シベリア抑留死亡者遺児の会

父親をシベリア抑留で亡くした遺児の会。墓参・埋葬地調査・遺骨収集・慰霊碑の建立・慰霊祭の情報を交換し風化防止に努める。

シベリア抑留死亡者慰霊碑9

2007-05-30 06:16:26 | シベリア抑留


チタ州民間建立慰霊碑9

碑の名称 - カダラ鉱山・慰霊碑
所在地  - チタ市カダラ炭鉱の北500メートル日本人墓地
建立者  - 元広島231連隊遺族及び関係者一同
建立年月日 - 2006.8.
管理状況 - 出来たばかり
収容所及び収骨状況
  墓地名    厚生省整理番号  埋葬数  2001年収集   2005年収集
カダラ第1墓地  3063       182柱     77柱      
カダラ第2墓地  3064        57      28          
カダラ第3墓地  3065       212      58         154柱
第3墓地は広島元231連隊の墓地であるが、収容所より遠く且つ丘の上であり冬期は死体の搬送困難の為収容所より近くの平地に埋葬した、よって、2004年5月21日に元同所抑留者が公明党の協力を得て、冬期の埋葬場所の再調査を要請し、早速同年9月20日より政府埋葬地調査団を派遣(抑留者4名参加)、翌2005年8月21日―9月13日遺骨収集団派遣とトントン拍子に進んだ恵まれたケースで、残りの154柱収集、2001年収骨の58柱と合せて212柱の全骨収集となった。

碑文には: 慰霊、1945年から1946年までの間 カダラ第52収容所11分所で 亡くなった戦友の霊よ安らかなれ 2006年7月 元231聯隊遺族及関係者一同 (右側にロシア文)



カダラ第3墓地の平成18年7月に改修された墓碑

写真提供及び監修:東京ヤゴダ会、大内一夫様