なが~ンのごちゃごちゃ、そして長~く続く出口のないジャンクなパラダイス??

ジャンクと戯れている中年オッサンの日常と、嫌々な車いじり、オーディオなことや魚釣り等、仕事以外のことを書きなぐります。

クラゴン君、クーラント液漏れ修理、液体ガスケット塗りこんでみた-1日目

2016年05月18日 23時53分20秒 | 車弄り、クラウンワゴン(4ナンバー貨客車)

以前から気にしているクラウンワゴンのクーラント液漏れです。

いよいよ修理することにします。といっても、ド素人の私がすることなので、本当にこんなのでいいのか?の記録になるかと思います。

まずは液漏れ部分の拡大写真です。

それが滴って下の方も汚れております。

以前から私のブログを見られている方は、エンジンルームのどの部分かはわかるだろうと思いますが、初めてこのブログにたどり着いた方は、次の過去の記事を読んでください。

2016年4月12日のブログ

今回の作業で用意したものです。

空きペットボトル数本、7リッターのバケツ、ロート、手洗い用の水をペットボトルで1本です。

それに、先ほど自作したホースバンドプライヤーです。

尚、交換用の新品ラジエーターホースはありません。何故って?

 

そうそう、ここからちょっと脱線話です。

ホースが劣化しているだろうと当然考えます。差込口から滲んでいるのですから交換したいですよね。

ということで、ご近所のトヨタディラーへ行きました。

「部品の取り寄せできますか?」と気さくに窓口へ

「取り寄せできますよ。部品を説明できますか?」と愛想がいい。

「ラジエーターホースの一部でして、パーツリストを印刷したのもありますが現物確認もしてくれますか?」と説明です。

もちろん窓口の方は「どの車ですか?見せてください」となり、一緒にクラウンワゴンへ...

「おおっ。古いクラウンじゃないですか?ワゴンに乗っているって大事にしているんですね」と反応はまずまず。

ボンネットを開けて、このホースと指刺します。そしてパーツリストを見せて、この部品で部品番号はコレでと説明です。

「いたれりつくせりですね。部品番号がわかっているのでこっちもやりやすいです。では窓口へ戻りましょう」となります。

席について、車検証を渡します。

端末に車体番号を入れて、あのパーツリスト画面です。

ふむふむと確認されて、この番号で間違いないです。パーツ番号とこの端末に登録されている部品価格を印刷しますね。と、なにやら作業しています。

で、奥のプリンターから印刷したものをもってきて....

「当店の利用は初めてですか?」と確認です。

「はい。そうです。」と返答です。

「当店で、お客様の車両に部品を販売したことを登録することになりますが、よろしいでしょうか?」と質問されました。

「????」となる私。「顧客として登録するということでしょ。そりゃそうでしょ。」と返事に戸惑う私です。

すると窓口の方は「いやいや、昨今は個人情報保護法とかありまして、お客様の情報を登録していいのか確認するのと、OKとなったら、どういった事柄で個人情報を利用するかを説明しないといけないのです。それで、まずは登録していいかと質問したのです。」とのこと。

「大変だねー。面倒な説明しないといけないのねー」と返答する私。

そうしたら店員が車検証を執拗に確認しはじめた。

「どうしたん?嘘物の車検証じゃないですよ」と突っ込む私です。

端末に表示されているデータと車検証を指さし確認しはじめた。

「お客様、失礼ですが、この車はどちらでお求めになられました」と質問がきた。

「えっ?なんで?知り合いから譲り受けてきちんと私の名義の自動車ですよ。盗難車とかではないですよ」と説明です。

すると、

「かなり以前にトヨタディラーで整備していた車両でして、その時の記録は乗用車なんですよ。でも、車検証は小型貨物でしょ。データが合わないのです。ついては車検証を疑ってます。」とのこと。

ああっ、となる私です。

「それね。説明しますわ」と、私が4ナンバー車両へ構造変更登録したこと、もちろん公認車検であること。

毎年の車検も遠い知人の工場(認証工場)に出していること。

車検証にも「受験種別」指定整備車、「受検形態」指定整備工場、と記してあるでしょと指刺し説明です。

すると、さらに突っ込みが入ります。

「ここの「和泉」番号変更、と記されているのは?」

ははーん。なんで登録番号を変更したんやと、いろいろと疑っているんやな。と勘ぐる私です。

ナンバープレート盗難にあいまして、コレコレで云々と説明です。

すると、店員さんは....

「公認車検で外観もノーマルだけど、メーカー出荷時から機能構成が変更されているということですよね。そして、お客様の所在変更なしでナンバーだけの変更記録ありということですね。」と再度確認です。

「はいそうです。トヨタの車なので、部品が欲しくてトヨタの営業所へ訪れました」と返答です。

「トヨタの車だけど、メーカー出荷時と違うんだよねー」とあからさまに怪訝な顔をしています。

「ちょっと上の者に確認してきますのでお待ち願えますか」となりました。

ここで私はあきらめモードです。上の者に確認となったら、たいていは断る理由を探しに行っているのです。

で、結論は....

「改造公認車両なので引き受けたいのですが、営業所の方針で、他所のお客様が不快感をもつ車両はお断りするというのがあるんです。具体的には違法改造車とか、あからさまに修理不能で持ち込まれた一見様とかなんです。」

「公認受けているので違法改造ではないのですが、見る人が見たら乗用車を貨物車へ変更していることがわかる車両ですし、なんくせつける客は上げ足とってこの改造車を引き受けているのだから、私の違法改造車も引き受けろと要求されるのです。」

「そういうお客様があらわれて店内で暴言いいだすとかは避けたいので、たとえ公認改造している車両でも当営業所ではお断りするようにと上の者の判断です。ご理解いただけますか?」

との返答です。

それで、「客に部品を売る売らないは営業所の勝手で、部品が欲しいのなら部品共販へ行けということですよね」と返答したらキョトンとされました。

店員が、「いや、そこまでの言い回しのつもりはなかったのですが、部品共販をご存じなのですか?」となり

「貝塚まで足を延ばそうが、近所のディラーで購入しようが部品の定価は一緒でしょ。それなら近所のディラーにちょっとでも売り上げをあげて、私も遠く貝塚まで行かなくてお互いお得かとおもったのです。」と説明です。

「まあー、構造変更しているからダメかもなーと考えもありましたので、無理はいいません。では失礼します。」

となり、席を立ちました。

すると、車までその店員が付いてきまして。

「本当にすみません。丁寧に自動車乗られているので変な人ではないのはわかるのですが、上の者が車も見ないで一言でしだので、本当に申し訳ありません。」と困った顔をしております。

「店長権限ってやつでしょ。あんたが責任とれるわけじゃないから上の者の意見のとおりでいいじゃん。」と話して終了です。

で、共販へ行ったかというと....時間が取れず共販へでかけてません。ついては新品部品がありません。

話変わりまして....

ここが液漏れしているとわかっているのに今まで作業を引き伸ばしていたことの本当の理由です。

ラジエターから抜いたクーラント液を補完する容器が手元になかったから。というのが理由なんです。

ペットボトルでいいのですが、激貧家庭では贅沢品と判断しているペットボトル飲料なんて購入しません。飲料は水道水か、茶葉からお茶を淹れるか、コーヒーを淹れるのどれかです。

ペットボトル飲料は割高すぎるのです。だから空のペットボトル容器なんて出ないのです。

ついては知人に空ペットボトルが出たら頂戴とお願いしてました。それが集まったから作業開始なんです。

.....、脱線話が長くなりました。本筋に戻ります。

 

車体下を汚さないように、セメントをこねる舟を引き込みます。

舟の中にバケツを置いて、ラジエータードランホースの位置へバケツを合わせます。

エンジンルームから覗き込むとラジエーター下端にドレンつまみがあります。

これを緩めます。つまみを抜かないで緩めるだけです。

そして、ラジエーターキャップを外すと、調子よくバケツにクーラント液が排出されます。

しばらく排出していたら音が変わりました。

何?と車体下を覗き込んだら、ドレンホース先以外のところからもクーラント液が落下して舟が受けてます。

エンジンルームを覗いたら、ドレンつまみが抜けてエンジンルーム内にクーラント液が出てました。

あわてて、ドレンつまみの抜けた穴にウエス突っ込みます。

あちゃー、こりゃーかなりクーラント液をこぼしているぞ。

写真撮影してから、抜け飛んだドレンつまみを捜索しました。エンジンアンダーカバの上に転がっているのを発見して回収です。

かなりこぼれましたがバケツで回収できた分です。

茶色の水が出たらどうしようとドキドキしていたのですが、赤色の水で一安心です。

保管用のペットボトルへ移し替えます。

どんな色なのかわかるように、1本は日光で透かす状態に配置して撮影です。

3.5リットルほど回収でしょうか?この液は再利用しますよ。

尚、舟は汚れているので、そこに溜まったクーラント液は廃棄にします。といってもクーラント液って下水へ流すことができませんから、ペットボトルへ回収して次回に自動車整備工場へ行くときに処分をお願いすることになります。

さてさて、水が抜けましたので問題個所の確認です。

自作ホースバンドプライヤーは大活躍でした。簡単にホースを抜くことができました。

そして現れたパイプ先端をウエスで磨きます。

前情報で知識は得ていたのですが、その通りでした。

差し込み口から水が滲むのは、ホース劣化よりも、どちらかというとパイプが錆びていて、その錆びの上に交換したホースを突っ込むことで、他のホースより水漏れが早くはじまるというものです。

どのみち水漏れが発生したパイプ部分は必ず錆びを呼び、以降はホースを交換して差し込むだけの修理だと錆びが増えて結局滲みが早く訪れるというものでした。

まさに、その状態だろうと思います。

別角度からの写真です。パイプ先端が錆びているのわかりますか?塗装が剥げている場所は薄い錆びがあり、私がウエスで掃除して薄い錆びが剥がれただけです。

ともかくウェスで掃除です。パイプとホースの内部も指が届く範囲でウエスで吹き掃除です。

内部掃除が終わったらウエスを突っ込んで栓をして、パーツクリーナーで錆び部分をさらに磨き掃除です。

この錆びですが、無理に削り落とさないほうがいいと説明を受けています。

錆びを強引に削ると新しい鉄肌が露出する。するとそこが錆びてどんどんパイプの肉が薄くなるとのことです。

錆びをきれいに落とすのなら、錆止め塗装(もちろん耐クーラントの塗料を用いること)をしてきれいに塗装肌を磨いてださないと意味が無いということでした。

それよりは、ウエスで磨き掃除までにとどめたほうがいいということでした。

パイプの掃除が終わったので、よーく乾燥させるために、時間稼ぎで別のところに手を出します。

せっかくクーラント液を抜いたのだから、リザーブタンクも掃除したいよね。

と、リザーブタンクを取り外そうとしたら、なんと隣のウオッシャータンクとリベットで加締め結合されていました。

なんでリベットなんだよー。と口を尖らせながら確認すると、アルミのリベットのようです。

この部位って錆びやすいところでしょうから、サビる鉄ネジよりアルミリベットを用いているということなんでしょうか?

仕方がないのでウオッシャータンクと一緒に取り外すことにします。ウオッシャータンクにはモーターが付いているのでハーネス線もあり、取り外すのが面倒で仕方ありません。

で、取り外せました。

タンク下のフェンダーエプロンが錆びていないかドキドキするでしょ。

私のクラゴンは錆びてませんでした。よかったー。

が、しかし....

エアコンリキットタンクのブラケット下角と、固定ボルトに錆びが発生しています。

嫌だねー。と思いながら、気が付いたのだから、サビ転換剤を塗りました。

ネジについては、私のガラクタコレクションに、これより程度の良いネジがないか明日に発掘してみることにします。

で、そんなこんなで時間稼ぎできましたので液漏れ箇所のホース接続作業に入ります。

このままホースを突っ込んでも液漏れしますよ。

錆びたパイプにホースを差し込むときは、必ず液体ガスケットをなすくって差し込みなさい。と知人自動車整備工場の社長から教えをもらいました。

そして、痴呆親父が自動車整備工場をリタイヤするときに私にくれたグッツの中で初めて役に立つものが登場です。

スリーボンドの1207Bという液体ガスケットです。

なんと、耐水、耐LLC用途の液体ガスケットでした。

詳しくは次のメーカーページを見てください。

https://www.threebond.co.jp/ja/product/series/sealants/s_s1200.html

このガスケットをパイプとホース入口内部になすくりました。

古いホースを再利用するときは深く差し込むなと教えてもらいました。

すでに差込口が緩くなっているホースをさらに突っ込むと、細い弾力のあるところを押し広げてさらにその先端にある緩くなっている部分をラッパ状に広げることになるんだそうです。

そうではなく、ガスケットをなすくって、ホースバンドの幅分だけ差し込んで、ホースバンドで締め上げろということです。

つまり緩くなっている先端部分にガスケットの肉厚補填をした上でホースバンドでガスケットを密着させろということでしょう。

差し込んだら、不細工だけどパイプ側にガスケットを必ず染み出ししておけ、と教わりました。

はみ出しさせつつ、はみ出した肉をホースの断面によくなすくってホース切り口先端もできるだけパイプに張り付けさせろとのこと。

そして、わざとはみ出させるのは、ここにガスケットを用いてホースを差し込んでますよ。と後からわかるように目印しておく意味だそうです。

ガスケットを塗って差し込むというのは、なにか問題がある証拠。なので、プロがみたら、この部分でパイプが錆びているんやなと一目で判断する。そのために必ず目印ではみ出しておくようとのことでした。

ふーん。理屈があってはみ出させるのね。と納得したので私もその教え通りにはみ出ししました。

さてさて、気になるリザーブタンクの汚れです。

きっと21年間リザーブタンクの掃除はされていないと思います。

2年前の車検の時に、クーラント液交換してもらってますが、その時にリザーブタンクの水を吸出し除去してないのとちゃうかな?

つまり、21年間の水垢が底へ沈殿。それって想像できます?

心して写真を見てくださいね。

うっひゃー。

リザーブタンクがこの状態ならラジエーターの中はどうなっているのよ。と思うでしょ。

この件も予備知識として整備工場で確認してます。

ラジエーター内部は水が循環しているのでそんなに水垢蓄積しないんだそうです。

リザーブタンクは水の流れがあるわけじゃないでしょ。逆に汚れがたまるようにタンクがデザインされていると思われます。その深いホースが届かない部分に、これだけの水垢が....

ということで、ラジエーターの中はそんなに気にするなと指導されています。

この後は、リザーブタンクを自宅へ持ち帰り徹底的に掃除です。

が、しかし、歯ブラシが奥まで届きません。歯ブラシが届くとこまでがんばって掃除しました。

リザーブタンクへ繋がるホースも一緒に掃除しました。

ここで本日の作業は終了です。

だって、なすくったガスケットが硬化するまでは水を入れることができませんよ。

念のため、一晩放置しておくことにこしたことはないですよね。

 

さて、明日に水を入れるのですが....

こぼしているのでクーラント液が不足するはずです。

クーラント液の予備なんて持ってません。

ついてはクーラント液を買いに行かないといけないのですが、買い物に行くための足がありません。

だってクラウンワゴン君は水が無いんですよ。まさに、「ニワトリが先かタマゴ卵が先か」です。

そうさねー。水路の掃除も兼ねて....

明日は水道水を入れてみますか。

水道水を満タンに入れて、そのままホームセンターまで運転しよう。それで、水でラジエター内部を循環掃除しよう。かつ、水漏れしないかの確認もするのだ。

それがOKなら水を抜いて、クーラント液を満たしてあげよう。

そうしよう。激貧なんだから、そういう手順で進めよう。


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