『つば広の帽子をかぶり、鮮やかな色のネッカチーフを巻いた少人数の少年の集団の群れが田園の中を歩きまわっていた。
少年たちは母親に、ニッカーボッカーや長ズボンを短いズボンに作り替えてもらい、イギリスの寒い冬にもその膝小僧を露出していた。
あちらこちらからの金物店からほうきが消えた。その柄をスカウトの団杖として使用するためである。
ほとんどのそのイギリスの町や村では、家や道にチョークで後追いの者のための矢印(この道をいった)や、円に中心点の印(家に帰った)が描かれていた。森では何千ものキャンプファイアーの煙が木々の梢(こずえ)に立ち上がった。』(田中治彦 ボーイスカウト p48-49)
1908(明治41)年の今日1月24日、イキリスでボーイスカウトが結成されました。この日を記念して『ボーイスカウト創立記念日』としています。
ボーイスカウトUK http://www.scouts.org.uk/index.html
この記事の図は、スカウティングフォアボーイス(6冊)の表紙です。