なが~ンのごちゃごちゃ、そして長~く続く出口のないジャンクなパラダイス??

ジャンクと戯れている中年オッサンの日常と、嫌々な車いじり、オーディオなことや魚釣り等、仕事以外のことを書きなぐります。

後輩の自転車シフトワイヤー交換

2023年04月18日 18時07分23秒 | 自転車修理

ここのところすぐにブログ書いている時間取れなくてネタがどんどんたまっています。ってことで数日前の内容です。

5日前の作業記録です。2023年4月13日にした作業です。

 

さてさて....。当日の作業内容を....

後輩の自転車のシフトワイヤー交換作業です。

 

去年にタイヤ交換したときに、シフトワイヤーが痛んでいてシフト操作が渋いことに気づいています。

それを後輩に説明したらすぐに部品手配をして入手されてました。

そのまますぐに部品交換する段取りでいたのですが、私の皮膚病でいろいろと体調不良が発生し、そのまま冬に突入。女性陣からの寒空での屋外作業は免疫異常をこじらすから止めろって言われて、ずっと放置になってました。

そのワイヤー交換作業です。

 

今回のターゲット....。後輩の自転車です。えーと、後輩のベンツと呼んでます。(もちろんベンツじゃないよ。ママチャリだけと後輩にとってはベンツのような物ってことで....)

まずは交換前のシフトワイヤーに関する部位の写真

シフト操作するハンドルグリップ側です。樹脂部品が経年劣化で痛んでいます。

ハンドルのところを通るワイヤーはアウターがボロボロで錆が出ています。

後輪側です。保護カバー樹脂部分は去年のタイヤ交換のタイミングで欠損していて樹脂の柔軟性はなくなっていました。このカバーも今回の交換対象です。

後輪側へ繋がるワイヤーのアウターも裂けて錆ています。

これだけアウターが裂けて錆びているとインナーワイヤーにも錆が来ているだろう、もちろんワイヤーの動きも渋くシフト操作がとっても重たいのです。

 

今回交換する部材です。

後輩が用意した部材です。

後輪シフト部分のカバーです。そのもの新品部品をよく見つけたなーと後輩の努力にプチ感心です。(ネットで検索すれば見つかるんでしょうけど....)

このカバーの部品番号等です。

ワイヤーはシマノの部品を選択されてます。私だったら社外品の安いやつに手をだすところなんですが、後輩はシマノを手配しました。

と、用意された部材はこの2点です。

不足しているものや交換に必要なショートパーツについては、スバル弄りの部材でなんとかこなせというのが後輩の指示でございます。

 

ではでは、実作業に入ります。

 

ワイヤー交換の前についで作業からです。

樹脂部品が経年劣化しているのです。ハンドル側操作部の樹脂部カバーは新品部品が用意されていないので現状パーツをちょっとでも延命処置をしておこうとたくらみます。

ハンドル側のカバーを取り外しました。

カバーは樹脂パーツです。

樹脂クラックのようものが見受けられます。裏側から瞬間接着剤でプチ補強しました。(接着剤いれる作業の写真撮影を忘れてます)

 

後輪側シフト部のカバーを取り外して新品部品と形状が同じか確認します。

車体についていたものは経年劣化で欠損部があるのよね。

その欠損部については新品部品を車体に仮組してみて車体と干渉しないかというのも念のため確認です。(実は車体となにか干渉していて振動で欠損しているとかも疑ってみた)。もちろん車体側への変な干渉もなく問題無しです。

これらの樹脂部品を脱脂してシルバーのラッカー缶スプレーで軽く塗装です。

本当はプライマー塗って2液ウレタン塗料を塗りたいのですが、時間が取れないのと地味な色合いの2液ウレタン塗料を持っていないからでラッカースプレーとしました。

私の車体なら、オレンジ、青色、赤色といったガンダムカラーでウレタン塗料筆塗りペタペタするんだけどね。

後輩はガンダムカラーだけはやめてくれっていうのよね。だから車体と同系色のなんかよくわからんシルバー缶スプレーでお手軽にしておきました。

黒色も考えたんだけど、日光にさらされるからねー、熱を吸収する黒よりはシルバーの方が樹脂にやさしいかな?というお気軽な判断です。

 

さてさて....

ワイヤーの取り外しにかかります。

ハンドル側操作レバーを1速にしてワイヤーを緩める方向へしておきます。

後輪シフト部のシフト押し金具が1速のときに一番飛びでいる状態なので、その押し金具を指で押し込むとワイヤーがたるみます。たるんでいるワイヤー先端太鼓を押し金具から外すことで後輪側のワイヤーリンクが外れました。

車体に沿っているワイヤーを前へずーっと引き抜いていきます。

そして、ハンドル操作部のワイヤー太鼓を外します。

 

抜き取ったワイヤーと新品ワイヤーの長さを比較します。長さは一緒でした。

 

ここからは組み戻しです。

 

ハンドル側操作部の掃除をしてからワイヤー先端太鼓を固定します。ウレアグリスを塗りこんでみました。

リヤタイヤ側は変速機に差し込まれている棒を掃除して位置合わせラインを表示します。

シフト操作金具にワイヤー先端太鼓を挟み込んで固定してから、ワイヤー引きしろ調整を、位置合わせラインが見えなくなるところまで押し込んだ位置に調整しました。

樹脂カバーを取り付けます。

後々に自分が確認すると思うので別角度からの写真も撮影しておきます。

ハンドル側の樹脂カバーもとりつけます。

シフト位置数字部分をマスキングして缶スプレーしたのでこんな体裁になりました。私の自転車なら数字表示なんていらねーってスプレーで塗りつぶすんだけどね。後輩の自転車だからこんな感じで数字を残した次第です。

 

これでシフトワイヤー交換完了です。

中年デブの私が試乗りして動作確認です。

うんうん。シフト操作が軽いわ。

ギアチェンジもスムーズです。

ということで完成としました。

 

これでしばらくは後輩自転車になにもないことを.....

だって私の体調がいつ変なことになるのかわかんないんだもの。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後輩の自転車タイヤ交換 (去年10月のネタです)

2023年04月11日 22時20分24秒 | 自転車修理

近日に後輩の自転車修理を計画しています。

去年にタイヤ交換したときに「これも交換したほうがいいで」と交換部品にしていたやつなんです。

本当は去年末までに整備するつもりでいたんだけど、私の体調が悪くなって自転車修理できる感じではなくなったのよ。

(自転車といえど後輩の命をのせて走るからね。だから無理に仕事しないで伸ばしてました)

 

で.....

近日交換整備するんだけど、去年のタイヤ交換のときはどうだったっけ?と....

そういうために書いているブログですよ。過去記事を遡って確認するもブログ記事がない。

もしかして、と、パソコン内に放置されている写真を確認したら、写真がそのまま放置されている。

はい。去年のタイヤ交換したときのブログ記事を書いてなかったってことです。つまり、そのぐらい私がしんどかったってことです。

今更な感じもあるんですが、この手の整備記録って後々に自分が見る資料だったりするので数か月経ってますが、その時のことを思い出しながら書く次第です。

 

去年の話ですよ。

2022年10月12日に、後輩の自転車タイヤ交換をしています。

今、パソコンの中に残っている写真をペタペタと貼っていきます。

前輪は溝が残ってます。

後輪はツルツル坊主タイヤになってます。

変速機部分のカバーが欠損してます。触ってみたら経年劣化で樹脂の柔軟さがありません。

車体をひっくり返しまして....

どういう順番でホイールを挟み込んでいるかの記録写真だと思う

反対側です。

多分、ブレーキワイヤーに関する記録写真だと思う。

そうそう、ブレーキワイヤーを引き抜くのにエンドキャップが引っかかったのよ。

エンドキャップの根本でワイヤーを切断するってのが手順かな?

でもね、エンドキャップの新品が無いんよね。ワイヤー切りっぱなしのままだと終端がほつれてくるよね。

とかなんとかて....

頑張ってワイヤーのエンドキャップを引き抜いたんだよ。

どうやってはずしたのかって?

ペンチ3本で揉みしだいてカシメている部分を緩めていくだけです。錆クズのスバル弄りと比較したら錆びていない部品のカシメを外すのは楽勝ってか?

ブレーキワイヤー引き抜いて、なんやかんやしているという写真でしょうな。(何のために撮影しているのか今となってはわからん)

多分だけど....

ワッシャーとかの位置関係を記録している写真だと思う。

そうそう。変速機に差し込まれているロッドが曲がっていたんよ。

それをほどほどに修正したんだった。(錆クズスバルの小さい部品を修正するのと比較したら簡単)

ロッド抜いたまま作業続けていいものなのか?もしかしてロッドがなにかを抑えて保持していたりしていないかと、私は自転車のメカ的なことは知らないので用心してロッドを差し込んだまま作業です。ついてはロッドが痛まないように、かつ、抜けたりしたらすぐにわかるように目立つマスキングテープを巻き付けました。(たぶん、そんな理由でテープしていると思うっす)

ホイールを車体から外したら、次はタイヤを外すのですが....

リムから外すためにタイヤをモミモミして、リムとの密着を外すのが私のやり方。(自転車修理でタイヤ交換の手順は知りませんよ。ド素人の私が思い付きでしているので間違っているかもしれませんよ)

モミモミとタイヤを揉みしだいていくと、サイドウォールにヒビが入りました。

溝がある前輪も同様にヒビが入ったので、タイヤ経年劣化で交換のタイミングだったってことでしょうか?

いやいや、揉んでヒビが入るぐらいだから、とうに交換時期は過ぎていたんだよってことでしょうか?

自転車のことはわかんないのでなんともです。

 

今回の作業のために後輩が用意した部材です。この写真にない部材が必要なときはスバル弄りのなにかを用いてどうにかしてくれということです。

タイヤは新品です。

リムテープは以前にタイヤ交換したときの残りと....

なんだーこの緑色のゴム紐は?縄跳びのロープみたいな色しているじゃん?

って、初めてみました。パナレーサーというブランドのリムテープ?じゃないやリムバンドってやつですね。

これが、なんと100円の値札です。後輩曰く「バッタ屋で100円で売っているの見つけた買ってきた。使えるかどうかわからんけど試してみて」

パッケージから出してみたら、1パッケージにタイヤ2本分入っているのね。1パッケージ余るじゃん。

素材はナイロン系樹脂と思います。硬く伸びるタイプです。

初めての作業ですよ。リムテープを貼るのではなく、リムバンドってのを....

きついなー、伸ばしてリムにはめろってか?

パナレーサーって高級品だったりするんちゃうん?だって「レーサー」って言うてるよ。ママチャリに用いるものなんでしょうか?

そんなの知らねー。ちゃんとはまってスポークのネジ隠れているからいいじゃん。

新しいタイヤの記録写真ね。ブリジストンのタイヤです。

タイヤをリムに組み付けまして、一度空気を沢山張ってみます。

というのはリムバンドとチューブの収まり相性はどうなのかの確認です。

外観目視検査問題無し。私のモミモミ検査も問題なし。

さあー、自転車にリムを組み戻すのですが.....

その前に、ここから一手間、いや、二手間の作業です。

汚れているいろんな部品をお掃除です。

かんたんに分解できるところはバラしますが、面倒な気配のところは外観だけの掃除です。

掃除後はこんな感じになります。

塗装ハゲしているとか、経年劣化で樹脂が怪しい感じになっているところは塗装しておきます。

 

で.....

ここから先の写真が無いのよ。

多分、パソコンの中に放置している間に間違えて消したりしたんだろうな。

 

まあーねー....

あとはきれいになった部品で組み戻しているだけなので、大したことはしていないはず....

そうそう。シフトワイヤーの動きが渋いのよ。

ワイヤー芯線根本の錆が酷い、ワイヤーアウターも腐食で膨らんでいたり、腐食から被膜捲れていたりする箇所も。

アウター裂けめからウレアグリスを入れたりしてごまかし延命です。

 

無事にタイヤ交換できました。変速機も動き幅がどうなの?って渋いのですが最初よりは作動が良くなりました。

後輩は大喜びっす。

 

で、この数日後に新品シフトワイヤーを入手しているのですが...

私の体調がダメになり、今までそのままということです。

はい、そのシフトワイヤーの交換整備を近日にするんですよ。

 

以上、去年の自転車タイヤ交換内容と、近日にするワイヤー交換までのあらましでした。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後輩自転車アルベルトのボトムブラケット(BB)カートリッジを取り付け

2018年10月19日 23時57分57秒 | 自転車修理

後輩から、「工具も買ったんだし、いつになったら修理してくれるん?」と催促が続く今日この頃です。

で、夕方に無理やり3時間ほど時間を空けました。

 

えーと、前回はいつだったっけ?

3週間ほど前の9月27日にBBを取り外しているのね。

2018年10月5日のブログに書いてました:後輩自転車アルベルトのBBを取り出してみた

そこからの続きとなります。

 

BBを抜き取った自転車フレームの穴は汚れてます。

なので、お掃除しました。なにごともまずはお掃除からです。

写真で正面にあたる部分に黒色のゴムっぽい塗料のようなものが付いているのですが、軽くシンナーで拭いた程度では綺麗になりませんでした。

スクレッパーでこすったら塗装をめくりそうだし、なのでこのままでいくことにしました。だって私の自転車じゃないし、そんなことまでしていたら今日に組立感性までたどり着けません。

純正のカップコーン式BBが入手できず、対策品?流用品?と思われるカートリッジ式BBをヤフオクで入手しています。

2018年10月7日のブログ:後輩自転車アルベルトのボトムブラケット(BB)を入手

このカートリッジ式BBですが、シャフトに汎用品と思われる一般的なベアリングを差し込んであるように見受けられます。

つまり、ベアリングがシャフトをかじるということはなくなるはずで、次に消耗するときはベアリング内部だけのはず。シャフト自体が曲がらない限り汎用ベアリングを交換すればずっと使えるんじゃね?と考える私はバカですか?

ということで、ベアリングのサイズを計測です。

内径16mm、外径31mm、厚み10mmです。

うん?と勘繰る私です。スバル弄りの部品調達で散々ベアリングを調べました。

確か、汎用ベアリングって、内径17mm、外径32mmってパターンだったような...

これは....。今はベアリングのことを考えないことにしよう。

えーと、ベアリングから読み取れた型番らしきもの

「1631110 2RS」とあります。

 

BBを組み付けるのにグリスが必要です。

自転車ってどんなグリス使うのだろう。自転車修理が無知の私は手元にあるスバル弄り用の消耗品を用いて、車修理の理屈で選択してみました。

リチウムグリスとモリブテングリスです。

ネジのかじりぼうしにスレッドペーストも所有してますが...

自転車用途には、これはオーバースペックでしょ。

というか....

本心は、このグリスは高いので自転車にはもったいないと考える激貧脳です。

 

実際に組み付ける前に、このためだけに散財して工具が使えるのか確認します。

2018年10月8にちのブログ:後輩自転車アルベルトのために工具カートリッジBBツールを入手

新品を買っているのに小汚いこの工具を噛み合わせてみます。

は~ぁっ。しっくり組みあわないのね。

さすがアストロの道具というのか、それとも自転車業界はこんなクリアランスの工具が標準?、いやいや実はしっかり組み付かないことが意味のある仕様なのか?こればかりは私が自転車整備の知識がありませんのでなんともいえません。

しかし、ソケットレンチを差し込んで手を放したらポロリと落ちる。つまり、ずーっと押し込んでおかないと回すことができないという、そういうクリアランスの工具なんですよ。

激貧がわざわざ新品を買ったのに、汚れて傷のある工具で、実使用でこんな感触って、私の気分がダダ下がりになるのです。

BBのシャフトが長いので、このソケットを差し込んだら、ソケットレンチ差し込み穴までシャフトの先端が入り込みます。

そう、つまり、このBBカートリッジ相手に、この工具にダイレクトにソケットレンチを食いつかせることができません。

あちゃー、トルクレンチで回したろうと思ったのにダメじゃん。

(ブログを書いている今になって気がついた、この工具の上から24mmのソケットを被せたらトルクレンチ取り付け可能です)

 

グリスを触って手を汚す前に本日の作業で必要かなーという道具を準備します。

  • BBソケット(これが本日のメイン工具)
  • クランク抜き(クランクやり直しの時に必要。今回は使わなくてすんだ)
  • 24mmのメガネレンチ(BBソケットを回すのに用いる)
  • 14mmのボックスソケット(クランクペダル取り付けのナット)
  • ラチェットレンチ(14mmのボックスソケット回すよう)
  • プリセット型トルクレンチ(クランクペダル締め付けトルク管理)
  • プラスドライバー

で、14mmのボックスソケットがプリセット型のトルクレンチにはまるのかと確認したら...

このプリセット型トルクレンチを持ち出すのは今回が初めてです。

買ったのは今年の8月3日ですね。8月4日のブログに書いてました。

2018年8月4日のブログ:散財の記録、プレセット型トルクレンチ--藤原産業 ETR3-110

しまったー。ソケット差し込み穴の大きさが違うじゃん。

14mmのボックスが1/2インチ。プリセットトルクレンチが3/8インチです。

えーと、小さいソケットに大きいソケットが刺さるようにする変換アダプターは、私の記憶にありません。念のため工具箱を探すが所有してませんでした。逆なら持っているんだけどねー。

では、3/8インチソケットの14mmボックスがないのかというと...

所有してないのですよ。

普通は3/8インチでソケットレンチを揃えているものだと思いますが、私の場合は14mm以上は1/2で揃えてました。

だって、14mmのボルトナットを締め付けるって結構な力がかかるのよね。だから締め付けトルク加重の大きい1/2で揃えているんすよ。

これは、3/8インチソケットの14mmボックスも持っておいたほうがいいということかなー。

ないものは仕方がありません。手元のやつで使えるやつを...

プレート型のトルクレンチです。こいつは1/2インチソケットなのよね。

 

さてさて、いよいよカートリッジBB挿入なのですが...

その前に、結露等による錆防止というか予防を考えてグリスを塗りたくります。

私の場合は、内部に収まる部分はリチウムクリス、ネジ溝切部分はモリブテングリスとしました。

自転車フレームにBBを挿入して、BBツールをプッさしてメガネレンチで締め上げるのですが...

先に書いたようにBBツールのクリアランスがダメダメで差し込んでそのまま保持できないので、プッさしているときの写真撮影ができません。

ついては写真なしで、いきなりフレームに取り付けできた写真になります。

ネットでの予備調査ではBBカートリッジの締め付けトルクは、50-70N/mです。

BBのシャフトが長いためトルクレンチを直接差し込めません。ついてはメガネレンチで私の感覚にて締め上げました。

(ブログを書いている今になって気づく、BBツールに24mmのソケットを被せたらトルクレンチが使えたのです。そんな初歩的なことに気づかないぐらいBBツールのクリアランスの低さにやる気がダダ下がりだったのです)

反対側はこのようになってました。

この上に、BBカートリッジの反対側カップを、グリスを塗りつけて締め上げます。

これでBBカートリッジの固定完了です。

次は、クランクペダル側のベルトプーリーです。

こいつが偏芯駆動ギヤ(ロータリーギヤ)になっていると思われます。

分解してやれ。と、見えるプラスネジを対角線に緩めていくことにします。

とりあえずプラスネジのアタリはどうなんよ。と軽く探りもって回すのですが、どうも1か所だけアタリがおかしい。

というか、1か所だけ供回りするやつがいます。

ナット側はプーリーにナット受けガイドがあり、それで回り止めになっているのですが...

そこにはまっているナットが、1か所だけ変態ナットなのです。

これって、分解防止の弄り止めナットが組み込まれているのだろうと思います。

このプーリーは分解禁止部品なのかい?それとも分解したら組立微調整が超絶大変なクリアランスの代物かい?それともすごい産業特許が仕込まれていて見られたくないものかい?

いやいや、ペダルを持って駆動を確認する限りそんなたいしたものではないはずなんですけど...

この弄り止めナットを、なにか治具をぶち込んで固定してやれば外れるとは思いますが、そこまで面倒なことする必要あるの?に脳内判断グルグル魔神が判決しました。

ついては....

内部のお掃除はできませんが、外周ギヤ部品と、内周ギヤ部品の隙間からグリスを吹き込むことにします。

内部のギヤがどういう素材なのかわかりません。

グリスの組み合わせがわからないときで、相応に荷重がかかるギヤについては、私は次のルールで作業しています。(車整備の話ですよ)

ブラ系樹脂どおしならウレアグリス、ブラ系と金属系の組み合わせならリチウムグリス、金属同士の噛み合わせならモリブテングリス

ちなみに荷重がそんなにかからない金属ギヤはリチウムグリスです。

なにかわからんからなー、プーリー自体はブラ系樹脂に思えるしなー、とウレアグリスのスプレーを...

しまった、ウレアグリスのスプレーは自宅の台風災害修理で用いて自宅に置いたままだー。

ここにあるやつは、モリブテングリスのスプレー缶でした。

ということで、モリブテングリスを吹き込みました。

もちろんニュルニュルとスムーズに回るようになりました。

ベルトプーリーのバックプレートを取り付けます。ベルトカバーを仮付して回転位置合わせしてますよ。

次はクランクの取り付けなのですが、すでに空が暗くなり始めており撮影している暇がありませんでした。

真っ暗になるまでに本日の作業を終えたいのです。

クランク取り付けナットの締め付けトルクはネットの情報では、35-50N/mです。

プレート型トルクレンチにて、40N/mぐらいにて締め付けました。

あとはベルト張り調整でリヤホイールの固定ナットやら張り調整金具やらを弄っては、ちょっと街乗り走行テストです。

そういう微調整をして自分なりに納得いったときはすでに真っ暗になってました。

ということで、完成写真はこんな暗がりになりました。

とっとと道具を片づけて戻ります。

後輩は、事務所で留守番しています。

後輩に「チャリンコ治したでー。ペダル漕いだらニュルニュルって気持ち悪い力加減で動きよるでー」って作業報告です。

そうしたら...

「両足スタンドもつけてくれた?」って...

「なにそれ?」っていう私。

倉庫に両足スタンドの新品部品を放り込んでいるらしい。それを見つけて取り付けてくれよ。気が利かんやつやなー。ということらしい。

知るかそんなもん。となる私のバカ脳なのです。

でも、ここで反論したところで女性陣はブチブチいうだけなので、ハイハイと右から左へ聞き流すのでした。

って....

えっ。それって両足スタンドを付ける作業がまだあるってことだよね。

えええっっっ。これで終わるんじゃなかったのかよ。

 

 

** naganのごちゃごちゃブログ内での関連過去記事 **

後輩自転車アルベルトのために工具カートリッジBBツールを入手

後輩自転車アルベルトのボトムブラケット(BB)を入手

後輩自転車アルベルトのBBを取り出してみた

後輩の新しい中古自転車をとりあえず点検、簡易整備 (アルベルトの異音)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後輩自転車アルベルトのボトムブラケット(BB)を入手

2018年10月07日 23時57分30秒 | 自転車修理

あああっっ。なんか美味しい物を食いたいなー。

でも金がないんだよー。

と、マイナス思考に陥っている、なが~ンです。

 

さてさて、後輩の自転車修理の方針が決まったのと、それに伴う部品を入手したので、そういったことを書くことにする。

後輩が自転車乗り換えで、自転車屋がヤフオクに出品していた整備済み中古自転車を買ったのだが...

それがとんでもない品質でだったのです。

詳しくは次の過去記事を見てください。

2018年8月28日のブログ:後輩の新しい中古自転車をとりあえず点検、簡易整備 (アルベルトの異音)

とりあえずの簡易整備にて、クランク根本を分解するのに自転車固有の特殊工具が必要とわかり、その工具を入手して分解です。

詳しくは次の過去記事を見てください。

2018年10月5日のブログ:後輩自転車アルベルトのBBを取り出してみた

結論として、ボトムブラケット(BB)がダメです。要部品交換決定でした。

ここで、後輩にこのアルベルト自転車をどうするか再確認です。

私は、この自転車にかかわりあいたくないので、部品代と私の作業時間がもったいないので廃車にしてタイヤ等の部品取り素材にしようでーと提案。

後輩は、どうしてもベルト自転車に乗ってみたいとのこと。つまり部品代は出すからなんとか修理してくれとのこと。

おいおい。私の作業時間はどうしてくれるんよ。それに、まだ特殊工具が必要になっるかもよ。そのときは工具代を出してくれるのかよ?と突っ込みます。

そしたら、なにやらゴニョゴニニョと...。要するに私にタダ働きしろと、工具もスバル弄りの軍資金から切り崩して買えと。そう思うのなら、私じゃなく嫁に相談しろ。旦那の仕事時間を私が横取りします。と嫁に行ってみやがれ。

とかなんとか...まあー、そんな状況になりました。

 

男たるもの、知人女性にお願いされたら、なんとかしなければなりませぬ。って、なんでそんな思考が私の中に植わっているんだろう。

ということで、後輩のアルベルト自転車を真面目に整備することになりました。

といっても、私は自転車整備の知識なんて皆無なんですけど。つまり試行錯誤とネットをググッて知った怪しい知識を実行してみるのみです。

 

交換部品が入手できるのかネットをググッて調べます。

私の思惑では自転車はJISで規格されており部品は数種類の汎用部品の組み合わせだろうと考えてました。

ググると、概ね自転車は汎用部品で構築されているらしく、それようの部品はいくらでも流通しているのです。

しかしながら、ブリジストンのアルベルトは違いました。

ブリジストンなのに汎用じゃない。というか、アルベルトの規格設計部品です。要するにブリジストン用スペシャル部品ということでした。

まあーそれはそれでいいでしょう。ブリジストンなら純正部品がネットで買えるだろうと考えます。

いろいろと調べたら...

後輩のアルベルトは古い車種で部品保有期間終了のため出荷時と同じ部品は在庫保有無しらしい。

カップコーン型のボトムブラケットになるのだがそれは保守部品なしで、それではなく、カートリッチ型ボトムブラケットにて対策部品提供している。

しかし、対策部品なのと、車体が古いため取り付け部位の劣化変形などて、組み付けに技術が必要のため、自転車整備技術者しかお売りしないとのこと。

ついては、ブリジストン系列の自転車屋に自転車を持ち込んで修理してもらってください。

といった、連れない情報ばかりなり。

まあー、メーカー直から個人には対策部品は売らない。部品番号も教えないということらしいです。

 

このことより、保守対策部品がある。それも自転車屋では、なにやら発注ルートがあるみたいです。

ここで、後輩に「自転車屋に持って行って修理してもらえや」と言ったのですが...

「嫌や、ヤフオク自転車屋の整備があんなんやねんで。もしかしてあれが世の中の自転車屋の平均点かも知れんやろ?そんなレベルに金払って修理してもらうの嫌や。だから、なが~ンが修理してー」って...

 

自転車屋なら部品が取れる。つまり自転車屋が独占して扱える訳有りでニッチな需要の部品ということ。

そうなると、実質、自転車屋の専売特許ということで....

そういうのは自転車屋がネットでちょろっと利益を被せて売っているはず...

調べたら、楽天ストアーにヤフーストアーにとありますなー。

どうみても同じ部品なのに3000円から5000円と幅が広い。そして、どこも部品番号を明記しない。

ブリジストンのアルベルトに適合。従来のカップコーンタイプは供給されていない。とまで記されているし...

えーと、3000円から5000円って、定価がない部品ってことかな?要するに売り手の言い値。まさにニッチ商法だ。

楽天ストアーで値段の安いところは、私の経験則では売ってくれない(注文無視される。商品を多く扱っているように見せかけるフェイクなだけ)から...

ヤフーストアーを物色して送料別で3000円程度。

ヤフーストアーで3600円ってことは、もうちょっと安いものがヤフオクにあるのでは?

(ストアー登録するほどではない規模の商店がヤフオクでストアーよりちょい安で流通っていうのが定番)

はい。ヤフオクで見つけました。そして落札しました。それが本日に届きました。

落札金額+送料の合計で3010円でした。

出品文面には部品番号明記ありませんでした。やはり部品番号を出さない業界の謎モラルがあるのかなー。

で、このカートリッジ型ボトムブラケットに部品番号らしきものがプリントされてます。

文字には書きませんよ。写真をよーく見て読み取ってください。

こいつの左側です。

一般的なボールベアリングがシャフトにはめ込んでます。

右側、ベルトプーリー側です。

ボールベアリングの上にボティーに固定するネジ切のついたカバーがかぶってます。

このカバー部分はカートリッジ中央のカラー部分に密着かしめ固定されているようです。

ということは...

自動車系パーツのカラー付シャフトベアリングと同じ理屈だね。これなら、ダメになってもシャフト軸が生きている限りベアリングプーラーで分解してベアリング交換で復活できそう。

 

さてさて、この対策部品ですが、本当にオリジナルの部品の代用で使えるか大きさの確認です。理屈上、先端飛び出しと車体フレームへの固定位置が同一であればOKのはずです。

並べて比較して長さが同じなのを確認。

次のポイントはベルトプーリー側の飛び出し長だと思います。

オリジナルはフレーム固定椀がシャフトの上に固定保持できないので、重力で位置の保持をするべくこんな感じに並べます。

さて、飛び出しの感じはどないよ。

微妙に違うなー。スバル弄りでこんなのがでたらダメを出す誤差だなー。

自転車ならこの程度の誤差は許容範囲内ってことなんでしょうなー。

車体についていたやつの両端椀を通して(椀の固定はできないので撮影のときに少し位置が動いている可能性あり)、カートリッジ型の方にも左固定金具をセットして、並べて比較です。

まあー、いけるんちゃう?

 

次の課題です。

ネットでググった時に気づいてましたが、こいつを固定するのに専用工具が必要。

この変な形の溝に食いつくソケットが必要なんすよ。

カートリッジBB用ソケットとしてネット通販で多数あるのを見つけました。もちろん自転車専用工具です。

さらに予備情報にて、アルベルトはシャフトの飛び出しが大きいので工具によっては云々というのもあったので、まずは現物を見てから工具の手配をしようと考えたのです。

たしかに、シャフトの飛び出し量が大きいのです。

これだけの長さを内部に含んで、その先端にソケットレンチ差し込み穴があるようなロングタイプのソケットが必要ということです。または、長くなくともスパナをかける六角がついているタイプです。

でもねー、このネジ溝って経年にて錆びると自転車のフレームにガチガチに噛みこむと思うのよね。そのときは押して回さないといけません。そうなると、ソケットの先端にレンチ差し込み穴があるタイプの方が力を入れやすいのよねー。

なるだけロングタイプで先端にレンチ差し込み穴があり、かつ、胴体にスパナをかける6角ができているタイプを探すのがベターってことだろうなー。

この自転車にしか使わない工具なのに、ネットで物色して入手せなあかんなんて、面倒だねー。

 

** naganのごちゃごちゃブログ内での関連過去記事 **

後輩自転車アルベルトのBBを取り出してみた

後輩の新しい中古自転車をとりあえず点検、簡易整備 (アルベルトの異音)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後輩自転車アルベルトのBBを取り出してみた

2018年10月05日 15時05分16秒 | 自転車修理

なんか毎度の状態になりつつある、台風前後の過去ネタ記事になります。

ってことで、いつもの前書きを...

今頃になって9月27日の内容を書きます。

なぜに今頃というのは....

9月4日の台風21号で、もういろんなことがはちやめちゃで、さらに、9月30日の台風24号がやってくる。戦々恐々ででも台風前後のネタを処理できなかったのです。

過去ネタを書くなよーと突っ込んでください。それでもこのブログは私の備忘録として記してますので、後々にあのときはどんなことをしたのかを掘り返すときのネタ記録として書きます。

そんなこんなで、台風24号の3日前になにをしていたかという内容になります。

 

後輩の自転車(後輩曰くベンツ)を乗り換えるべく、ヤフオクでブリジストンのアルベルト(後輩曰くベントレー)を落札入手した。

店舗を構えた自転車屋が中古自転車としてヤフオクに出品しているものを落札したのです。

しかし、その自転車たるや....

ヤフオク品質ということになるのか?自転車屋の整備技術がこんなのが平均点なのか?世の中の自転車屋ってどんな整備をしているのか?と、私がイメージしていた自転車屋が売りに出している中古自転車とは大きくかけ離れている整備がされた自転車だったのです。

詳しくは次の過去記事を見てください。

2018年8月28日のブログ:後輩の新しい中古自転車をとりあえず点検、簡易整備 (アルベルトの異音)

こんな状態というのを知ってしまったら、そのまま乗るのはどうかと思うわけですよ。

そんなこんなで修理素材にするのか?、部品取り検体とするのか?

どちらにしろ、私が弄らなければならない状況に。後輩は「よろしくーっ」って一言で終わりです。

私が使うわけでもない自転車がスバル弄りの作業場所に居座りました。この自転車が退去しないかぎりスバル弄りをまともにする作業もままならないのです。

なので粛々と自転車を弄るつもりでいたのですが、あの台風21号の到来です。

以降は、私のブログ読者の方なら存じているかと思いますが、台風連打に災害地の物資難民、被災家屋の修復もままならず、といった状態のまま自転車はずーっと後回しになってました。

そんな中、9月27日に私の体が空きました。本当は被災した家屋の修理をするつもりでいたのですが、ネット通販で手配した部材が数日たっても届かず作業できないのです。

これは、誰かの自転車を弄れということか?となりまして、自転車を触ることになりました。

はい長い前置き終わりね。

 

久しぶりに太陽の下に出される、自転車屋が整備して問題個所たんまりのアルベルト君です。

前回のとりあえず点検でクランクペダルが外れずにクランク周りの点検を諦めた部分です。

ネットで調べると、自転車専用工具が必要とわかり、先駆者がいろいろと書かれている内容からこんな道具をわざわざ買いました

ロックリングスパナレンチ、クランクツールというものです。

この自転車にしか使わない特殊な道具をわざわざ買ってまで、この自転車を整備する必要があるのかよ?って、自分の自転車じゃないのでブー垂れる私の不機嫌な顔を想像してください。

だって、この工具も、私のスバル弄り軍資金から買ったのですよ。なんで私の金で道具を調達せなあかんのや。

さて、前回に道具がないのでクランクが外せないとあきらめていた部分に...

クランクツールを差し込みます.....

差し込みます・・???

この外ネジ溝にクランクツールのネジ溝をあてがって...

ああああっっっっ。

いくらがんばっても、センター押し部分の方が飛び出していて里側のネジ溝がクランクに切ってある溝に届かないのです。

なんでー、ネットでググったらクランクツールで行けるってなってたやん?

なんなん?自転車ってJISで規格化されているものとちゃうのん?

わざわざ特殊工具を投資したのに使えないのかよ。ムダ金かよ。

とか思いつつ、工具を見つめます。

このセンターの部分がなくなればいいんでしょ。

ってことで、新品の工具を破壊しました。センターの当て金具を強引に取り外してやったでー

この状態でクランクにプッ差したらネジ溝に食いつきました。

で、センター当て金を取り外したので、センターボルトが直接シャフト端をダメージ与える形で切揉み押し出しになりますが仕方ありません。ぐいぐいと締めこんでクランクペダルの取り外し成功です。

そして驚くのです。

自転車屋が整備済みのものを買っているのですが...

シャフトのロックリングナットが外れてました。

ベルトプーリーのアウターカバーがクルクル回転していた理由はここにあります。

だってアウターカバーを挟み込んで共止めして固定しているものと思います。

そのリングナットが外れているなんて....

これが自転車屋がお客さんに自転車を引き渡すときの安全整備の結果ということです。

もちろんペダルを漕いだらクランクから異音の大きい原因の1つのはずです。

さてさて、ペダルを外したらシャフトの先が見れますので確認します。

ネットで調べたら、フレームに差し込まれているクランクペダルの軸部分を、ボトムブラケットというそうです。略してBBというとのこと。

そのBBがどのぐらいの位置でフレームに固定されているか、それがギヤの位置決めとなるのでギヤ側の飛び出し量を計測しておくこととのこと。アルベルトの場合はベルトプーリー側ということです。

計測して7mmです。

反対側、つまり左側は...

BB内部のベアリングを押しとめている椀と呼ばれる部品の押し圧調整で締め位置が、中に入れるオイルとベアリングの消耗具合で変わるとのこと。つまり分解したら組み付けるときに回転の当たりを見て随時締め付けろということらしい。

なので、左側の飛び出し計測は意味がないということらい。

って、計測しようとしたら、左側はフレーム固定リングが錆甲冑で同化していた。錆色なので固定リングと気づいてなかったよ。

この手の錆甲冑は、あんな手こんな手で外すのです。ネジナットの原型が無くなっているようなスバル躯体の結束部品を外してきて私にはどうでもいいような作業です。

といっても相応の苦戦をするのですよ。まあー、スバルのようにフレーム側が崩壊するとかの危険はないので気が楽なものです。

どちらかというと、モノタロウで買った新しい工具リングロックスパナの方がめげないかだけが心配でした。

はい。取り外しました。

錆びてますねー。

で、こんなのが食いついていた左側のBB椀ですが...

たぶん、フレームはアルミと思われ、椀はスチールと思われ、異なる素材がスチールの錆腐食膨張でガチガチになっており...

どうするかですが、トーチを持ち出す必要ありかなーと勘繰りましたが、そこまでしなくとも、私の怪しいテクにて取り外すことに成功。(かなり汗だくで気を揉んだのは事実ですよ)

さて、反対側のベルトプーリー側です。

こっちの方が実はめっちゃ苦戦しました。

取り外したBBです。

椀の表側です。椀自体は左右で形状が異なります。

椀のネジ溝部分です。右がプーリー側です。

中のベアリングはかじりの気配はないのですが、パッと見にはどうともなさそうですが、たぶん使用劣化による焼けが入っていると思われます。

椀にベアリングがはまっているのですが、これって取り出せるのん?

ネットで調べたらベアリングが連結リテーナーごと取り外されており、それを交換となっているのですが...

これってどう見ても椀にアウターカラーのようなものが嵌め殺ししてあるように見える。

このカラー部分を強引にめくったら、おそらくカラーがひん曲がって再使用不可なのでは?

なんか、ネットで調べた事情と異なる部品構成のような...

次はシャフト部分です。

まずは、左側のベアリングが当たる部位です。

まあーこんなものでしょう。

さてさて、右側、つまりベルトプーリー側ですが、これが問題ありありです。

あちゃ~っ。かじられてる?

こりゃーダメダメでしょ。

こんなのにベアリング当てたところで、ゴリゴリの削り節状態なのでは?

そりゃー、ペダルの漕ぎ出しのタイミングにてゴリ感があるというものです。

となると、このシャフトを交換しなければ...

自転車ってJISで共通化されているよね。そんなに部品の種類やサイズはないはずだよね。

なので、部品番号と思われるものを現物から読み取ります。

「Y.M.T」「MTLM」「Boron」「X-11」が読み取れます。

「Boron」は恐らくボロン鋼といった素材明記と推論です。

「Y.M.T」が製造メーカー略式記号かなー

「MTLM」「X-11」が部品名型式とサイズではないかと推論です。

各サイズも計測してメモしておきます。

どうか普通に部品供給されていますように、モノタロウで取扱いありますように。

 

と、ここまでして部品探しとなり、また作業がストップしたのでした。

なんだよー。面倒な自転車買うんじゃないよ。後輩のバカー。

 

** naganのごちゃごちゃブログ内での関連過去記事 **

後輩の新しい中古自転車をとりあえず点検、簡易整備 (アルベルトの異音)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後輩の新しい中古自転車をとりあえず点検、簡易整備 (アルベルトの異音)

2018年08月27日 17時31分56秒 | 自転車修理

昨日のネタになります。すぐにブログへ書き込む心のゆとりと時間的なゆとりがないのはお許しください。

 

私のブログに時々登場する後輩の自転車ですが....

この度、乗り換えの検討になりました。

ただし、後輩も貧乏ゆえ、新品の自転車が買えないのです。

えーっ、自転車の新品も買えないのかよー。と言われてしまえばそれまでなのですが、現実にそこまでの生活余裕がないのです。こればかりは病院通院貧乏ということで仕方ありません。

自分の体を維持するための医療費にお金がどんどん消えていく、しかし文化的な生活を営んでいかなければならない。それができないときは死んでしまえということか?という理論の一歩手前で立ち止まって苦悩しているところです。

で、中古自転車の物色となるのですが...

(どこかで不要自転車もらわれへんのか?と言われそうですが世知辛い景気なので今年初頭からあちこちにクレクレ打診したが全て空砲で不要自転車ありの返信はありませんでした)

中古自転車なので最悪のあらすじも考えてます。というのは、中古なのですぐにつぶれる可能性と、防犯登録のために譲渡証明書類を発行してくれるか?、お金を出して買うのだから整備されている自転車屋から買いたいがその整備技術がどうなのか?

そんなこんなで、ポンコツ中古車をつかまされる可能性があるぞ、最悪はすぐに乗れなくなる可能性もあるぞ。そんなときは今乗っている自転車への部品取り素材活用になるようなものを...

と、かなり後ろ向きなことも考えてます。

最低限として、今の自転車と同じタイヤサイズ、同じ形状(シティータイプ)、前後タイヤが溝があるやつ、シートが破けてないやつ、と条件つけました。

 

話変わります。

なぜ、乗り換えを検討したかについては...

  1. 前後タイヤが坊主になりつつある。
  2. チェーンが伸びきってタイヤ位置調整で対応できず、チェーン駒を詰めなければならないが工具がない。工具を買うぐらいなら...
  3. 立ちこぎしたらクランク周りからコクコク異音。クランクベアリング交換を検討したときに、部品代と工具を買う値段....
  4. ハンドルグリップ経年劣化で要交換
  5. シートが破れていて雨の日はお尻がずぶ濡れ

自転車としては快適に稼働している。私が時々整備させられているから、ブレーキもペダルの軽さも快適とのこと。

しかし、消耗部品の劣化は避けられず、経年相応にまとめての交換となり、私がそれを整備するための自転車用の工具を持っておらず工具を新規買い揃えるの?

そういった費用と、すぐに乗れる中古自転車との天秤ということです。

5000円くらいでタイヤとシートの程度が良い中古自転車を見つけたら、そこから部品取りしても得するでー、という粗筋なんですよ。

 

後輩なりに、いろいろと中古自転車屋を物色されてます。ネットも物色するのですが、送料と防犯登録用の譲渡証明種類発行有無がネックになっているようでなかなかです。

たとえ、後輩の目に止まる個体をネットで見つけても、世の中には同じような考えの人がおられるのでしょう。中古自転車なのに2万円ぐらいまで競り上がるのです。

まあー、そういったこだわりのある自転車を後輩が物色しているということです。

そうそう、運賃が勿体無いから、私のクラウンワゴンで引き取りにいけるところというのも厳しい条件でした。

そんな中、車で1時間ぐらいの中古自転車屋がヤフオクに出店している物とご縁がありました。ちょうどお盆のタイミングで競り合戦にならずに予算内で収まったのです。

中古自転車屋なのでその場で防犯登録もOK。同じ大阪府なので防犯登録照会もスムースなはずなので大歓迎のコースでした。

私の目で見ても「パッ」と見には、この価格でその車体ならパッチリじゃん。だったのです。

  1. ハンドルグリップ新品交換されている
  2. ブレーキワイヤー前後、新品交換されている
  3. タイヤの溝は十分すぎる、かつ、ブリジストン製のタイヤだった

ちょっとなーというマイナス点は...

  1. 「パッ」と見にきれいなのは缶スプレータッチアップされている。目立つキズが無いとの出品だったが、目立つキズを塗りつぶしている。誰がタッチアップしたんた???
  2. 反射板がチープなやつに交換されている
  3. 主要稼働ポイントを撫でてみると、CRC556系の潤滑油を被せている感じ
  4. えらいリヤブレーキレバーがパンパンで遊びがないなー

という感じです。

別の自転車からの中古流用部品と思われるものが組み込まれているので、自転車屋がメンテナンスして製品化しているだろう。

自転車屋がプロとして手を入れているのなら安全だろう。

それで、この価格でゲットできたのなら満足だ。

なにより、後輩にしたら、私が自転車弄りに時間取られずにすむ。そしてグレードアップできたと大喜びでした。

念のため、「3日ぐらい私に預けとかんか?3日後に時間取れると思うからそれまでに目視簡易点検してなにかあったら3日後に手をいれるよー」と提案したのです。

でも後輩にしたら手間をかけさせたくない、かつ、プロの自転車屋が整備したものだから大丈夫さ。があるのと、2日ほど乗ってみて、シートとハンドルの高さが気に入らんとか発覚するからそれの調整を3日後にしてーとなったのです。

で、2日後に後輩がうなだれてました。あのチャリ壊れているでー、これ本当に点検整備しているんやろか?って....

ということで、元の自転車に乗って帰り、後輩がいう壊れた自転車が、スバル弄りの作業場に放り込まれ、私がお盆忙しい(仕事パソコン故障を復活作業)に突入して放置され、やっと昨日に2時間ほど自転車を弄る時間が取れたのです。

結局のところ、後輩が乗り換え用にゲットした自転車が私の時間を大きく奪っていくことが確実になったのでした。

 

はい。長い前置きはここで終了。

 

昨日にその自転車を改めて点検+簡易整備だけしてみました。

ブリジストンのアルベルトです。チェーンではなくベルトのやつですよ。

おそらく10年超えの個体だろうと推論されます。

 

後輩から聞いている症状は...

  1. ベルト自転車ってペダルが軽いが売りのはずなのに、ものすごくペダルが重い。ギア1速でしか運転でけへん
  2. ベルト自転車って静かが売りなのに、チェーン自転車より大きい音がする
  3. ペダルのところから、グニュッ、グニュッってなにかを踏み潰しているような大きい異音(立ちこぎしたら必ず鳴く、登り坂でも鳴く)
  4. ペダルのところから、カラカラカラカラと甲高い大きい異音(再現パターンわからず)
  5. リアから、グチグチグチグチと常時小言を吐かれる異音(再現性あり)
  6. リアから、カチャカチャ、かなり大きい音が時々する(再現パターンわからず)
  7. 緩い下り坂で減速するどころか、ペダルを漕がなかったら停車する。
  8. 手押しで自転車を後退するときにリヤからバキバキと恐ろしい異音がする。
  9. リヤフェンダー固定棒左側が車軸に固定されていない。
  10. コムベルトペダル側に白色リングがベロベロ飛び出している。
  11. 走行時の車体ブレといった変な振動はなし、転回ハンドリングに違和感なし

ということです。

あちゃー、ダメダメじゃないかー。だから、最初に私に預けとけっていうたのに。

ちなみに後輩が苦情を出したのが自転車を手渡し受け取りしてから3日目です。

そのタイミングにて、先の説明のうち、9と10については私も目視確認しました。

後輩の私もここで意見は一緒でした。これがヤフオクに出店しているプロの中古自転車屋の整備実力ということです。

こんなのどうせ数日でばれるような誤魔化しですよ。そんなすぐばれるようなことをする常識のない輩にクレームいうたところで、いくらがんばったところでいいところで商法のルールで返金返品しかできないのが関の山です。

こんないかがわしい整備をしている輩に再整備して引き渡してもらいたいと思いますか?

そんな輩に自分が乗る自転車を整備してほしくないというのが本音になるので...

店主と散々交渉したあげくに返品返金するんだから文句言うなと横柄な態度とられるに決まってます。と、そう決め込みました。そういう悪徳業者が自転車販売店の看板出してリアル店舗も構えていて古物営業許可取っての防犯登録店までしているという現実です。

そんなのがネット販売で、胸を張って商売するから、ネット商売は詐欺まがいが多いといわれるんだよね。

真面目にネット販売に切磋琢磨している者からしたら、ダニレベルのこんな連中はいなくなったらいいのにと思う次第。

ダニレベルの店主に電話文句言うて自転車をまた持っていく手間暇より、現状を受け入れて、修理蘇生車体とするか部品取り検体と割り切ることにします。

 

で、現状をとりあえずの目視確認です。

次の写真が後輩指摘の10番です。

で、後輩指摘9番のリヤフェンダー固定棒左側が車軸に固定されていないについては...

わかりますか?隙間に差し込んであるだけですよ。

引っ張りだすと、こういうことです。

これをヤフオクの出品写真から判断しろってことですよ。

で、ここが固定されないなーと改めてヤフオクの写真を見たらそうなんだよなー。

あと、私が気になったのはリヤブレーキのワイヤー

アジャスター固定ナットが締まってません。ワイヤーも張りつめたままです。

後輩の言い分から、私の推論はリヤブレーキが引きずっているんだろうと考えてます。

そういった意味でリヤブレーキ周りを指で突いてみたら..

リヤブレーキのバックプレートというのかな?それがグラグラのぐらつきです。

これってぐらついていいのん?いや、ダメでしょ。本当はホイールにきっちり張り付いてないとダメでしょ。

ちなみにこのブレーキの型番らしきものは...

「BRIDGESTONE INTER M」、「SHIMANO BR-IB31-R」と記されてます。

次はペダルクランク側ね。

ベルトカバーは後ろ端をネジ1個で、前はクランクのバックプレートへひっかけているだけでした。ネジ1個を外すとお手軽にベルトカバーが取れます。

白い紐がわかりますか?

別角度から...

このフロント側のベルトプーリーでいいのでしょうか?

これがなにやらネジで組み立て部品です。そしてペダルの根本がプーリーの中央にありません。

ペダルを回すとプーリーはこの偏芯位置をキープしています。

ということは、ベルトプーリーの内部になにかメカが仕込まれていることが確定です。

そのメカにスプロケットのようなものがあって釣り道具のリールに仕込まれているような遠心サーボのような仕掛けがあったりする予感です。そうだとしたら、この中に異音の犯人が潜んでいる可能性もあります。

そうそう、偏芯回転するのでその隙間を埋めるのは...

ちゃんとゴムシールのような仕掛けになってますよ。

このゴムはまだ致命的な劣化には至ってません。

このプーリーってどうやって取り外すのかなーって観察していたら...

なんとベルトカバーのバックプレートがぐるりと回転しました。

えええ~~~~っっっ。リヤブレーキに続いてこのバックプレートもガバガバなのかよー。

シャフトの上を左右に5mmほど動けます。

これってどういうことよ?バックプレートって固定されているものとちゃうのん?

バックプレートが回転したから、フレーム越しにベルトプーリーが観察できますよ。

ベルトプーリーの裏側にもプーリー組立ネジが見えますので、間違いなくプーリー内部になにかギミックがありますよ。

そして、白色ベロベロ紐の正体もわかりました。

ベルトプーリーの縁に貼り付けてあるゴムベルト側面の当たり止めです。

おそらくウレタン系樹脂素材なのでは?この白色の帯でベルトの縁当たりを干渉して、ゴムベルトの痛み防止、滑りを良くし、ゴム独特の歪みきしみ音の軽減も兼ねているものと思います。

で、私のバカ脳みそは、ペダルを外さないかぎりベルトプーリーを取り出せないのでは?となりました。

ペダル根本のナットを外してみましたが、ペダルはポロリと外れません。

そうだわなー、この感じだと椀か筍のような形状に食い込み締め付け固定しているわなー。

それってプーラーといった道具が必要なのでは?自動車用のベアリングプーラー、タイロッドプーラーならあるけど、どこに爪をかける?いや自動車用だと物理的にダメだぞ。

おそらくペダルに切られているネジ溝に中空ツバ付ナット状のものを締めて、そのツバに爪をかけて中央を奥に押し込んでいくようなプーラーが必要なはず。

って、それは自転車専用工具ってことか?そんなの持ってないよ。とここでクランク側の確認は終了です。

 

さてさて....

ここまで目視確認したところで私が運転して後輩が指摘した症状を確認します。

ベルトカバーは外したままで運転です。ちょっと街中を流してみました。

確かにペダルが重い。というか間違いなくダメだよこれ。ギア1速で実質立ちこぎしないと加速しないよ。3速だと重くてペダルが踏み込めません。

1速で一所懸命ペダルを漕いだ後に、ペダルを止めて惰力走行するとすぐに自転車が止まります。

運転中に確かにあちこちから音がしますが....

こりゃー物理的に可動部分になにか軽い物体が当たっている音だわ。

ベアリング系の音は、2速と3速にてそれも惰力走行の時にリヤからチッチッチッと大きめの音が出るのね。速度が出ていたら、チッチッチッがチャラララーって軽快な音になっている。

後輩が指摘の踏み潰す音については、ペダル根本のプーリーからです。

プーリーの縁にゴムベルトの端が擦れることで、ペダルに力を加えたときに「ムギュッ」って音がしてます。

自転車から降りて手押しでバックさせてみます。「バキバキ」とリヤから盛大に大きい音がしますよ。

はい。確かに後輩が指摘する音が出ております。

このことより、私は間違いなくリヤブレーキの引きずりを疑います。

ずーっとブレーキがかかっている状態でペダルを漕いでいるということです。

自転車の後輪を浮かせて手で勢いよく後輪を回してみると、このタイミングで抵抗があり、もちろんのようにすぐに回転が止まります。

まずはリヤブレーキワイヤーを緩めて見ることに。

って、ウソやろっていいたくなるぐらいにワイヤー固定ナットが締め上げられてました。

中古自転車屋はアジャスター調整ナットのことをしらないのか、アジャスター部分はそのまんまでワイヤーを無理やりいっぱいに引っ張ったところでワイヤー固定ナットを締め上げてます。それも常にワイヤーにテンションがかかっているからワイヤーが引き抜けたりという経験をしているのかな?ワイヤが引っ張りぬけたらいやだとものすごい力で締め上げているのかと...

なんか間違ったことをしたことを保持するためにむりくり努力しているような、そんなことになってました。

ブレーキワイヤーのアジャスターって珍しい機構なのでしょうか?私にしたらアジャスターがない方がおかしいのですが...

アジャスターを活用してブレーキレバーを放しているときはワイヤーのテンションがフリーになり、レバーを握りしめたらワイヤーのテンション一杯でブレーキシューが目いっぱい当たるようにするものと思っていたのだけど...

そうすると普段はワイヤーにテンションかかっていないはずなんだけどなー。瞬間的に握りしめて発生する引っ張り力に耐えられる程度のワイヤー固定ナットの締め方でいいと思うんだけど...

まあー、私が素人なので屁理屈こねても仕方ありません。ド素人の私の脳内理屈では理解できない次元にてプロの自転車整備がブレーキを引きずっていたというのが現実ということです。

私なりのド素人調整をしたら、こんな位置になりました。

プロの整備士が調整していたところより13mm程緩めたところがベストポジションに感じました。もちろんアジャスター機能を用いてワイヤーが伸びたときにはお手軽に調整できるようにしておきます。

さてさて....

テスト運転していたら、あの白色のものが勝手に外れました。

ベルトに噛みこんで手前側に移動してきてそのまま抜けたということです。

これですが、おそらくですが後輩が乗り回した2日間でベルトに何回か伸されていると思います。

プーリーの縁にあてがってすんなり収まるのであれば再利用(接着かな?)とかも考えたのですが、プーリー径よりあきらかに大きくなってます。つまり伸びてしまってダメダメということです。

使えないものは仕方ありません。プーリーの外側縁はこの色帯無しで進めることになります。

さてさて...

「ムギュッ」のゴムベルトのきしみ音ですが、ペダル側プーリーの外側縁へ常にベルトが擦れていることで発している音です。

ずーっと外縁を擦るものだから、当たり止めの白帯が外れたのだと思います。というか白帯の上からベルトが押しつぶしにかかるぐらいに端にベルトがずーっとずれてかかっていたのかもしれません。

で、このベルトズレですが、ペダル側とリヤタイヤ側のプーリーが真っ直ぐな位置関係にないからだと、私のアホ頭は考えました。

リヤタイヤが微妙に左向きについているのでは?と...

これは、ベルト張り調整も兼ねてリアタイヤのアジャスタを弄ってみます。

そのためにはリヤタイヤの固定ナットを緩めるのですが...

変速機構のワイヤーカバーをめくりまして

ふーむ。ハブから変速位置決めシャフトが出ているのね。それの飛び出し位置で変速切り替えするということか。と納得しまて...

これなら後輪ハブ固定ナットを緩めて、アジャスターを締めたり緩めたりしてリヤタイヤの向き調整可能です。

結論的にはアジャスター左を緩めてアジャスター右を締めるということに。

つまりリヤタイヤが微妙な左向きについていた。もちろんリヤタイヤのベルトペーリーも傾いてます。その状態で引っ張るとベルトが外へ外れるように移動するのだが、力を加えたときにプリーの遊び幅が大きいほうがベルトが移動しやすいだろうと考えるとフロントペダル側のベルトがずーっと外向きへ移動したいと擦れていたということになるかと思います。

まあー、自転車のことはよくわからんド素人の脳みそが屁理屈で練り上げたらそういうところへ着地です。

なんだかんだとリヤタイヤをアジャストしてみて、クランク側プーリーのセンターをベルトがキープして回るようになりました。

写真では左によっているように見えますが、右側の白帯が無くなって帯分の隙間があるからです。この状態でペダルをぐるぐる回してベルトが左右どちらかにずれることはなくなりました。

ここまでド素人の屁理屈整備をしたところでベルトカバーを組み戻しまして、町内をぐるっと試運転です。

異音はほとんど減りました。

「ムギュ」音が消えました。ペダル側とリヤタイヤ側からペダルを漕ぐ毎に感じていたキシミ音も消えました。

ペダルがとても軽くなりました。惰力でいつまでもご機嫌さんです。

3速の重たいペダルからでも立ちこぎしなくても踏み込みで発進できるようになりました。

緩い下り傾斜にて停車状態から両足を浮かせたら前へ転んでいくようになりました。

ブレーキーは思いっきり握りしめたらリヤタイヤがロックするまで効きますよ。

リアタイヤからの時々カラカラの軽い異音があり、ペダル側からも力をいれて踏み込んだりしたらカラカラと異音あり。

これは犯人確定しています。

リヤブレーキバックプレートがぐらついていて、それがブレーキ解除した時に振られてホイールにあたったりしたときの音。

ペダル側はベルトカバーのバックプレートが左右に遊ぶことでベルトプーリーにベルトカバーが接触して音か出るのです。

それの追究もしてみます。遊びの部分に段ボール紙を二つ折りして差し込んでみて、バックプレートが暴れないようにして運転です。ピタリと音が止まりました。

あとは、2速、3速の時に惰力走行にてリヤハブ内からチッチッと音がするのです。これはハブ内の変速ギアからのベアリング音と考えました。これが正解なのかどうかは私には判断つかないのですが、惰力の時にのみ鳴っているように感じるのでクラッチフリー機構でなにかそういう仕組みがあるのでしょう。と考えることにします。

とりあえず手元にある道具でできることはこのぐらいかな?

 

そうそう。フロントフェンダーにマッドガードが付いていたのよ。

自転車にこんな部品がついている個体は初めて見たよ。

ちぎれていたので取り外しました。

このマッドガードも補修対象に加えることにします。

 

次のステップに進むには自転車専用の工具が必要になるかと...

で、自転車の工具ってどんなのよ?私は自転車修理なんて知らんよ。

というか、自転車用の工具ってどこで売っているのよ。

自動車系工具屋のアストロプロダクツを見てみるか?それともコーナンとかのホームセンターで手に入るのか?そんなのがそもそも地方都市の店頭に陳列されているのかい?

どの工具が必要なのかがわかれば、いきなりネット通販モノタロウという選択もあるんだけど....

誰か、自転車修理に詳しい方、無知で大バカ者の私にこんな工具が必要だよと教えてください。

その工具をそろえる費用と、自転車屋の工賃と、どっちが得策か考えてみますので...

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後輩の自転車を修理、後輪ホイール交換

2017年11月17日 18時36分50秒 | 自転車修理

寒くなったねー。でも今日は風がマシだぞー。

ということで、後輩の自転車を片付けることにしました。

なんだかんだと仕事の区切りがついたのが14時30分です。

そこからの作業開始です。17時には外が暗くなるのでがんばってサッサと進めなければいけません。

とかなんとかいいつつも、作業場所にクラウンワゴンのタイヤとか、スバルのやりかけクラッチとかを広げているのでそれらを片付けるのに実質30分かかりました。

さてさて....

いよいよホイールの組み付けですよ。

ブレーキハブが黒色しているのは、かなり昔にした作業でハブ中央の錆びを落としてPOR-15を塗ったからです。

当たり前ですが側面のシュー当り面は色を塗ってませんよ。

古いリムテープを剥がしたら、糊の残骸やら、タイヤのリブが擦れてついた黒色タール状の物質やらで汚れています。

気持ち悪いので、エンジンコンディショナー+パーツクリーナーで拭き取り掃除しました。ってこの掃除だけで30分かかったよ。

いよいよブレーキの組み付けです。

特に不具合なく合体成功です。

実際の車体についている部品を再利用して取付が可能かよく見比べてみます。

部品を再利用して取り付け可能と判断しまして分解開始です。

さてさて....

後輩が後輪ホイールを交換したいなーといいだした理由ですが。

後輪ホイールについていたホイールのギヤが....

どえらく摩耗しているわけです。もうギアじゃないじゃん。といってもいい感じに...

これを見たから、私もやったらなあかんなー。という気持ちになったのですよ。

ここまで自転車を乗りつぶす後輩の物持ちの良さ、いや自転車のこき使い方に、いろんな意味で関心します。

リムテープも後輩から新品が差し入れられました。

このリムテープですが、なにやら値上げが激しいもようです。

2015年12月に私が買ったときは200円ほどでした。

同じ店頭に後輩が買いにいったら480円ぐらいしたとのことで購入を見送り。

その他ホームセンターに行ったら560円ぐらいする。

「そんなにするわけないやろー。」と私は言っていたのですが、私もついででホームセンターを見たら確かに550円程度になっているのです。

なんでー、なんでこんなのも値上がりしているのさ。それも値上がり率が半端ないです。

いろんなパッケージがあるのですが、どれも中身は「KYOWA」のリムテープなんですよ。

リパックされただけでどんどん利幅が乗せられている典型パターンです。

そして後輩はコーナンで198円+消費税を見つけて満足となった次第。

さてさて...

順番に解体しまして。そんなこんなしていたら後輩が合流です。

後輩に古いホイールから新しいホイールへタイヤの入れ替えをまかせまして....

その間に私は取り外した部品をきれいに掃除したりして組み付けするための準備です。

ホイールにタイヤの組み込みができたーとなりましたら、さくさくと車体へ取り付け....

といかず、なにやらごちょごちょと微妙な苦戦でして、微調整しながら組み立て成功。

この組み立てをしているとどんどん空が暗くなりまして。

ホイールのセンター出し、チェーン張り調整をしていたら夕方5時を過ぎました。

よっしゃーできたでー。

と、後輩に引き渡します。

後輩から空気が少ないやんと突っ込まれ。

そうそう。空気はまだきちんと張ってないから、自分で空気入れてくれ。と指示をだしたのですが....

後輩がシコシコとピストンしていたら、なにやら挙動不審です。

そして、「空気入れが壊れたー」って....

本当だ。空気入れがスカスカの上下運動になってます。

中途半端に空気が入ったままで終了です。

私のところにはスペアの空気入れなんてないので、後輩は自転車を押して帰ることになりました。(後輩の自宅には空気入れがあります)

そういう意味では完全完成ではないのだけど、空気入れが死亡したのだから仕方ありません。

そうそう。ブレーキユニットは、こんな形に組み付けとなりました。

赤色がちろっと見えてワンポイントで私はかっこいいと思うのですが、後輩はいい顔をしませんでした。

以上、後輩の自転車の後輪ホイールを交換した内容でした。

これで、後輩の自転車に関してはどうこうというのはもうないはずです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後輩の自転車を修理、リヤブレーキ(DINEX)組み立て

2017年11月07日 22時47分10秒 | 自転車修理

久しぶりに後輩の自転車修理です。

リヤホイールを交換するねん。といいはじめて何年たったのでしょう(笑)

後輩が自転車を日常の足として常時運行しているので、私の予定が突然空いたときに自転車を触れるでもなく。

自転車修理を計画するときは私の都合もあるから、せめて最短で2週間前に「いついつに自転車やってくれ」と予約しろと口を酸っぱくして言っているのです。

2か月ぐらい前から「自転車がなー。」と言い出したので、「それならいつがいいねん。入庫したい日取りをいいやがれ。XX日とXX日は予定ありであかんでー。」とかそんな感じで返答です。後輩がいうには2週間先は予定が入っているじゃん。とのこと。

そりゃそうだ。私は2週間先の予定は順次埋めていくよ。だからせめて最短2週間前と言っているのだ。最短で2週間なんだよ。余裕をもってもうちょっと前から私の身体を拘束できるように自転車の段取りしやがれというているのだ。

それが、先週後半になって後輩からウダウダと....

わかったよ。来週の火曜日はスバル弄りの予定を入れているのだけど、それを変更して自転車弄りしてあげるよ。となったのです。

ようするに数日後の急遽予定変更。そして本日です。仕事にトラブル発生。それも後輩がしでかした。

後輩が午前中にあーだうーだと頑張っている。私は午後から自転車の修理をするつもりで後輩を無視して、自転車ブレーキ部品の掃除をして道具等を準備している。

そして、後輩から「ごめん。でけへんかった」と報告があり。後輩は午前中で区切りをつけて午後から私がリカバリーできるように切り替えたのは偉いのですが....

仕方ありません。私も後輩がうだうだしているのを見てイライラがありましたので、昼飯を食ってリフレッシュしたのちに....

どれどれ、どないなっとるねん。と、サクサクと順番にこなしていきまして、はい解決です。

後輩がかなりしょげてます。いろんな意味でしょげてます。その結果、本日の自転車修理も吹っ飛んだのでさらにダブルパンチのようです。

夕方4時ごろになってます。ともかく本日リカバリ達成できた案件を、「郵便局へ走ればまだ間に合うから急いで発送に行って来い」と後輩へ指示を出します。

その横で道具と部材を持って靴を履く私です。

後輩から「こんな時間にどこへ行くん。もうすぐ暗くなるで。これからスバル弄るのん?」って質問が...

「ちゃうちゃう。今日は自転車いうてたやろ。少しでも自転車修理を進めよう思って車体が無くてもできるところだけしにいくんや。たとえ時間が少なくても今日できるとこまで進めるわ」と説明です。

ということで、夕方4時30分ごろにスバル車体のところへ到着です。

スバル弄りの場所でこちょこちょと作業するのです。

 

本日の材料です。

バラバラにしたリヤブレーキの部品です。この構成部品は午前中に後半がアクセクしているのをほっといて玄関先でパーツクリーナーでシコシコと私が磨いたのです。

横に一緒に写っているスプレー缶は、ウレアグリスです。写真には写ってませんが、このグリスとは別にモリプテングリスも用いました。

そうそう、リヤブレーキの赤色している塗装ですが....

自転車修理カテゴリーとしてブログに書いてませんが、スバル弄りでスバルの塗装をしているときについで作業で塗装をすすめてきました。

塗装の時のブログを見たい方は、2017年1月7日のブログと、2017年1月25日のブログを見てください。

そうそう。ブレーキしろ調整のボルトが強烈に錆びていたので、スバル弄り部材から新品のボルトを奢ってあげることにしました。

過去(2016年2月4日)のブログから分解したときの写真をプリントアウトしたものを見ながら組み立てます。

樹脂の当り止めのところはウレアグリス、金属が触れ合って力のかかりそうなところはモリブテングリスと塗り分けてみます。

途中でハブに嵌めこんでブレーキしろの調整もしまして、また取り外してあちこちを増し締めして組み付け完了です。

バネをはめるときに、不器用な私は塗装にダメージを与えてしまいました。

下手くそで要領の悪い私が悪いのです。こういうのは数をこなして経験を積めばいいのでしょうが、こんなの何回も組まないよ。

そもそも組み付けるときにマスキングするのを忘れていたのをブログを書いている今になって気づきました。

そのぐらい知能指数の低い私です。

塗装がハゲたのは仕方がないのでタッチアップします。

うーん、とりあえずお手軽に塗れて水汚れに強い塗料は...

POR-15のクリヤーを持ち出してペタペタとタッチアップしました。

これでリヤブレーキの本体部分の組み立て完了と思ってます。

以上、40分ぐらいの作業でした。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後輩の自転車を修理-リヤブレーキワイヤー交換

2016年10月02日 23時06分56秒 | 自転車修理

昨日からの続きです。後輩の自転車修理です。

 

昨日は後輪のタイヤを交換しました。

昨日の完成写真がないので、本日の作業前にに交換したタイヤを撮影しておきました。

タイヤを交換してブレーキの引きしろ調整をしようとして発覚したリヤブレーキワイヤーの固着です。

今日は、そのリヤブレーキワイヤーを交換しますよ。

まずは、現状のリヤブレーキワイヤーがどうやって取り付けられているかの確認です。

操作レバー側は、ワイヤー固着のためテンションがまったくなく遊んでいる状態です。

この状態でレバーをにぎったところで、このゆるみ部分を引っ張ったところからまったくレバーは動きません。

ついては、ワイヤー固着と判断したのです。

リヤホイール側は、もちろんワイヤーは動きません。そうではなくブレーキ装置のレバーを手で操作すると軽い力でブレーキ作動します。

では、リヤブレーキワイヤーを取り外しますよ。と、リヤホイール側を取り外していくと

ワイヤー先端に多分ワイヤーのほつれ防止と思われるカシメがされており、取付ネジを抜くことができません。

仕方がないのでニッパーでワイヤーを切断しました。

そして、リヤブレーキ側の取付部分を全部取り外しました。

操作レバー側です。

しげしげと観察すると、知恵の輪で先端太鼓が挟み込んであるだけなのね。

ということで、ここを通して、ワイヤーを下向きにして、この溝をくぐって...くぐって...ってくぐらないじゃん。

なんでー。とよーく観察したら半円状のカラーのようなものが入ってます。

CRC556を吹きかけて精密ドライバーのマイナスドライバーでカラー状のものをこちょこちょ動かしながら溝をくぐって抜くことができました。

カラー状のものは、太鼓の付け根を保護する部品のようですが、すでに摩耗して割れているのですよ。

というより、太鼓根本ワイヤーのサビ具合が凄いねー。この錆びがアウターの中まで進行しているんでしょうねー。そりゃー、アウターとワイヤーが貼りつき固着しますよね。

するすると車体のワイヤーガイドから抜き取ります。

念のため、取り外したワイヤーを真っ直ぐにして、アウターと芯線が動くのかと確認しますが、どうやっても動きません。よくぞここまで一体化しているものです。

さて新しいワイヤーの登場です。

私がスバル弄りの部品流用研究素材として購入していた100円ショップダイソーのリヤブレーキワイヤーです。

100円ショップ物の品質が云々と突っ込まないでください。きっと100円品質なのだろうと重々承知の助でこいつをセットしますよ。

まずは長さを比較しました。新しいワイヤーが5cmほど長いのですが、そのぐらいなら気にせず取付できるでしょう。と、カットしないでそのままで行きます。

なお、ワイヤー芯線の先端は、ハンダにてばらけないように処置されていました。

ケーブルアウターの終端部分を比較です。

100円ショップ物は切っぱなしです。元のワイヤーはアウターキャップがついてます。

このキャップって移植できるのだろうかと引っ張ったらかんたんに抜けました。

そのまま100円ショップのワイヤーに挿入です。なんだー、こんなはめ込みのキャップだったのね。

自転車のワイヤーはどうなのか知りませんが、自動車のワイヤーはアウターの中にグリスを入れておくのが長持ちさせる運用手法です。

せっかくなのでグリスを注入しておきます。

グリスもいろいろな種類があるかと思いますが、私はウレアグリスを採用しました。

アウターから芯線をするすると抜き取りまして、まずは空のアウターにグリスをぶちゅぶちゅと注入します。

芯線を通し戻すのですが、入れながら芯線にもグリスをなすくっておきます。

おおっ。ワイヤーがスルスルに動くようになった。たったこれだけのことですが、すごい効き目がありそうです。

元通りに組み戻します。

ブレーキの引きしろ調整します。

試乗してみます。もちろん問題なくブレーキ操作とブレーキ動作OKです。

これで、今回発見した後輩の自転車の不具合修理は終了です。

さてさて....

でもねー、この写真見てよ。

フロントブレーキワイヤーの交換時期も近いということですなー。

「ハウ―....」と、ため息です。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後輩の自転車を修理-後輪タイヤ交換

2016年10月01日 23時05分02秒 | 自転車修理

スバル弄りをしていたら後輩がベンツで乗りつけてきた。

(注:「ベンツ」とは後輩の愛車。ブリジストンのママチャリのことである)

後輩はなにやら倉庫で物色をしておられる。

そんな中、なにげなくベンツを見ている私です。

こいつのリヤホイール交換を計画してずっと放置プレーだなー。10月11月にこのベンツの修理計画を割り込まそうかとスバル弄りとの段取り組み合わせを考えていた。

ともかく、ボーッと「ベンツ」を眺めつつ脳みそは工程計画を練っているのです。

すると、私の目がある場所に釘付けに....

一瞬にして目を見開きましたよ。

おいおい。こりゃ一大事だよ。

脱腸の一歩手前じゃないか。

倉庫を物色している後輩を呼び戻してタイヤのことを確認。

「お前、どこの峠でスリックターンかましてきたんや。タイヤが溶け取るやんけ」って。

後輩の説明では....

2週間ぐらい前からトレッド面摩耗に気がついていたとのこと。

でも私が、実家のことやらクラウンワゴンの水漏れやら、台風被害で家の修理やら、そんなこんなでフル稼働しているので、とてもタイヤのことを切り出せなかったとのこと。

まぁー、後輩なりに気を使っていたのでしょう。可愛い後輩だねー。ということにしておこう。

今日はベンツを駆って丘の上のスーパーへ買い物行くのか?と確認したら今日はベンツで遠出の予定はないとのことなので、ベンツを置いていけと指示しました。

このタイヤはとても危険です。

自転車なのでバーストしたところで命の危険はそうでもないかと思いますが、遠出したときにパンクした時のことを考えると緊急修理をすることにこしたことがありません。

後輩が自転車を押して帰ってくるのが可哀そうではないのですよ。きっと私が呼び出されるのです。クラウンで迎えに来て―って。そんな余計な仕事は避けたいのです。

後輩には、「次のホイール用にキープしている、あのタイヤを装着するぞ。それでええやろ。」と確認しました。

後輩にしたら別のホイールに新品タイヤを履かしたかったらしく、シュンとした顔になりましたが仕方ありません。

さて、後輪のタイヤ交換開始です。

でもって、私は自転車の後輪の外し方なんて知りません。

(前輪は去年12月に初めて交換してますが後輪は今回が初めてとなります)

まぁー、スバル弄りと比べたら簡単でしょう。だって部品が全部見えているし、サビ固着でボロッていうこともないでしょう。

まずは、後輪のシャフトボルトに共止めされているいろんなものの順番を確認です。

内側から....

まずは車輪ハブ部分がきて

1.リヤブレーキユニット

2.チェーン張り調整の金具

3.車体フレーム(リヤフォーク)

4.スタンド

5.フェンダー金具

6.リヤ荷台の金具

7.厚みのある平ワッシャー

8.ナット

でした。

ナットを外して、ブレーキワイヤーも外して、リヤフォークから車輪を抜こうとしたら抜けません。

って、私はバカです。チェーンが引っ張ってました。

そうかー。チェーンを外さなあかんのねー。と、車輪側のチェーンを外側に落としました。

これで引っ張ってみてもダメです。

なんでー、って。もしかしてクランク側のチェーンも外せということか。

クランク側のチェーンもギアから落としたところで、車輪を抜くことができました。

リムからタイヤを外します。

新品タイヤの登場です。

別のホイールのために用意していたタイヤですが、まぁー仕方がないですよね。

リムにタイヤを装着完了。

ついでにリヤブレーキユニットが正しく動作するかも、このタイミングで確認しておきました。もちろんOKです。

そして、車体へ組み込むのですが、チェーンを組み込むのに四苦八苦です。

チェーンカバーの間にチェーンが噛みこんだり、スプロケットとフレームの間にチェーンが噛みこんだり。

あっちの噛みこみをほどいて、ギヤにチェーンをかけてゆっくりと回すと、別の場所でチェーンが噛みこんだりと、そんなこんなを45分ほど苦戦してます。

こういうのは、きっとスルリと入るポイントがあったりするのだと思いますが、後輪を外すのが初めての私がそういうポイント箇所に気付けません。知恵の輪に苦戦する中年です。

こういうノウハウは誰かに教えをこわないとダメな部分ですよね。または数をこなして技術を蓄積するしかない部分です。

チェーンかけに悪戦苦闘して手が油まみれになっているので以降の写真はありません。だって油まみれの手でカメラを触りたくないので。

車輪がフレームに収まったら、チェーン張り調整金具についている調整ネジを回して、チェーンの張り調整とタイヤがフォーク間のセンターに来るように調整しました。

シャフトのネジを本締めしてタイヤ組み込み完了です。

さて、ブレーキの引きしろ調整ですね。と、ブレーキワイヤーを引っ張ってみたらどうもあたりが変なんです。

そう、スバル弄りの時に経験した、ワイヤーが固着しているような感触があるのです。

まだブレーキユニットへワイヤー連結していないので、ワイヤー自体は完全フリーです。

ハンドルのブレーキレバーを握ってみるがカタカタという感じで、私の頭の中で???が一杯です。

もしや、ブレーキを引いた状態でワイヤー固着しているのか?

ということで、アウターを握ってスライドしてみようとするが、まったく動く気配がありません。

ワイヤー固着確定です。

ということならブレーキを引きずったまま運転していたのか?と心配になります。

その点について、夕方に「ベンツ」を取りにきた後輩に確認したところ、一昨日にブレーキを握ったらブレーキロックしたままで乗れなくなったから、ブレーキユニットのワイヤー固定ネジを緩めてワイヤー取付位置をずらした。とのこと。

つまり、2日間は後ろブレーキがまったく利かない状態で運転していたとのことです。

でもって後輩は、ブレーキワイヤーではなくブレーキユニットが壊れていると判断していた。次のホイールに交換したらブレーキユニットも入れ替えになるので、それまで我慢するか、または分解修理してほしいと今日明日にでも相談するつもりだった。

ということでした。

スバル弄り場所に自転車のワイヤーは無いので、今日は修理できません。

ちなみにブレーキワイヤーですが、スバルの各種ワイヤーを交換するときに自転車のワイヤーが流用できるかと、その研究用に100円ショップ物ですが、1本だけ私が新品を持っていてます。それは事務所に保管してあるので、明日にそれをもってきて交換ということになります。

はぁー、どっぷりとスバル弄りしたいねー。こうやってヨコヤリが入ってまとまった時間が取れないのよねー。

 

*******************************************

本日のブログ書きBGM-CD

SILVA / THE KILLER BEST -SILVA SINGLE COLLECTION-

私の音楽嗜好を少し理解している女性知人から、「なが~ンさんはハウスが好きだからSILVAもいいかもよ?」と勧められていた。

「じゃー、CD貸してよ」と言うたのですが、その人はダウンロードでスマホで聴いてられる。

イヤホンでこんなのやでーと聴かせてもらったのですが、イヤホンだとシャカシャカで私の脳みそがまったく理解しようとしません。シャカシャカの平べったい音は私の脳みそは単なるノイズと判断しているようです。

そして、月日が流れまして、一昨日にリサイクルショップで遭遇です。

ああ~っ。激貧なのに、こんなCDと出会ってしまった。SILVAは味噌くそCD処分では初めて遭遇したぞー。どうするー。

って、安い商品を握って悩んでいるオッサンです。

でもなー、シングルコレクションかー、ベスト盤かー...

と、50円玉を握りしめてレジへ向かいました。今回は50円玉でっせ。

さて、今ブログを書きながら聴いてますよ。ステレオでガンガン流してます。

確かにハウスですが、なんだろう。なにか物足りない。なんすか、この誇張している低音は?

レゲトンとハウスがミックスしているような。

「SILVA」の曲をまったく知らないで初曲体験なので、どうしても知っているアーティストと比較してしまいます。

まず私の脳みそに出たのは、「倖田來未」でした。

「倖田來未」は私の中ではバリバリのハウスなんですよ。その「倖田來未」の曲から煌びやかさを取り除いて泥臭さ感を増したような....

でもね、1曲目の「ハッピーエンド」という曲は、すぐに「倖田來未」が脳裏に浮かんだのですよ。

張り裂けるような言霊感も存在しません。言霊感のあるような歌い方をしたら「MISIA」のようなソウルになるのかと思うのですが、違うのです。

さらに「UA」も脳裏に浮かびました。

私は「UA」の曲も大好きです。世間的には気だるい曲「UA」なのでしょうが、私にはブルースとしてすごく楽しめるのです。

でも、「SILVA」はブルース色はもう少しなんですよ。

でもって、2曲目の「バージンキラー」で私の知っているアーティストの歌と思いっきりかぶり始めたのです。

それが、「Tina」でした。

「Tina」はブルース歌手になると思います。それもソウル系のブルースです。ジャンルとしては和製R&Bです。決してハウスではありません。

「Tina」のアルバムなら3枚所有してますよ。

「Tina」も最初は泥臭い雰囲気のブルースなのですが、3枚目のアルバムでかなりハウスとソウルがミックスされてきます。この3枚目のアルバムの曲調と「SILVA」がドンピシャに感じます。

「Cuore Tina」のアルバムから

2曲目 Nobody Knows

6曲目 Number 1.2.3

という曲が、「SILVA」の曲と被ってしまいました。

私の中では....

「Tina」はブルースを基調に歌っていると思います。

「MISIA」はソウルを基調に歌っていると思います。

「倖田來未」はハウスを基調に歌っていると思います。

それぞれをアレンジして色艶を盛って語りかけていると思います。

で、「SILVA」はどれなの?

シングルコレクションだから、なにかしらのアーティストの色があるかと思うのだけど、その色が感じ取れない。

どうしてもドンシャリサウンドの中で、ボーカルが歌っているだけにしか聴こえない。

きっと、ボーカルの声質は「ブルース」なんだと思うのよ。「ブルース」を熱く熱唱させたらすごそうな感じがするのです。なのに、なんか濁ったドンシャリハウス調の曲に乗って歌を流しているように聴こえる。

せめて煌びやかなハウスに乗せて歌わせたらよさそうなのに。

または、ラテンのようなハウスのようなレゲトンのようなではなく、ビシッとラテンブルース歌ったら最高な気配があるのですよ。

なんかとてももったいないような歌い方をしていそうに感じる。

いや、きっとこういういろんな曲をやってみるアーティストなのかな?。韓国歌手がいろんなジャンルの歌を歌わされるのと一緒なのかな?。いろんなジャンルを「ブルース調」にこなしているのだろうか。

うーんうーんうーん。なんかもったいない。なんかもどかしい。

というのが私の個人的意見です。

(私の意見なのでSILVAのファンの方が読んだら不愉快になったかと思います。偏った音楽嗜好の偏見意見だとバカにして読み捨ててください)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後輩の自転車を修理-後輪スポーククリアー塗り

2016年08月05日 23時45分53秒 | 自転車修理

後輩の自転車修理の続きです。

 

後輪のスポークにクリヤーを筆塗しました。

もちろん2液ウレタン塗料を用いてますよ。

どんくさく筆塗しているので塗料玉になっていたり、塗料が偏って薄くなっていたりするところがありますが、まぁー、サビサビのスポークがそれらしくなったと思いませんか?

(筆塗仕立てでこの状態です。乾燥硬化したら2液ウレタンはテラテラ光沢に化けますよ。)

さて、タイヤを組み込んで自転車にセットしたいのですが....

リヤブレーキシューカバーの塗装ができていないのです。

ブログを遡ってみたら2月6日にプラサフまでして放置プレーのままです。

後輩の自転車を修理-後輪ブレーキにプラサフ塗装

次にスバルの部品を色塗りするときに一緒に塗装するつもりでいたのです。

5月の後半か、7月に塗装しようかと思っていたのですが、スバルの進捗がはかどらず(色塗りする部品をまだ作成途中)塗装しないままズルズルと今になってます。

どうしようかなー。後輩の自転車部品1個のためだけに、簡易ダンボール塗装ブースを作るのが面倒なんだよねー。

それに塗装するとしたら、3日ぐらい続けて作業しないといけないのよねー。

私が3日間続けて塗装作業できるときって、今はちょっとないんだよ。

ということで、月末まで色塗りはお預けかな?

後輩よ。もうちょっと、まっててね。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後輩の自転車を修理-後輪スポーク色塗り1日目

2016年08月03日 21時44分43秒 | 自転車修理

後輩の自転車修理をちょっとだけです。

後輪のスポークは、サビ止め塗料(エポローバル)を筆塗した状態です。

この上に色を乗せますよ。

前輪と同じ色で仕上げていくことにします。

えーと、前輪は何を塗っていたっけ?と、過去のブログを読み返してその塗料缶を取り出しました。

「メタリックハイホワイト」です。もちろん2液ウレタン塗料ですよ。

塗料を作って、筆で塗りぬりです。

これだけ気温が高いと塗料の揮発が早いです。

紙コップにちょっとだけ塗料を作成したのですが、みるみる揮発するので途中でシンナーを追加したりと面倒だっちゅうの。

やっぱり、くそ暑いときに塗装はご法度ということなのかなー。

でもねー、もしかしたら近々にガン塗装する段取りがねー、いやいや塗りたくないなー。でも後輩の自転車組立の段取りを考えると色塗りしないといかんなー。

って脱線しました。

はい、お手軽筆塗りしてスポークが銀色になりましたよ。

この次は1日の間をとりまして、クリアーを筆塗する予定です。

以上、本日の自転車いじりちょっとだけでした。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後輩の自転車を修理-後輪スポークむりやり

2016年08月03日 11時49分32秒 | 自転車修理

昨日の作業内容です。

少し時間が取れたのでスバルのところへ....

といっても、スバル弄りの作業場所はダンボール箱が満載でスバルを弄れる状態ではないなり。

これでも昨日に90分ほどかけて整理してダンボール箱が半減しているんですよ。

ともかくこの箱を片付けるべし。もちろん箱の中身には「なにわ部品交換会」へ持っていかなかったガラクタが入っているのですよ。(私的に責任をもって他人様へお渡しできるような状態ではない代物というやつです)

 

さてさて、こいつらを片付けたところで、久しぶりに後輩のベンツ(自転車のことです)に関することをします。

ちようどスバルが区切りのいいところだし、後輩なりに部品入手で一つの区切りにもなったのです。

 

以前に後輩の自転車絡みの作業をしたのは、6月3日でした。

えー、2か月前になりますね。

後輩がスポークのサビ落としをしているときに、スポークが1本折れていることに気付きました。

サビ取り中に折ったのか、もともと折れていたのかは知りません。後輩から作業完了後に「スポーク折れてるねん。こんなの簡単に修理してくれるよな」と申告があったものです。

えー、私に修理しろと指令が出たものです。

私は自転車の修理方法なんて知りません。なのでスポークの交換方法なんて知りません。

自転車の修理は知りませんが、自転車の合理的な構造には理解があるつもりです。

その中でスポークって、荷重分散するために合理的な手法で、かつ、1個でもスポークが欠損すると分担バランスが狂い順番にスポークが折れていくだろうということは推論できます。

つまり欠損したスポークは新品に交換すべき部品だろうと考えます。

このブログを読まれた自転車に詳しい方、私の変態持論が間違っていたらご指摘ください。素直に知識として吸収します。

後輩の自転車なので、

「交換部品ぐらい自分で用意しろ。自転車屋でスポークを売ってくれるか訪ねてみろ。その時に長さとか必要だろうから、折れてないスポークを持っていっらいいのか、どこからどこまでを測ったらいいのかも確認してこい。部品が入手できたら組み付け作業してやる」

と後輩にふってました。

後輩も自分の自転車だし、一応、技術畑の仕事を今はしてますし、それ以前は会計仕事等もこなしていて、こういった取り寄せ部品になるだろう物品のことはとても理解しております。また、初めて入ったお店の商店主がどのような人種なのかもすぐに判断する技術にたけていると思います。

さらに大阪のおばちゃんなので、自分が欲しいと思い物品に対する努力は相応にえげつないというものです。

その後輩が、2か月かけていろいろと自転車屋を巡って相談したそうです。

街の小さい自転車屋から、某有名なチェーン店まで行ったそうです。

その結果、どこも、自転車用品卸が単品商品として卸すもの以外は個別に部品販売しないとのことです。

部材は部品商から仕入れており、相応の単位での入手となり、かつ、お客に小売する品物ではない。部材なのでPL法といった部品メーカーの保証規定がないため、ショートパーツとして所有しているものを個別に顧客へ販売することもできない。

さらに、当店で販売した自転車じゃないのでしょ。そんなのは他所へ修理相談にいきな。といった、スバル自動車の営業所みたいな対応もされたらしい。

まぁー、PL法といった縛りがあるため、メーカー出荷時で部品として正式なJANコードがふられている個別包装パーツ商品しか取り寄せ販売しないということに、業界ルールがなっているとのことでした。

これですが、後輩から聞いた内容のまとめなので、もしかしたら間違っているかもしれません。

しかしながら、私がスバルの修理で、スバル自動車ディラーで対応された内容と一緒です。スバルに至ってはネジ1個すら売らん。当店で販売した車ではないので当店敷地内にそんな車を乗り入れするな。とまでいわれましたから、世の中はそうなんでしょう。

私の中には、スバル自動車は技術屋集団で技術屋魂があり、困っている自社車のことは相談に乗ってくれるものという考えでした。

自転車業界もちょっとしたことは相談にのり、ショートパーツなんて整備場奥の箱からゴソゴソ出してきて、客を見て幾らもらっていいかな?これを本当に自分で交換できるか?といったアドバイス的な相談もしてくれるような業界だと思ってました。

それが、PL法をだされ、メーカーの製造責任期限は何年なので修理する義務はない、古いものはここに持ってくるな、いつ販売したかわからないものは診断することすらしない。という対応になっているのです。

つまり、販売店さんが古い製品を一切拒否、他店で購入された物品は点検すらやらない。という体制になっているので、そりゃー技術をもっていない人は古いものを買い替えるしかなくなります。

そういったことはスバル自動車ディラーだけの話なのかと思っていたら、自転車業界もそのようなので、日本の工業製品に関する常識がそういう方向を向いているのかもしれません。

そんなことだから技術大国日本が荒んでいくのでしょうか?だって街の技術屋がPL法のせいで、その術をふるってくれなくなったのですから。

と、私のような技術も地位もない、どちらかというと低レベルの人間が思想的なことを愚痴っても寝言でしかありません。読み捨ててくださいまし。

 

さてさて、なんのつてもないド素人には新品部品が手に入らないことが確定しました。

こんなスポークを自動車部品商が扱っているわけありません。(自動車部品なら自動車整備工場経由で相談できるのだが)

いやいや、バイクの部品とうそぶいて取り寄せをするか?となっても、そんなことで部品商の手間をとらせるわけにもいきません。

ということは、プロが修理すらしてくれない。新品部品の入手めども立たない。となると、知識のないものが素人修理するしかありません。

知識のないものが修理すると事故率が高くなるのは重々承知の助ですが、新品部品を売ってくれないのでインチキ修理するしかないのです。

だって、新品自転車を買うゆとりなんて後輩にはありませんしね。この自転車だって後輩は中古自転車を買って大事に乗り続けているんですから。

まぁー、そういう理由で、私がインチキな修理をします。

間違いなく邪道な修理をしております。絶対してはいけない見本と思っていただいていいかと思います。

しかしながら、部品の入手ができない以上、こういう修理になりました。ということで、新品自転車を買うことができない、部品交換したくても修理部品の入手ができない、修理相談しても古いから診断すらしてくれない、そういう八方ふさがりの中で、激貧で技術のない底辺人間の苦悩を読んでください。

 

2か月前に後輩がスポークにサビ止めを塗りたくった後輪です。

ハブ側のスポーク釘頭が飛んで折れています。

スポークをどうやって分解するのかは知りませんが、現状にて折れたスポークはリム側の1点で支持されているだけなのでリム側に仕掛けがあるはずと思いタイヤを外します。

ふむふむ。リム側にボルト頭があります。そのボルトの軸部延長がスポークなんですな。

マイナスドライバーで回そうとしたら軽く空転します。

はん?って思いスポークをゆすったら、なんだー、リム側から差し込んであるだけなのねー。

抜けたスポークのボルト部分を確認です。

指でくるくると回ります。

抜くと、スポーク側にスプラインが切られている。

ということは、スポークの先端をハブ穴に刺して固定したうえで、リム側のボルトを締め上げてテンションをかけることで固定。

これをすべてのスポークに行い、個々のテンションのかけ方でリムの左右ブレを調整するという合理的かつ簡単だが面倒そうな構築というのを学習です。

さて、このボルトですが、内側のねじ切りが貫通しています。

貫通しているネジ状の管部品を自動車修理では「ニップル」と表現するのですが、自転車業界はどういうのでしょう?

ともかく自転車業界用語を存じないので、中空ボルトと表現することにします。

さて理屈がわかりましたので、次の工程へ....

さすがにスポークを自作しようとは思いませんよ。

そうではなく、以前に交換した前輪からスポークを部品取りできないかと考えます。

組み付けている状態で、折れたスポークを並べてみます。

うむむむ....部品取りするスポークが長いような気がする....

部品取りスポークを抜き取ってみました。

微妙だなー。ともかく仮組してみよう。

こりゃースポークが長いや。

中空ボルトでテンションかけていない状態でこれだけ飛び出しがあるので、中空ボルトで締め上げたらさらに飛び出しが出そうです。

と、ここで気が付きます。

この先端が飛び出すとチューブを刺すやん。そりゃ、まずいやん。

ということは、長は短に化ける理論で工作です。

はい、スポークのねじ切り部分をカットしました。

この状態で中空ネジがスルスルと回るのを確認です。

もちろんねじ切り長が短くなるので中空ネジが緩むリスクが高くなるのですが、新品スポークを売ってもらえないので仕方がありません。こうやって改造して用立てするしかありません。

それより、この中空ボルトですが、軸部分が真円ではなく面取りされているのに気が付きました。

ということは、スポークを組上げてからもリムの根本でこの軸をペンチ等で回すことでテンション調整が可能ってことですね。

しかし、この中空ボルトの面取りがいい加減に思える。こういう品質の代物なんだろうか?

単に私が自動車部品しかしらないだけで、自転車はこういう整形部品品質が常識なのだろうか?こればかりは経験を積んでいないので判断できません。

ここで後輩が持ち込んでいた変な道具を引っ張り出します。

後輩曰く、パンク修理するときにとても便利に使える代物ということです。車輪を乗っけてくるくる回せる便利なやつ。

インチキスポークを入れたリムを乗せて回転させます。

シャフト受けが広いので少し暴れるのですが、ある程度のブレ判断には役立ちました。

サッと車輪を回してしばらくしたら土台の暴れが落ち着いてツーって車輪が回るのです。

リムのそばに空き缶を置いて覗き込んで確認調整です。10分ほどいじります。

私なりに、対角位置のスポークをちょっと触ったりして調整しましたが、どうやっても0.8mmぐらいブレるのです。

ここから先の微調整が職人の腕になるのでしょう。私なりに、1/4締めたら、反対は1/8締める的な調整で目視で作業したのですが、達人はリムを撫でるだけで簡単に調整しそうですね。

できあがった車輪です。

このあとは、今回セットしたスポークにサビ止め塗料をペタペタと塗りました。

いかがわしいスポークをセットしたとはいえ、リムのブレが小さくなっていると思うので個々のスポークへの負荷は分散されているはずなので大丈夫だろうと思いますが、あとは経年劣化のからみかと...

こういうのも経年寿命があるよね。開始時期の異なる部品で力量分散ってある意味恐ろしいげとね。

まぁー、これも新品スポークが入手できないのだから仕方ありません。

 

って、ここでさらに気がついた。

リムだけでブレ取りしても意味がないのでは?

チューブとタイヤをはめたらバランスがまた狂うのでは?

ということは、タイヤを嵌めて自転車にセットしてから、さらにスポーク調整をする可能性があるということだね。

 

ここで、本日の作業は終了です。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後輩の自転車修理を再開することになるのか?

2016年06月03日 23時30分01秒 | 自転車修理

クラウンワゴン君を弄っていたら後輩がベンツで乗り込んできた。

(注:ベンツとは後輩の自転車のこと。後輩自称の高級ベンツです。まあー、大阪特有のふざけた日常とご理解ください)

「ベンツのスペアホイールを出して」と要望が出た。

「なにするねん?」と突っ込む私。

「ベンツのホイールをサビ取りするねん。サビ取りしないと修理しないぞ。って放置プレーしたままやろ!」と目がちょっと怒っている。

そうそう、後輩の自転車修理は途中放置プレーなんすよ。ご機嫌でベンツは稼働しているのだから、そのまま中断したのよね。

あたたかくなってきたから、後輩が行動を始めたということです。

後輩から保管を頼まれていたベンツのホイールを引っ張り出し。(くどいですがベンツとは自転車のことね)

こうやってサビどりするねんでと指導です。

日陰に座り込んでサンドペーパーで無心にホイールを磨く後輩です。

そうそう、そうやって無心に作業していたらかわいい女性なのに、文句を言いだすと関西のおばちゃんに変化するのよねー。

「こんなの簡単さ。前にブログで大げさなこと書いてたやろ。これをヤスルだけやろ。」と言いながら作業開始していたのですが。

ははは、2時間かけてまだヤスッてはる。そうやろ。それ大変な労働でっしゃろ。

「できた。」とニコニコして見せにに来たので、新しいウェスとパーツクリーナーを渡して、「ヤスッたところにサビ止め塗料塗らなあかんから、パーツクリーナーで良く磨き掃除しろ」と指示。

るんるんで磨いている間に、私はサビ止め塗料の準備です。

いつもの車修理で使っている「エポローバル」です。

「できた。」と報告が来たので、塗料と筆を手渡します。

一気に怪訝な顔に変化する後輩です。

「えーっ。私が色も塗るの?」って....

「お前が塗らんで誰が塗るねん。私はクラウンをいじっている最中で手が放せんのが見てわかるでしょ」

って、ことで、渋々に後輩が塗料をかきまぜはじめました。

一つ一つの作業に難癖をつけはじめます。

「せっかく磨いたのに、そのままやとすぐに錆びるでー。磨き立てのうちにサビ止めで封印するのが一番いいねんでー」と説明したら、筆が進み始めたようです。

そんなこんなで、サビ止めが塗り終わりました。

ふむふむと私が点検して、塗りそこない部分を追加で筆差しです。

ブレーキハブ部分の内側、シューがあたらない部分が強烈に錆びていたのですが、その部分も綺麗にサビ取りしてあります。

そこはサビ止め塗料の指示はしていません。後輩はそれが気になって仕方ない様子。

はいはい。別の塗料を出しますよ。と、後輩の目の前に黒色の小さい塗料缶登場です。

車修理で有名なPOR-15の登場です。

この塗料は超高価なので後輩には弄らせませんよ。

紙コップにスプーンで小出しして、筆でササッとハブ内側(シューの当り面を除く)へ塗ります。

これで、リヤホイールのサビ取りは終了です。

次に後輩がいじるのはいつ?私は触ってあげれないよ。

次はホイールのスポークに2液ウレタン塗料で色塗りだよ。

がんばれー後輩。

 

そうそう、後輩がサビ取りを無心にしている間に、ベンツのチェーン張り(後輪を後ろへずらす)をちよろっとだけしておきました。

 

えーと、クラウン弄りをメインにしていたので自転車弄りの写真が無いのはゴメンしてね。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後輩の自転車を修理-後輪ブレーキにプラサフ塗装

2016年02月06日 23時58分51秒 | 自転車修理

土曜日だというのに雑用仕事です。

ついては、その合間の作業で自転車修理をちょっとだけ....

昨日で、後輪ブレーキは「サビ止め塗装」まで終了してます。

この上に塗装下地をします。

と、いっても上塗りの食いつきがよくなるように「プラサフ」を吹くだけです。

ここで、ちょっと脱線です。

----- 脱線開始 -----

私のブログを見られている方から、「もう使う予定もないし、廃棄するのも勿体無いから使うなら差し上げますよ」という内容にて、Y様から使いかけの缶スプレーをいただきました。

激貧には凄いありがたい申し出でした。もちろん、ありがたく頂きました。(態度では示さなかったのですが、心の中では深々と感謝の頭を垂れております)

そのスプレーのうち1本を早速使いますよ。Y様見てるかー(笑)

注:Y様よりブログネタにしてもいい。というより、「是非ブログネタにしてくれ」と申し出があったので、ちよっと小出しでネタにしてます。

----- 脱線終了 -----

残量不明の使いかけプラサフ缶の登場です。使いかけということで手元に来たのですが、この缶は軽かったので残量少ないものと思います。

そりゃー、残量の少ない缶から使っていくのがセオリーというものでしょ。

ああっ、残量少なすぎ+気温寒すぎ、で噴出力が弱いです。

私は、SOFT99の塗料缶は相性悪くて避けているのですが、そのマイナスオーラも加担して、「いやー使いにくい」という感触爆発しております。

「プップッ...」と時々粒が混じるじゃないか。

ノズルの先端がつまり気味なのか?と思って溶剤を筆にとってノズル先端を掃除しても変わりなし。

まぁー、「プップッ...」が時々混じる噴霧で裏側塗り完成。

これから3時間後です。

今度は表面を塗りますよ。

残量がほとんどなく、振ったら「カラカラ」と景気のよい攪拌玉音のするスプレー缶をズボンの中へ、そう、股間に忍ばせて暖めます。

傍から見たら、凄い巨砲の愚息シルエットになってます。こんなの女性に見せ付けたら怖がられるって。という状態。

股間でスプレー缶を暖めながら塗装の準備です。

体温をスプレー缶に取られて、なんか腰が冷え始めて痛くなったところで塗装準備完了です。

いざ、噴霧。プシュー

プシュー。

プシュー。

って3噴きしたら、急に勢いが劣化です。

もう缶が冷めたのかと思ったが、頬にあてると暖かい。私の股間ぬくもりはまだ保持されている。

うーん。念の為もう一度股間に挿入です。

自分も寒くなってきたので、股間にスプレーを入れた状態で、中途半端な体操して身体の温度を上げる努力をします。

はい、「股間が巨砲の変体がダンスしている図」です。

缶スプレーの攪拌玉がカラカラといい音を出してリズム音付きのダンス終了。

よし、身体があったまったぞ。と股間から缶スプレーを取り出し。噴霧です。

1回の横スライド分ありませんでした。左横から正面に来たぐらいで噴出勢い低下です。

缶はあったかいです。振ったら景気良く「カラカラ」と高い音を奏でてくれます。って、コレは終了。

「プシュー」ってしたら、煙しかでません。中身がありません。

そのうちに、「プッ...プッ...」ってツバを飛ばすように塗料がちょっとだけ出て煙をゆっくり吐いて終了しました。

なんだい、なんだい。本当に三擦り半で終了かよー。それも最後は煙噴出でっせ。

この「三擦り半」って自然の摂理かな?なにかと「三擦り半」のオチで終了することがあるように思えるぞ。

その摂理に逆らうべく、男は鍛えて強くなるということか?そして巨漢になれということか?

と、話がまた脱線しました....

最後まで缶スプレー噴霧したので仕上がりがいまいちなのはいうまでもありませんね。

いいんですよ。激貧は少しでも塗料を無駄にしたくないんだってば、というのはウソで白のプラサフがこの1缶だけだったので、なんとかのりきろうとがんばったんです。

上塗りするタイミングで下地調整ペーパーがけするので、この程度のプラサフブツブツはどうにでもなります。と無理やり納得させる自分です。

しかし、こう気温が低いと駄目だねー。せめて作業場所でお湯が用意できたらいいのだけどねー。

スプレー時の気温は6度でした。6度で缶スプレーしているところから、私が間違っているということですね。

これで、本日の自転車弄りは終了です。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ランキング結果を見たいの?

ランキング結果なんてどうでもいいかと思うのですが、数人の方から「お前のブログランキングってどうよ?」って質問があったので、こんなのを貼っときました。
こんなの表示できるように機能追加するから、ブログの表示が遅くなっていくんでしょうねー。
そもそも、よそ様のブログランキングを知って楽しいのかい?