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世間はお彼岸で3連休。天気もまずまずなのでいろいろと満喫されている方が多いかと思います。
で、私はというと....
台風21号の置き土産がいろいろとありまして、そいつを順番に処置しているところなんですが...
なにぶん、この一帯の家屋もたくさん被災しているので補修物資の取り合い競争が激化しており、家屋修復もままならず、そんなこんなの苦悩を続けているところです。
一番の困りごとは、雨漏り修理には絶対に必要なシリコンコーキングが流通していないこと。
そんなのはホームセンターで当たり前に大量に取り扱っていたはずなのに、まったく品物が入手できない。
店頭で入荷はいつなの?って確認したら、割り当て入荷分は全部予約で埋まってまして必要であれば予約注文してください。順番が回ってきたら電話連絡いたしますが、いつにお渡しできるかはわかりません。2週先になるか1か月先になるか2か月先になるかもわかりません。
メーカーは生産しているはずですが、工務店さんとかに優先して回っているらしく私どもにはどの程度入荷するかはわかりません。ちなみに当店への予約注文も地元の工務店さんがたくさんしています。工務店さんの部材入手ルートでも入手難らしく、ホームセンターにも予約注文を大量に入れているという状況です。
ということで...
はぁー、これは地元ではシリコンコーキングの入手は無理なのかなー。
2週間もしたら流通するかと思ったんだけどねー。私の読みが甘かったのねー。
何本も要らないんだけどねー。数本を入手するためにネット通販で送料出して超割高になるのを覚悟で入手せなあかんのかなー。
いやいや、台風の甚大被害を食らっていない地区ではきっと店頭在庫しているはず、と考えて、越境して店頭入手を考える方が健全かなー。
まだ食材もまともに買えないし、これは近々に越境買い物することを考えなければならんなー。
和歌山県?奈良県?どっちに越境買い物が得策かなー。
とか、こんなことを考える事態になってます。
あっ話が逸れた。
さてさて台風の置き土産として....
倉庫の屋根がやられまして、台風の豪雨もですが、その後に続いた長雨で倉庫の中が雨漏りでやられました。
大工さんがブルーシートをかけてくれたのが長雨が終わってからなので、中に入れていたものは水に濡れてます。
濡れたものが商品価値がある状態なのか、廃棄処分する状態なのかの選別です。
廃棄処分するにしても、台風直接被害の家屋倒壊ゴミなら自治体が無料で処分してくれますが、台風に起因する雨漏りで2次的被害の事業ごみについては有料処分になります。
事業ごみの有料処分。それは産業廃棄物となるのでとっても高額なのよね。
なので、味噌くそ価格でもいいのでどこかに訳ありとして叩き売ることを考えるのです。
そのためにちまちまと作業をしてました。ようするに倉庫内部の片づけです。
その第一弾として、9月22日にフリーマーケットに参戦です。まあー、天気が悪かったからねー。出店料を差し引いて赤字です。一番処分したい大物は売れ残るというダメダメの事態に。負の連鎖にはまってます。
次は、9月30日の「なにわ旧車部品交換会」で処分するかーとか考えるが、月末だからねーなにかと忙しくてこの1週間で準備できないなー。準備できないのに無理して出店するとまた赤字になりかねんぞーとかなんとか...
昨日の日曜日は、土曜日のフリマで売れ残ったものを屋根に穴の開いた倉庫へまた荷卸しして...
そして、私の体か?精神か?なんかが病んだらしく気力がなくなり午後から寝込んでました。
今日は世間は休日なのですが、朝の6時ごろから仕事して、先ほど一区切りとなり、30分ぐらいこうしてブログを書きなぐることにしたのです。
まあー、そんなこんなで、なんか不毛な3連休なのですよ。
と、長々と3連休のことを前置きで書きました。
さてブログタイトルの内容へ...
今頃になって9月6日の内容を書きます。
なぜに今頃というのは....
9月4日の台風21号で、もういろんなことがはちやめちゃで、とても台風直後のネタを処理できなかったのです。
そんなこんなで、台風21号の2日後になにをしていたかという内容になります。
台風直撃のときです。
我が家が倒壊すると覚悟を決めていたときです。
我が家の2階窓をなにものかがすごい勢いで叩くのです。それもガラス窓2か所です。
まさに、台風の暴風雨の中に、大蛇様が降臨です。
黒色の蛇の尻尾が勢いよく鞭のように窓ガラスを叩くのです。もちろん窓ではなく家屋の外壁も容赦なく叩くのです。
風雨だけではなく、物理的に妖怪が、「このボロ家めー、鞭でしばきたおしてやるぞー。アンアンと喘ぎやがれー」ってSMプレイをするのです。
きっと家はSM愛好家ではないはずです。なので酷い仕打ちです。
中で死を覚悟をしていたバカ夫婦は、SMプレイ云々どころではありません。窓の外から黒いものが波打ってガラスを叩く光景をすりガラスの内側から見ているのです。まさにパニック映画のあの後継がリアルで展開しているのです。
本当に怯えました。ガラスが割れたらあの大蛇のしっぽが中に入ってくるぞ。絶対に家の中を掻き回すされるぞ。あの大蛇に首を巻かれたら死ぬぞ。顔面を鞭打たれたら目がなくなるぞ。とマジで恐怖だったのです。
で、その妖怪からの鞭打ちというか大蛇の正体については...
1本の小型大蛇は、前オーナーの置き土産で我が家に残されていた廃線でした。
もう1本がたちが悪かった。
隣が畑でその向こうにけっこうな大きさのマンションがあるのですが、そのマンションへ伸びているケーブルでした。
電柱からマンションまでの距離が結構あるのです。(電柱とマンション躯体の間はマンションの青空駐車場です)
そのマンションの躯体側取り付け部分からケーブルが断線しまして、電柱を軸にして長いケーブルが空中を這っていたいたということです。
もちろん青空駐車場に盛大に鞭打ちしてますし、そのケーブルが這える半径の先端位置に我が家が建っていた。という運の無さです。
風速50m/s超えだと長い電線が空中を踊るのですよ。大蛇のようになって我が家を鞭打ち続けたということです。
どの窓が大蛇からのSMプレイを受けたかというと...
このうちの1本。我が家に残されている廃線を切断したいと考えます。
この線ですが、台風の中でちょっと風が弱ったタイミングにて鞭打ち攻撃の弱かった方の窓を開けてそーっと外を見たときに目の前にケーブルが登場して私を攻撃してきたので、とっさに掴んだのです。
もし送電線だったら私は感電していたかもしれませんが、でも目の前に鞭が飛んできたら思わず掴んでしまうってものですよ。
ケーブルを掴んだ瞬間に、嫁はめっちゃ驚いたそうです。あんたは超人か?なんでそんなに速く向かってきたやつを握れる?って...
でもねー、人間って命を危険を感じると超人ハルクになるのよねー。ピュンピュン動いて下から浮き上がって鞭打ち攻撃してきたものを察しとって握ってしまったのよね。
で、せっかく握ったケーブルを手放してはいけません。放流したらまた鞭打ちをするのです。
なので、家へ引き込んだのです。
もちろんケーブル分の厚みだけガラスが開いていることになり風雨が入り込んでいたのですが、鞭打ちされてガラスが割れるよりマシなので、室内は濡れるがままにしておきました。
しかし、もう一枚の窓への盛大な鞭打ちは止まらなかったのです。というか、相棒が捕まったからなのかさらに盛大に暴れ狂うのでした。
ここで、もう1匹大蛇がいることがわかったのですが、大物大蛇の遠距離からの攻撃はさすがに太刀打ちできません。
さて、捕まえたケーブルはこういう状態にして台風を乗り越えました。
このケーブルですが、家屋の前オーナー様からの負の置き土産です。
おそらく前オーナー様は有線放送を引き込んでられてます。それを解約したときにケーブル撤収作業にて電柱側のケーブルをカットされ、家屋側のケーブルはカットせずに雨どいに巻きつけてあったのです。
もちろん私は余計なケーブルは外したいたちなので、撤去を考えるのですが、この高い位置に脚立が届かず雨どいに巻き付いているケーブルをほどくことができなかったのです。
それが、今回の台風21号、いや、その前の台風20号の強烈な風雨との合わせ技と思います。それで雨どいの巻きとりがほどけて解放され、強風の中に息を吹き返して空中遊泳を楽しまれたということですね。おかけで窓ガラスにバンバン体当たりしたということです。
雨どい側の接続箇所はこんな感じです。
窓から身を乗り出して見るとこんな状態です。
雨どいから解き放たれているので、強風が吹く度に息を吹き返して暴れる大蛇に変貌するにきまってます。どうにかして切断しなければ...
長い脚立がありませんので窓から身を乗り出して切断を考えます。
スバル弄りで腐った車体を整形するときに鉄板を切り出すのに活躍するブリキはさみと、なにかと力を入れる作業で活躍する鉄パイプを持ち出します。
鉄パイプとブリキはさみを連結しまして延長作戦です。
隙間があるので段ボールをぎゅうぎゅうに詰めました。
いい感じでケーブルのところまで届くのですが、いかんせん重過ぎました。
片手でケーブルにつけて、パイプを引き寄せるのですが重いので挟み込む瞬間にどうしても二の腕がピクピクしてケーブルから外れるのです。私がムキムキマッチョマンのように腕を持ち上げ続ける力がないことを悔やみながらあきらめました。
では次は金鋸延長作戦です。
ケーブル心線はこれで切れましたが、一緒についているガイドワイヤーが固くて鋸で切れません。
ケーブルがグニャグニャ動くので、ステンレス編み込みと思われるガイドワイヤーが切れないということみたいです。
どうしようかなー。
延長パイプを外したブリキはさみを見つめます。
これを片手で握りしめることができるかなー。
ガラス枠に右手でしがみついて壁に体を這わせて左手でブリキはさみを握りしめたらなんとかなるかなー。心線切断に成功しているのであの細いガイドワイヤーが切れたらいいだけなのにー。
私が落ちたとしても2階だから命は大丈夫だろう。骨折は覚悟せなあかんかな。でもこのままだと大蛇が暴れるしねー。
落ちるかどうかは私の日ごろの行いだよね。えーい壁に貼り付いてやれ。
って、思いっきりバカなことしています。落ちて死んだら新聞ネタで大馬鹿者が確定です。
はい。なんとか切断成功です。
切り取ったあとはこんな感じになりました。
これで大蛇の駆除完成です。
しかし、雨どいには折り返しのもう1本が雨どいの足にタイラップでくくりつけられて下に伸びているのです。
タイラップが切れたら大蛇に変化するので取り外したいのですが、このタイラップを切断する術がありません。せめて5mぐらいまで伸びる脚立があればどうにでもなるのですが、無いものを嘆いても仕方がないのであきらめます。
さて電柱から伸びているもう1本の大蛇については....
私の所有物なので私は切断できません。
そもそも電柱の上から切断するか、またマンションへ引き戻すかしないといけません。
それってマンション側の仕事なので私がどうこうすることではありません。
台風が過ぎて9月8日の土曜日に、電柱側はつながったままで、切れた先端を巻き取って植え込みに置かれました。それまではケーブルは地面に這ったままでした。
そして、昨日か一昨日のどちらかで撤去されたみたいです。今、確認したら電柱側から無くなっていました。
よかったー、これで大蛇の襲撃がなくなりました。
さてさて、隣のマンション引き込みが暴れた痕跡です。
家の外壁については風雨で洗い流されているのかよくわかりません。躯体にクラックが入るといった被害にはなってません。
窓カラスの方は痕がありますよ。
すりガラスです。表側の曇り加工部分にキズがついてます。
こんな痕跡を残すように鞭打ちを電線からケーブルが打ってきたということです。
よくぞ窓ガラスが割れなかったと感心します。
このガラスがもし割れていたら、ケーブルが室内に入って大暴れと、突風が室内に入るとおそらく屋根は吹っ飛んでいたはずです。
本当に割れなくてよかったと思うのでした。
なんというか、今年の天災はほとんど紙一重で生き残っている感じです。
たとえ私の努力でチマチマとなんとか家屋修理して乗り越えようとしていても、今回のように電線が切れて電柱から鞭打ち攻撃なんて、どうしても防ぎようがありません。
飛来物手裏剣攻撃、電柱からの大蛇鞭打ち攻撃、電柱ドミノ倒しの下敷き、そういった被害は一個人でどうしようも防ぎようがない。なので本当に死を覚悟するしかない。パニック映画ではパニックに至って大騒ぎだが現実はエヘラ笑で意識が飛んでいるという。そんな二度としたくない体験だったのです。
あっ、また台風当日のことを蒸し返してますね。すみません。
今回は、ケーブルを切断した内容でしたね。
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