関西は台風21号の被害、そして、北海道は大地震。今週の日本はとんでもない状況。
社交辞令的なことを書いて体裁整えても仕方がないので本音だけ書いときます。
家族のために今日の飯と寝るところを最優先に行動しろよ。これが私が阪神大震災で経験した結論です。
で、私のところですが....
台風21号で大被害の地域です。
すぐに台風ネタがブログに出てくるかと期待されていた知人がいました。
ところが翌日にネタがあがらないことで心配になったとメールが何件か...
はい、とてもブログを書いている時間がありませんでした。
メールで連絡があった人には、とりあえずのオウム返しでカットペーストの返答だけしてました。
自動車関連の知人からの携帯電話連絡も多かったので、そちら系のブログにちょっとだけ書いておきました。
北海道の知人数人とだけお互いの情報やりとりがあった。ネットではその程度でした。
台風が過ぎて数日経ちまして、やっと自宅周りの片づけが終わり、知人からのヘルプ要請も減ってきたので、まずはこのブログにてどうといった状況だったかを書くことにします。
最初にお断りです。
個人宅や農家の建物、田畑の状態、ぐちゃぐちゃの車といった写真は意図的に出しません。
テレビでは個人宅の屋根が吹き飛ぶようなのを公開されているようですが、被害にあわれている家主にしたらそんなの公開されたくないはずです。
ついては、個人所有物的なものは写真だしません。
信号機と自動販売機、道路上のがれきといったもの。
ドライブレコーダーからのキャプチャー写真。
我が家の写真。
といったものを出します。公共的なものはもともと耐久性が強いのでそんなに被害感は感じ取れないかと思います。ついては刺激のきつい写真はそんなにありませんが、実際の個人所有家屋においてはこんな比ではないというのを察してください。
まずはどういった場所なのかです。
具体的な場所は書きませんが、大阪府泉佐野市です。
テレビで電柱倒壊で有名になった泉南市新家の交差点まで直線距離4Kmぐらいです。
もちろん、泉南市新家の交差点も、そしてもう1か所有名になった田尻北の交差点(台風当日にこの交差点へ行っている)も私の日常行動圏内です。新家の交差点は長距離ウォーキングの時の最終端だったりします。
そんな地方都市での台風の状況です。
今回の暴風雨は恐怖ではなく、まじめに死を覚悟しました。
窓から見える景色が映画で見るような暴風なんです。
初めて、信号機の倒壊を見ました。信号機落下じゃないですよ。信号機の柱がばっきりいってガッシャーン。
戸板やスレートのえげつない手裏剣攻撃。
車より大きいスレート材が恐ろしい速さで道路の上を駆け抜けます。
人より大きい折れた街路樹が道路の上をモップのように這いずり回るのです。
軽自動車ぐらいの大きさのビニール塊が路面を転がっていきます。(おそらくビニールハウスの残骸)
瓦って突風で落下したらそこに居座るものと思っていたのですが、瓦も道路の上を高速移動してます。それどころが路面を滑っていた瓦がテイクオフするんです。瓦が浮き上がるのなんて考えたこともありませんでした。
そんな中をよろよろと動いている自動車がいるのです。
車より大きい物体が高速で路面を滑っているのに運転するなんて、リアルカーアクションゲームなのでは?と思っていたら、横滑りして吹き戻されている軽自動車がいるんです。
あかんって、こんな時に運転したら車飛ばされるって、と思っていたら....
信号待ちしている車のガラスに飛来物がぶっ刺さりました。
このタイミングで、嫁と二人して覚悟を決めました。今回の台風はマジで自宅崩壊するかも?このまま潰されて死んでしまうかも?
そして、「フッ」と周りが暗くなりました。
大雨で空が暗かったので昼なのに街路灯がついていたのよね。それで途切れまして...
って、我が家も電気が切れていることに気づきました。それぐらい外の様子に釘づけだったのです。
停電です。とうとう電気が途絶えました。
そうなると恐怖がどんどん増していくのです。
再度、2階と屋上への出入り口の戸締りを確認。屋上出入り口もちろん扉の内側ですが震度2の揺れ状態です。立っていられますが立ったままに恐怖を感じます。
2階の窓を外から鞭を打つようにバシバシと叩く物があるのです。それも2か所です。
ガラスを叩くなー割れるやろーと思いつつ、外を確認したいがとても開けられる状況ではなく、このスリガラスを叩く物はなんだろう。そもそもガラスだけではない、外壁をバチバチなにかが叩いているぞ。ガラス割れるなよーと祈るしかありません。
嫁と相談です。この家が突風で壊れるとしたら、倒壊するのか?屋根が飛ばされるのか?です。
まじめに家がなくなることを想定しているのです。
しかし、この突風の中を外へ避難できるわけありません。車より大きい飛来物の直撃を受けたら間違いなく死ねます。そんなリアルアクションゲームをしたくありません。
では、この家でどこに潜んだら命が助かるかです。
倒壊するぐらいに家がゆがんだ瞬間に屋根をもっていかれるのでは?2階むき出しになって1階は残るのでは?と嫁と即座に結論がでました。
そうなると少しでも命が残りそうなのは1階なのでは?となりました。
風裏になる1階事務所にこもります。そこからガラス越しに外の景色を見るしかありません。
私は、「男女2人が中にいます。もし家屋倒壊したときは掘り出してください」と事務所入り口のガラスに内側から大きい貼り紙をしました。(今思えば男女2人って表現はまずかったなーそれぞれ二人ずつとも読みとれるなー、男女一人ずつと書いておくべきだった)
遺書めいたものも書いておくべきか?いやそれよりは知人に携帯電話して死が直面に迫っていると連絡しておこう。と携帯するももちろんのようにつながりません。というかアンテナ表示が立ってません。
あかん。携帯のアンテナ受信してない、これはマジでこの世の終わりが目前かもしれんぞ。あと数時間耐えれるか?と嫁と恐怖の情報交換です。
そして、恐怖を超えて覚悟が決まった瞬間に....
人間って不思議ですね。お互いがエヘラ笑でした。「こんな時に笑ったらあかんって」と二人していうのですが、どうしてもエヘラエヘラと口が緩むのです。今思えばこのタイミングで恐怖感はなくなってます。ただ外の景色に釘づけて時々お互いがまだ生きているよねと存在確認するだけでした。
エヘラになってからの時間間隔もおかしいです。いつのまにか風が弱まってます。
風が弱まってきたタイミングで自分達も、この家も事務所の空間も残っていることを改めて確認です。
そこでやっと我に返ってきたような感覚でした。
嫁と分配して大急ぎで家屋の中を確認です。
嫁は2階から上をもちろん屋上も、私はまだそこそこ強風の中を自宅周りを確認です。
自宅の周りは飛来物がえげつないのですが、我が家へ直撃の飛来物はありませんでした。自宅前道路が事実上の風の通り道になりそちらを飛来物が高速移動していたみたいです。
ガラスに鞭打っていたものがわかりました。電線です。
電線が切れて我が家をバチバチと鞭打ちの刑にしているのです。
それも2本で鞭打ちしているのですよ。
どうしたものかと考えます。
1本は我が家から伸びているやつです。これは2階の窓からキャッチして窓から自宅へとりあえず引き込みました。(2階の窓へケーブルが浮き上がるぐらいの強風はまだ吹いているんです)
もう1本は電柱から長く伸びているケーブルです。それも先端に金属物がついてます。
電柱からなら電気が通電しているかも?と勘繰りますが、目の前にポトッと先端が来たときに見えたのはケーブルテレビの雷ガードでした。ということはケーブテレビの引き込み線です。それも隣のマンションのやつでした。
ケーブルテレビとわかれば感電の恐怖がないので、ときどき強風で浮き上がるケーブルを「スパっ」と飛びついて捕まえまして、隣のマンションの敷地柵へ入れときました。
で、大変なものが我が家の敷地から外へ落下しています。えーっ。落下しているんですよ。
これは私一人ではどうにもできません。それにまだ強風と小雨です。もうちょっと経ってからと考えます。
知人へ応援を頼むべく携帯電話を出すのですが、アンテナが立ちません。携帯電話がまったくだめのままです。
そんなこんなで、嫁と家が住める状態なのを確認して、それから水道とガスが使えることを再確認しました。ちなみにガスはプロパンなので基本大丈夫だけど何があるかわからないからねー。
電気は停電のままです。
そんなこんなしたら夕方5時ごろには日が差しまして、町の人たちが出てきてお互いの安否確認です。そして落下物の後片付けです。
私も自宅敷地から落下したものを引き上げる努力をします。嫁が上からロープで引き上げて、私が下から抱え上げるのですが、下が畑の畔で足が沈んで大変です。
悪戦苦闘していたら大学生が声をかけてくれました。「手伝いますよ」って...
普段はコンビニで買い食いして我が家の植え込みにごみを捨てていく学生がこのときは神様となりました。
体育大学の学生の力は偉大です。私のくそ力と若人の力にて、身の丈ある擁壁を持ち上げ切りました。本当の正義の味方でした。お礼の言葉をするも「こんな時だもの当たり前だよ。友達のマンションが半壊しているってきいててそっちへ行かなあかんからこれで失礼します」ってさっぱりスマイルで去っていきました。本当に感謝です。
この後は、近所の落下物撤去のお手伝いで時間が経ちました。
どんな状況だったのか写真を見せろ。と言われそうですが....
当事者にしたら写真を撮影している時間なんてありませんよ。
まもなく日が暮れる、停電している、闇になる前に身の回りの危険物は早急に撤収するのが優先です。もちろん周りの人はそれを徹底して、お互いに声掛け協力してました。
そんなこんなしていたら、別の大学生がワイワイやってきて....
停電で機能していない交差点の真ん中に傘を持って立ちまして、傘を使って交通誘導開始です。
ものすごく感心しました。「ご苦労やで。がんばってよ」って声かけたら、「おっちゃん家の方が大変やん?車がぶっこまんようにしたるから片付けてや」って、頼もしい限りです。
と、ひと段落したところで夕方6時前です。
やっと撮影できる状態になりました。つまり我が家の緊急事態は終了です。
さて、落下した物体ですが...
この大きい室外機です。この家の元オーナーさんがパン屋を営んでいた時に設置された室外機です。私が入居した時には壊れていたので場所を取るだけの負の財産と化してました。
これがこの擁壁の下に落下していたのです。
写真に大きいプロパンガスがありますが、これもあともう少しで擁壁の下へ落下するような状態でした。
で、室外機の周りに植物が写ってますが...
半分が我が家のやつ(台風去ったので自宅玄関で邪魔なので出してまた吹き戻しがあったらいやなので念のため転がしている)で、残り半分はどこから飛来した植物や物体です。
家屋の詳細被害については、後日に詳しく調査することになります。
周りをうろついて近所の人と声掛けです。と、同時に周りの状況も確認です。
マンションのベランダが落下しているのをはじめてみました。1棟だけではないです。かなりのマンションがベランダ落ちてます。
家屋は屋根瓦が一部落ちているのは当たり前です。全部落ちているところもあれば、屋根が半分なくなっているところもあるのです。
新興住宅のカーポートは全滅です。アクリルパネルだけが無くなっているものもあれば、パネルが吹き飛ぶ前に一気に煽られたのか柱がぐにゃりと曲がって車を潰しているものがありました。
さて、こういった災害直後、とりあえず自分の身の安全確保できたら次にどういう行動をとりますか?
私の場合は、知人のヘルプがあればそちらへ応援。応援依頼があるまでは数日分の食料物資買い出しです。災害直後が買い物の最終チャンスと考えます。翌日は入手難になるのは決まってます。
今回は地震や大火ではなく台風です。台風を無事に過ごせたお店はインフラさえ生きていれば普通のはずです。
泉佐野市の実質産業中心地は海側なのです。海岸線、つまり、りんくう方面は生存しているだろう。大きい災害優先道路はこの数時間で巨大障害物は取り除かれているだろう。台風は突風被害をくらったところ以外は日常仕事できるはずだ。
明日は絶対に道が混むぞ、行くなら今だぞ。
この理屈で、物資の調達にりんくう方面へ車を出しました。
そうそう、私の車はおそらくキズだらけと思いますが、車の形をしており運行できました。
運転しながら台風の被害に驚くのです。電柱がドミノ倒しになっているのって、屋根のない家屋って(瓦が飛ばされたのではなく屋根がなくなって室内が見えてます)...
停電が酷いです。と思っていたら、やっぱり、海側は電気が生きてます。予想通りです。
こんな状況なのでカメラを構える心のゆとりはありません。
でも、ドライブレコーダーが記録してました。
そのドラレコの映像から、特にあたり障りのなさそうなものをスクリーンショットして紹介です。
関空連絡道の側道にて泉佐野市上之郷付近です。
大きな街路樹が脇へ寄せられてます。道路冠水が酷いです。
今回の台風は突風ばかりがクローズアップされてますが、短時間降雨がものすごくてこういった冠水が相応にあったんですよ。
関空連絡橋の入り口です。もちろん入り口閉鎖されているのですが、目の前の道路の大阪方面行が封鎖されてます。和歌山方面行は通行しています。
なんでだろうと思っていたのですが、あの連絡橋タンカー追突乗組員救出作戦でこの辺りがめちゃくちゃになっていたんですね。
停電してまったく情報が入らない、カーラジオにもタンカー追突のネタはまだなかったので、そんなことが、本当にちょっと先のところで起きているとはまったく知らずに通過してました。
りんくうプレミアムをちょっとすぎた和歌山方面行きです。
自動車より長い大きいスレート材が左の街路樹に「くの字」で引っかかっているのがわかりますか?
こんな飛来物が、りんくうのいたるところに散乱してました。
道路の飛来物は片づけて歩道側によけられてますが、周りの工場内の敷地はとんでもない惨状です。
そして進行方向に吊り橋があるのがわかりますか?田尻スカイブリッジというのですが...
そこへ斜めになにかが伸びているのわかりますか?
これを見たときに「まさか?吊り橋になにかがあるのか?」と不安かよぎります。
近づくと、吊り橋より手前からアームが道路の上へ伸びているのがわかります。
あっ、これはクレーンだわ。この先でトラック横転の撤去とかしているのか?と思っていたら...
建築ビルのクレーンです。そのクレーンがあっちむいてホイして道路側に大きく飛び出しているのです。
まさか建築クレーンが傾いているのか?となるのですが...
こんな状況なので障害物回避で前を見ていないといけません。クレーンの横を通過するのですが詳細を見つめれません。
が、これって....。クレーン車があらぬ方向を向いているような...
だってこんな強風で道路の上にクレーンのアームが伸びるってありえないよね。
どういうこと?なにがおこっているの?
で、この建築ビルの隣にある建物ですが、屋根が大きく崩壊してました。
あちゃ~っ。これはすごい大変だぞーって、改めて現状を知ったのでした。
電柱がたくさん横倒しよりも、台風で崩壊しそうにない大きい工場、そこのとんでもなく大きい構造体が吹っ飛んでいるのを見たら今回の台風のえげつなさを実感です。
あうっ、そうそう食材は読み通り大ヒットでした。まだスーパーの製氷機内に氷もあり、冷凍食品もたくさん在庫してました。
停電なのだから、冷蔵庫内を冷気を保つためにも冷凍食品を買ったのでした。
尚、生肉といった生鮮も処分価格されてまして、1パック1000円程度の肉が実質どれでも100円でたたき売りです。だってスライスした肉は日持ちしないからね。それを大量に買い込んでお持ち帰りです。どうするかって?そりゃー後輩を含めた近所の連中と分配するんですよ。
こういう災害のときは、どうにかして美味しい物を作って食べるのが元気の源だってば。
今度は夜中になります。
泉南市へ知人のヘルプに行きまして、その帰りです。
辺りは停電しているので真っ暗です。かつ、旧26号線は車の往来も少なめでした。
旧26号線泉南市から田尻町へ入ったぐらいのところです。私が先頭車両でした。
いつもは外灯があってそれなりなのに、闇の中をか細い純正ヘッドライトが照らしてます。
そうしたら路面になにやら影が入るのです。
なんだろうとゆっくり運転にて交差点(田尻北の交差点)へ侵入して気づきました。
この先は電柱やら外灯やらが道へ倒壊してます。
どうも大きい看板めいたもの、大きいスレート材のようなものも見受けられるのです。
で、そのドラレコのスクリーンショットを出しますが...
安物ドラレコで純正ヘッドライトの明かりだと、まったく街路灯がないところでは、実質闇夜しかわかりません。
しかし、この先に電柱が押し重なっているのですよ。私の頭の中で阪神大震災の景色がトラウマで走馬灯のパニックになりかねました。
グーグルマップから写真を拝借すると昼間はこんな景色の位置です。
とても通れないので隣の「日本一たい焼き」さん駐車場入り口への歩道切込みスペースを使って転回しました。
Uターンしてコンビニ横の細い道から26合線に入りました。
すると田尻町のあたりで大型トラックが横転です。
左の白色車のちょっと前にトラックが転がっているのですが、闇過ぎてわかりませんね。人間の目には驚く景色なんですよ。
はじめて大型トラックが横転している横を車ですり抜けました。
そんな状況でした。
我が家は幸いにも当日の23時ごろに電気が開通しました。闇から文化的な生活へ回復です。
しかし、道路を挟んだお向かいは停電のままです。
その地区の方が我が家にやってきて情報収集です。WI-FIルーターがあるのでそれをスマホで利用してもらい、スマホや携帯電話の充電もどうぞです。
あとは皆さんがテレビなどで知っているような状況です。
翌日(9月5日)は早朝からヘリコプターが乱舞してうるさいのなんの。これってテレビ局だよね。
一晩開けて陽の明かりの下にて差しさわりの無い写真をパチリです。
人が写りこまないようなところを撮影するのでさびしい光景なのは許してね
とある交差点の歩道です。
なにかおかしいのに気づきます?
真ん中の電柱が傾いているでしょ。こんなのはあちこちにあります。もちろん台風でこうなっているのです。
信号機が落ちているのがわかります?高い位置ではなく低い位置の信号機ですよ。
で、左側の植え込みのように見えるやつですが...
違うんですよ。
これ全部が飛来した街路樹です。おそらく道路上にあったものを青年団とかが寄せているのではと思います。構造物ではないのは、人口密度の低い、タヌキが闊歩するようなところだからです。
転がっている信号機。
パッと見には気づかないのですが、よーく探すように見たらあちこちに信号機が転がってます。まるで、どんぐりを探すようにしたら植え込みの中にゴロンとしているんですよ。
尚、写真の信号機は足元に転がってたやつです。
歩行者用の信号機なので低い位置についているのですが、そんなのが強風で捥ぎ取られるのです。ということは高い位置にある自動車用の大きい信号機は?想像してください。
信号機だけではなく交差点名プレートのついているやつ。信号機を両面つけているやつ。そういうのは風当たりもすごいのでしょう。信号機落下ではなくポッキリと柱が折れてるのよね。
知人から聞きました。テレビでは電柱ドミノばかりだ。信号機があっち向いてホイは紹介しているが、落下ネタや折れているネタは出てこない。報道規制で極端に酷いのは公開されないのだろうか?って...
いや、たぶん気づいていないのでは?ちょっと集落から離れたら倒壊している信号機ってけっこうあるんだけどね。
次の写真です。
信号の制御部分が入っていると思われる箱です。
もちろん基礎コンクリートにアンカーボルトで固定されているものです。
そのアンカーボルトがたぶん引き抜かれている?
強風でずーっと振動して疲労破断?抜けた?ものと考えまずかどうでしょう。
というか、アンカーボルトって簡単に抜けたり折れるものじゃないと思うよ。それがこのありさまの強風です。
次はかなり強烈かと...
道路沿いの自動販売機です。
おそらく飛来物にリンチされてます。または手裏剣攻撃されているものと思います。
ここに家屋があったらどうなっていたんでしょ。怖いでしょ。
ちなみに、この道路向かいにはベランダが落下したマンションがあります。
台風翌日9月5日夜の写真です。
まだまだ街はダメージがあり、スーパーが開いていないところが多数です。
りんくう地区にある、「りんくうプレジャータウン シークル」というレジャー施設へ行きました。
いつもの観覧車が沈黙です。我が家の屋上から見えている観覧車です。これが輝いていると泉佐野は今日も健全みたいに私は感じ取るのです。
この観覧車は「りんくうの星」といいます。
星が煌びやかに光っていないなんて...。いつもの光景と違うことにそれなりに心のダメージがあるのです。
で、この施設の中に「サンディ」というスーパーがありまして、営業してました。
(ここなら営業しているだろうという直感で車を回してます)
穴場的な存在なのかなー。すぐそばの「トライアル」「コスモス」といったところが目立っているからなー。「トライアル」「コスモス」共に屋根が吹き飛んで大変な惨状で営業していないのにここは営業してたのです。
飲料水や冷凍食品もかなり在庫してます。カップめんの類も多数ありました。
そんな中から処分価格の食パンをゲットできました。ありがたや。
昨晩(9月6日)の話です。
私は夜中にスーパーに行くのでレジ打ちおばちゃんと気さくに話します。(夜中は雑談できるぐらいレジが空いているということ)
それによると、ところどころの配送センターがダメージを受けているらしく定例注文数の物資が来ない。メーカーは生産しているらしいが配送センターが機能していないので、配送センターまでなんとか届いたものが回されてくる。
毎回、物は来るのだが到着してみないと何が来るかわからない。かつ、偏って商品が届く。
今日は神戸屋のパンしか届いてない。それも数が少ない。とのこと。
スーパーも営業が徐々に始まってますが...
メーカーも製造しているので、品不足といった報道はないと思いますが...
実際のところ地方都市へ回ってくる物資はものすごく少なくなっており、実質日配商品は壊滅に近いと感じてます。
さて、本日(9月7日)です。
公共交通機関が動いているので徐々に日常に戻りつつありますが...
被害のある家屋、商店の復旧はこれからです。復旧のための資材調達もままならない状態と聞きました。そこに北海道の地震です。建築資材の不足が心配です。
近所の区画ではまだ停電が続いています。
今日から3日間は雨天の予報が出ています。
これから雨漏りとの戦いがあちこちで始まると思います。
あっ、我が家はご存じのようにずっと雨漏りとは戦線状態なので、いつもの雨天の過ごし方なだけです。
と、そんな状況です。
バカ夫婦は体だけは元気しております。
まあー、がんばります。
***** 2018年9月7日18時頃追記 ここから *****
後輩が「シャレにならん数値をみつけた」と連絡があった。
政府が発表している台風災害に関する情報にて今回の台風21号です。
http://www.bousai.go.jp/updates/h30typhoon21/pdf/300905_typhoon21_01.pdf
これの3ページ目にて...
我が家からそう遠くない観測点での最大風速が...
熊取で51.2m/sでした。
(pdfを画面表示したものをスクリーンショットしてます)
我が家は、結構な直線コース4車線の大阪府道に面して、交差点角地です。どれだけの突風にさらされたのでしょう。
気象庁の観測点ってわりと影響を受けない環境に設置されているはずなので、それよりも我が家ってもっと突風にさらされているはず。
間違いなく50m/sは超えているはず、そんなのがかなり吹き続いた。
そりゃー辺りはズタボロになりますって。
***** 2018年9月7日18時頃追記 ここまで *****
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