経験を積み、大きくなってください。

果たして1年後、2008シーズンのACL制覇に向けた補強として、
これ以上無い大きな補強となります。
2年連続でACLに挑戦できるという意味は大きく、そして重いですね。

・・・同じ戦力じゃ厳しいことは承知してますけどね。
アレの抜けた穴も予想以上に大きそうですし。
でもフロントのビジョンとプランに期待しましょう。