とある番組。
これは・・丁度"誓い"がリリースされた頃の映像。
ゴスペラーズがデビューし"永遠に"の大ヒットまでの胸の内をメンバーが話しているシーン。
ここで、てっちゃんが語っている言葉がとても印象的です。
デビュー当時の目標を聞かれ
「口には出さなかったけど、やっぱ"武道館"でやってみたいとは思っていましたね」
ちょっと照れくさそうに言った後、唇きゅっと噛み締めた顔を見て、その夢への想いの大きさを感じました。
そして、デビュー当時にしてはあまりにも大きな夢を抱いていたてっちゃん。
こんな発言からも、彼が並大抵の人物では無い事を物語っています。
デビューしてから長い時間、才能やセンスを持っているのに世間に届かなかった。
そんな時でも、ゴスペラーズは前向きに歩いてきた。
「今できる事を精一杯やろう・・と思っていた」という北山くんの言葉からも、その事を感じて取れます。
自分達の信じるもの・・それは自分達の声。
声という楽器を武器にゴスペラーズは信念を貫き通し、そして運命の楽曲"永遠に"出会うのです。
そして、この頃からライブにも変化が出てきたとてっちゃんは言います。
「はじめてもの凄くたくさんの人が、僕らがアカペラを唄った瞬間に涙を流していた。それは、今までには無かった事なんです」
この事を裏付けるように、"ひとり"が完全アカペラ曲としては日本の音楽至上初のオリコン3位となる快挙を成し遂げました。
そして・・
ゴスペラーズは7年の歳月を経て、デビュー当時てっちゃんが胸に抱いていた夢を実現させるのです。
『ゴスペラーズ坂ツアー2001"凱旋門"』
2001年9月10日 日本武道館
この番組では"ひとり"を唄う5人のモヨウが映し出され、そこには夢を掴んだ5人の喜びと自信に満ち溢れた歌声がありました。
私は、ゴスペラーズのデビュー当時から彼等を見てきたわけではありません。
そんな私が、自分が知る前の彼等を語るのは生意気かもしれません。
だけど、その全てが見える訳ではありませんが、彼等が歩んできた坂道を降り返って見た時に、
そこには数え切れないたくさんの足跡があり、そのひとつひとつがキラキラと輝いていて、それを言葉にせずにはいられなくなるのです。
もっと言うならば、いつもいつも高いハードルを越えなければ掴めないような大きな夢を持ち、その夢をいつか掴んでしまう・・
そんな、ゴスペラーズのリーダー村上てつやと言う人物にますます魅かれ、彼が夢を掴まえる様を言葉で残していきたい・・
私は最近そう感じながらブログを書いています。
このライブ映像の後てっちゃんが話していたのは
「日本のすべての都道府県でコンサートをしたい」
更に
「それをやれた時に初めて僕は、自分が自分を一人前と認められるんです」
やっぱり自分の事を話すてっちゃんは、少し照れくさそうで。
でもその胸に秘める思いは大きく、とても大切にしていて。
・・この夢も掴んじゃいました。てっちゃん。
だけど、きっとまだ自分に満足はしていないでしょう。
それがてっちゃんだから。
可能性がある限り、決して妥協せずに突き進んでいくその姿をいつまでも見ていたい。
私はそう思います。
| Trackback ( 0 )
|